更新日:2017年10月03日

私立幼稚園と公立幼稚園の違いは?種類とメリット・デメリットについて!

子どもが成長するにつれて夫婦やママ友との会話のなかで幼稚園選びが話題になることもありますよね。幼稚園とひとくちにいっても私立・公立・国立などの種類があります。特に身近な私立幼稚園と公立幼稚園の違いについても、わかりにくいところもありますよね。私立幼稚園と公立幼稚園の違いとメリット・デメリットについて詳しく紹介します。

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幼稚園とは

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幼稚園は小学校入学前の幼児を対象とする教育施設で、文部科学省が管轄しています。学校教育法第22条により、生涯の人格形成の基礎となる幼児期に健やかな成長のために適当な環境を与えながら子どもを保育し、心身の発達を助けることを目的とする教育機関と定められています。

幼稚園の種類

幼稚園には私立・公立・国立の3種類があります。自治体には幼稚園を設立する義務がないため、極端に公立、私立ともに幼稚園が少ない地域もあるようです。

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私立幼稚園

幼稚園の多くが私立です。私立幼稚園の運営母体は民間で、学校法人や宗教法人、財団などによって経営されています。全国で約6,900の私立幼稚園があり、現在幼稚園に通っている子どもの約8割は私立幼稚園に在園しています。地域の子どもが通う、比較的なじみやすい雰囲気がある私立幼稚園と、いわゆるお受験が必要な有名私立幼稚園があります。最近では地域の私立幼稚園でも試験を行うケースが多く、私立幼稚園を受験するという家庭もめずらしくありません。

公立幼稚園

公立幼稚園は地方自治体が運営しています。公立幼稚園は私立や国立に比べて園児の定員が少なく、2年保育の幼稚園が多いというのが特徴です。まれに3年保育の公立幼稚園もありますが、人気があり入園選考は抽選となってしまうケースもあるようです。全国で約4,000の公立幼稚園がありますが、少子化などの影響もあるためか横浜市や川崎市のように公立幼稚園がない地域もあります。

国立幼稚園

国立幼稚園は国が運営する幼稚園です。国立大学の教育学部に附属する幼稚園のため、教育現場の研究や調査に協力する場面が出てくるようです。国立幼稚園は大学の構内や付近に設置されているため、園舎が広く緑豊かな環境で保育がおこなわれるというところが魅力のひとつでしょう。

受験がむずかしいという印象がありますが、実際には優秀な子どもだから入園できるということばかりではないようです。受験者のなかから、さまざまなタイプの子どもが集められています。また全員が国立小学校にそのまま入学できるとは限らないようです。しかし費用も安く、豊富なカリキュラムが提供されているため、人気があります。国立幼稚園は幼稚園のなかでも数が少なく全国で49園です。通える範囲に国立幼稚園がないという地域もあるでしょう。

私立幼稚園と公立幼稚園の違い

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受け入れ年齢

公立幼稚園では2年保育の幼稚園が多く、私立幼稚園では3年保育の幼稚園が多い、というのが一般的です。しかし公立幼稚園で3年保育をおこなっているところも、私立幼稚園で2年保育をおこなっているところもあります。私立幼稚園では、満2歳児から預けられる4年保育の園も増えつつあり、プレ幼稚園・プレ保育・プレクラスなどとよばれる未就園児のクラスのある園もあります。

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幼稚園は何歳から?3年保育・2年保育の年齢は?いつから入れる?

通園方法

公立幼稚園では通園バスのない園がほとんどです。私立幼稚園では通園バスのある園とない園があります。下にきょうだいがいるなど送り迎えが負担になるような場合は、通園バスがあるかどうかが幼稚園選定の基準のひとつにもなりますよね。

給食の有無

幼稚園では給食を義務付けられていないため、給食の有無はばらつきがあります。公立では給食がない幼稚園が多いでしょう。私立は給食のある幼稚園、週2日だけ給食の幼稚園、毎日お弁当の園など、幼稚園の方針によることになります。お弁当作りが苦手なママや、友達と同じ時に同じ食事なら食べるという子どもの場合、給食の有無を幼稚園選定のポイントにしても良いのではないでしょうか。

費用

私立幼稚園のほうが公立幼稚園に比べ、保育料や入園料などの費用はおおむね高くなっています。預かり保育や給食、バスの有無によってもかかる費用は大きく異なるようです。しかし私立幼稚園に通う家庭にたいして自治体から保育料や入園料などに補助金が出る場合もあり、その分を考慮すると公立幼稚園に入園させるのと差がない家庭もあるようです。補助金については、自治体や家庭の所得によって金額に差がでます。住んでいる地域の自治体に確認するようにしてください。

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幼稚園の費用はどれくらい?保育料金や入園料の相場は?

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私立幼稚園の補助金制度とは?補助金の種類と申請方法

私立幼稚園のメリット

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行事が多い

私立幼稚園では教育方針にしたがった行事やイベントが数多く企画されている場合が少なくありません。園の方針にもよりますが、季節に沿った行事や伝統的な行事なども多く、家庭ではできないような体験を子どもにさせるチャンスもあるでしょう。保護者も参加を促されることが多く、保護者同士の会話や交流が生まれるきっかけになるかもしれませんね。子どもたちにとっても楽しみが多そうです。

園によって特色がある

私立幼稚園ではそれぞれの園の特色にあわせたカリキュラムが実施されています。モンテッソーリ教育や自然と触れあう教育に特化した幼稚園も近年人気があるようです。キリスト教系や仏教系の幼稚園では、その宗教に触れる時間がある園も多いでしょう。私立幼稚園に子どもを入園させるまえに、園の理念やカリキュラムが保護者や子どもにあっているかよく考えるということが大切といえます。

教育内容が充実している園が多い

私立幼稚園では創立者や運営母体の理念・方針に基づき、特色のある教育をおこなっている幼稚園が多くみられます。幼稚園の個性にもよりますが、英語教育や音楽、体操、しつけなど日常の保育の中でカリキュラムとして取り組む幼稚園が少なくありません。

また私立幼稚園のなかには、保育時間外に希望者に対して園内でのおけいこ教室があることも珍しくありません。けいこ教室の種類や内容で特色を出している幼稚園もあります。

預かり保育(延長保育)がある園が多い

私立では夕方までの預かり保育や、長期休みの期間中にも預かり保育をおこなっている幼稚園が珍しくありません。最近では幼稚園の預かり保育を利用する共働き家庭も増えています。預かり保育は保護者の就労とは関係なく、私用のために利用することができる園がほとんどのようです。保護者にはありがたいサービスですよね。

私立幼稚園のデメリット

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先生の入れ替わりが多い園もある

私立幼稚園では公立に比べて勤続年数が短い傾向があるようです。園によっては若くて元気な先生が多い一方で、育児の相談をしやすいベテランの先生が少ないことがあるかもしれません。

保護者の負担が大きい

私立幼稚園では行事にあわせて、保護者に衣装や道具などの準備や協力を求められることがあります。バザーや遊戯会が大掛かりな幼稚園もあります。費用、時間、手間がかかることなど保護者は少しつらいと感じることもあるかもしれませんね。

公立幼稚園のメリット

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費用が安い

公立幼稚園は自治体の運営であり、費用は私立に比べて安く抑えられます。入園料もない園が多く、制服もジャケットやスモッグだけ、という幼稚園が少なくありません。

のびのびとした保育

お絵描きや音楽など授業の時間が少なめな公立幼稚園が多く、子どもがのびのびと遊ぶ時間があるケースが多いようです。私立に比べて時間の余裕をもって日々の保育が行われているといえるでしょう。

ベテランの先生が多い

公立幼稚園の先生は公務員という側面もあるため、雇用環境が比較的安定しており勤続年数が長く、私立幼稚園に比べて相対的にベテランの先生が多くなっています。教員研修などがしっかりしているケースも多く、先生のレベルも安定している傾向にあるでしょう。

公立幼稚園のデメリット

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行事の少なめな園が多い

私立に比べて行事、イベントは少なめという公立幼稚園もあるようです。パパやママがイベント好きであれば物足りないと感じてしまうかも。子どもにいろいろな行事を経験させたい家庭では私立幼稚園のほうがあっているかもしれませんね。

しかし公立幼稚園では行事やイベントの際に家庭の負担は最低限で済むよう工夫されていることが多いので、費用や手間が少なく済む点が良いという保護者もいることでしょう。

預かり保育(延長保育)を実施していない園も

基本時間のみの保育である幼稚園が多いため、私立に比べて利便性が高くないと感じてしまうかもしれません。しかし共働き世代の増加もあり、公立幼稚園でも預かり保育を実施している幼稚園が増えつつあります。

通常の預かり保育をおこなっている公立幼稚園でも、夏休みなどの長期期間中の預かり保育に関しては実施していない幼稚園も多いでしょう。預かり保育を利用したい家庭は、地域の公立幼稚園の窓口に詳細を問い合わせてください。

園児の人数が少ない

公立幼稚園の園児の数は全国の幼稚園に通う子どもの約20%という統計結果があります。園の数も私立と比べて少ないのですが、園児の定員が全学年の数をあわせても50人程度の園が多いようです。大人数での集団生活を体験させたいと望む保護者にとっては少し物足りないかもしれません。また一学年20人程度ですので保護者の役員の持ち回りなども回ってくることが予測できますね。

家庭の状況にあわせて幼稚園を選びましょう!

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幼稚園は、公立・私立によって違いがあるのはもちろん、園によって特色がかなり異なります。預かり保育(延長保育)が必要なのか、保育料をどの程度にしたいのか、どのような教育方針が良いのかなど、選択肢はさまざまです。家庭の状況などとあわせて、子どもにとっても保護者にとっても無理なく楽しく通える幼稚園を選びたいものですね。

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