更新日:2017年08月03日

新生児が夜に寝てくれない!寝ないのは問題?原因と対策を解説

新生児が夜に眠ってくれないと、何か問題があるのではないかと不安になってしまいますよね。ここでは、新生児の眠りのメカニズムと、赤ちゃんが寝ないときの原因や対処法を紹介します。夜に寝ない赤ちゃんのママの負担を軽くする方法も、ぜひ参考にしてみてくださいね。

監修 : mamanoko 医師・専門家
16377
1

新生児が夜に寝てくれない理由とは

Image

新生児は昼夜の区別がついていない

生後1ヶ月頃までの赤ちゃんは、昼夜の区別が付いていないものです。そのため、夜に眠ってくれなくても不自然ではありません。

生後2~3ヶ月頃から徐々に昼夜の区別が付き始め、生後4ヶ月頃になると昼は起き、夜は眠るようになることが多いです。ただし、個人差があるので、昼夜の区別がなかなかつかないと焦らないようにしましょう。

新生児の睡眠サイクル

生まれたばかりの赤ちゃんは、ノンレム睡眠とレム睡眠を40~50分間隔で交互に繰り返しています。そのため、浅い眠りが多く、ささいな刺激で目を覚ましてしまうことも少なくありません。3~4時間おきに目が覚め、1日に16時間ほど眠ります。

赤ちゃんの昼夜の区別をつけるために新生児期からできること

Image

起こす時間と寝かせる時間を決める

新生児のうちはまだ昼夜の区別をつけることは難しいですが、赤ちゃんの生活リズムを整えるため、起こす時間と寝かせる時間をだいたい決めておくことをおすすめします。毎日一定の時間に起こして授乳をすることが望ましいですが、赤ちゃんやママの体調や様子を考慮し、無理のない範囲で実践してみてくださいね。

昼と夜のメリハリをつける

昼は部屋を明るくし、夜は暗くするなど、昼と夜のメリハリをつけるのも、赤ちゃんの生活リズムを整えるのに効果が期待できます。また、昼間は音楽をかけたり、赤ちゃんに話しかけたり、抱っこしたりと楽しく過ごし、夜には静かにしてあまり赤ちゃんを刺激しないようにしてみてはいかがでしょうか。

授乳と眠りを分ける

授乳中に赤ちゃんが眠ってしまうことも少なくありませんが、眠りと目覚め、授乳をできる限りわけるようにすると良いですね。朝は赤ちゃんが半分眠っている状態で授乳するのではなく、しっかりと目覚めさせてから授乳を始めるようにしましょう。生後数週間を過ぎてからは、なるべく授乳しながら眠らせないようにしてみてくださいね。

新生児が寝ない原因と対処法

Image

お腹が空いている

新生児がなかなか寝てくれなかったり、眠ってもすぐに目を覚ましてしまったりする場合は、お腹が空いているのかもしれません。特に母乳育児の場合は、赤ちゃんがどのくらいの量を飲んだのか目で見てわからないものです。もしも母乳だけでは足りない場合は、ミルクに頼るのも良いでしょう。

ミルクは母乳よりも腹持ちが良いといわれているので、長く眠ってくれるようになるかもしれません。また、ミルクの場合も、授乳中赤ちゃんが眠って既定の量が飲めないようであれば、起こしてしっかりと飲ませ切るようにしましょう。ただし、母乳でもミルクでも、体重増加が正常で順調に成長していれば、それ以上に起こして無理に飲ませる必要はありません。

ゲップがでない

母乳やミルクを飲むとき、赤ちゃんはいっしょに空気を飲み込んでしまいます。そのままだと、胸が苦しくて眠れなくなったり、吐き戻ししたりすることもあるので、ゲップで飲み込んだ空気を外に出さなければなりません。しかし、赤ちゃんは自力でゲップをすることが難しいため、背中を軽くたたくなどして手伝ってあげるようにしましょう。

どうしてもゲップが出ないときは、授乳のときにほとんど空気を飲み込んでいなかったのかもしれません。5~10分経っても出ないときは無理にゲップをさせず、顔を横向きにして寝かせてあげてくださいね。万が一ミルクを吐いてしまっても、気道に入らないので安心ですよ。

体がかゆい・不快感がある

新生児の肌はデリケートで汗をかきやすいので、新生児ニキビと呼ばれる乳児湿疹やあせもができやすいものです。体の不快感が強いとなかなか眠れなくなってしまうことがあるので、注意が必要です。汗をかいたらすぐに着替えさせたり、保湿をしたりと肌トラブルに気をつけるようにしましょう。また、こまめにおむつを替えると、おむつかぶれの予防に効果的ですよ。

仰向けで寝るのが苦手

赤ちゃんは口ではなく鼻で呼吸をしますが、新生児は鼻水のもととなる涙の分泌量がとても少ないです。そのため、鼻水の代わりに、鼻の粘膜に血液を充満させているといわれています。血液が充満しているので鼻の粘膜はむくんだ状態で、またもともと鼻腔が狭いため、鼻づまりが起こりやすくなるのだそうです。

また、仰向けで寝かせていると、鼻が心臓よりも低い位置にくるので、よりむくみやすくなってしまいます。むくみによって苦しくなり、鼻づまりで眠れなくなってしまう場合は、頭を少し高くしてあげると眠りやすくなりますよ。

便秘

消化器官が未発達だったり、授乳量が十分でなかったりすることで、便秘になってしまう新生児もいます。便秘のせいでお腹が張ったり、不快感があったりして、赤ちゃんが眠れない可能性があります。もしも便秘で苦しそうなら、お腹を「の」の字にマッサージをしてみてくださいね。綿棒浣腸も、便秘がひどい場合に効果的です。なかなか便秘が解消されないときには、一度医師に相談してみましょう。

室温・湿度が適切でない

部屋が暑すぎたり寒すぎたりすることも、新生児が眠れない原因のひとつです。赤ちゃんはまだ上手に体温調節をすることができないので、空調や服装などを調節してあげるようにしましょう。

体調不良

赤ちゃんがなかなか寝なかったり、機嫌が悪かったりするときは、風邪などで体調が悪い可能性があります。体温を測ったり、便の状態や授乳量などを確認したりして、普段と違う症状がないか注意するようにしましょう。

日中の刺激が強すぎる

赤ちゃんの成長のためにと、日中にたくさん遊んであげたくなるかもしれませんが、過度な刺激は赤ちゃんが眠れない原因を作ってしまうことがあります。始めのうちは5~10分ほどから、赤ちゃんに無理のない範囲で遊んであげるようにしましょう。

精神的な不安

今までお腹の中で育っていた赤ちゃんにとって、子宮外の世界は未知の世界です。そのため、新しい環境に慣れるのに時間がかかり、精神的な不安を感じていることがあります。抱っこをしたり、おくるみを使ったりして、胎内に近い環境を作ってあげると安心して眠ってくれるかもしれません。

また、胎内音がなるぬいぐるみやメリーなどを活用しても良いですね。ビニールのクシュクシュという音を聞かせるのも効果的ですよ。

新生児が夜に寝ないときにママの負担を軽くする方法

Image

無理に寝かせそうとしない

新生児が夜に寝てくれないと、赤ちゃんに付き合うママの負担は大きいものです。ただし、無理に寝かせようとすると、なかなか寝てくれない赤ちゃんに、ママはよりストレスが溜まってしまうこともあるでしょう。そのため、「寝ないなら仕方ない」と開き直ると、少し心が軽くなるかもしれませんよ。

周囲の人に頼る

夜に眠ってくれない赤ちゃんのお世話をしていると、ママ自身が寝不足でつらくなってしまいますよね。寝られなくてつらいときは、パパや祖父母など、周囲の人の手を借りるのもひとつの方法です。完全母乳のママでも、あらかじめ母乳を搾乳しておけば、授乳を代わってもらうこともできますよ。

赤ちゃんといっしょに昼寝をする

夜に赤ちゃんが眠らなくて寝不足のときは、ママも赤ちゃんといっしょに昼寝をしても良いですね。妊娠・出産のあとママの体が完全に回復するには、およそ1年かかるといわれています。とくに赤ちゃんが新生児のころは無理をせず、休めるときに休息をとるようにしてくださいね。

赤ちゃんが夜に泣くときは寝言泣きの可能性もある

Image

赤ちゃんが夜に泣いてしまうのは、実は目が覚めたのではなく寝言を言っているだけかもしれません。これを寝言泣きといい、2~3分そのままにしておくと治まります。寝言泣きのときに赤ちゃんに声をかけたり抱っこしたりすると、赤ちゃんを起こしてしまうことがあるので注意してくださいね。

40分から1時間おきに目が覚めて泣いてしまう赤ちゃんの場合、寝言泣きの可能性がある(※1)ので、数分間様子を見てから声かけをするようにしましょう。

新生児が夜に寝なくても心配しすぎないようにしよう

Image

赤ちゃんが夜に眠ってくれないと、育児の方法がいけないのかと不安になってしまうかもしれません。しかし、新生児のころは昼夜の区別が付いていないので、授乳やおむつ替え、体温調節などをしても寝ない場合は、心配しすぎないようにしてくださいね。

昼夜にこだわらず、赤ちゃんが眠ったタイミングでママも仮眠をとるなどして、ママの負担を軽減できるように対処していくことをおすすめします。

あわせて読みたい

Image

新生児は夜泣きをしない?いつからする?泣き止まない原因と対処法

Mobile faviconhttps://www.mamanoko.jp/articles/26636
Image

新生児がよく寝てくれる方法とは?「おひなまき」のススメ

Mobile faviconhttps://www.mamanoko.jp/articles/14372
Image

生後4ヶ月から夜泣きは始まる?月齢別夜泣きの特徴と対策

Mobile faviconhttps://www.mamanoko.jp/articles/25769

関連する人気の記事

子育て・育児のカテゴリ

子育て・育児 デイリーランキング

おすすめの記事