更新日:2017年09月01日

黄昏泣きの原因と対策!いつからいつまで?ないのは不自然?

夕方に赤ちゃんが泣き始めると、「黄昏泣きね」と声をかけられた経験のあるママもいるのではないでしょうか。黄昏泣きとは、一体何なのでしょうか。また、どのくらいの期間続くものなのでしょうか。ここでは、黄昏泣きの原因や対策について解説します。

監修 : mamanoko 医師・専門家
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黄昏泣きの症状とは?

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夜泣きとの違い

黄昏泣き(たそがれなき)とは、日が暮れ始めたころに、赤ちゃんが泣きだす現象です。黄昏泣きと同じ現象は海外でも見られ、「コリック」と呼ばれています。どの国でも共通にある「黄昏泣き」は、「夜泣き」とどのように違うのでしょうか。

夜泣きは、名前の通り夜に泣き出す現象です。一方黄昏泣きとは、夕方の日の暮れ始めから泣き出すこと。このふたつには「泣きだす時間の違い」があるといえそうです。

なんの前触れもなく泣く

黄昏泣きは何の前触れもなく、ある特定の時間になると始まります。おむつが濡れている、お腹が空いているなどの明確な理由がないことも「黄昏泣き」の特徴といえます。

泣き方は赤ちゃんによって違う

泣き方は赤ちゃんによって違います。激しく泣く赤ちゃんもいれば、機嫌が悪くなるだけだったり、ぐずるように泣いたりする赤ちゃんもいるようです。

同じ時間とタイミングに泣く赤ちゃんもいる

不思議なことに、毎日同じ時間、同じタイミングに泣き出す赤ちゃんも珍しくありません。共通しているのは、「日が暮れるころ」ということだけなのです。

黄昏泣きがない(ママが気付いていない)ときもある

先ほど、「黄昏泣きは赤ちゃんによって泣き方が違う」とお伝えしましたが、少し機嫌が悪くなる程度の赤ちゃんは、「黄昏泣きがない」と感じられている場合もあります。黄昏泣きがあるかどうかはそれぞれの赤ちゃんによって異なるので、「うちの子は黄昏泣きがないけど大丈夫かな」と心配しすぎないでくださいね。

黄昏泣きの原因

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それでは、気になる「黄昏泣き」の原因とは、一体どのようなものなのでしょうか?

詳しいメカニズムはまだ解明されていない

実のところ、黄昏泣きの詳しいメカニズムはまだ解明されていません。しかし、黄昏泣きは世界共通で赤ちゃんに起こる現象のため、理由を探ろうとした研究はいくつかあります。その中でも、有力な説についていくつかお伝えします。

自律神経の切り替えのタイミングとも言われている

自律神経、という言葉をご存知でしょうか?自律神経とは、汗をかく、心臓を動かすなど、自分ではコントロールできない「周囲の環境に応じて、身体の恒常性を保つために自動的に働く神経」の事です。病院で検査しても原因がつかめない場合には、自律神経が関係していることもあります。

そんな自律神経の、主に昼に働く交感神経と主に夜に働く副交感神経の切り替えが夕方に行われるというのです。この切り替えに身体がまだついていけないため「黄昏泣き」が起こる、と言われています。

夕方のお腹にガスがたまる

また、お腹にガスがたまって、苦しくて泣いているという説もあります。大人でも、夕方になるとお腹にガスがたまりやすくなる人がいるようです。そのため、赤ちゃんが夕方に泣いてしまう理由のひとつに「ガスがたまっていること」が挙げられています。

黄昏泣きではないこともある

黄昏泣きだと思っていたら、黄昏泣きではないということもあります。実は体調不良などがひそんでいたという場合もあるのです。発熱する場合は、夕方から熱が上がって身体がだるくなることもあります。いつもの黄昏泣きだと思っても、まずは熱がないか、体調が悪そうではないか確認しましょう。

黄昏泣きはいつからいつまで?

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生後3~4ヶ月頃から

黄昏泣きは「3ヶ月コリック」とも呼ばれ、生後3~4カ月から始まります。早い赤ちゃんでは生後6週間ごろから始まることもあります。生後6週間から3、4ヶ月の赤ちゃんが日が暮れるころに泣き始めたら、「黄昏泣き」の可能性が高いでしょう。

生後5~6ヶ月頃まで

黄昏泣きは、生後5~6ヶ月にピタリと止むことが多いようです。長い赤ちゃんでは生後7ヶ月頃まで続く、と言われています。

目安は1カ月程度だが個人差がある

黄昏泣きが続く目安は1ヶ月程度ですが、やはり個人差も大きく、1ヶ月続かない赤ちゃんもいれば、3ヶ月以上黄昏泣きが続いている、という赤ちゃんもいます。

黄昏泣きがあまりにも長く激しいと、「癇癪もち」と勘違いされる場合もあります。しかし、黄昏泣きの泣き方と癇癪もちの間には、医学的に関係が認められているわけではありません。

黄昏泣きの対策

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数ヶ月の我慢といえども、毎日続く「黄昏泣き」。渦中にいるママやパパは、「少しでも早く泣き止んで機嫌良く過ごしてほしい」と感じますよね。次に、黄昏泣きの対策についてもお伝えします。

無理やり泣き止ませない

世界中で起こる黄昏泣きとはいえ、その原因はまだきちんと解明されていません。そのため、「これ」という対策がきちんとあるわけではないのです。

まずは、「無理に泣き止ませようとしない」ことが重要です。「こんなものだ」という親の心構えが、赤ちゃんとっては安心感につながります。焦って無理に泣き止ませようとすればするほど、赤ちゃんがたくさん泣いてしまうということもあるのです。

できる限り赤ちゃんと向き合う

黄昏泣きの起こる時間(夕方)は、ママにとっても、夕飯の準備などで大忙しの時間。黄昏泣きが始まったら、夕飯の準備をできるだけ前倒しにしておいて、できる限り赤ちゃんと向き合うようにしましょう。

そういう時期だと割り切る

上でも少しお伝えしましたが、黄昏泣きは、世界に共通している事象と言えます。だからこそ、「そういう時期なんだ」という気持ちを持って、割り切ることも大切です。

泣き続ける赤ちゃんへの対処法

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おくるみを巻いて抱っこする

赤ちゃんはおなかの中にいたときの環境を作ってあげると、安心して眠れるといいます。特に生まれて間もない赤ちゃんほどその傾向が強いので、黄昏泣きの時期はおくるみを巻いて抱っこすると、安心して泣き止みやすくなります。

お腹の中にいたころに近い音を聞かせる

上の理由と同じく、お腹の中にいたころに近い音を聞かせてあげるのも効果的です。お腹の中にいる時にママがよく聞いていた音楽や、ビニール袋などをすり合わせるような音は、お腹の中の環境と近く感じるため、赤ちゃんは安心しやすくなります。

歌を聞かせる

歌も効果的だといわれています。上手に歌う必要はないので、赤ちゃんが大好きなママの歌声を聞かせてあげてくださいね。

お外で気分転換する

お外で気分転換することもおすすめです。赤ちゃんは外の空気が大好きです。黄昏泣きをしているときに一歩外に出てみると、外の空気を感じて機嫌が良くなることもあります。ママにとっては忙しい時間ですが、黄昏泣きをする時期は限られているからこそ、親子ともに外に出て気分転換をしましょう。

お風呂に入れる

お風呂に入れるのも良いと言われています。お風呂に入っていると羊水の中にいたころと近い感覚になり、リラックスできるため、赤ちゃんもお風呂が大好きです。少し早い時間ですが、黄昏泣きをし出したら、いつもより少し早めにお風呂に入れてみることをおすすめします。

黄昏泣きに関する体験談

筆者の息子は、生後2ヶ月ごろから黄昏泣きが始まりました。それが黄昏泣きだとは知らず、毎日夕方になると急に泣き出すので不思議に思っていました。ある日、息子の様子を見た母に「黄昏泣きだね」と言われ、始めて黄昏泣きを知りました。

夕方になると泣き出すので食事の支度ができず困ったのですが、キッチンの中にベビーラックを移動して、赤ちゃんを泣かせたままにしていました。泣かせたまま食事の支度をすることに抵抗がありましたが、赤ちゃんのすぐそばにいることで罪悪感が少し減ったように思います。

黄昏泣きだと知ってからは、今はこういうものだと割り切ることができるようになり、少し気持ちに余裕ができました。

黄昏泣きとわかっていても、毎日赤ちゃんの相手をしなければいけないママたちにとって、黄昏泣きはつらいものです。「毎日絶対この方法で泣きやむ」という対策はないものの、試してみる価値のある対策はいくつかあります。余裕のあるときだけでも、上でご紹介した対処法をいくつか試してみてくださいね。

赤ちゃんの黄昏泣きは万国共通の悩み

世界共通の悩みである「黄昏泣き」。まだ原因ははっきりとはしていませんが、赤ちゃんをうまく安心させてあげることが、黄昏泣きの対処法ともいえそうです。

ママ自身も、「世界共通のものなんだ」と思うことで、少し気が楽になるのではないでしょうか。やることが山積みなのに赤ちゃんに泣かれると、余計にどうしていいのかわからなくなってしまうため、夕方の時間に家事を集中させないように、家事の時間を見直すこともポイントかもしれません。

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