更新日:2017年02月24日

乳腺炎の症状は?原因と治療法、予防法、マッサージと食事について

乳腺炎は授乳中のママにだけ起こる症状だと思っていませんか?痛みなどの症状が出る乳腺炎は授乳期ではない人もなる可能性があるようです。乳腺炎の原因・症状から予防法などをご紹介します。

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目次

    乳腺炎とは

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    乳腺炎とは、どのような病気なのでしょうか?イメージ的にも、授乳中のママにだけ起こる病気だと思っている人が多いようですが、違う場合もあるようです。
    授乳中のママはもちろん、気になる乳腺炎についてまとめてみました。

    乳腺に炎症が起こること

    乳腺炎は、乳腺が細菌感染したり、乳腺に母乳が溜まったりして漢字で表されているように「乳腺」に炎症が起こる病気のことです。
    授乳を行っているママの約2~3割が乳腺炎に悩まされるとも言われています。

    授乳期以外に起こることもある

    乳腺炎は、母乳を与えている授乳期の女性だけでなく、原因は様々ありますが授乳期以外にも乳腺炎になることがあるようです。人によって出産経験のない人がホルモンバランスの崩れなどでも乳腺炎になることもあるようです。

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    乳腺症と乳がんの違いは?乳腺症の原因と症状、治療法、予防法 | mamanoko(ままのこ)

    https://mamanoko.jp/articles/26453

    乳腺炎の種類

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    乳腺炎を分けると3種類に分けられるようです。どのような種類があるのかご紹介します。

    うっ滞性乳腺炎

    赤ちゃんに授乳をしているママの母乳が乳腺が詰まってしまう乳腺炎のことを「うっ滞性乳腺炎」と言い、その中でも初産のママが発症しやすいとも言われているようです。
    卒乳前や授乳の回数が減少しても起こりやすいようです。

    化膿性乳腺炎

    細菌感染で起こる乳腺炎を「化膿性乳腺炎」と言い、赤ちゃんの乳歯で擦れたりして傷つきそこから細菌感染が起こるので、出産して約2~6週間頃に起きやすいと言われているようです。

    乳輪下腫瘍

    乳輪の下に痛くて硬いしこりができ、何回も膿(ウミ)が出る乳腺炎を「乳輪下腫瘍」と言います。

    乳腺炎の症状

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    乳腺炎になってしまうと「痛い」と聞くことが多いですが、他にも症状があるようです。個人差はありますが、乳腺炎にはどんな症状があるのかご紹介します。

    痛み

    痛みの感じ方にも個人差はありますが、うっ滞性乳腺炎は少し触れただけでも激痛の症状に悩まされるようです。最初は圧痛(押すと痛い)から始まり、何もしない状態でも痛みが出るようになります。
    化膿性乳腺炎でも痛みがありますが、脇の下のリンパ節まで痛みが出る症状もあるようです。
    自覚症状として「痛み」の症状から乳腺炎に気付くことが多いようです。

    熱感

    乳腺炎は乳腺に炎症が起こる病気なので、乳房が赤みを帯びて腫れる症状が出て熱感を感じることが多いようです。

    しこり

    母乳が詰まっている乳腺に「しこり」の症状が出て、他の場所と比べると患部だけが硬いので外から触っても分かるようです。
    症状が進行してくると患部だけではなく、乳房全体が硬くなる症状があわられます。

    発熱

    乳腺炎は炎症が起こる病気なので、乳房だけではなくて体の体温が上がる症状もあるようです。
    うっ滞性乳腺炎に比べると化膿性乳腺炎の方が高熱(38℃以上)が出る症状が多いようです。

    乳頭から膿が出る

    化膿性乳腺炎は乳頭から膿が出ます。(うっ滞性乳腺炎の場合は、乳頭から母乳が漏れ出します)
    乳頭から白系の母乳ではなく、黄色っぽい母乳が出ます。

    乳腺炎の原因

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    一体、乳腺炎の原因はどんなことが原因になっているのでしょうか?主な原因をまとめてみました。

    母乳の過剰分泌

    母乳の量と赤ちゃんが飲む量を比べると母乳の量の方が多いこと(過剰分泌)で、乳腺に母乳が残ってしまい「うっ滞性乳腺炎」が起こり乳腺炎の原因となります。

    赤ちゃんが母乳をしっかり飲まない

    赤ちゃんが母乳をうまく吸うことができないことで、飲んでいる母乳の量が増加しない生後間もない赤ちゃんや、陥没乳頭などでうまく赤ちゃんが吸えないなど、赤ちゃんが母乳をしっかり飲まない・飲めないのが原因になります。

    赤ちゃんの歯でできる乳頭の傷

    赤ちゃんに歯が生えてくると授乳中に痛い思いをしたママも多いのではないでしょうか?授乳のときに赤ちゃんが乳頭を噛んだりすると、そこから黄色ブドウ球菌などの細菌により化膿性乳腺炎を起こします。

    脂肪分の摂りすぎ

    妊娠中は控えていた甘い物や脂っこいもの、乳製品などを摂りすぎると乳腺が詰まりやすくなり乳腺炎になりやすいようです。

    陥没乳頭

    文字の通り乳頭が陥没している状態だと、授乳の時に赤ちゃんがうまく吸うことができずに母乳が残って溜まってしまうので「うっ滞性乳腺炎」が起こりやすくなります。陥没乳頭に合併し乳輪下膿瘍が起こるケースもあるようです。

    片方のおっぱいばかり与えている

    片方のおっぱいばかり与えていると、もう片方のおっぱいを与えていないので、その分片方にだけ多くの母乳が残ってしまい乳腺炎になってしまいます。

    添い乳

    添い乳は寝かしつけるときなど実践しているママも多いと思いますが、添い乳の体勢によって母乳が残りやすくなっていまい乳腺炎になってしまう場合もあります。

    乳腺炎の治療法

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    赤ちゃんにたっぷり飲んでもらう

    母乳が残らないように赤ちゃんに母乳をたっぷり飲んでもらうことが大切です。

    搾乳

    搾乳機や手で母乳を出し、おっぱいに古い母乳が残らないようにします。

    水分を控える

    母乳を与えると喉が渇くので水分補給をしますが、水分補給をするとそれだけ母乳も作られることになるので、乳腺炎になった場合に水分を制限される場合があるようです。

    患部を冷やす

    自宅にある保冷剤や熱を下げるときに使うアイスノンなどを使用すると簡単に冷やすこともできますが冷やし過ぎには注意が必要なので、キャベツ湿布やジャガイモ湿布も効果があるようです。
    濡れタオルや冷却ジェルシートもおすすめです。

    抗生剤

    炎症を広げないように症状を抑えるためにも、細菌感染の化膿性乳腺炎には抗生剤が投与されます。

    切開法

    抗生剤を投与しても症状が改善されない場合などは、切開して膿を出します。(切開方法は、輪状切開法・乳頭切開など)

    ドレナージ

    乳輪下膿瘍で細い管を使用して膿を出す方法です。患部に挿入して膿を出します。

    乳腺炎になったら避けるべきこと

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    もしも乳腺炎になってしまったら避けるべきこと3つを理由と合わせてご紹介します。

    乳房を強くもむ

    乳房を強くもむことで炎症が広がったりして症状が悪化する場合もあるので避けるようにします。

    乳房を温める

    すでに寒気や熱が出ているときは、乳房を温めることで乳腺炎の症状を悪化させてしまうので避けるようにしましょう。

    授乳を控える

    発熱しているときなどママの体調が悪いと授乳を控えミルクに変更しがちですが、授乳をすると乳腺炎の症状の痛みが和らぐこともあるので可能ならば授乳を控えないようにしましょう。

    乳腺炎の予防法

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    痛みや熱の症状で辛いと言われる乳腺炎を「予防」するためにママ自身ができること・気を付けることをご紹介します。

    授乳後に残っていれば搾乳する

    母乳が残ってしまうと「うっ滞性乳腺炎」になってしまう場合もあるので、授乳後に乳房の張りを感じたら搾乳し過ぎには注意をしながら適度に搾乳を行うようにしましょう。

    授乳間隔を3時間以上あけない

    授乳と授乳の間は3時間以上あけないように行い、乳腺炎になりそうなおっぱいの方から授乳を行うようにしましょう。

    おっぱいマッサージをする

    授乳前におっぱいマッサージを行い母乳の出をよくしましょう。ただし、マッサージをやり過ぎると出が良くなり過ぎてしまうので、マッサージは適度に行うようにしましょう。

    野菜・魚中心のヘルシーな食事をとる

    高カロリーな食事は避けて野菜・魚類のヘルシーなバランスの良い食事を心掛けるようにしましょう。
    刺激物やチョコレートや生クリームなどの油脂類、甘い物、加工食品やカフェインなど摂りすぎないように注意しながら毎日の食事を楽しみ、育児を楽しむようにしましょう。過度に食べたいものを我慢するなど頑張りすぎると逆にストレスが溜まってしまうので適度に摂取するようにしましょう。

    脂っこいものは控える

    脂っこい、から揚げ・とんかつ・ドーナツ・ケーキなどをたくさん食べると、母乳がドロドロになってしまい母乳の通り道の乳腺が詰まりやすくなってしまうので、脂っこいものばかり食べないようにしましょう。

    胸を圧迫しないようにする

    サイズが合っていないブラジャーでおっぱいを締め付けたり、悪い姿勢によって胸部が圧迫されないように気を付けましょう。
    ワイヤーの入っているブラジャーなどでもおっぱいは圧迫されてしまうので、授乳もしやすい授乳用のブラジャーなどを身に付けるようにしましょう。

    同じ体勢でばかり授乳をしない

    ママや赤ちゃんにとって授乳しやすい体勢や、左右どちらかのおっぱいのみを与えてしまうこともありますよね。左右交互に授乳をしたり、同じ体勢で授乳しないように気を付けるようにしましょう。

    ハーブティを飲む

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    母乳つまりやしこりを予防するためにブレンドされたハーブティもありますので、飲んでみるのもいいかもしれません。こちらのAMOMAのミルクスルーブレンドは母乳をサラサラにしてくれる効果があります。ノンカフェインなので安心して飲めますよ。

    公式サイトはこちら
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    あなたは持ってる?授乳ブラの選び方6つ♪ | mamanoko(ままのこ)

    https://mamanoko.jp/articles/4463
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    防ごう乳腺炎!母乳育児で陥りがちな「片側授乳」の対処法! | mamanoko(ままのこ)

    https://mamanoko.jp/articles/10147

    乳腺炎の体験談

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    筆者にも2人の子どもがいますが、第一子を出産後に乳腺炎になりました。筆者の場合は、うまく赤ちゃんに母乳を飲ませることができずに、授乳する体勢も悪く自分が授乳しやすい方ばかりで授乳を行っていたのがよくありませんでした。
    助産師さんに母乳マッサージをしてもらっていた期間は何も症状は無かったのですが、マッサージをしてもらわなくなると同時くらいに痛みの症状が出るようになりました。
    筆者の乳腺炎の症状は、最初は「何となく少し痛いような気がする」程度の痛みの症状でしたが時間が経つにつれて次第にどんどん痛くなり、下着などが少しでもおっぱいに触れるだけでも痛くて涙が出てくるほどでした。
    自分で触っても分かるようなしこりがあったり、おっぱいがジンジンと熱をもったような感じになりポカポカとしているようでした。何となく全身が熱っぽいような症状になりとても辛かったのを覚えています。
    乳腺炎になってからは、授乳の姿勢を確認してもらいもう一度助産師さんに指導してもらったり左右のおっぱいで均等に授乳をするように心掛けました。
    自分で気を付けるようになってからは、乳腺炎の辛い症状に悩まされることは一度もありませんでした。

    無理をせずに病院へ

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    どんなに気を付けていたり予防をしていても、不規則になりやすい育児の疲れや細菌によって乳腺炎になってしまうこともあると思います。高熱が出てしまったり、おっぱいがカチカチに硬くなってしまったりしているときは、ママのためにも赤ちゃんのためにも無理をせずに病院(産婦人科や母乳外来、乳腺外来など)に行き診てもらうようにしましょう。

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    ライタープロフィール

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    a-k-i

    中学生と小学生の年子ママをしています。日々、悩んだり楽しんだりしながら子育てをしています。...