更新日:2017年07月11日

高温期7日目の身体の変化は?フライング検査するとどうなる?

基礎体温は避妊に活用することができますが、妊娠できるタイミングを図ったり、妊娠した可能性を判断する際に活用することもできます。妊娠を希望している場合には、妊娠したのかな?と高温期のちょっとした変化が気になることもあるでしょう。ここでは生理周期による体温・身体の変化を解説します。

監修 : mamanoko 医師・専門家
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目次

    基礎体温とは

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    基礎体温とは安静な状態で計測した体温のことです。継続的に計測し記録することで、自身の身体・心の周期や、その時の状態を把握することができます。一般的な体温の測り方とは異なり、専用の基礎体温計(婦人体温計)を用いて舌の下で計測します。安静な状態での計測が必要なため、朝起き上がる前に布団の中で測り、なるべく同じ時間帯・同じ条件で測るようにします。測った体温は、市販の基礎体温表やスマートフォンアプリなどに記録します。計測した基礎体温値をグラフ化すると、一定周期の中で基礎体温には高い時期(高温期)と低い時期(低温期)があるのが確認できるはずです。

    体温は個人差があるため、37℃以上であれば高温期といった基準はありません。目安としては、低温期は36℃以上、高温期は低温期より0.3℃以上体温が高くなります。

    高温期の身体の変化

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    基礎体温は、「卵胞ホルモン(エストロゲン)」「黄体ホルモン(プロゲステロン)」と呼ばれる女性ホルモンの分泌量の変化で高くなったり低くなったりします。女性ホルモンの分泌は心身の変化と密接に関係しており、生理や排卵を起こしたり、子宮・腟・汗腺の分泌物が混じり合った「おりもの」を変化させたりします。女性ホルモンの分泌量は、生理開始日から次の生理開始前日までの「生理周期」に伴い周期的に変化します。

    排卵が起こると、基礎体温を上げる働きがある黄体ホルモンの分泌が増えて、高温期に入ります。排卵前後のおりものは、透明でとろみがあり、分泌量が最も多くなります。高温期には妊娠に備えて子宮内膜が厚くなり、粘り気のある白いおりもに変化します。妊娠していなければ黄体ホルモンは高温期の終わりとともに減少し、基礎体温が下がり、厚くなった子宮内膜がはがれて外に出る「生理」が始まります。生理数日前からおりものには血が混じることがあります。排卵日を正確に予測するのは難しいうえ、卵子は排卵後も24時間は受精可能なので、高温期に入ったと思ってもしばらくは妊娠できる可能性があります。

    妊娠と基礎体温の変化

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    基礎体温は、生理周期で変動します。生理周期は卵胞期・排卵期・黄体期・月経期の四つの期間に分かれ、それぞれ名前の通りの変化が身体には起こっています。生理開始から排卵までの約2週間が低温期、排卵期に基礎体温は上昇し、次の生理が始まるまでの約2週間が高温期となります。妊娠している場合と妊娠していない場合で大きく変わるのが「月経期」の有無です。

    妊娠していない場合であれば黄体の萎縮(黄体期の終了)とともに黄体ホルモンが減少し、基礎体温が下がり、生理が起こります。妊娠が成立している場合には黄体ホルモンが維持され、基礎体温は高いままの状態になり、生理は起きません。個人差はありますが、高温期は約2週間で期間は毎周期ほぼ一定になるため、約2週間の高温期が終わった後も高温期が続いているようであれば妊娠の可能性があります。もちろん、生理が遅れているだけの可能性もあるため、基礎体温のみで妊娠の有無を判断することはできません。妊娠を確認するためには、妊娠検査薬や病院で検査をする必要があります。

    高温期7日目の基礎体温が上がる・下がることはある?

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    体温は1日の中でも変動しており、運動・入浴・食事・飲酒・気温などの影響を受けて変化します。0.00℃単位の細かな変化を観察する基礎体温では、測定条件の変化により多少上下する可能性はあるでしょう。一方で、低温期と高温期の体温差が少ない場合には「無排卵」の可能性が、高温期が9日以内の短い期間で終了してしまう場合には「黄体機能不全」の可能性があります。ともに不妊につながる可能性があるため、思い当たる節があれば病院を受診しましょう。

    妊娠を希望する人たちのあいだでは、「妊娠すると基礎体温が二段階で上がるという」話が話題にあがることがあります。これはインターネット上で公開されている個人の体験談が元になった話のようです。「福さん式」と呼ばれる妊娠の有無を確認するひとつの方法で、おりものの状態をチェックし、子宮口を確認するそうです。妊娠時の基礎体温の変化については研究例があまり多くありませんが、確認されているものでは妊娠時に基礎体温が二段階に上昇した例もあったようですが、個人差があるようです。

    高温期の腹痛や吐き気・腰痛などの原因は何?

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    高温期には、イライラ、のぼせ、下腹部膨満感や下腹痛、腰痛、頭重感、怒りっぽくなる、頭痛、乳房痛、落ち着きがない、憂鬱といった症状が出る人がいます。これは「PMS(月経前症候群)」と呼ばれる生理3〜10日前に起こる心と身体に変化です。人それぞれであるPMSの症状は200通り以上あるともいわれています。PMSは生理前に症状が起こり、生理開始とともに症状が緩和・なくなります。PMSの可能性がある場合には、高温期には「予定をつめこみすぎずゆっくりとする」「むくみ対策にマッサージをする」「アロマオイルなどを用いてリラックスする」といった過ごし方を検討してみてはいかがでしょうか。

    一方で、注意したいのがPMSと似た症状として「妊娠初期症状」があるという点です。個人差はありますが、腹痛、足の付け根の痛み、吐き気(つわり)、微熱のような症状があるといった点はPMSの症状と共通している点があります。各症状のみでPMSと妊娠初期症状を判断するのは難しいため、妊娠の可能性があれば「生理がどのぐらい遅れているか」「高温期が何日続いているか」「市販の妊娠検査薬を試すとどうか」といった点を確認すると良いでしょう。なお、PMS・妊娠初期症状ともに症状がない人もいます。

    高温期7日目に妊娠検査薬を使用するとどうなる?

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    妊娠を希望している場合には、妊娠の有無が早く知りたくてうずうずしている方もいるかもしれませんね。妊娠を希望している方の中には、市販の妊娠検査薬を正しい使用時期よりも早い段階で使用する方がいるようです。「フライング検査」と呼ばれる、推奨使用時期より前の検査では、正しい判定結果が出ないだけでなく、自己判断による思わぬ落とし穴も指摘されています。

    市販の妊娠検査薬は、一般的に生理予定日の1週間後からの使用が推奨されており、妊娠した際に分泌が始まるhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピンホルモン)を尿中から検出できると陽性反応が出ます。hCGは着床後3〜4日で分泌が始まるといわれていますが、hCGの分泌量が多くなるのは生理予定日の1週間後からのようです。妊娠していたが分泌量が少なかったために陰性になり薬を服用してしまった、妊娠していなかったが正しい判定が出ず陽性になり大きく落胆したといった、正しい使用時期を守らなかったがゆえの体験している人もいるようです。焦らず使用時期を守ると良いでしょう。

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    着床痛・着床出血は必ずあるもの?

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    排卵・受精・着床といった一連の流れを経て、妊娠は成立します。排卵が起こり、精子と卵子が出会い、受精卵になってから6〜7日後には着床が始まるといわれています。着床した際に、「着床痛」「着床出血」があったという人がいますが、これは妊娠初期症状や妊娠初期の出血のことを指しているのかもしれません。

    妊娠初期症状や妊娠初期の出血は個人差があり、すべての人に起こるものではないため、痛み・出血がなくても妊娠している可能性はあるでしょう。ただし、病気が原因で出血している可能性もあるため注意が必要です。妊娠は排卵・受精・着床の流れで成立します。不妊治療を行なっている場合には、受精卵が着床できる状態が整っているかを確認するために、高温期7日目前後に経膣エコーで子宮内膜の厚さや性状を確認する場合があります。

    高温期に不正出血!妊娠の影響によるもの?

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    生理以外の性器からの出血は「不正(性器)出血」と呼ばれます。不正出血には、子宮筋腫や腫瘍などの病気による出血、ホルモンの乱れによる出血、排卵期に起こる中間期出血、妊娠初期の少量出血などさまざまな原因があります。治療が必要な病気や、不妊につながる病気の可能性があるため、早めに婦人科に相談すると良いでしょう。子宮ガン・子宮筋腫・子宮内膜炎などの病気による出血は器質性出血と呼ばれ、無排卵月経・黄体機能不全などのホルモンの乱れによる出血は機能性出血と呼ばれます。

    排卵期に起こる中間期出血は生理的なもので病気ではなく、個人差があります。毎周期、排卵期に少量の出血が見られる、おりものに血液のようなものが混じり茶色くなるといったことがあれば中間期出血の可能性があるでしょう。妊娠初期の出血も個人差があります。
    不正出血はさまざまなケースが考えられるため判断が難しいものです。医師の診察を受けないと原因の特定は難しいため、気になる出血があれば婦人科を受診しましょう。

    妊娠の判断は専門医に委ねよう!可能性があれば病院へ

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    個人差はありますが、高温期7日目は、おおよそ高温期の折り返し地点になります。妊娠を希望している人は妊娠の有無が気になり、妊娠を希望していない場合でもいつ生理がくるのが気になる時期かもしれません。

    高温期7日目ではまだ妊娠検査薬を試すことはできませんが、妊娠初期兆候の確認をしたり、基礎体温の変化を観察したりすることはできるでしょう。妊娠を希望している場合には、妊娠が確定する前の段階から飲酒・喫煙を控えると良いでしょう。風邪などの体調不良で薬を服用したい場合には、妊娠を希望している・妊娠の可能性がある旨を伝えて相談しても良いかもしれませんね。焦らず、できることからやっていきましょう。

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