更新日:2017年10月17日

新生児は保湿する必要はある?ベビークリーム・オイル・パウダーの違いは?

赤ちゃんのお風呂上りの保湿ケアについて、いつごろから行ったら良いのか、よくわからないママも多いのではないでしょうか。赤ちゃんに保湿ケアをする理由や、保湿ケアを行う月齢、赤ちゃんの保湿剤の種類と特徴、保湿剤の使い方のポイントや注意点などをご紹介します。

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赤ちゃんの保湿

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赤ちゃんのお風呂上がりのケアはどのように行ったら良いのでしょう。保湿剤を使う時期や保湿をする理由をご紹介します。

新生児に保湿は必要?

新生児は男性ホルモンを分泌するため、皮脂の分泌量が非常に多いといわれています。頭皮やおでこ、鼻のわきに起こる脂漏性湿疹を例にとっても、皮脂量が多いのは明らかです。新生児期のお手入れは保湿よりも、ほこりや汗などの汚れを取り、清潔に保つことが大切です。

赤ちゃんの保湿はいつからいつまで?

赤ちゃんは生後1ヶ月頃に皮脂の分泌がピークになった後、2~3ヶ月くらいから急激に減り始めます。そのときが赤ちゃんの保湿ケアのスタートといえるでしょう。お風呂上がりには、石けんやお湯によって失われた皮脂成分を補って、角質層の水分を逃さないことが大切です。

入浴後、タオルで水気を取り皮膚に湿り気が残っているうちに、保湿剤を使いましょう。皮脂量は思春期に差し掛かるまで少ないといわれています。小学生くらいまでは日頃の保湿ケアが必要です。

赤ちゃんに保湿をする理由

皮脂量が減ると同時に水分保持能力も未熟なので、肌が乾燥しやすい状態となっています。乾燥を放っておくと、皮膚のバリア機能が低下し、アレルゲンや微生物が肌に侵入しやすくなります。そのことが原因でアレルギー反応や感染症にかかることがあります。

また、肌が乾燥していると、かゆみを感知する神経が皮膚表面に伸びてきて、かゆみを誘発します。そのため、赤ちゃんが肌をかき、肌を傷つけることになります。

特に目立った乾燥や粉拭きがなくても、赤ちゃんの肌はバリア機能が低いので、水分を保ってあげることが大切です。皮脂量が少なくなる生後2~3ヶ月頃からは、お風呂上がりの習慣として保湿ケアを行いましょう。

赤ちゃんの保湿剤の種類と特徴

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赤ちゃんの保湿剤といっても、実にさまざまな種類があります。現在市販されている保湿剤のなかで、一般的なものをご紹介します。

ベビーオイル

オイルには大きく分けてオリーブオイルやホホバオイルなどの植物性のオイルと廃油を精製して作られた鉱物性(ミネラル)オイルがあります。植物性のオイルは肌に浸透して潤いを与える役割を、鉱物性(ミネラル)オイルは肌に浸透せず、肌表面に膜を作り、外部刺激から皮膚を守る役割をします。

一般的に赤ちゃん用のベビーオイルとしては、オリーブオイルなど植物性のオイルが好まれ、選ばれることが多いようです。

・オリーブオイル
人間の母乳に含まれる脂肪や体脂に近く、ビタミンA、スクワランなどの天然成分を多く含みます。保湿性に優れ、栄養価が高いのが特徴です。

・ホホバオイル
分子構造が人体と似ており、保湿力が高いのが特徴です。殺菌性があり、傷んだ細胞を回復する力があるので、湿疹やおむつかぶれの肌にもおすすめです。

・スイートアーモンドオイル
低刺激で乾燥してかゆみを伴う肌や炎症のある肌に適しています。肌なじみが良いので、昔から化粧品やマッサージ用のオイルとして使われています。

ベビーローション

赤ちゃん用のとろりとした乳液状の保湿剤をベビーローションと言います。クリーム状のものよりも、水分が多いので、伸びが良く、さっぱりとした質感が特徴です。軽いつけ心地なので、目立った乾燥がないときや、皮脂量が比較的多い夏におすすめの保湿剤です。

容器はボトルタイプやポンプタイプのものが多いので、持ち運びには向きません。旅行や外出に持っていくときは、蓋のしっかりした容器に詰め替えると良いでしょう。

ベビークリーム

クリーム状の保湿剤で、ローションより水分が少ないのが特徴です。保湿効果が高いので、目立った乾燥肌や冬の時期におすすめです。チューブタイプやプラスチックや瓶に入ったジャータイプが多いので、小さいものを選べば持ち運びにも便利です。

最近では、植物性由来の軟膏状のバームをクリームと呼ぶこともありますが、バームはクリームよりも重めの質感で、肌に浸透するというよりも、肌表面に膜を作って保護するような役割があります。

ベビーパウダー

あせもやかぶれの予防として使われるベビーパウダーは、乾燥を防ぐものではありません。ベビーパウダーは汗や余分な水分を蒸発させたり、乾燥させたりする役割があります。赤ちゃんの全身に保湿剤を使ったあと、あせもができやすい首や脇、足の付け根など汗がたまりやすい場所やかぶれを起こしやすい場所に塗っておくと、サラサラ感を保ちます。

ワセリン

地中の奥深くから採取した原油を精製するとガソリンや灯油などの石油製品が作られます。ワセリンも原油から作られますが、不純物を取り除いて、高純度に精製されています。植物油は酸化するスピードが早いのですが、ワセリンは脂肪酸を含まないので、長い間品質が変わらないのが特徴的です。

ワセリンは他の保湿剤と違い、肌に浸透することや、肌に有用な成分を持ちません。皮膚の上に乗せると、肌の中の水分を外に逃さないという蓋のような役割をします。肌の中の水分を逃さない、他に塗った保湿剤の成分を閉じ込めておくなどの目的で使うと良いでしょう。厚く塗るとべたついたり、ホコリがついたりしますので、薄めに塗るのがポイントです。

赤ちゃんに保湿するときのポイント

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保湿の前に肌を清潔にする

まずは肌を清潔に保つことが大切です。石けんなどの洗浄剤はよく泡立て、ガーゼやタオルでやさしくなでるようにして洗いましょう。強い乾燥をおこした肌や湿疹のあるときは、ガーゼやタオルを使用せず、手でやさしく洗います。また、洗浄剤が身体に残っていると痒みの原因になるので、きれいに洗い流すことが重要です。

保湿剤の選び方

赤ちゃんの肌の状態や季節に応じて選びましょう。特に目立った乾燥が見受けられないときや、暑い季節で皮脂の分泌量が多いときは、ローションなどのさっぱりしたものがおすすめです。逆に乾燥肌や寒い季節で皮脂の分泌量が少ないときは、油分の多いクリームやオイルタイプが良いでしょう。

商品によっては様々な保湿成分、香りの成分、かゆみを抑える成分などが入っています。また、成分保持のための保存料や着色料が入っているものもあります。赤ちゃんの今の肌状態にどれが合ったものなのか、必ず商品表示や商品説明などが書かれたのパッケージや企業のホームページを見てから選びましょう。

保湿剤の塗り方

お風呂上りにタオルなどで水分を取った後、すぐに保湿剤を塗りましょう。肌にまだ水分が少し残った状態なので、肌の水分を逃さないからです。お風呂セットとして、湯上り後のタオルや綿棒などのお手入れセットと一緒にしておくと良いでしょう。

赤ちゃんに保湿をするときの注意点

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赤ちゃんの肌はとても敏感です。強い力でこする、爪が伸びた状態でお手入れするのは止めましょう。また、保湿剤を塗った後に赤みやかゆみや発疹が出たときは、使用を中止し様子を見ましょう。保湿剤を変えてもそのような症状が出るときは速やかに受診をしましょう。

赤ちゃんの保湿ケアで楽しいコミュニケーションタイムにしよう

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赤ちゃんの保湿ケアは肌のバリア機能を高め、乾燥から肌を守る役割がありますが、赤ちゃんの肌にママが直接触れるコミュニケーションの時間でもあります。お風呂上がりのスキンシップにすれば、赤ちゃんもきっとその時間を楽しんでくれることでしょう。生後2~3ヶ月頃からのお楽しみタイムとなりそうですね。

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