更新日:2017年08月28日

妊婦はほうじ茶・玄米茶・緑茶などを飲んでもよい?妊娠中におすすめのお茶は?

妊娠中は口にするものに注意を払いますよね。しかし、お茶やコーヒーなどに含まれる成分がどのような影響をおよぼし、どんな点に注意すれば良いのかいまいち理解できないという人も多いのではないでしょうか。ここでは、お茶に関する知識と、妊婦さんにおすすめのお茶をご紹介します。

監修 : mamanoko 医師・専門家
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妊婦さんがお茶を飲むときに注意するべき3つの成分

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妊娠中のカフェインは良くなさそうというイメージがありますが、どのような成分が、なぜ悪い影響を及ぼすのかいまいちわかりませんよね。また、カフェイン以外にも妊婦さんが気をつけなくてはならない成分があります。注意したい主な3つの成分は以下のとおりです。

カフェイン

妊娠中に大量のカフェインを摂取すると、胎盤の血管が収縮するといわれています。胎盤の血管には赤ちゃんに栄養を送るだけでなく、赤ちゃんの体内に溜まった老廃物をママに送り、処理してもらうという役割があります。

酸素のやり取りも胎盤の血管を通して行われます。そのため、妊娠中に大量のカフェインを摂取すると、赤ちゃんに酸素や栄養が届きにくくなるそうです。

ママがカフェインを大量に摂ると、赤ちゃんの体内にもカフェインは移行します。赤ちゃんは消化器官が弱いので、自分で上手に消化できません。胎盤の血管が収縮しているせいでママに処理をしてもらうこともできず、カフェインが体内に溜まりやすいため、発育の遅延、低体重、早産の危険性が高まります。

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タンニン

お茶の成分のひとつであるタンニンにも注意が必要です。タンニンは、鉄と結合することによってタンニン鉄という成分を生み出し、妊婦さんにとって大切な鉄分の吸収を阻害してしまいます。

また、緑茶などに多く含まれるタンニンの主成分であるカテキンは、赤ちゃんの成長に必要不可欠である葉酸の働きを阻害するので、カフェインだけでなく、タンニンにも気を配る必要があるでしょう。

大腸刺激性下剤の成分

妊娠中は便秘になりやすく、便秘に良いお茶と聞くと頼りたくなりますよね。しかし、便秘に良いといわれるお茶のなかには、刺激性や依存性のある大腸刺激性下剤の成分が入っているお茶があります。市販されているお茶で有名なのは、便秘に効果的といわれる「センナ茶」やハーブティーのひとつである「キャンドルブッシュ」です。

刺激が強すぎるお茶は下痢を誘発しますし、依存性のあるお茶は、飲まないと便が出なくなることもあります。体に負担がかかりそうなので、薬は避けたいという気持ちからお茶で解決したいという人は多いでしょう。しかし、お茶の種類によっては体に負担のかかるものがあるいということを知っておきたいですね。

代表的なお茶の種類と成分

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私たちの生活にはさまざまな種類のお茶がありますが、ハーブティーはハーブ、お茶は茶葉を使っています。一般的に、ハーブティーよりお茶の方がカフェインやタンニンが多いのが特徴です。実はハーブティー以外のお茶の茶葉は全て同じもので、摘み取った時期や栽培方法、製造工程でお茶の種類は変わります。

お茶の種類は「不発酵茶」「半発酵茶」「発酵茶」の3つに大きくわけられます。この3つのお茶の種類と3つのお茶に分類されないお茶、ハーブティーの種類は以下のとおりです。

不発酵茶

一般的に緑茶と呼ばれる煎茶や抹茶、番茶、ほうじ茶、玄米茶などは不発酵茶と呼ばれます。茶葉を収穫した後に蒸す、炒る、火であぶる、干すなどして、茶葉の発酵を止めたものです。

急須に入れて飲むまでの抽出方法や抽出時間によって、お茶のカフェインやタンニンの量は若干異なりますが、目安としては以下のとおりです。

・カフェイン
玉露>抹茶>煎茶、ほうじ茶>番茶、玄米茶

・タンニン
玉露>煎茶>抹茶>ほうじ茶>番茶>玄米茶

半発酵茶

烏龍茶に代表される半発酵茶は、茶葉の酵素の発酵を途中で止めたお茶です。カフェインの量はほうじ茶と同等程度、タンニンの量は番茶と同等程度です。緑茶や紅茶にはノンカフェイン製品が多いのですが、烏龍茶にはありません。

カフェインは温度が高いと抽出されやすくなるので、茶葉を少量のお湯で開かせてすぐ捨てたあと、氷水で2時間ほど浸して冷蔵庫内で抽出すると、お湯で入れたものよりカフェインを少なくすることができます。

発酵茶

世界で最も消費されているお茶として有名なのが紅茶です。紅茶は酵素による発酵が進んだあとに作られます。カフェインやタンニンの量は煎茶よりやや多い程度です。

しかし、紅茶は暑い時期などにアイスティーにすると、ガブガブ飲んでしまうこともあり、カフェインを結果的に多く摂ってしまうことになります。市販されているペットボトルのアイスティーなどは砂糖も多く含まれるため、特に注意しましょう。

紅茶にはカフェインを気にせず楽しめる、さまざまな種類のノンカフェイン(デカフェ)の紅茶が販売されています。妊娠中はカフェインが入っていない紅茶を利用しても良いですね。

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その他のお茶

緑茶、烏龍茶、紅茶などは産地や製造方法は違えど、元をたどれば同じ茶葉になります。烏龍茶と同じくらい人気の中国茶のひとつであるプーアル茶の原料は、緑茶などと同じ茶葉です。しかし、茶葉を酵素で発酵させるのではなく、微生物によって発酵させるので、3つの分類の中には入りません。

また、花の香りが特徴的な中国茶であるジャスミン茶は、緑茶、ウーロン茶、紅茶などにジャスミンの香りづけを行なったものです。同じ茶葉ではあるものの、はっきりとした分類が難しいので、ベースのお茶の種類を知ることによって、だいたいのカフェインやタンニンの含有量がわかります。

麦茶は麦を原料としているのでカフェインはゼロですが、タンニンは含まれています。しかし、茶葉を原料にしたものに比べるとかなり少なめといわれています。黒豆茶は黒豆を原料としており、カフェインもタンニンも含まれていません。

ハーブティー

ハーブティーとはハーブを乾燥させて作ったお茶で、ノンカフェインのものが多いのが特徴です。種類によっては微量のタンニンを含むものもあります。西洋の漢方ともいわれる薬用植物からできているので、さまざまなうれしいポイントがあります。成分によっては妊婦さんに危険なものがあるので注意が必要です。

・ローズヒップティー
ノンカフェインで微量のタンニンを含みます。ビタミンCの爆弾と例えられるほどの豊富なビタミンCが特徴で、風邪やインフルエンザが流行する季節に役立ちます。利尿作用も高く、むくんでいるときにもおすすめです。

・ラズベリーリーフティー
ノンカフェインですがタンニンは多めです。陣痛を和らげ、子宮の収縮をサポートするとされ、安産のお茶といわれています。子宮収縮作用があって妊娠初期は禁忌のため、妊娠8ヶ月頃から飲みましょう。母乳の出が良くなることでも知られており、産後のママさんに人気のハーブティーでもあります。

・ルイボスティー
ノンカフェインで、タンニンは含まれますが少なめです。鉄分やミネラルが豊富で、酸化を防ぐ働きをする成分が入っています。また、免疫力を高めたい人や、風邪やインフルエンザの予防をしたい人にもおすすめです。

・ダンデライオンルート
日本ではたんぽぽ茶として販売されています。ノンカフェイン、タンニンは含まれますが少なめです。ホルモンバランスを整え、鉄分やビタミンも含まれており、利尿作用もあるのでむくみが気になるときも良いでしょう。母乳の分泌にも良く、産後にも飲みたいお茶です。

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妊婦さんが一日に飲んでよいお茶の量は?

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お茶やハーブティーにカフェインやタンニンが含まれることはご紹介しましたが、一日にどのくらいまで飲んでよいのか、それぞれのお茶にどのくらいのカフェインが含まれているのかをご紹介します。

一日のカフェイン摂取量

カフェインの摂取量が一日150mg未満の妊婦さんと、300mg以上摂取する妊婦さんとでは、流産のリスクが2倍あるといわれています。また、コーヒーを一日8杯以上摂ることによって死産のリスクを高めるといわれています。(コーヒーのカフェイン量は1杯あたり100~150mg)

現在、日本の食品の安全性を評価する内閣府食品安全委員会では、カフェインの摂取についてのリスク評価をしていません。しかし、海外では、摂取目安量を設定している国や国際機関があるので、参考にすると良いですね。

妊娠中における一日当たりの最大カフェイン摂取量の目安
・世界保健機関(WHO)…300mg
・英国食品基準庁…200mg
・韓国食品医薬品安全庁(KFDA)…300mg

普通のお茶を飲む量の目安

カフェインの量は銘柄やお茶の入れ方によって異なるため、あくまでも目安ですが、お茶100g当たりのカフェイン含有量は以下のとおりです。妊婦さんの体型や体質によっても影響はさまざまなので、1日1~2杯に留めておいた方が良さそうですね。

玉露:160mg
紅茶:30mg
煎茶:20mg
ほうじ茶:20mg
烏龍茶:20mg
玄米茶:10mg

ペットボトルのお茶を飲むときは成分表に記載されていることが多いので、数値を確認してから飲むようにしましょう。

飲み過ぎに注意

毎日飲むお茶のカフェインの量を数値化するのは難しく、量を守って飲んでいるつもりでも、知らないうちに摂取量を超えてしまうこともあります。お茶の飲み過ぎに注意し、普段はお水やノンカフェインのお茶を楽しみたいですね。

また、お茶を毎日1~2杯に留めていたとしても、カフェインはチョコレートやココア、コーラなどさまざまなものに含まれており、気がつかないうちに多く摂り過ぎてしまうこともあります。妊娠中は食品成分表に気を配り、カフェインが含まれているものは適量に留めましょう。

おすすめのノンカフェインティー3選

妊娠中はカフェインやタンニンを気にすることなく、ガブガブ飲めるお茶を知っておきたいですよね。ノンカフェイン、低タンニンのルイボスティーやローズヒップティーとノンカフェイン、ノンタンニンの黒豆茶をご紹介します。

いずれも美味しいというだけでなく、栄養価が高いことで知られています。妊娠中だけではなく、産後や子育て中にも活用したいですね。

ルイボスティー

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ティーライフ オーガニックルイボスティー

¥1,000〜(2017/08/28 時点)

ティーバッグ式で手軽に入れられるのが特徴です。水銀や残留農薬の検査も行われているので、安全性が高く、安心して飲むことができますね。3gのティーバッグが100個入った通常タイプと、2gのティーバッグが101個入ったオーガニックタイプから選べます。

ルイボスティーにはミネラル、ナトリウム、マグネシウム、カルシウム、亜鉛、鉄、マンガンなどたっぷりの栄養が含まれています。カルシウムやマグネシウムはストレスの緩和に、鉄は貧血の改善、マグネシウムは便秘の改善良いとされています。

■この商品に関する口コミ
・この美味しさなら毎日飲めます。体にも良いことだらけです。
・お茶と違い苦みがないのでありがたいです。1日200ccほど飲んでます。

引用元:review.rakuten.co.jp

ローズヒップティー

Rosehip 02

オーガニック・ハーブ ローズヒップ ファインカット

¥1,000〜(2017/08/28 時点)

ビタミンCの爆弾といわれるほど豊富なビタミンCが含まれています。その他にも、リコピン、βカロチン、カルシウム、鉄分、食物繊維など嬉しい栄養成分がたっぷり含まれています。お茶として抽出したあとの出がらしもそのまま食べられるので、豊富な栄養素を効率よく摂ることができます。

ティーカップに茶葉とお湯を注いで蒸らしていただくだけでなく、水出しもできるので、季節を問わず楽しめます。スイスのIMO、アメリカのUSDA、日本の有機JASという厳しさで有名な3大有機認定団体から有機認証を受けた安心な商品です。

■この商品に関する口コミ
・程よい甘酸っぱさで体を元気にしてくれそうです。
・お茶を楽しんだあとも出がらしに蜂蜜をかけて食べるとおいしくいただけます。

引用元:review.rakuten.co.jp

黒豆茶

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遊月亭 発芽焙煎 黒豆茶ティーパック (12g×10包)×10袋

¥3,240〜(2017/08/28 時点)

発芽した黒大豆を香ばしく焙煎して作られた黒豆茶です。焙煎することによって豆類特有のえぐみが消え、甘くて香ばしいお茶が楽しめます。1パックあたり1Lの黒豆茶ができますが、出がらしも黒豆ごはんやスイーツの材料として楽しむことができます。

ノンカフェイン、ノンタンニンなので、量を気にすることなくガブガブ飲めるだけではなく、産後に子どもと一緒に飲めるのもうれしいですね。

■この商品に関する口コミ
・いろんな黒豆茶を飲みましたが、こちらが一番おいしかったです。
・煮出したあとの黒豆のレシピが入っていたので感激しました。

引用元:review.rakuten.co.jp

ストレスを溜めない程度にカフェインやタンニンに気を配ろう

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赤ちゃんのことを考えると、毎日口にするものには気を配りたいですよね。しかし、好きなものを我慢することによって、ママのストレスの原因にもなってしまいます。普段はノンカフェインのものなど赤ちゃんのことを考えた飲み物を飲んだ方が良いですが、神経質になりすぎず、たまに好きなお茶は1、2杯飲むなど無理しない範囲で上手につきあいましょう。

飲んだ直後に気分が悪くなったり、体調の変化があったりしたら、医師に相談するなど早めの対処を心がけましょう。ちょっとした体調の変化に気づけるように、口にするものに意識しながら過ごしたいですね。

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