更新日:2017年04月14日

黄体ホルモン(プロゲステロン)とは?役割と数値を増やす方法は?注射や薬の種類について

黄体ホルモンとは、女性ホルモンの一つで、妊娠するためにも重要なホルモンです。今回は、そんな黄体ホルモンの役割と、分泌量を増やす方法をご紹介します。また不足している黄体ホルモンを扇なうために使用される、注射や薬の種類についてもご説明しますので、参考にしてみてくださいね。

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目次

    黄体ホルモンとは

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    黄体ホルモン(プロゲステロン)とは女性ホルモンの一つで、排卵が起こった後に残る卵胞が黄体化することにより、内分泌組織が形成されて分泌されます。黄体ホルモンの分泌は排卵から2週間ほど続き、生理が始まる頃に分泌量が減少します。

    黄体ホルモンには、受精卵が着床しやすいように子宮内膜を柔らかくする働きがあるため「妊娠を助けるホルモン」とも呼ばれているんですよ。

    黄体ホルモンの役割

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    基礎体温を上げる

    黄体ホルモンには体温をあげる作用があるため、黄体ホルモンが盛んに分泌される「黄体期」には基礎体温が高くなり、高温期となります。こうして黄体ホルモンの働きで体温を上げることで、受精や着床がしやすくなるのです。

    子宮内膜を維持する

    黄体ホルモンには、子宮内膜を厚くし、それを維持する働きもあります。もともと子宮内膜は数ミリほどの薄さなのですが、受精卵が着床するためには1cmほどの厚さが必要になるのだそうです。

    黄体ホルモンによって、排卵後に子宮内膜やその周辺の血液の量を増やし、十分な栄養を送ることで、着床しやすくなるのです。

    乳腺を発達させる

    黄体ホルモンには、赤ちゃんを育てるために乳腺を発達させる働きもあります。

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    妊娠を継続させる

    妊娠していないと、黄体ホルモンの分泌は生理開始ごろに減少します。しかし妊娠している場合、妊娠を継続させるために黄体ホルモンの分泌が続きます。そのため、妊娠初期は基礎体温は高い状態が続くのです。

    卵胞ホルモンとのバランスが大切

    様々な役割のある黄体ホルモンですが、たくさん分泌されればいいというものではありません。卵胞期に分泌される女性ホルモンの「卵胞ホルモン(エストロゲン)」とのバランスが取れていないと、情緒不安定になったり、肌荒れや便秘が起こったりすることもあるため、注意が必要です。

    黄体ホルモンの数値の変化

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    月経周期での分泌量

    黄体ホルモンの分泌量は、月経周期にあわせて増減を繰り返すものです。排卵が起こって黄体ホルモンの分泌が増加した後、妊娠していない場合は、徐々に減少していき、子宮内膜が生理の出血とともに体外に排出されます。

    妊娠中の分泌量の変化

    妊娠が成立した場合は、先ほどもご説明した通り、妊娠を継続させるために黄体ホルモンの分泌が続きます。それによって生理予定日を過ぎても高温期が続くため、毎日基礎体温を測っている人は高温期の継続日数によって妊娠に気づくこともあります。

    妊娠中の黄体ホルモンの分泌は、妊娠16週頃に胎盤が完成と、卵巣ではなく胎盤から分泌されるようになります。妊娠中の黄体ホルモンの分泌のピークは、妊娠8~9か月ごろ。その後は、出産までに徐々に減少していき、産後は急激に低下します。

    授乳中は排卵が抑えられるため、黄体ホルモンの分泌量も少ないままですが、卵巣や子宮の機能が回復し、排卵も起こるようになると妊娠前の状態に戻ります。

    黄体ホルモンが不足している原因と影響は?

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    不足や機能不全の原因

    黄体ホルモンの正常な分泌量は、卵胞期で0.2~1.5ng/ml、排卵期で0.3~1.0ng/ml、黄体期で5.0~28.0ng/mlの範囲内ならば正常だといわれています。この値が不足していると、黄体機能不全の可能性があり、妊娠にも影響が出てしまうことがあります。

    こうした黄体ホルモンが不足してしまう原因は、ストレスによる自律神経の乱れや、無理なダイエットによる栄養不足、生殖器官や消化器官の機能の低下などがあげられます。

    不妊への影響

    黄体ホルモンは、着床するためにも、妊娠を継続するためにも、重要な働きをします。そのため、黄体ホルモンが正常に分泌をされていないと、不妊症につながってしまう可能性があります。

    黄体ホルモンを増やす方法

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    生活習慣の見直し

    黄体ホルモンの分泌量を増やしたいときには、まず生活習慣を見直すようにしましょう。質のいい睡眠をしっかりととり、バランスのいい食事と適度な運動を心がけてくださいね。

    またストレスがたまっているという人は、意識してストレスを解消したり、リラックスしたりする機会を持つようにしましょう。さらにからだが冷えてしまうと、黄体機能不全になりやすいといわれています。からだを冷やさないように注意し、からだを温める食材を取り入れたり、湯船にしっかりと浸かったりしてみてくださいね。

    食べ物で増やす

    ナッツ類や植物油、魚卵、かぼちゃなどの野菜、納豆などに多く含まれるビタミンEには、生殖機能を維持する働きがあり、黄体ホルモンの分泌を助けるといわれています。

    またじゃがいもやキャベツなどの野菜、いちごやキウイフルーツなどの果物、肉類などに多く含まれるビタミンCを摂取することも、黄体ホルモン不足解消に効果的です。ぜひこれらの食材を、日々の食事の中に取り入れてみてくださいね。

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    黄体ホルモン(プロゲステロン)注射で増やす

    注射で黄体ホルモンの補うという方法もあります。とくに妊娠を希望している人の場合、行われることが多いようです。

    ただ副作用として卵巣過剰刺激症候群になってしまう可能性もあります。お腹が膨らんだり、中に水が溜まっていたり、吐き気や嘔吐などの症状があらわれたりしたときには、一度医師に相談をするようにしてくださいね。

    黄体ホルモンを増やす薬の種類

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    黄体ホルモンを増やすために、毎月高温期にあわせて、黄体ホルモンを補う薬を服用することもあります。具体手には、こういった薬が使用されます。

    ・ルトラール
    ・プロゲストン
    ・プロベラ
    ・ノアルテン
    ・プリモルトN
    ・デュファストン

    服用については、必ず医師の指示を守るように心がけましょう。もしも服用中に強い副作用を感じたり、服用に不安を抱いたりしたときには、一度医師に相談をしてみてくださいね。

    黄体ホルモンは欠かせないホルモン

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    いかがでしたか?妊娠するためにも、妊娠を継続するためにも欠かせないのが、黄体ホルモンです。女性のからだに大きな影響を及ぼすホルモンだからこそ、正常に分泌されるように生活習慣を整えるようにしましょう。

    また日ごろから基礎体温を測っていると、黄体ホルモンが不足していることに早いうちに気が付くことができるもの。妊娠を望んでいる人だけでなく、自分のからだの健康のために基礎体温を測ることをお勧めします。

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