更新日:2017年02月07日

妊婦の生卵はダメってホント?生卵の影響と注意点

妊娠中は食中毒の危険性などから、生魚・生肉など生ものを控えるように言われます。生卵もだめだと言われていますが、どうしてなのでしょうか。ここでは、妊娠中の生卵がだめな理由、生卵を食べたときのリスク・影響・注意点について、医師監修の記事で解説します。

監修 : mamanoko 医師・専門家
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妊婦の生卵がダメな理由は?

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日本の食事に欠かせない、生卵。卵かけごはん、納豆、すき焼き、半熟の温泉卵やオムレツ。生卵も半熟卵も、とろとろでおいしいですよね。外国では生卵を食べる習慣はなく、これらは日本特有の習慣です。妊娠中の生卵は避けた方が良いと言われていますが、なぜなのでしょうか。

妊娠中の生卵は「禁止」ではない

結論から言いますと、妊娠中の生卵は「絶対にダメ」と禁止されているわけではありません。ただし、生卵は食中毒の危険性が高まることから、妊娠中は控えた方が良いとされています。

サルモネラ食中毒の危険性

生卵の殻には、サルモネラ菌が付着している可能性があります。もちろん生卵の殻は洗われているので、すべての生卵がサルモネラ菌を持っているわけではありません。サルモネラ食中毒によって食事がとれなくなったり、子宮を収縮させる症状が出る危険があります。最悪なケースだと、流産してしまう可能性があるのです。安定期に入るまでは、食中毒には特に気をつけたいところです。

サルモネラ食中毒の特徴

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潜伏期間

4~48時間後に食中毒症状を発症。人によって症状が現れる時間は違いますし、妊娠をしている状態ではまた個人差が大きくなります。

症状

悪心、嘔吐、腹痛、下痢、発熱などの症状がみられます。症状は軽い人もいますし、重い人もいます。ですが、妊婦さんにとって大敵である、子宮が収縮するという症状があります。体感としてはあまり感じませんが、流産をしてしまう可能性があります。(流産をしてしまう可能性が高いのであって、絶対にというわけではないので、心配しすぎないようにしましょう。)

食中毒の一種なので高い熱がでます。また、発熱と下痢によって脱水症状を起こします。赤ちゃんが体内にいる時は、血液によって栄養が運ばれるため、水分はとても重要です。

対処法

思い当たる症状が出たら、医療機関で生卵を食べた報告をする。少しでもおかしいかなと感じた時には、かかりつけのお医者さんに電話をしてください。かかっている病院によって、予約がいるのか電話をしなければならないのかなどありますので、病院のルールに従って、何時間前に何を食べたのか、どういう症状がどれくらい前から出ているのか、どう対処したのかを伝えてお医者さんの指示に従ってください。

生卵を食べたいときの工夫

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妊娠していてもどうしても食べたい! 日本の卵は、生で食べることを考えてありますので、健康な状態であれば生で食べても問題はないのです。

納豆は薬味を入れて楽しむ

からしやしょうがなど、好みはあると思いますし、妊娠期間中は刺激物を避けた方がいいこともありますが、薬味には殺菌作用があります。薬味を入れてごまかすか、どうしても生卵を入れたいときにも、しょうが・大葉・菊・からし・わさび(お刺身の添え物と考えるとわかりやすいでしょう。)を加えてください。

すき焼きは味を薄めにしてそのまま食べる

生卵が欠かせない料理の代名詞ですが、出来るならつけないでください。ですが、どうしてもという時には、卵とじにするなど火を通すように工夫をしてください

食べたいメニューと一緒にゆで卵を食べる

食べたいというのをごまかすことも方法です。生卵ではなく、ゆで卵を一緒に食べることで、食べたという満足感を得て我慢することも考えてみてください。

卵の取り扱いの注意点

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火を通してから食べる場合にも、取り扱いに注意しておきましょう。

冷蔵庫で保管する

必ず冷蔵庫に入れておきましょう。丸い側ととがっている側がありますが、実は丸い側が上向きに保存すると長持ちするのです。

卵を調理で使った際は手洗いを徹底的に行う

卵を割った時には、ほかの食材をさわる前に必ず手を洗ってください。卵の殻にサルモネラ菌が付いているので、冷蔵庫にしまう時や、取り出した後にも必ず手を洗うよう心がけましょう。

調理には、殻にヒビが入っていない新鮮な卵を使う

殻にひびが入っていないことをしっかりと見てください。ひびが入っている場合は、食べないように気を付けてください。

1分以上、70℃の温度で加熱する

どれくらい火を通したらいいのかわかりにくいですよね。1分以上70℃以上の熱を加えてください。

生卵の他にも注意したい妊娠中の食べ物

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リステリア食中毒の恐れがある食材

ナチュラルチーズや生ハムやスモークサーモンなど、加熱処理されていない食品。低温にも濃い塩分にも強い菌なので、油断は禁物です。

トキソプラズマの恐れがある食材

レアステーキ・レバ刺し・ユッケなど、火が十分に通っていないお肉。妊娠期間中は少し我慢して、中心までしっかり火を通したお肉を選びましょう。

水銀を含む食材

本マグロ・インドマグロ・マグロ系の加工食品。お寿司やお刺身などで使われる、大型の魚介類には水銀が含まれます。例えば、異常なほど水銀を取りすぎた病気の一つが水俣病です。食事レベルであればすぐにこれほどの異常が出ることはまずありませんが、胎児への悪影響の可能性があることから厚生労働省からも妊婦の魚介類摂取の注意が出されています。

子宮収縮を促す恐れがある食材

ウコン・シナモン・タイム・セージ・バジルなど、体を温める効果もあり食欲を増進させてくれます。ですが、早産や流産を引き起こす可能性があるので、たくさん取るのは気を付けてください。

ヨウ素を含む食材

ひじき・わかめ・海苔などの海藻類や、昆布だしが使われているもの。ヨウ素は取りすぎると胎児に甲状腺の病気をきたす可能性があります。出産直後より正しい治療が行われなかった場合には、障害が出てくる可能性があります。昆布にはヨウ素が多く含まれているので、知らない内に摂取している可能性もありますので、内容表記には注意してみましょう。

ビタミンAを多く含む動物性の食材

レバー・鮎・ウナギなど、レバーは貧血対策に食べるように勧められているのですが、食べすぎには注意しましょう。ビタミンAは取りすぎても体から出て行きにくく、胎児への奇形が3.5倍に増えたとの報告もあります。

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まとめ

赤ちゃん何かあって生まれてきたときに後悔するのはママです。どうしてあの時・・・なぜ我慢できなかったのか・・・。赤ちゃんが持って生まれてきたものは障害と言われるものでも赤ちゃんの個性であり、ママの行動によってそうなったのかなんて誰にも分らないことですが、後悔しないようにしましょう。

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