4歳児の身長・体重の目安は?4歳児の発達の特徴と言葉の発達

4歳は身体の成長だけでなく、生活の中でいろいろなことができるようになったり、様々なことに興味をもったり、身体的にも精神的にも成長する時期です。ここでは、4歳児の身長・体重の目安、4歳児の発達の特徴と言葉の発達についてご紹介します。しかし、まだまだ個人差も大きいので、あくまでも「目安」として参考にしてくださいね。

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この記事の監修

河井 恵美
助産師・保育士
河井 恵美

目次

  1. 4歳児の身長・体重の目安
  2. 4歳児の言葉の発達の目安
  3. 4歳児の運動能力の発達
  4. 4歳児の発達の特徴
  5. 4歳児の発達に関する体験談
  6. 4歳っておもしろい!
  7. 4歳児の発達の関連記事はこちら

4歳児の身長・体重の目安

4歳から5歳までの1年間で、子どもの身長は6~7cm伸びます。4歳児の身長・体重の平均は以下の通りです(※1)。個人差がありますので、ひとつの参考にしてください。

4歳児の平均身長

男の子
女の子
4歳0~6ヶ月未満102.0cm100.9cm
4歳7~12ヶ月未満105.1cm104.1cm

男の子は女の子に比べて1~2cm身長が高い傾向にあります。ただし個人差があるため、成長曲線に従ってその子のペースで身長が伸びていれば心配がないことがほとんどです。

子どもの背を伸ばすためには、「栄養」「睡眠」「運動」の3つが大切です。バランス良く栄養を摂り、しっかりと眠り、適度な運動をすることで、成長ホルモンの分泌が促されます。

もし低身長なのではと心配になった場合には、かかりつけ医に相談してみてくださいね。

4歳児の平均体重

男の子
女の子
4歳0~6ヶ月未満15.99kg15.65kg
4歳7~12ヶ月未満16.92kg16.65kg

4歳児の言葉の発達の目安

現在・過去の使い分けができる子もいる(上手にできない子も多い)

「きのう」「きょう」「あした」などの言葉を覚え、過去の出来事や現在、そして、これからのことを意識して過ごしたり話したりすることができるようになります。しかし、日にち感覚や時間の感覚を明確につかむことは難しいので、まだ上手にできない子も多いです。

悪い言葉もたくさん覚える

幼稚園や保育園などで友だちとの関わりが増え、友だちが使っている言葉や、テレビやゲームで覚えた言葉など、いろいろなことを覚える時期です。しかし、その言葉の意味を理解したうえで使っているわけではありません。悪い言葉も、ただ面白がって使ってしまうこともあります。言葉の意味や、なぜ使ってはいけないのか、相手がどんな気持ちになるのかを教えていくことが大切です。

嘘をつくこともある

自分の欲求や、都合の悪いことがあると嘘をつくことがでてきます。「嘘はいけない」とただ叱るだけではなく、子どもが嘘をついてしまった背景や気持ちをしっかりと聞き、受け止めてあげることが大切です。

4歳児の運動能力の発達

バランス感覚が養われる

走ったり、跳ねたり、片足で立ったり、ケンケンやスキップをしたり、いろいろな動きができるようになります。また、ジャングルジムなど高い所へのぼることもできるようになってきます。

ボール投げが上手になる

片足に重心をかけ、ボールを上手で投げられるようになります。しかし、まだまだコントロールはできません。発達が促されるような遊びを取り入れることがいいでしょう。

怪我が増える

動きが活発になり、いろいろなことに挑戦しようという意欲が高まる時期です。そのため怪我が増えることもあります。

4歳児の発達の特徴

人の気持ちがわかるようになる

友だちとの関わりの中で、仲良く遊んだり、ケンカをしたりすることも増えます。人の気持ちを感じ取ったり、考えたりする機会が増えることで、相手の気持ちがわかるようになってきます。

現実と空想を区別し始める

「ごっこ遊び」を楽しむようになり、様々な空想遊びをします。空想の内容を現実世界で行い、互いの世界を行ったり来たりしながら遊ぶことで、社会の仕組みや人との関わり方を学んでいきます。

反抗期を迎える子もいる

2歳児の「イヤイヤ期」。第一反抗期がやっと終わったと思っている方も多いと思いますが、また4歳で反抗期を迎えるお子さんもいます。2歳の時と違い、4歳は力もあり、口も達者になっています。ママはイライラし、感情的になってしまうこともあります。しかし、反抗期は自我の目覚めで大切な成長過程ですので、感情に任せて怒るのではなく、冷静に話したり、説明したり、叱ったりすることが大切です。

また始まった!?4歳児の反抗期!イヤイヤな子どもへの対処法

一人でトイレへ行けるようになる

オムツが外れ、一人でトイレに行き、用便を足すことができるようになってきます。また、洋式だけではなく、和式で用を足す練習や、公共の場所でのトイレの使い方やマナーも教えていきましょう。

自分で着替えができるようになる

ボタンやチャックもできるようになり、自分で着替えができるようになります。服を簡単にたたむこともできるようになります。

道具を上手に使える

手先が器用になってくるので、はさみや箸の使い方も上手になってきます。危険なことが起きないように注意しながらも、いろいろな道具の経験もさせることも必要です。

お絵かきが上手になる

人の顔や、体を描けるようになってきます。クレヨンや鉛筆、マーカーなど様々な道具を使う体験も大切です。

4歳児の発達に関する体験談

4歳の娘は、できることが増え、ぐんと成長を感じるようになりました。はさみや箸が上手に使えるようになりました。いろいろな言葉を覚え、娘との会話がおもしろくなってきました。娘自身も4歳になったことで、自信をもっていろんなことに挑戦できるようになったようです。絵も人の顔、身体、服まで描くようになったことにはびっくりしました。

また、ひらがなへの興味も出てきて、絵本や周りに書いてあるひらがなが読めるようになったこともとてもうれしかったようです。「できてうれしい」「たのしい」そんな体験、経験を積み重ねることが成長への助けになっているように感じます。

4歳っておもしろい!

「魔の2歳、悪魔の3歳、天使の4歳」そんな言葉を聞いたことがあります。娘が4歳になった今、その言葉の意味が「なるほど」と分かった気がします。4歳は身体の成長はもちろん、心、運動機能の発達も著しく、毎日の成長を発見するこちらもとても楽しい時期です。幼稚園や保育園などの社会生活の第一歩を踏み出す時期です。ぶつかる壁もたくさんあると思いますが、子どもを見守り、一緒に成長するパパママでいたいと思います。

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