更新日:2017年07月13日

新生児の目やにが多い!原因と対処法は?何科の病院に行けばいい?

生まれたばかりの赤ちゃんは目やにが出やすいですよね。また、目やにがたくさん出たときは、病気のサインなのか不安になります。ここでは、赤ちゃんの目やにのメカニズムと目やにが出やすい病気についてご紹介します。

監修 : mamanoko 医師・専門家
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新生児の目の構造と目やにのメカニズム

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生まれたばかりの赤ちゃんに目やにが多いのはなぜでしょう。赤ちゃんの目の構造や、目やにが出る理由は以下のとおりです。目やには出やすいものではありますが、病気が原因のこともあるので、日頃の状態をチェックしておくことが大切ですね。

涙の量が少ない新生児

乾燥を防ぎ、外からの異物や雑菌が入り込まないようにするため、目は涙によって潤っています。涙には、目に入った異物や雑菌を目やにとして外に出してくれる働きもあります。しかし、体の機能が未熟な新生児は涙の量が足りず、生後2ヶ月くらいまでは少ないままだといわれているのです。

目やにが出やすい理由

目やには異物や雑菌ばかりではなく、「眼脂(がんし)」という角膜・結膜から剥がれ落ちた細胞の分泌物でもあります。また、目やにはまばたきをするたびに少量の涙で流されますが、新生児は涙が少なく、長い時間寝ていてまばたきが少ないので、起きているときに目やにが溜まりやすくなります。

■先輩ママの体験談
・生後5ヶ月のころ、多量の目やにで目が開かなくなり、あわてて眼科を受診したことがあります。泣いて嫌がったのできちんと診てもらうことはできませんでしたが、赤ちゃんはそもそも目やにが多いものなので、あまり心配しなくてよいそうです。
(hinemosnotariさん/40歳)

・産まれて1週間たったころ、右目だけふいてもふいても目やにが出てきました。2~3日続いたので心配になり、小児科に連れて行きました。すると、先生から「新生児はまだ涙腺が完成していないからつまってしまって目やにが出るのよ」と言われました。
(ららさん/31歳)

通常の目やにと異なるケース

いつもの目やにとは異なり、目やにが多くて目が開かなかったり、色がついた目やにが出たり、目やにの量が多かったりするときは、病気の可能性も考えられます。異常を感じたときは早めのケアが肝心です。

目やにが多いときや色が違うときに考えられる原因

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いつもの目やにと様子が違うと感じたときは、病気のサインかもしれません。異常な目やにの原因として考えられるものには、以下のようなものがあります。

風邪

赤ちゃんの涙は鼻涙管(びるいかん)を通って鼻の奥に流れていますが、風邪をひいて鼻水の量が増えたり、鼻の粘膜が腫れたりすることによって、涙がうまく流れずに目やにが溜まることがあります。そのため、風邪をひいたときに、目やにだけでなく鼻水や熱、咳などの症状があらわれるのです。

■先輩ママの体験談
・朝起きると驚くほどの量の黄色い目やにがこびりついていました。何が原因かわからなかったので眼科に行きました。診察結果は風邪気味だったため、黄色い鼻水が目から出てきたそうです。赤ちゃんは目と鼻が近いため、よくあるそうです。
(めーさん/34歳)

・鼻風邪をひいてしまったとき、自分で鼻水を出すこともできないので、鼻がつまったまま朝起きると目やにが出ていました。
(みちゃんさん/22歳)

結膜炎

アレルゲン、ウイルス、細菌などが目の粘膜につくことによって炎症を起こすことを結膜炎といいます。アレルゲン、ウイルス、細菌や、それらと闘った白血球の残骸などが目やにとして排出されます。原因によって目やにの出方や色も異なります。

・アレルギー性結膜炎
アレルギーの元となるアレルゲンが直接結膜についてしまうことから、目はアレルギーが起こりやすい部位です。花粉やハウスダスト、ダニの死骸、カビなどがアレルギーの原因となり、結膜が炎症します。目やにはさらさらとしていて、白っぽい透明色です。

・ウイルス性結膜炎
主にアデノウイルスというウイルスが原因です。アデノウイルスは、流行性角結膜炎(はやり目)や咽頭結膜熱(プール熱)を起こす感染力の強いウイルスです。ネバネバとした白っぽい目やにが症状としてあらわれます。

・細菌性結膜炎
インフルエンザ菌や肺炎球菌など身近な細菌が感染源となって起こる結膜炎です。ドロッとした粘着性の高い目やにや黄色や緑色っぽい膿のような目やにが出ることがあります。

■先輩ママの体験談
実家に猫が4匹いるのですが、息子は猫にアレルギーがあったようで、里帰りをしたときに目やにがしばらく出続け、目も開けられないほどでした。1ヶ月健診で点眼薬をもらってしばらく薬をさしていると治まりましたが、ゴミや猫の毛が目に入ったことが原因だと思われます。
(ふるるるさん/27歳)

逆さまつげ

赤ちゃんの頬はぷっくりとしてかわいいのですが、そのぷっくりとした頬が下まぶたを上に持ち上げることによって、まつげが眼球に貼り付いてしまうことがあります。また、まぶたの脂肪が多くて逆さまつげになってしまうことも珍しくありません。

まつげが眼球に触れると刺激になり、目やにが増えてしまいます。どちらも成長するにつれて治ることが多いのですが、目の角膜を頻繁に傷つけて炎症が起こる頻度が高ければ、治療が必要になります。

鼻涙管閉塞症

涙腺で作られた涙は涙袋(涙嚢)から鼻涙管を通って吸収されます。胎児のときは鼻涙管が閉じた状態ですが、出生後に開通します。しかし、新生児の6~20%は鼻涙管に膜が残った状態で生まれます。これが鼻涙管閉塞症です。

鼻涙管が詰まっていると雑菌が繁殖して目やにが溜まることから涙嚢炎を起こします。頑固な目やにが続くときや、涙目が続くときは注意が必要です。

■先輩ママの体験談
産まれたときからずっと左目だけ涙と目やにが出ていました。1ヶ月経っても治らないので1ヶ月健診のときに診てもらったら、眼科をすすめられました。眼科では鼻涙管閉塞症の可能性が高いと言われました。

ほとんどの場合、大きくなると自然に治ると言われ、しばらく様子を見ることに。それから3ヶ月くらいでいつの間にか治っていました。
(beni1024さん/33歳)

新生児の目やにの対処法

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まずは処置する人の手を清潔に洗います。赤ちゃんが目覚めたときについている目頭や目尻の通常の目やには、少し湿らせた温かいタオルやガーゼでそっとぬぐってあげましょう。ふくたびにガーゼの面を変え、目頭から目尻にかけてふくのがポイントです。

粘り気があったり、色がついていたり、異常を感じられたりする目やにが出たときは、ウイルスや細菌がついている可能性があるので、使用したタオルやガーゼは捨てましょう。異常を感じられる目やにを拭いたときは、感染予防のため、処置をした後に必ず手を洗うことも忘れないようにしましょう。

■先輩ママの体験談
・目やにが出ていたので1ヶ月健診のときに点眼薬を処方してもらいました。そのときに濡れた清潔なガーゼで目元を優しく拭いて、清潔を保つように言われました。
(まあたさん/33歳)

・急に目やにが出たことがありました。まつ毛にびっしりついて目が開けにくくなるほどで心配しましたが、小まめにきれいなガーゼで拭き取って2~3日様子を見ました。ひどかった目やには徐々に減っていき、出なくなりました。
(さくらさん/41歳)

赤ちゃんの目やにには点眼薬を使ってよいの?

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目のトラブルを感じたときは目薬をさすのが一般的です。しかし、新生児用の市販の点眼薬は販売されていないうえに、赤ちゃんの目やににはさまざまな原因があります。まずは炎症を起こしている原因を突き止めることが解決への近道なので、受診して症状にあった点眼薬を処方してもらいましょう。

点眼薬を処方されたときは、目やにやまつ毛に触れることのないように注意します。まつ毛についたウイルスや細菌が点鼻薬についてしまうと、点眼薬の中で繁殖してしまうため、正しい点眼方法を心がけましょう。

目やにで病院を受診する目安

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目やにの原因が風邪や細菌性のことも考えられます。まずはかかりつけの小児科を受診して、医師の判断を仰いでください。もし、眼科の受診をすすめられたときは、新生児でも受診可能な眼科を紹介してもらいましょう。

受診すべきか判断に迷うときは、下記のようなサービスを利用するのも良いですね。

・小児救急電話相談事業(#8000)
全国同一の短縮番号である#8000をダイヤルすると在住地の都道府県の相談窓口に自動転送され、小児科医師や看護師からアドバイスを受けられます。

小児救急電話相談事業(#8000)について |厚生労働省

日頃の状態を観察しよう

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目やにといっても、赤ちゃんによって出方、色、量が異なります。新生児は免疫力も低く、むき出しの状態の眼球はトラブルを起こしやすい場所でもあります。日頃からいつもの目の状態を知っておき、異常に気付きやすい状態を知っておくことが大切です。

いつもの目やにの色や量、目やにが出るタイミングなどは、赤ちゃんのお世話をする人の間で共有しておきましょう。

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