更新日:2017年04月18日

育児ノイローゼとは?症状、原因、なりやすい人の特徴と対処法

育児には今まで想像もしていなかった大変な事が多々あります。赤ちゃんを抱っこしても泣き止まず、夜中の授乳や夜泣きでママの睡眠時間が削られてしまったりと、また誰にも相談出来ずに全部1人で背負い込んでいるママは特に注意が必要な育児ノイローゼ。もしかしたら自分もなっているかも。今回はそんな育児ノイローゼについてまとめました。

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目次

    育児ノイローゼとは?

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    育児にかかわるストレス

    育児ノイローゼとは、育児にかかわるストレスの影響で、精神的に不安定になってしまう状態のことを指します。

    エスカレートしてしまうと子供に手をあげてしまったり、生きていくのが辛いなどの重い症状に発展してしまうので注意が必要です。

    精神的に不安定な状態でうつに似た症状

    育児へのプレッシャーや不安などがストレスになって発症するもので、睡眠障害やうつ状態になったりしてママが情緒不安定になってしまうので「産後うつ」とも呼ばれ、うつに似た症状が現れます。

    誰にでもなる危険性がある

    育児ノイローゼは誰でもなる危険性がありますが、特に協力者がおらず、たった1人で育児のストレスを抱え込んでいるママで、完璧主義や責任感が強い性格の人ほどなりやすい傾向があります。これは、赤ちゃんをきちんと育てなければと思うあまりに、上手くいかないことすべてがストレスとなって蓄積されていくからです。

    自分は大丈夫と思い込まずに、心の状態をチェックしておク事が大切です。

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    育児ノイローゼの症状は?育児ノイローゼの原因と対処法、予防法 | mamanoko(ままのこ)

    https://mamanoko.jp/articles/26961

    育児ノイローゼの症状

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    ささいなことでイライラする

    育児ノイローゼにかかると神経がとても敏感になるので、びっくりするような程小さな出来事で、イライラしてしまいます。例えば、お気に入りのテレビ番組が無かった・食べようと思っていたプリンがなかったという些細な出来事で、子供や家族に当たり散らすほどのストレスを感じてしまいます。

    思考力の低下

    育児ノイローゼ状態になると、無気力・脱力の日々が続きます。台所のシンクに洗い物が溜まっている・おもちゃや洋服が散乱・カビの生えたパンやお菓子が置いてある・異臭が漂うほど部屋の中が汚れているという場合は、異常状態と捉えましょう。

    興味関心の薄れ

    新しい命がこの世に誕生することは、本当に奇跡。ママ達が、命がけで赤ちゃんを産んだことは間違いありません。しかしながら、育児ノイローゼになって精神的に不安定になると、不思議と我が子が可愛いと思えなくなるのです。

    マイナス思考

    マイナス指向や悲観的になるのも特徴の1つです。何事も自分が悪いと責めてしまったり、逆に自分ばかりが大変だと思ってしまったりなど様々な症状が現れます。

    不眠

    夜中の授乳で何度も起こされる・子供が昼夜逆転しているなどの状態が続くと、どうしても睡眠不足になってしまいます。しかしながら育児ノイローゼの症状の場合は、眠る時間があるのに寝られない状態が続くという特徴があります。

    外に出なくなる

    赤ちゃんを連れての外出は、確かに面倒です。しかしながら、日々の食料品や生活雑貨の買い出しすら億劫になって、全く外出しなくなったら育児ノイローゼの兆候が強いと思われます。育児ノイローゼ状態になると無気力→外出しなくなる→子供と部屋に閉じこもる→ストレスが溜まって八つ当たりという負の連鎖が続いていきます。

    社交性がなくなる

    子育てや旦那の悩みなど、誰かに聞いて欲しいことはたくさんあるけれど、誰とも関わりたくないという気持ちが芽生えたら危険信号です。

    どんなに親しい人でも誰かと関わりを持つことは、エネルギーを必要とするので、ノイローゼ中の無気力・脱力状態では対応できないのです。人と関わらずに、子供と2人きりの時間が増えるほど、フラストレーションが溜まってしまうという負の連鎖を引き起こします。

    育児ノイローゼの原因

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    ホルモンバランスや自律神経の乱れ

    出産すると女性の体はホルモンのバランスが乱れます。妊娠継続を助けていた女性ホルモンの量が急激に変化し、妊娠前の状態に戻ろうとします。また、赤ちゃんのお世話で昼夜なく睡眠時間もぶつ切れなママの体は、慢性的な寝不足になり、自律神経は乱れや、睡眠障害を起こしやすいそうです。

    このような状態になると何でも悲観的に考えてしまい、平常心でいられなくなることがあると言われています。精神の乱れはホルモンのバランスの乱れによるものだと、生理学的に証明されているのです。

    赤ちゃんと2人の時間が多い

    赤ちゃんが生後間もない場合や風邪を引いてしまった場合など、ママは外出もできずに下手をすれば一日中誰とも話さず、家の中で赤ちゃんと2人きりで過ごしています。また結婚で住み慣れた土地から離れたママや、自分で抱え込んでしまう性格のママ、 ママ友がいなく悩みを相談する相手もいなく寂しいと、自分をどんどん追い込んでしまうと言われています。

    夫の理解や協力が得られない

    パパが育児に対しての理解がなかったり、仕事が忙しくて家に帰ってこない場合、ママは家事も子供が生まれる前と同じようにしなくてはならなかったり、一人で育児をしなければならなかったり…とオーバーワークになります。

    こうしてママが苦労しているのに、人生のパートナーであるはずのパパが、「君を一生守る」と言ったはずのパパが!! 赤ちゃん返りしちゃうパパが逆にママの仕事を増やしてしまうこともありますし、2人の子供なのにママ一人にばかり子育てを押し付けることもあるでしょう。こんなパパの場合、ママは追い詰められてしまうと言われています。

    ママの性格

    子育て中は自分や子供が失敗すると、「こんなはずじゃなかった」と落ち込むことってありますよね。真面目なママほど子供の失敗を自分のせいにして責めてしまうと言われています。そして子供を育てる自信がなくなってしまうのです。

    また、育児が自分の理想通りにできないと、自己嫌悪に陥ってしまうママもいるそうです。完璧主義にこだわり、たとえ必要がなくても、体が悲鳴をあげても、家事や育児に手を抜けなくなってしまうと言われています。

    核家族化

    核家族化が進んだことで、昔なら同居しているおばあちゃんに子供を見てもらえたり、子育てのアドバイスをもらえたり、悩みを聞いてもらえたのに、今のママ達は自分ひとりで子育てをしなければなりません。特に結婚で実家から離れた場所に住むママは、「密室育児」になることはもちろん、昔からの近所付き合いもないので、何かあったときに頼る人もいない環境になっています。

    「頼る人がいない」というのは、ママにとっては相当なプレッシャーだと言われています。何でも「私がしなければ」と追い詰められてしまうのでしょうね。

    育児ノイローゼのチェックリスト

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    チェック項目

    育児ノイローゼが気になったなら、まずはセルフチェック!次の10項目のうち、YESの数はいくつか数えてみましょう。

    ・ ちょっとのことでイライラする
    ・ 全部放棄して逃げたいと思ったりする
    ・ 全部完璧にこなしたいと思っている
    ・ 自分だけが頑張っている気がする
    ・ 何もやる気が起きず、興味も湧かない
    ・ 日中、人と会って会話をすることがあまりない
    ・ 子供をかわいいと思えない
    ・ 拒食や過食の傾向にある
    ・ 突然涙が出てくる
    ・ 寝つきが悪い、熟睡できない

    YESがないとき

    育児ノイローゼといっても人それぞれ症状が違いますし、子供の成長に伴って不安が生まれることもあります。今は症状がなくても、何か不安なことがおきたときに、相談できる人や場所を作るようにしましょう。

    また子供の成長に応じて、情報が収集できるママ友を作るのもおすすめです。ただし、ママ友が育児ノイローゼの原因になることもありますので、慌てて仲良くなろうとせず、ゆっくりと自分に合う友達をみつけるようにしましょう。

    YESが多いほど育児ノイローゼの可能性がある

    YESの数が1~2個の場合は環境を変えたり、育児や家事などの独りで抱えている負担を減らしたりすることで、ストレスが軽減することもあります。赤ちゃんの夜泣きがひどくて眠れないなど、育児や家事で辛い時は、パパに協力を頼む、実家やファミリーサポート、家事代行サービス、一時保育などを利用するなどして、負担を減らすようにしましょう。

    YESの数が3個以上の場合は要注意です!
    育児ノイローゼは自分で自分をコントロールできなくなり、子供や自分を傷つけてしまうなど、放って置くことで重症化してしまうこともあります。また、大声で怒鳴ることが増えたり、夫婦喧嘩になったりすることで、子供が情緒不安定になり、 産後クライシスや離婚に繋がるなどの二次被害も心配されますので、注意が必要です。

    YESの数が増えるごとに育児ノイローゼの危険性があります。既に自己コントロールが利かなくなっている、不安を抱え精神的に苦しんでいるなどの場合は、早めに心療内科を受診したり、カウンセリングを受けたりするようにしましょう。

    育児ノイローゼになりやすい人の特徴

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    夫が忙しい

    家族の協力を得られないということは、とても辛く、大変なことです。特に側にいて支えてくれなければいけない夫が育児に無関心で、協力してくれない場合や仕事が忙しくあまり家にいない場合などは、育児をたった一人でしていかなければいけません。この事が原因で、ストレスが溜まり、育児ノイローゼになってしまうこともあるのです。

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    育児ノイローゼは子供ではなく夫が原因だった!? | mamanoko(ままのこ)

    https://mamanoko.jp/articles/12273

    親が近くに住んでいない

    育児ノイローゼに陥りやすい環境として、核家族のママが多いです。実家が遠いなど、気軽に育児について頼れる環境がないと、ママの負担になりやすいです。

    ママ友がいない

    今、自分が置かれている状況などを聞いてくれる人、育児のことを相談できる人がいないという場合、孤立してしまうことがあります。孤立していると感じると、とても不安になり、どうしていいのか分らなくなるものです。

    弱さを人に見せられない

    人に弱さが見せられないという場合、もちろん全てがそうではありませんが、中には自分の弱さを自分で許せないでいるという場合があります。自分で許せていないもの、受け入れたくない部分だからこそ、人に見せるのが恥ずかしかったり、人に知られることでプライドが傷ついたりしてしまうのです。

    自分のありのままを受け入れられないことは、子育てにおいても影響があります。自分を受け入れられない気持ちはそのまま、子どものありのままも受け入れられない気持ちに繋がりやすいからです。

    真面目で手を抜けない

    「育児書に○○って書いてあったから。」「育児とはこうあるべきだ!」こんな風に育児に理想を掲げてマジメに取り組んでいるママは注意しましょう。病気など健康面の基本的な対応や、人間としての社会常識での対応以外で、育児に正解なんてありません。

    もし、育児書通りに育児を行ってうまくいかなければ、「何がいけなかったの?」「どうすれば正解だったの?」とつい自分を責めてしまいます。

    息抜きが上手くできない

    四六時中、子育てに追われ子供から離れることが出来ない人は、外出することが減り、外部との接触がなくなってしまうことで、自分の殻にこもってしまいがちです。これは、育児ノイローゼになりやすい環境を作り出していることを意味します。

    完璧主義

    完全な仕事は、なかなかできるものではありません。多くの人は、自分としても不満のある出来栄えだけど今回はしかたない、次にやるときはもっとよい仕事をしようと考えます。こういう余裕のある気持ちを持てない人は、ノイローゼになりやすいのです。

    例えば、乳児の場合、3時間おきにミルクを与えるといったルーティンがあります。そして、それをしっかりと守っているママもいます。これは、あくまでも目安であって、必ずしもその時間に与えなければいけない、しなければいけないということではありません。赤ちゃんは、必ずしもその時間にミルクを飲んでくれるとも限らないのです。

    しかし、完全主義者のママには我慢ならない事態なのでしょう。それだけでストレスになってしまいます。

    育児以外のストレスがある

    育児ノイローゼは赤ちゃんの育児に対するストレスだけではありません。家庭環境的に金銭面的に苦しんでいたり、本来なら協力を得られるはずの義両親との同居がかえってストレスになっているママもいると思います。今一度自分の環境を冷静にみるのも必要です。

    育児ノイローゼの対処法

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    人との交流を心がける

    電話でも良いので、普段から誰かと話をするよう心がけましょう。話すということは、自分の現状や悩みを客観的に受け止めるということに繋がります。また自分のことを文章に書くと客観的に捉えられるので、この機会にブログやSNSなどに自分や赤ちゃんの近況を投稿するのもおススメです。

    また、厚生労働相管轄のもと、市町村では様々な核家族ママの子育て支援を実施しています。電話相談や子育てサロン、一時保育などのサービスを利用して、パパ以外の大人と話したり、相談できる場所を積極的に作りましょう。

    自分を責めない

    人は責められるより褒められる方がやる気になるものです。たまには、「自分へのご褒美」として好きなスイーツを買ったり、服を買ったりして自分をねぎらってあげましょう。

    大人になると人から褒められる機会って減ります。そればかりか子供に何かあったら、自分が責めてしまいます。しかし、頑張っているのに責められたら、誰でもやる気を無くしてしまいますよね!?だから元気なママには、自分で自分を褒めるママが多いのです!体がボロボロになっても子育てしている自分を、褒めてねぎらいましょう!

    失敗を恐れない

    誰にでも失敗はあります。ましてや初めての育児だとなおさらです。育児はパパとママの共同作業。失敗してもママだけが悪いのではありません。失敗しないように育てるのではなく、「失敗したからたくましく育つ」というふうに発想の転換をしてみましょう。

    子供はママの姿を見て成長しますので、ぜひ良いお手本となってください。子供が失敗する度に落ち込んでしまうより、次からどうすればいいかを考え、失敗のお蔭でよいやり方を習得できた!と考える子に育って欲しいですよね。このような考え方ができる子供は自己肯定感が高くなり、将来自分も周囲の人間も大切にできる大人に成長しますよ。

    上手に息抜きをする

    パパには仕事が休みの日がありますよね。だから、ママが育児を休む日があっても良いのです。パパに子供を預けるなどして、気分転換にショッピングや美容院などに行ってみましょう。

    パパに頼めない場合は、厚生労働相の子育て支援や保健所、市町村の支援を利用しましょう。ファミリーサポートや一時保育では、ママがリフレッシュタイムを作れるように、有料ですが子供を預かってくれます。

    完璧を目指さない

    試験などでも6割から7割正解なら合格ラインですよね!育児で合格を目指すとしても、100点を取る必要はないのです。だから、少しくらい手を抜いて適当にしても大丈夫。「完璧ママ」じゃなくて「合格ママ」で良いのです。

    ママが完璧主義だと子供も失敗を避けるようになり、「自己肯定感」が低くなる場合があります。子供の自己肯定感が低くなると、やる気がなくなり無気力になったり、人の顔色を伺うように育ってしまったりするので、完璧が良いとは言い切れないのです。

    育児ノイローゼに関する体験談

    筆者も今思うと一種の育児ノイローゼだったのかもしれません。筆者の場合はとにかく旦那さんの激務が原因なきがします。日曜日以外、子どもと顔会わせる時間帯にはほとんど家にいない状態なので、まさに1人育児でした。旦那さんが、オムツ交換するのも、お風呂に入れる事もだいぶ後になってからの様な気がします。

    知らない土地で、人付き合いも苦手な方なので、積極的に児童館や支援センターに行く勇気も初めは持てませんでした。とにかく孤独に耐えきれず、日曜日はほぼ毎日旦那と喧嘩。もう本当に離婚した方がいっその事楽になるのでは?と思った事すらあります。

    しかし、生後4ヶ月頃に勇気をだして、児童館のクラスに入る事にしました。まぁ、ダメならダメで行かなければいいやという気持ちで。結局この児童館が当りで。人付き合いが苦手な私でも、やっぱり同じ月齢をもつママは似た様な心境なんだって思えました。

    特別仲良くなる必要もないんです。ママ友なんてならなくてもいいんです。ただ、そこに言って情報交換ができるってだけでも、筆者にとってはもの凄くストレスが減り、旦那さんにさんにも優しくなれました。今では1人凄く仲が良いお友達も出来て、お互い日曜日に旦那さんを預けてランチが出来るようにもなりました。

    子育て支援を利用しよう

    育児ノイローゼかな…と思っても、心療内科を受診することに抵抗があるという人もいるかもしれません。また、病院を受診したくても、小さな子供を連れて受診するのは簡単なことではありません。

    子供を一時的に預かってくれる施設もありますし、子育て支援センターなどの育児に関する相談に乗ってくれる施設もあります。意外と身内のパパや実親より全くの他人の方が色々話せたりします。もちろんパパや家族のサポートも必要になりますが、サポートしてくれる施設を上手に利用することもおすすめです。

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    ライタープロフィール

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    panpa

    1歳の男の子を持つ新米ママです。私も子育て真っ最中なので、皆さんに色んな情報をお届け出来た...