生後2ヶ月・3ヶ月の赤ちゃんとの外出ガイド!時間帯や注意点は?【体験談あり】

赤ちゃんが生まれて2ヶ月が経過すると、生後1ヶ月健診やお宮参りも終わり、ママによっては少し心に余裕が出てくるかもしれません。それでもまだ首すわり前の赤ちゃんとの外出は、無理をさせずに適度な時間にとどめたほうが良さそうです。生後2ヶ月・3ヶ月の赤ちゃんとのおでかけのポイントを先輩ママたちの体験談とともに紹介します。

416293

本ページはプロモーションが含まれています

この記事の監修

河井 恵美
助産師・保育士
河井 恵美

目次

  1. 生後2ヶ月・3ヶ月になれば外出できるの?
  2. 生後2ヶ月・3ヶ月の赤ちゃんの外出の効果
  3. 生後2ヶ月・3ヶ月の赤ちゃんとの外出時間帯と目安は?
  4. 生後2ヶ月・3ヶ月のおでかけでの注意点
  5. 生後2ヶ月・3ヶ月の外出の場所【体験談】
  6. 生後2ヶ月・3ヶ月の赤ちゃんとのおでかけに関するQ&A
  7. 生後2ヶ月・3ヶ月のおでかけは気分転換になる
  8. あわせて読みたい

生後2ヶ月・3ヶ月になれば外出できるの?

生後1ヶ月健診で問題がなければ、少しずつ赤ちゃんとの外出を始めてみましょう。いきなり長時間のおでかけをするのでなく、少しずつステップアップしていくと赤ちゃんもびっくりしませんよ。

気候が良ければ少しずつ外に出てみよう

赤ちゃんとのおでかけをする上で大切なのは心地良い気候です。暑すぎたり寒すぎたりしない季節なら生後1ヶ月くらいから外気浴を始め、生後2ヶ月くらいになったら近所をお散歩してみましょう。ママの気分転換にもなりますよ。

【体験談】生後2ヶ月でお散歩デビュー

授乳ペースが少し安定し、親からの働きかけにも少し反応するようになった生後2ヶ月頃にお散歩デビューしました。ベビーカーで近所を一周すると、あまり外気に触れたことのない娘は視線をキョロキョロさせていました。6月の陽気はお散歩にも最適で、良い刺激になったかなと思います。

外出は無理のない範囲で

赤ちゃんにとって外出は必ずしもしなければならないものではありません。特に病気が流行しやすい冬や、赤ちゃんに負担がかかりやすい真夏には無理をしてでかける必要はありません。気候が良くても赤ちゃんの体調が良くないときには、おうちでのんびり過ごしましょう。

【体験談】真夏だったためあまり外出できませんでした

そろそろおでかけをと思っていた生後3ヶ月頃は7月。朝の早い時間でも暑い日が続き、熱中症が心配だったため、なるべく自宅で過ごしました。赤ちゃんに外の刺激を与えてあげたかったのですが、無理をさせるのは良くないと思いました。

生後2ヶ月・3ヶ月の赤ちゃんの外出の効果

赤ちゃんがさまざまな刺激を受けられる

赤ちゃんにとって、おうちの外で感じる光や風、音などはいつもと違った刺激になります。新しい刺激を受けることは、赤ちゃんの心や身体の発達につながります。新鮮な体験に目をぱちくりさせる赤ちゃんの様子はとてもかわいいですよ。

生活リズムがつきやすくなる

赤ちゃんが生後2・3ヶ月頃には、まだ昼夜逆転気味でしんどいママも多いでしょう。赤ちゃんと明るい時間に外出すると、赤ちゃんに太陽の光をたっぷり浴びさせることになります。日中に光を浴びさせることで、昼夜のリズムを整える効果が期待できますよ。

生後2ヶ月・3ヶ月の赤ちゃんとの外出時間帯と目安は?

おでかけの時間帯

おでかけのタイミングは、基本的には昼間の過ごしやすい時間帯がおすすめです。冬なら午前中の遅い時間帯やお昼過ぎ、夏なら涼しい午前中や15時以降など、季節に合わせて心地良い時間帯を選びましょう。

外出時間は1時間程度が目安

外出好きの赤ちゃんでも、さまざまな刺激を受けるおでかけは大人が思う以上に疲れるものです。外出時間は1時間を目安として楽しんでくださいね。

生後2ヶ月・3ヶ月のおでかけでの注意点

人混みを避ける

人混みではウイルスをもらう可能性があります。生後2ヶ月~3ヶ月頃は予防接種が始まったばかりの時期のため、なるべく人混みを避けるようにしましょう。赤ちゃんと一緒のおでかけに慣れるまでは、ママやパパは思うように身動きが取れなくなることもあります。スーパーなどでも人が多い時間を避けたほうが安心ですよ。

【体験談】人混みを避けて外出していました

冬だったため、息子が生後2ヶ月の頃はなるべく外出はしないようにしていました。どうしてもでかける必要があるときは、なるべく人混みを避けてでかけていました。しかし、息子が風邪をひいて入院することになりました。大人のちょっとした風邪でも赤ちゃんにうつると重症化するので、注意が必要です。

紫外線対策をしっかりする

赤ちゃんの皮膚は弱く、刺激を受けやすいものです。紫外線対策をしっかりと行ってから外出する習慣をつけましょう。紫外線を避けるためには、日陰を歩いたり洋服や布などので日除けしたりするといったことを基本にしましょう。赤ちゃんの肌への負担になりますので、普段の短時間のおでかけだと日焼け止めまでは不要です。

虫よけ対策をする

夏だと涼しくなった夕暮れどきに散歩をすることが増えます。もし上のきょうだいなどに合わせて公園に行くようなときは、虫よけ対策を忘れずに行いましょう。赤ちゃんの皮膚は弱く、ただの蚊に刺されでもびっくりするほど腫れてしまうことがあります。

肌の露出が少ない洋服を選ぶか、赤ちゃんでも使える虫よけスプレーを使いましょう。最近では、1つで紫外線対策と虫よけ対策ができるスプレーも販売されています。スプレーを使うときは、一度お母さんの手に取ってから赤ちゃんにつけてあげると、赤ちゃんが薬を吸い込まなくてすみます。

【体験談】蚊に刺されで腫れ上がり、急いで皮膚科へ

赤ちゃんと一緒に夏場に庭の日陰で涼んでいたら、あっという間に蚊に刺されてしまいました。するとびっくりするほど熱を持って腫れ上がり、皮膚科で薬を出してもらうほど…。赤ちゃん自身もかゆくて不快な様子で、かわいそうなことをしました。

寒い時期は着脱しやすい服で防寒を

寒い時期のおでかけには防寒対策が必須です。ただし、赤ちゃんは体温が高いので、着せすぎると不快になることがあります。外出の途中で室内に入る用事があるときは、暑くて赤ちゃんが汗をかいてしまうこともあります。防寒対策するときは着脱のしやすさも考えてあげましょう。

【体験談】ママコートが活躍しました

生後2・3ヶ月の頃はちょうど真冬だったので、あまり外出しませんでした。予防接種やスーパーなど近場にでかけるときは、肌着2枚とカバーオール、帽子だけ着用させて抱っこし、その上からママコートで防寒していました。洋服を脱がせる手間がなくてとても楽な上、すぐに室内に入ってしまうのでこれで十分でした。

授乳スペース・おむつ替えスペースをチェックする

生後2・3ヶ月の赤ちゃんの授乳やおむつのタイミングは、まだ安定しません。急な事態に対応できるよう、外出先に授乳スペースやおむつ替えスペースがあるかチェックしておきましょう。

帰宅したらしっかりと水分補給を

外出中は思うように授乳ができず、乾燥した空気で赤ちゃんは喉が渇いてしまうことがあります。帰宅したらしっかりと母乳かミルクをあげましょう。

生後2ヶ月・3ヶ月の外出の場所【体験談】

近所のお散歩

近所のお散歩なら何かあったときにすぐに家に戻れるので安心ですね。ママにとってはいつもと変わらない風景でも、赤ちゃんは外気に触れるだけでも十分刺激を受けています。少しずつ距離や時間をのばしていきましょう。

【体験談】少しずつ外へ出るように

生後2ヶ月になると外気浴を始めた方が良いとを聞いていたので、少しずつ外に出始めました。最初の2~3日はベランダに5分くらい出ることを試し、次に家の周りを一周、そして近くを散歩するというステップで、30分くらいの外出までするようになりました。

それまで外には出られなかったので、少しでも出られるようになったことが嬉しかったです。まだ首も据わっていない時期で抱っこ紐も慣れていなかったため、ベビーカーでの外出が主でした。

赤ちゃん学級や児童館

赤ちゃん学級や児童館は赤ちゃんのぐずりを気にせずに過ごせる場所です。授乳スペースやおむつ替えスペースもあります。屋内なので、天気に左右されずに遊べるのも嬉しいですね。ただし、感染症が流行る時期などは、子ども同士で菌をうつし合ってしまうこともあるので注意しましょう。

【体験談】生後3ヶ月で子育て広場デビュー

生後3ヶ月のときに近所の子育て広場デビューしました。生後5ヶ月頃からデビューする子が多いようで、うちは一番小さい赤ちゃんでした。ベビーマッサージや離乳食教室をやってくれて勉強になりますし、地域のイベント情報なども掲示されているので、週末の予定立てに役立ちました。

まだ子ども同士が遊ぶことはありませんが、赤ちゃんは月齢の上の子の動きを真似して楽しそうでした。何よりママ同士の貴重な情報交換の場となります。室温も赤ちゃんに合わせて快適な温度で保たれているので、夏でも冬でも週1で通っていました。

ママ友のおうち

お互い子どもがいるママ友のおうちは、赤ちゃん連れのママが気兼ねなく行ける数少ない場所のひとつですね。あらかじめお互いの赤ちゃんのお昼寝の時間などを調整しておくと楽ですよ。ママ友のおうちを汚さないで済むおむつ替えシートや、使用済みおむつを持ち帰れる消臭ビニール袋などを持参すると良いでしょう。

スーパー

買い物を済ませることができ、赤ちゃんの気分転換になるスーパーはママにとって一石二鳥のスポットです。場所によってはおむつ替えスペースがあるので、いつも行くスーパーもチェックしてみましょう。

【体験談】スーパーへの買い物もちょっとした冒険でした

生後2ヶ月頃から徒歩10分程度の場所にあるスーパーに行くようになりました。ベビーカーを利用すると手がふさがってカゴを持てないため、抱っこ紐で行くことがほとんどでした。スーパーの帰り道でカフェのハンバーガーをテイクアウトしたり、途中で雨が降ってきたらバスを使ったりと、少しずつ小さなことにチャレンジし、赤ちゃんと一緒にちょっとした冒険気分を楽しんでいました。

ショッピングモールやデパート

ファミリー向けのショッピングモールやデパートなら、ほとんどの場合授乳スペースやおむつ替えスペースが確保されています。ベビーカーの貸し出しをしてくれるところもあるでしょう。ただし、イベントやセール時などは予想以上に混み合うこともあるので、気を付けてくださいね。

【体験談】週末はショッピングモールが定番

出産後はなかなか長時間のおでかけができないため、近所にできたショッピングモールに気分転換に行くことが多くなりました。おむつ替えスペースや授乳室が完備されているなど、どこに行っても子どもに優しい配慮がされています。ベビーカーの貸し出しサービスもあります。

さらに、子連れのファミリーが多いため、赤ちゃんが少し泣いたくらいでは気にしなくても平気で、とても心強かったです。特に何をするわけでもありませんが、モールで気分転換するだけでもとてもすっきりするのでおすすめです。

外食

最近では、おむつ替えスペースが完備されている子連れ歓迎の飲食店も増えています。ホームページなどでチェックしておきましょう。個室タイプの席なら授乳などがしやすく、ママも赤ちゃんもゆったり過ごせます。首すわり前の赤ちゃんなら座敷席がおすすめですよ。

生後2ヶ月・3ヶ月の赤ちゃんとのおでかけに関するQ&A

抱っこ紐とベビーカーどっちが便利?

抱っこ紐とベビーカーはどちらも便利なアイテムですが、どちらにもメリット・デメリットがあります。行先に合わせてどちらもうまく使えるようになると良いでしょう。

メリットデメリット
抱っこ紐・手軽に動き回れる ・電車やバス・階段のあるところでも便利・長時間になると赤ちゃんと親の両方の身体に負担がかかる ・足元が見えにくいため危ない
ベビーカー・赤ちゃんもママやパパも身体に負担が少ない ・荷物を載せることができる・段差のある所や狭いところでは動きにくい
【体験談】小さい赤ちゃんにはベビーカーが安心

出産前にチャイルドシート、出産後にベビーカーと抱っこ紐を購入。これで外出はバッチリだと思っていたのですが、赤ちゃんは低体重で生まれ身体も小柄だったので、どの便利グッズも使うこと自体が不安でした。ベビーカーであれば赤ちゃんを寝かせて移動できたので、安心して使うことができました。

【体験談】横抱き抱っこ紐を愛用していました

首すわり前の赤ちゃんとのおでかけには、横抱きできる抱っこ紐が重宝しました。5月生まれだったので、生後2ヶ月の頃は暑くなってきて、日よけケープをかけてちょっとだけ近所をお散歩するという毎日でした。

車に乗るときの注意点は?

車で外出する際は、赤ちゃんの安全のために必ずチャイルドシートを使用しましょう。チャイルドシートは、首すわり前でも安全に使えるよう設計されています。このころからきちんとチャイルドシートに乗せる習慣を作っておくと、赤ちゃんが成長して動き回るようになってからが楽ですよ。

【体験談】低月齢のうちは車移動が便利

チャイルドシートに赤ちゃんを乗せるのは慣れるまで大変ですが、車であれば重い荷物を持つ心配がなく、泣いてしまったら停めて授乳することができます。低月齢のうちは車移動が安心でした。

外出のときの服装は?

外出をするときの赤ちゃんの服装は気候によって変えましょう。暑かったら脱ぐ、寒かったら着るということが基本なので、デザイン以上に着脱のしやすさが大切です。外出時の服装の季節ごとの目安は以下の通りです。ただし、地域によって異なるため、あくまで参考として考えてくださいね。

肌着+ロンパース(カバーオール)+上着(カーディガンなど)肌着+半袖ロンパース肌着+ロンパース(カバーオール)+上着(カーディガンなど)肌着+ロンパース(カバーオール)+防寒アイテム 肌着+長袖ボディスーツ+パンツ+防寒アイテム

おでかけのときの持ち物は?

□ おむつ
□ おしりふき
□ 授乳道具(ケープ、哺乳瓶、お湯など)
□ 着替え
□ 母子手帳
□ 保険証と乳児医療証
□ おもちゃ

これだけの荷物を持ち、さらに赤ちゃんを連れて行くとなると短時間の外出もなかなかの重労働ですね。バッグはリュックやトートバッグなど、手が空くものが人気のようです。

生後2ヶ月・3ヶ月のおでかけは気分転換になる

生後1ヶ月くらいまではママも身体を休める期間のため、家にこもりきりの状態が続きます。赤ちゃんが生後2ヶ月・3ヶ月を迎える頃には、おでかけできることに大きな喜びを感じるかもしれませんね。赤ちゃんにとっても外の世界は新鮮なようで、外気浴やお散歩後はよく寝てくれることがあります。

ただし、生後2ヶ月・3ヶ月でのお散歩はしなければならないというものではありません。ママの身体がまだ本調子ではない場合や、ちょうど真夏や真冬といったおでかけに適さない季節である場合は、おでかけができないことをプレッシャーに感じる必要はありません。おでかけは、あくまで赤ちゃんとママの気分転換として考えてくださいね。

※この記事は2023年10月時点の情報をもとに作成しています。掲載した時点以降に情報が変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。

あわせて読みたい

産後の生理再開はいつから?母乳・混合育児で変わる?再開が早い人と遅い人の特徴や兆候について解説【産婦人科医監修】
https://mamanoko.jp/articles/17725
生後2ヶ月の赤ちゃんの発達!体重や授乳間隔は?外出OK?【イラスト解説】
https://mamanoko.jp/articles/10300
生後2ヶ月の授乳間隔と回数!授乳量やミルク量は?母乳・混合・ミルク別で解説!生後2ヶ月の授乳に関するQ&Aも【…
https://mamanoko.jp/articles/13658
生後2ヶ月の睡眠時間!うちの子は長い?短い?寝ないときの対策は?
https://mamanoko.jp/articles/10357
産後シャンプー・育毛剤おすすめ8選!産後の抜け毛対策の方法は?ふけ・かゆみ対策にも!
https://mamanoko.jp/articles/28928