赤ちゃんのお座りはいつから?練習は必要?先輩ママの体験談もご紹介!

赤ちゃんは日々成長しながら、いろいろなことができるようになります。寝返りがうてるようになったら、次はお座りかな?と成長が待ち遠しいですね。なかなかお座りができないと不安になりますが、お座りの時期には個人差があります。今回は赤ちゃんのお座りはいつできるのか、練習は必要か、普段の生活でできることや注意点について解説します。

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この記事の監修

河井 恵美
助産師・保育士
河井 恵美

目次

  1. お座りはいつからする?
  2. お座りの練習は必要?
  3. お座りのタイミングには個人差がある
  4. 遊びの中でお座りを取り入れる
  5. お座りをするときの注意点
  6. お座りができた後も注意が必要
  7. 赤ちゃんのお座りに関する体験談
  8. お座りは赤ちゃんのペースで
  9. あわせて読みたい

お座りはいつからする?

一般的には生後6~7ヶ月くらい

赤ちゃんがお座りをするようになるのは、一般的に生後6~7ヶ月頃といわれています。お座りは赤ちゃんの腰やおしりに負担がかかるので、骨や筋肉の発達が進む生後6ヶ月頃の時期に挑戦すると良いでしょう。ただし、お座りができたとしても、まだまだ不安定な時期です。生後10ヶ月頃まで時間をかけながら、しっかりとバランスよく座ることができるように見守りましょう。

お座りができる時期に関しては個人差があり、ハイハイよりもお座りの方が先にできる赤ちゃんもいます。この時期にお座りができなくても、特に心配はいりません。

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最初のお座り

赤ちゃんがお座りできる時期は、腰やおしりの筋肉の発達や背中の筋肉の発達が大きく関係してきます。まだまだ筋力が発達途中である最初のころのお座りは、背中を丸めて前かがみになり、両手を床についた状態でのお座りになります。

背中が伸び始めるお座り

赤ちゃんができる初めてのお座りは不安定な状態ですが、腹筋や背中の筋肉がつき始めれば徐々に背中が伸び始め、安定したお座りができるようになっていきます。

お座りの完成

赤ちゃんのお座りが完成するのは、生後9~10ヶ月頃です。このころには、立って歩くための腰骨や背骨の成長が進み、バランス良く座ることが可能になります。おしりをしっかりと床につけてお座りができれば、両手でおもちゃを持って遊んだり手をパチパチと叩いたり、長い時間お座りの状態で遊び続けることができます。

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お座りの練習は必要?

赤ちゃんのお座りの練習は基本は必要ありません。無理にお座りの練習をさせようとすると、赤ちゃんの負担になってしまう可能性があります。
大切な赤ちゃんの成長に関しては、周りの子と比較してしまいがちですね。月齢は同じなのにどうしてうちの子はできないのか…と思うこともあるかもしれません。お座りも含め、赤ちゃんの成長には、個人差があると理解しておきましょう。

お座りのタイミングには個人差がある

背骨が発達している

お座りは上半身を起こしていなければなりません。上半身を起こし続けるためには、背骨が発達している必要があります。筋力や骨は徐々に発達していくものなので、お座りができる時期は寝返りをうった時期にも関係してきます。徐々に背骨も発達していくので、お座りが遅くてもゆったりとした気持ちで見守りましょう。

内ももの力

お座りをするには、内ももの力も関係しています。座った状態で身体をしっかりと支えるためには、内ももの筋肉が発達していることが必要です。赤ちゃんの身体の準備が整えば自然とお座りができるようになるので、あまり焦らず成長を待ちましょう。

日常的な運動量

赤ちゃんがお座りをし始める時期は一般的には生後6~7ヶ月頃ですが、赤ちゃんの日常的な運動量によって筋肉や骨の発達の速度も違いますし、よく動く子はそれだけ筋肉も発達しやすくなります。赤ちゃんそれぞれのペースを大事にし、座れるようになるのを見守りましょう。

遊びの中でお座りを取り入れる

骨や筋肉の発達によって次第にできるようになるお座りですが、お座りに興味がなかったり、お座りが嫌いだったりする赤ちゃんもいます。基本的はお座りの練習は必要ありません。

しかし、家庭でなにかできることがあれば、赤ちゃんのためにもやっていきたいと考えるパパやママが多いと思います。以下では普段の生活の中で、赤ちゃんに無理をさせずにできるお座りの慣らし方をご紹介します。無理に練習させようとせず、お座りが楽しいものだと赤ちゃんが理解できるように、赤ちゃんとの遊びや普段の生活を通してお座りに徐々に慣らしてみましょう。

縦抱っこで赤ちゃんの視点の高さを変える

赤ちゃんを縦抱っこし、視点が変わる楽しさを実感させてあげましょう。縦抱っこは、寝ている姿勢で抱っこされている状態よりも目線が高くなります。また、生後6か月頃の赤ちゃんの視力は、0.2程度と言われています。ぼんやりとでもいろいろなものを赤ちゃんに見せてあげれば、縦からの視点の楽しさを味わうことができ、自然とお座りへの興味を持ち始めてくれるかもしれません。

寝ているときに傾斜をつける

赤ちゃんの視点を変える方法は、縦抱っこだけではありません。赤ちゃんを寝かせているときには硬めの布団やクッションを利用し、赤ちゃんの上半身の下に敷いてあげましょう。初めのうちは40度~45度くらいの角度で行い、徐々に90度に近づけていくと縦の視点に慣れていきますよ。赤ちゃんの様子を見てあげられるときに行い、姿勢がくずれてきたらもう一度きちんと姿勢を整えてあげるか一旦終了しましょう。

ママの膝の上でお座りしてみる

赤ちゃんはママが大好きです。今まで抱っこされていたのにいきなり床にお座りさせられたら、赤ちゃんは不安に思うかもしれません。まずはママの膝の上でお座りを始めてみましょう。赤ちゃんと向かいあったり、後ろからママが支えたりしてお座りすることがポイントです。ママの膝をときどき揺らしてお座りで遊ぶと、赤ちゃんも喜びますよ。

支えながらお座りの姿勢をやってみる

赤ちゃんがママの膝の上でのお座りに慣れてきたら、床でもお座りをやってみましょう。必ず赤ちゃんを支えてあげることを忘れずに、少しずつ支える手の力を弱めていきます。それを繰り返せば、赤ちゃんがひとりでお座りできるための筋力がついてきますよ。

お座りをするときの注意点

早すぎる練習は身体の負担になる

好奇心が旺盛な赤ちゃんの場合、早いうちからお座りの体勢になろうとがんばる子もいます。しかしあまりに早い時期だと、赤ちゃんの筋力や骨の成長がお座りに対応できていない場合がほとんどです。お座りに興味がありそうだからと早い時期からお座りの練習をさせたり、無理をしたりすると、赤ちゃんの腰や背骨に影響が出てしまう可能性があるので注意しましょう。

生後6ヶ月以降から始める

生後6ヶ月頃になると寝返りがとても上手になり、赤ちゃんはコロコロと転がる姿をたくさん見せてくれます。このような状態になると、腰や背中や腕など、お座りの姿勢を保つのに十分な筋力がついたと判断できます。お座りの練習をする時期はあまりあせらず、生後6ヶ月を過ぎたあたり、または離乳食を始める頃チャレンジしてみましょう。

おむつが汚れていないか確認をする

お座りをさせた途端に赤ちゃんが泣いてしまう場合は、おむつが汚れていないか確認してみましょう。おむつがおしっこやうんちで汚れているときにお座りをすると、寝ているとき以上におしりに接触することになり、赤ちゃんは不快感を味わってしまいます。

お座りが不快なものというイメージを持ってしまうと、赤ちゃんはお座り自体を嫌がるようになるかもしれません。できればお座りしてみる前におむつをチェックし、汚れているようであれば取り替えてからお座りをしてみましょう。

赤ちゃんの周囲にクッションなどを置いておく

赤ちゃんがお座りをしてみるときは、赤ちゃんの周囲にクッションなどを置いてから行うようにしましょう。最初のうちは、腕で身体を上手に支えることができず前に倒れてしまったり、グラグラして後ろに倒れて頭を打ってしまったりする危険性があります。赤ちゃんが痛みや恐怖心を覚えてしまうと、お座りを嫌がる原因にもなります。事故を防ぐためにも、赤ちゃんの様子を見てあげられるときに行い、十分に注意しましょう。

硬い床にはマットなどを敷く

赤ちゃんあお座りするときには、座る床の硬さにも注意しましょう。今まで柔らかい布団の上で生活することが多かった赤ちゃんなので、床の硬さを不快に思うこともあります。お座りをしてみるときは、床の上にマットを敷くなど、おしりが痛くないように配慮してあげましょう。マットを敷くことで、倒れたときの怪我の防止にもなります。

赤ちゃんが嫌がったらやめる

早く上手にお座りができるようになってもらいたいからと、赤ちゃんに無理強いするのは避けましょう。赤ちゃんがお座りを嫌がる場合は、赤ちゃんなりの理由があります。今はそんな気分じゃない、抱っこして欲しい、寝かせて欲しい、お座りできるだけの筋力がついておらず身体が痛い、などです。

赤ちゃんがお座りを嫌がったら「また明日やってみようね」と、大きな心で受け入れてあげることが大切です。赤ちゃんによって、お座りができる時期や興味がわく時期が違います。あせらず、ゆったりとした気持ちでお座りと向き合いましょう。

お座りができた後も注意が必要

後ろに倒れることがあるので目を離さない

赤ちゃんが安定したお座りをするようになっても、まだまだ安心はできません。赤ちゃんはまだ身体に比べて頭が重い状態なので、お座りをしていていつ後ろに倒れるかわかりません。赤ちゃんがお座りをしているあいだは目を離さないように、いつでも助けてあげられる距離で見守りましょう。

安全な場所に座らせる

お座りが上手にできるようになっても、どんな事故が起こるかわかりません。赤ちゃんがバランスを崩して倒れても怪我をしないように、周りにクッションなどを置くことは続けていきましょう。また、ソファーの上などに座らせるのは転落の危険があるので避け、安全な場所に座らせることを心がけましょう。

床から1mくらいの場所に危険なものを置かない

赤ちゃんの身体の機能はどんどん発達していきます。お座りができるようになれば、あっという間につかまり立ちをする子もいるでしょう。赤ちゃんが突然つかまり立ちをしても安全を確保できるように、床から1mくらいの場所には危険なものを置いておかないようにしましょう。

赤ちゃんのお座りに関する体験談

生後6ヶ月でお座りができるように

私にはふたりの子どもがいますが、ふたりとも一般的なお座りの時期である生後6ヶ月のときにお座りが始まりました。まだまだ身体がふにゃふにゃで床におしりをつけ自分の手で自分を支えているのですが、前のめりになりすぎて頭が上がらず苦しかったようで、すぐに泣いていました。

ほんの数分ですが毎日お座りをする機会を与えていたら、段々と長い時間座れるようになってきましたよ。お座りができるようになって一番嬉しかったのは、お風呂が楽になったこと。お座りをさせた状態で全身を洗えるようになると、大変だったお風呂がとても楽しいものになりました。

お座りは赤ちゃんのペースで

いかがでしたか。赤ちゃんは日々成長していきます。首もすわりそろそろお座りができる時期になると、練習させてみようかなと思いますよね。また、周りの子がお座りをしだすと、うちの子もお座りさせたいと思うかもしれません。しかしお座りができるようになるには、お座りに必要な筋肉や骨の準備が必要です。

無理な練習は赤ちゃんの身体に負担となってしまうことを忘れないでください。お座りが周りの子よりも数ヶ月遅くても何の問題もありません。赤ちゃんの身体の発達をよく観察し、お座りの準備が整っているか見極めましょう。心配な場合は、小児科医に相談して下さいね。赤ちゃんがお座り嫌いにならないように、無理に練習をしてみようと意気込まないで赤ちゃんのペースにあわせてあげるのが一番です。

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