更新日:2017年09月28日

生理前・生理中の微熱と寒気の原因は?風邪との見分け方や対処方法

生理前や生理中に熱っぽいと感じていませんか?風邪なのかもしれないと思ってしまうかもしれませんが、他に原因はあるのでしょうか。ここでは、生理前や生理中の微熱の原因に加え、妊娠の可能性、風邪との見分け方や対処方法までお伝えします。

監修 : mamanoko 医師・専門家
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生理前・生理中の微熱の原因は?

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一般的に生理周期は、「月経期」「卵胞期」「排卵期」「黄体期」の4つの周期を順番に繰り返しています。体温に注目すると、「月経期」「卵胞期」が低温期、「黄体期」が高温期になり、体温は2層に分かれるのが通常の状態です。

次の月経前にあたる「黄体期」は高温期となり、体温は上がります。低温期と高温期の温度差は0.3℃以上が普通で、人によっては生理前には37℃を超えることもあります。これが生理前に起こる微熱の原因です。

生理時には通常熱は下がり、低温期を迎えるはずです。しかし、中には高温期から体温が下がらない女性もいます。体温が下がらないのは、血流の悪化により引き起こされることもありますが、正常に月経周期が機能していない、子宮関連の病気が潜んでいることも考えられます。

「生理前・生理中の微熱」と「風邪の微熱」との見分けかた

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「生理前・生理中の微熱」の症状

基本的に微熱が風邪からくるものか生理周期によるものかは、すぐには判断しづらいものです。生理周期に関係した微熱であれば、風邪薬を飲んでも、熱が下がるなどの症状の改善は見られません。また、生理が始まってすぐに微熱が下がれば、黄体期(生理前)の微熱の可能性が高くなります。

寒気を生理前の微熱と風邪との判断基準に使う人もいますが、それは判断する材料にはなりません。寒気は風邪によって引き起こされるというよりは、発熱によって引き起こされる反応だからです。

「風邪の微熱」の症状

風邪の8~9割がウイルス感染が原因で起こります。風邪の微熱であれば、風邪薬が効きます。また、生理前や生理中の微熱には現れない、咳や鼻水、くしゃみなどを伴うでしょう。薬が効くか、熱のほかに症状があるかといった点で、自分の微熱が生理周期によるものなのか、風邪によるものなのかを判断してみてください。

普段から基礎体温をつけることで判断材料に

普段から「基礎体温表」をつけていることで、より生理前の微熱を判断しやすくなります。基礎体温表をつけると、自分自身の身体の変化や病気、体調不良や妊娠まで、いろいろなことを読み取ることができます。自分自身の身体と向き合い、まずは2~3周期基礎体温表をつけてみませんか。

吐き気が伴う場合も

生理前や生理中の微熱に吐き気が伴う場合もあります。吐き気が伴うのは、生理前から生理前半までに増える「プロスタグランジン」という物質の影響です。プロスタグランジンは子宮の収縮を促し、使われなかった子宮内膜などを外に排出しやすくする働きがあります。さらに、子宮だけでなく、胃腸にも影響を与えています。

プロスタグランジンが胃腸に影響を与えると、吐き気につながってしまうことがあります。そのため、生理前や生理中の微熱には吐き気が伴うことがあり、下痢気味になってしまう人もいます。

生理前・生理中の微熱の対処方法

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リラックス

微熱は、基本的には正常に身体がホルモンに反応している証拠でもあります。無理に微熱を下げるようなことはせず、ホルモンバランスを崩さないようにリラックスして過ごしましょう。ホルモンバランスの乱れは、つらい状態をより長引かせてしまうこともあります。

身体は冷やさない

微熱が出ているときは身体がほてっているように感じるために、身体を冷やそうとする人もいるでしょう。しかし、身体を冷やすとホルモンバランスが崩れ、体調を悪化させる原因になってしまいます。子宮や腰回りを温めることで、血流が安定し、生理痛も含めて症状が和らぎますよ。

軽い有酸素運動をする

無理をしない程度で構いませんが、まったく身体を動かさないより、動かした方が気分もリラックスします。微熱でだるいと思ったら、少し軽いストレッチをして身体をほぐしてみましょう。血流が良くなると、生理中の微熱の改善につながり、ホルモンバランスも安定します。

高温期が生理中もずっと続くと妊娠の可能性も

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日本産婦人科学会によると、黄体ホルモンやhCGの投与を受けていない状態で高温期が3週間以上持続した場合は、ほぼ妊娠しているとしています。高温期といわれる「黄体期」は通常、12.7日に1.6日程度の誤差しかなく、人によって差が出にくいところです。その高温期が継続することは、何かいつもと違う様子であること、つまり「妊娠」が予想されます。

もし妊娠している可能性があるなら風邪薬の服用はいったん見送り、他の症状から判断しましょう。妊娠4週(28日周期なら次の生理予定日)の段階は、胎児の重要な器官である中枢神経や心臓などが発生・分化する時期とされています。妊娠の可能性があり、薬を服用しないとつらい場合は、医師に必ず妊娠の可能性を伝えて判断を仰ぎましょう。

高温期が長く続く可能性としては、ストレスや疲労などによるホルモンバランスの乱れや血流の悪化もあげられます。そのため、高温期が続くからといって、妊娠とは断定できません。

つらい人も多い微熱。無理をしないで

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毎月、微熱で悩まされる女性は意外に多くいます。微熱が出てつらいときは、無理をせずに少し休んでください。無理をするとホルモンバランスが乱れて症状が悪化したり、不調な状態が余計に長引いてしまったりすることもあります。

また、風邪でもないのに高温期の微熱が続く場合は、妊娠の可能性も視野に入れましょう。高温期の微熱が3週間以上続いたら、産婦人科を受診することをおすすめします。

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