更新日:2017年10月12日

妊娠中に海外旅行に行く上で注意したい7つのこと

妊娠中、子どもが生まれて慌しくなる前に海外旅行に行っておきたい、という人も少なくありません。とはいえ妊婦さんの海外旅行はリスクを伴うため、慎重に検討する必要があります。ここでは、妊娠中に海外旅行を考えている方に気をつけてほしいこと、実際にあったトラブルのエピソードなどを紹介します。

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妊娠中も海外旅行に行きたい!

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妊娠中は安静にしておかなくてはいけない、と旅行に出かけるのを諦める人も多いですが、出産してから気軽に旅行に出かけることもむずかしいですよね。妊娠の経過が順調なママのなかには妊娠中に海外旅行にでかけた人もいます。

ストレスがたまりがちな妊娠中、リフレッシュのためにものんびりとした旅行を計画する家庭も少なくありません。また授かり婚の場合は、新婚旅行を兼ねた海外挙式を行うカップルもいるようです。ほかにも親戚、知人の結婚式や、両親の実家が海外にあるという、特殊な理由で渡航しなければならないというママもいるでしょう。

妊娠中は普段よりも身体に気を遣わなくてはなりませんし、常に不調を抱えるママも少なくありません。いつどこでどんなトラブルが起こるかわからないというリスクがあるということを認識しましょう。海外旅行に行く前に、医師や自分の身体、家族としっかりと相談をすることが大切です。

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【マタニティ旅行ガイド】注意点とおすすめスポット!妊婦は旅行にいってもいい?

先輩ママにアンケート:妊娠中に海外旅行に行きましたか?

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mamanoko調査隊調べ(有効回答数116人)

6%のママが「はい」と答えています。

妊婦さんの海外旅行に適した妊娠時期は、医学的にはないといわれています。16週目を過ぎた5ヶ月頃の安定期からが良いといわれていますが、やはり妊娠中の旅行は環境の悪さや心身への負担を考慮してか、海外旅行に行くママは多くはないようです。

先輩ママにアンケート:妊娠中に海外旅行に行くことはおすすめできますか?

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87.5%の海外旅行に行った先輩ママが、海外旅行に行くことはおすすめできないと回答しました。

実際に海外旅行に行った結果、おすすめできないと答えるママがこれだけたくさんいるということは、もしかしたら、妊娠中の海外旅行は慎重になった方が良いということなのかもしれませんね。

1.妊娠中に海外旅行に行くなら、安定期に

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妊娠中、海外旅行に行くのであれば妊娠12週から27週の安定期を選ぶのが一般的です。よほどの事情がない限りは、妊娠初期や後期の海外旅行は控えましょう。指示が特になくても妊娠で診察している医師の紹介状や診断書は日本文、英文で作成してもらいましょう。作成に2週間ほどかかる病院も珍しくありません。旅行日程が決まったら、しっかり事前に相談、依頼をしてくださいね。

また、航空会社によって異なりますが、妊娠36週以降は医師の診断書が必要といった規定があります。飛行機内での出産のニュースを耳にしたママもいるかもしれません。そういった事態にならないように旅行の計画を立てる際は細心の注意を払いましょう。

2.妊娠中の飛行機の席は、通路側のトイレに近い席に

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妊娠中はトイレが近くなるもの。すぐにトイレへ足を運べるように、飛行機の座席は通路側のトイレに近い席を予約するようにしましょう。また、機内は乾燥しがちなので水分補給はしっかりとしてくださいね。コーヒーやお茶は利尿作用があり、カフェインが含まれているものがほとんどです。できれば他の飲み物にした方が無難です。

また、妊娠中はエコノミークラス症候群になってしまう確率が通常の6倍に上がるといわれています。エコノミークラス症候群とは、飛行機などで長時間同じ姿勢でいることで、下半身が圧迫されてうっ血状態に陥り、血栓が生じてしまうことを言います。この血栓は肺に詰まって肺塞栓症を引き起こし、最悪死にいたるケースもあるので注意が必要です。

旅行の際長距離のフライトになる場合は、1~2時間ごとに通路を歩行すると予防になるといわれています。マッサージも良いかもしれません。パートナーにしてもらったり、マッサージ用品を使ったりするのも良いでしょう。

もともとむくみの症状が強いママは、フライト中はかなりつらいかもしれません。妊婦さんはエコノミー症候群を発症する可能性が高いということをよく認識して長時間のフライトになる旅行は控えたほうが良いでしょう。

またお腹の赤ちゃんがエコノミー症候群を発症して、死産してしまったというケースも存在します。そのリスクを抱えても行かなければならない旅行か、よく考えてみても良いかもしれません。

3.妊娠中のからだに気遣った服装を

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飛行機内は冷えることが多いため、妊娠中の旅行では特にお腹を冷やさないように温かい恰好をするようにしましょう。また、ブランケットが1人1枚用意されていますが、寒いようであれば乗務員さんに追加をお願いしてくださいね。

また、妊娠中はむくみやすくなってしまうので、旅行にはからだを締めつけないゆったりとした服を選びましょう。また、シートベルトを締める際、お腹が圧迫されてしまいそうならば無理に装着せず、延長用のベルトを借りるようにしてください。

4.旅行先は気温が低すぎず、高過ぎないところを

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妊娠中は気温の面でもなるべく身体に負担をかけないように配慮しましょう。「子どもが生まれてからはなかなかいけないところ」に旅行へ行きたいという気持ちがあるかもしれません。しかし異国の地で寒暖の差のせいで身体に不調をきたすとせっかくの旅行が台無しになるし、赤ちゃんや自分の身体に負担がある、ということをよく認識しましょう。

寒すぎず、暑すぎない、妊娠中でも旅行しやすい国を選ぶと良いでしょう。また、標高の高い場所も気温が低くなってしまいますし、高山病の発症確率が通常より高くなり、治療薬が服用できないこともあります。妊婦さんの旅行先には向かないと考えましょう。

5.海外旅行傷害保険の内容を確認しよう

海外旅行の際加入する海外旅行傷害保険ですが、妊婦さんには注意が必要です。妊娠に伴う疾病は補償対象外のものが多いのです。特約で、妊娠に伴う場合も補償対象とすることができるものもありますので、妊娠中の海外旅行では補償内容をよく確認して保険に入りましょう。

6.ゆとりのある旅行のツアーを選ぼう

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海外旅行のツアーに参加する場合、妊娠中はハードなスケジュールのものは避け、ゆとりのあるツアーを選ぶ方が無難です。

フライトが長時間になるため行き先にヨーロッパを選ぶママは少ないかもしれません。ヨーロッパの旅行ツアーは大型バスが街の中心に入ることができないため、歩く距離も非常に長くなってしまうことも考えられます。また遺跡を巡るツアーなどでは、一つひとつの観光スポットの滞在時間が短く、急かされるように移動する、というよう企画が多く存在します。どういったタイムスケジュールで移動手段は何か、というようなツアーの内容をよく吟味するようにしてください。多少お値段は上がるかもしれませんが、ゆったりと楽しめる、徒歩移動の少ない旅行ツアーを選びましょう。

また妊娠中の海外旅行経験者のママのなかには、妊娠中は時差ぼけがひどくて、昼間眠気が強く旅行を楽しめなかった、というママもいるようです。逆に妊娠中は頻繁におしっこで目が覚めるため時差ぼけにならなかったけど、移動時間が長いためトイレに困らないかひやひやしたというママもいるようです。時差ぼけになるか、観光スポットのなかにトイレがどのくらいあるかは、旅行がはじまるまでわからない部分でもあります。なるべく時差が少なく、観光予定にゆとりのあるツアー内容を選ぶ方が良いでしょう。

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7.国によっては予防接種が必要

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旅行先の国によっては感染症にかかるのを防ぐために予防接種が必要な国もあります。妊娠中は接種できるワクチンがかぎられているため、ママの身体のなかに抗体が少ないといった場合は入国できなかったり、控えたりした方が良い国もあるでしょう。

旅行直前になって、抗体がないからいけない、なんていうことのないように前もって下調べが必要です。妊娠前から国が推奨しているワクチンなどは受けておく方が良いでしょう。

海外旅行中に出産のケースも

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海外旅行中に出産することになってしまったケースもあるようです。

フライト時間は7~8時間と長めではありますが、日本語が通じやすいハワイは妊娠中の旅行先としては人気です。ただし、ハワイの治療費は高額なので、万が一出産となった場合は相応の覚悟が必要です。そんなハワイで出産することになった女性のエピソードをご紹介しておきます。

ハワイで出産になってしまった女性のエピソード

カナダ在住のジェニファー・ハクラックさんは、妊娠6ヶ月の頃にアメリカの言い手保険会社の健康保険に加入した上で、医師の許可を得て夫とハワイへ旅行したそうです。しかし現地で破水してしまい、そのまま出産、赤ちゃんは新生児集中治療室に入ることになってしまいました。

この出産や超未熟児で生まれた赤ちゃんのケアなどのもろもろの費用は、合計で約1億1400万円。ジェニファーさんはもちろん、加入していた保険へ支払いを求めましたが、以前膀胱感染症の治療を受けたことから「ハイリスク妊婦でありながら海外旅行をした」として保険会社から支払いを拒否されてしまったそうです。

事前にこうして保険や医師の承諾を得ていたのにもかかわらず、このような事態に陥ってしまう可能性もあります。そのため、妊娠中の海外旅行にはどうしても相応のリスクが伴ってしまうことを忘れないようにしましょう。

妊娠中に海外旅行に行くなら、リスクも忘れずに

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ジェニファーさんだけに限らず、妊娠中の海外旅行には相応のリスクが伴うものです。ここからは、海外旅行中の予測しない事態に見舞われたケースをいくつかご紹介します。

ケース Ⅰ

安定期に海外旅行に出かけたものの、旅先で出産することになってしまった方のお話です。産まれた子どもは1000gにも満たない未熟児で、普通に病院では処置ができず、設備の整った病院へすぐに搬送されたものの、赤ちゃんには障害が残ってしまったそうです。

海外には、設備の整っている病院自体がないという国も少なくありません。旅行先の病院の設備などは、しっかりと下調べをしておくようにしましょう。

また早産になってしまうと、赤ちゃんをすぐに旅行先から日本へ連れて帰ることはできません。そうすると赤ちゃんやママのからだだけではなく、金銭的にも負担が大きくなってしまいます。そういったリスクも頭に入れておいてくださいね。

ケース II

お隣の国、韓国へ旅行に行った妊婦さんのお話です。妊娠前から頻繁に買い物へ出かけていた韓国へ、妊娠中も旅行に出かけた女性は何の問題もなく帰ってくることができたかのように思われました。しかし帰国後の妊婦健診で、赤ちゃんの心音が止まっていたことが確認されたそうです。その原因は、無数の血栓。お腹の中の赤ちゃんがエコノミークラス症候群になってしまっていたのです。

韓国へのフライト時間はおよそ2時間。そんな短い時間で、赤ちゃんがエコノミー症候群になってしまうとはものすごくショックでした。まれなケースではありますが、無事に旅行を終えたからと言って安心はできないですね。

ケース III

妊娠中の方と飛行機に同乗した助産師さんの話です。フライト中の乱気流の影響か、空港が近づいたころに妊婦さんは出血とお腹の痛みを訴えたそうです。助産師さんは自分の夫に促され、旅行の予定をつぶして妊婦さんに付き添うことになりました。

妊婦さんにとっては同じ日本人の助産師さんが付き添っていてくれるのはありがたかったでしょうが、助産師さんからすると突然このようなことが起こると負担が大きく感じられたかもしれませんよね。

妊婦さんに限る話ではありませんが、旅行中は自分の周囲の人以外にもお世話になることがあるものです。自分の身体と赤ちゃんが心配なあまり、他人に必要以上の迷惑をかけていないかどうか、よく考えてみるのも良いかもしれません。

ケース IV

最後は、お腹の中の赤ちゃんのことを考え、ゆったりとした旅行日程を組んだ女性のお話です。安定期に入ってからのイタリア旅行で、観光の予定はあまりいれずにのんびりとした日程を組んだそうです。イタリアにも行き慣れていて、無事に帰国したかと思いきや、その夜に大出血。結果、死産となってしまいました。

たとえゆったりとした旅行であっても、母体やお腹の赤ちゃんに負担がかかることがあります。妊娠中の海外旅行は、こういった「最悪の事態」が起こる可能性があるということを忘れないでくださいね。妊娠中の海外旅行でこういった事態に陥ってしまったら、一生後悔し続けてしまう人もいるかもしれまません。

下準備、リスクの認識はしっかり

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妊娠中の海外旅行は、賛否が分かれるところでしょう。何事もなければ非常に楽しく、良い思い出になるかもしれません。ただしリスクのことを考えると、おすすめ、と言い切ることはできません。

特に海外旅行に行き慣れていなかったり、英語など旅先の言語が不自由だったりする場合は、不測の事態へ対応できない可能性が高いと考えておいた方が良いでしょう。できるだけ医療技術が発達している国を選ぶ、日本語の紹介状、英文の診断書を担当医にもらっておく、日本語に対応できるコンダクターのいるツアーやホテルを選ぶなど、必ずできる限りの下準備をしましょう。もしも妊娠中に海外旅行に向かうのであれば、ママとお腹の赤ちゃんの負担を考えて旅行先を選んでくださいね。

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