更新日:2017年01月05日

生理前と生理後のおりものの違いは?色や状態での見分け方

おりものにはサイクルがあります。それは生理周期と関係していて、生理周期の変化に合わせて、おりものの性状も変化します。ある程度の性状の変化を知ることによって、体調の変化や生理周期の変動に気づくことができます。

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目次

    おりものとは?

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    そもそもおりものとは、子宮頚部や膣からの分泌物や子宮や膣からはがれおちた古い細胞などが混ざり合ったものです。「無色透明から白っぽく、少し粘り気ある」のが通常です。月経周期や排卵日などに量が増え、少しにおいがする時もありますが、通常は臭いがない状態です。

    おりものは、女性の体の健康のため意外と大切な役割をしています。一つは「自浄作用」で、細菌が膣内で繁殖するのを防ぐ役割です。おりもののおかげで、膣の中はPH4.5~5.0の弱酸性に保たれており、デーデルライン桿菌という「善玉菌」が大腸菌やカンジダ真菌の繁殖を防ぎます。

    また、排卵期に受精を助ける役割もあります。精子をおりもので包み込むことで、卵子までの移動をサポートしてくれます。以外にネガティブなものではないのです。

    生理前のおりものの特徴

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    排卵後生理前のおりものの色は、透明から白濁したような色です。だいたいは少し濁るような色が多いようです。

    状態

    量は排卵前後から少しずつ減ってきます。しかし生理直前になるとまた少し増えます。また、排卵前後に比べると、粘り気も減ってきます。

    臭い

    排卵後黄体期になると、少し臭いは強くなります。ただでさえ、生理前はイライラするのにおりものが増えたり、臭いがあったりすると更にちょっと嫌な気分の原因になったりします。

    生理後のおりものの特徴

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    おりものの量が最も少なく、色も強くない時期です。排卵が近づくにつれ、白~クリーム色になります。

    状態

    さらっとした粘り気のない状態で、生理直後は血が混ざって茶色っぽくなったりします。ただ、大抵はサラサラした状態のことが多いでしょう。

    臭い

    生理後は多少臭いがきつくなる可能性があります。排卵が近づくと臭いは、徐々になくなっていきます。

    要注意のおりもの

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    茶色のおりもの

    茶色やピンク色のおりものの場合は、血液が混ざっている可能性があります。これは不正出血のサインでもあります。子宮がんやクラミジア頸管炎、子宮経管ポリープなどが考えられます。いったん収まっても、婦人科で検診を受けておくべきです。

    大量の水っぽいおりもの

    クラミジア頸管炎の可能性があります。性交渉は控えて、早めに婦人科受診します。クラミジアはひどくなると熱が出たり、下腹全体が痛くなったりすることがあります。抗生物質の内服で治癒は可能ですが、卵管まで炎症が広がると不妊症の原因になることもありますので、対応は早い方が良いでしょう。

    黄緑がかったようなおりもの

    淋菌感染症や、大腸菌などの増殖によって細菌性膣炎になっている可能性があります。雑菌なら自然治癒もありますが、淋菌の場合は抗生物質の点滴が必要です。雑菌でも膣内に抗生物質のタブレットを入れることで殺菌できます。

    白くボロボロのおりもの

    カンジダ膣炎が疑われます。自然に治ることもありますが、何度も繰り返したりかゆみがひどいときは受診しましょう。

    黄色く泡立ったおりもの

    トリコモナス膣炎が疑われます。性交渉は控えてなるべく早めに受診する必要があります。飲み薬と膣内に入れるタブレットを使えば10日ほどで治癒します。

    日ごろからおりものを観察する

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    女性の体は生理周期、月経サイクルで変化します。体温、肌の状態、精神状態まで変化するのですから女性は大変です。ただ、日ごろから自分の体のサイクルを気にしていれば、ある程度の心身の準備はできるかもしれません。それを知るのにもっとも身近なのは、おりものの変化です。多少は個人差がありますので、自分のおりものの変化を知ってめまぐるしい生理周期に対応しながら、すこしでも快適に過ごすことを目指しましょう。

    おりものは年齢で変化する

    初潮を迎えるころからおりものも出るようになり、20歳前後で卵胞ホルモンのピークを迎えるとおりものの量も増えます。卵胞ホルモンの量が減っていく更年期が近づくと、徐々におりものも減っていきます。おりものの役割は受精をスムーズにする、膣内を正常にすることです。つまり、妊娠や出産に必要な時期には多く分泌されるわけです。

    一見生理の付属物のようなおりものですが、実は非常に大切なものです。生理については学びの機会は多いですが、それと一緒におりものについても触れていくようにしたいですね。

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