更新日:2017年09月28日

葉酸サプリは副作用がある?過剰摂取による吐き気などに要注意

葉酸は妊娠中特に摂りいれたい栄養素で、簡単に摂取できる葉酸サプリを愛用される方も少なくありません。しかし、葉酸サプリを1日の上限を超えて摂取し続けると、妊婦の身体だけでなく胎児に悪影響となる可能性があります。ここでは、葉酸サプリによる副作用、胎児に与える影響、適切な摂取量について解説します。

監修 : mamanoko 医師・専門家
7294
0

葉酸はどれくらい摂取すべき?

Image

葉酸の摂取上限量

葉酸は「体内に吸収されにくく、熱に弱い」という特徴があります。食事から摂取した場合は、尿から排出されるため副作用のリスクは少ないといわれています。

しかし、葉酸サプリの場合、食事から摂取するよりも体内に吸収されやすく、葉酸を過剰に摂取すると副作用のリスクが高まります。そのため、「1日1000μg」が摂取上限量とされており、1000μg以上は過剰摂取となり副作用の危険が高まるため注意が必要です。

葉酸摂取量の目安

葉酸の摂取量は、男女ともに1日240μgが目安といわれています。しかし、妊活中や妊娠初期は、葉酸に胎児の染色体異常や神経管閉鎖障害を防ぐ効果があることから、「1日240μg(食事)+400μg(サプリ)=480μg」が葉酸摂取量の目安となります。1日の食事に加え、葉酸サプリから400μgを摂取するように厚生労働省が推奨しています。

妊娠初期に葉酸が不足すると、神経管閉鎖障害という先天性異常を引き起こし、胎児の脳や脊髄に悪影響を与える原因となるため、妊活中や妊娠中は葉酸の摂取量が一般の方より増えるということです。

Mobile favicon

葉酸って本当に効果あるの?妊活・妊娠中におすすめの葉酸を徹底解説

Mobile favicon

葉酸はいつからいつまで飲む?妊娠前から必要な葉酸

葉酸サプリ過剰摂取による副作用

Image

葉酸過敏症

上限である1日1000μg以上の葉酸を摂取し続けると、葉酸過敏症を引き起こす可能性があります。葉酸過敏症の主な症状として、吐き気、かゆみ、蕁麻疹(じんましん)、呼吸障害、喘息などがあらわれ、胎児が将来小児喘息になるリスクも高まります。

ビタミンB12による貧血との区別が難しくなる

葉酸やビタミンB12が不足することで、巨赤芽球性貧血(きょせきがきゅうせいひんけつ)を引き起こす可能性があります。巨赤芽球性貧血とは、葉酸やビタミンB12の不足によりDNA合成が障害されて細胞分裂が正常に行われず、骨髄の中で巨赤芽球という未熟な赤血球が形成されることで引き起こされる貧血です。

一般的に、ビタミンB12の不足が原因の場合、貧血の症状に加え下肢のしびれによる歩行障害や運動失調などの神経に関わる症状があらわれます。しかし、葉酸不足が原因の場合は、神経症状はあらわれません。

巨赤芽球性貧血の治療では、葉酸の経口投与により貧血は改善されることがありますが、神経症状は治りません。そのため、葉酸の過剰摂取によりビタミンB12の不足が原因という診断が遅れてしまい、神経症状を悪化させる可能性もあるのです。

Mobile favicon

妊娠中の貧血の原因と対策は?胎児への影響はある?

亜鉛の吸収を阻害する

葉酸と亜鉛は、妊娠しやすい身体作りのために欠かせない栄養素です。葉酸には、卵胞を育てる働きがあり、亜鉛には「プロゲステロン」と「エストロゲン」という女性ホルモンの分泌を促す作用があります。妊娠を希望している方は、葉酸と亜鉛の摂取が重要ということです。

しかし、葉酸は過剰摂取することで亜鉛の吸収を阻害するといわれています。あくまでも1日1000μgの上限を超えた場合であるため、正しい摂取量を守れば亜鉛の吸収が低下することはないでしょう。

葉酸の取りすぎによる胎児への危険性は?

Image

妊娠30週~34週の妊娠後期に、葉酸サプリを1日1000μg以上摂取し続けると、胎児が小児喘息になるリスクが高まるという研究結果がオーストラリアの研究機関により発表されています。しかし、この結果は食品に含まれる「ポリグルタミン酸型葉酸」ではなく、サプリに含まれる「モノグルタミン酸型葉酸」を1日1000μg以上摂取し続けた場合の結果です。1日1000μgを超えなければ、基本的には問題はありません。

葉酸サプリはモノグルタミン酸型葉酸でも、食品から抽出したものと合成化学物質から抽出したものの2種類があります。食品から葉酸を抽出すると、体内への吸収率が悪いのではないかと思われがちですが、モノグルタミン酸型であれば吸収率は変わらないと考えて問題ありません。

妊娠中の1日の葉酸摂取量を守り、過剰に葉酸摂取をしないことが大切と言えます。

妊娠周期別の葉酸摂取量と効果

Image

葉酸は妊活の手助けをしてくれる

葉酸は、妊活中にも欠かせない栄養素です。葉酸を摂取すると、造血作用とたんぱく質合成作用により、子宮内膜がフカフカに厚くなります。そのため、受精卵の着床が促進され、妊娠が成立しやすくなるといわれています。ただし、理論上では可能性があるというレベルで医学的な根拠はありません。

受精卵は着床後、母体の血液を通して運ばれる栄養や酸素を摂りいれながら成長していきます。葉酸は細胞分裂に不可欠なビタミンで、受精卵が胎児に成長するのを助けます。

妊活中は1日の基本となる葉酸の摂取量240μgに加え、葉酸サプリから400μgの摂取を心がけましょう。

妊娠中の葉酸は不可欠

妊娠初期は、胎児の神経管閉鎖障害のリスクを減らす効果がある葉酸の摂取が不可欠となります。特に意識して葉酸を摂取しましょう。妊娠初期は、成人女性の1日の葉酸摂取量の目安となる240μgに加え、400μgを葉酸サプリから摂取することが厚生労働省より推奨されています。

妊娠初期を過ぎた頃からは葉酸必要量がやや減少しますが、厚生労働省の基準では食事摂取の目安240μgに加えて、240μg程度の葉酸の追加摂取が望ましいとされています。食事だけで補えない分は、葉酸サプリで摂取します。

妊娠中期以降は、お腹がどんどん大きくなり赤ちゃんも急成長していきます。その分多くの血液が必要となり、妊婦さんは貧血を起こしやすくなります。そのため、妊娠中期以降も、造血作用のある葉酸の摂取が必要です。

出産後も必要な葉酸

葉酸は授乳に大きく関係しており、産後も摂取が必要です。授乳期間中に葉酸が不足してしまうと、母乳の元となる血液が不足するために量が減る可能性があります。十分な量の母乳を十分に作り出すためには葉酸が欠かせません。厚生労働省が推奨している産後の葉酸摂取量は、1日340μgとなっています。

Mobile favicon

母乳の出を良くする食生活とは?葉酸はおすすめ?控えたい食べ物は?

副作用予防のための葉酸サプリの4つの注意点

Image

過剰摂取の危険性をはらんでいる

葉酸サプリを服用するとき、1日1000μgの摂取を続けることは副作用の原因となります。しかし、葉酸サプリなどの栄養補助食品は、1日摂取量が最大1000μgまでと記載され、毎日この量を摂取し続けると過剰摂取となります。

葉酸サプリから摂取する場合は、妊娠を希望する女性、妊娠の可能性のある女性の場合1日400μgが適量と厚生労働省より推奨されているため、決められた摂取量を守ることが大切です。特に海外製の葉酸サプリは規定量を超えているものが少なくありません。葉酸サプリを購入する際は、海外製は避けたほうが良いかもしれません。

販売元が不明瞭

葉酸サプリの販売会社によっては、企業情報がなかったり会社のホームページすら存在しなかったりするケースがあります。いくら安いからといって、販売元が不明瞭なところで購入するのは不安ですよね。実は企業実績が浅く、販売知識が少ない企業という可能性もあります。

葉酸サプリを購入する際は、長年の販売実績があり販売元がしっかりとしている信頼ある会社から商品を購入するようにしましょう。

ビタミンAが多く含まれているもの

妊娠中は、ビタミンAの摂取を厚生労働省より推奨されています。しかし、その反面ビタミンAを過剰摂取すると、副作用として胎児が奇形になる可能性があるといわれています。摂取を推奨しているのに、副作用があるのはどういうことでしょう。

実は、ビタミンAには「レチノール」という動物性由来と、「βカロテン」という植物性由来の2種類があります。妊娠中に摂取を控えたいのは、脂溶性ビタミンともいわれる「レチノール」です。レチノールは体内に蓄積されやすく、胎児の奇形を引き起こす可能性があります。

葉酸サプリにはビタミンAが含まれているものがありますが、基本的にβカロテンなので過剰摂取を心配する必要はありません。気になる場合は、ラベルの記載を確認してみてくださいね。

余計な添加物を含有している

胎児への影響を考え、妊娠中はなるべく余計な添加物が含まれていない葉酸サプリを選ぶようにしましょう。添加物に関してはさまざまな意見がありますが、ショ糖脂肪酸エステルなどのサプリメントに含まれることが多い添加物を妊娠前に大量に摂取すると、染色体異常を引き起こす可能性があるという声もあります。そのため、添加物がなるべく含まれていない葉酸サプリが安心して摂取できておすすめということです。

Mobile favicon

妊娠中に食べてはいけないものリスト!影響する病気と食材まとめ

安全安心のおすすめ葉酸サプリ3選

ベルタ葉酸

Belta

ベルタ葉酸サプリ

¥5,980〜(2017/09/28 時点)

購入はこちら

葉酸サプリといえばコレと言っていいほど有名なベルタの葉酸サプリ。27種類のビタミンとミネラル、21種類の野菜や鉄分、カルシウムが配合され、高品質な美容成分を摂取できます。余計な添加物は使わず、妊娠初期のつわりの時期でも飲みやすい形状や大きさです。1日4粒で、厚生労働省が推奨するサプリメントからの摂取量400μgの葉酸を摂取できます。ベルタユーザの声から生まれた葉酸サプリは、多くのママに長く愛され続けています。

■この商品の口コミ
・つわりで食べ物が食べられないときでも、無理なく飲むことができました。
・妊娠初期の栄養補給として購入。野菜ジュースと一緒に飲んでいます。

引用元:review.rakuten.co.jp
公式サイトで確認する

はぐくみ葉酸

813dtjj9jxl. sy355

はぐくみ葉酸

¥6,980〜(2017/09/28 時点)

購入はこちら

レモン100個からたった1mgしかとれない葉酸を使用しています。レモンはオーガニックで、20種類以上のビタミン・ミネラルを配合するなど、素材にこだわっているのが特徴です。1日たったの3粒で500μgの葉酸を摂取することができます。妊娠中に限らず、栄養補給にもおすすめです。

■この商品の口コミ
・身体に良い栄養がたっぷりなので、お値段は高めですがそれでもリピートしたい商品です。

引用元:item.rakuten.co.jp
公式サイトで確認する

ララリパブリック

D14313 7 237778 2

ララリバブリック

¥2,980〜(2017/09/28 時点)

購入はこちら

アメリカ、フランスで葉酸サプリ1位を獲得した、ララリパブリックの葉酸サプリは、国産野菜のミックスパウダーを配合し、無添加なのが特徴です。1日4粒で、妊婦初期に必要とされるサプリメントからの葉酸摂取量400μgのほか、鉄、カルシウム、ビタミン、ミネラルを摂取できます。妊婦だけでなく、美容や健康が気になる女性が摂取しても良いですね。

■この商品の口コミ
・朝晩の2回にわけて飲んでいます。気持ち便通が良くなったと思います。
・つわりでにおいが気になりましたが、このサプリはにおいがなく飲みやすかったです。

引用元:review.rakuten.co.jp
公式サイトで確認する
Mobile favicon

葉酸サプリおすすめ人気ランキング!妊活・妊娠中の効果や口コミをご紹介

葉酸サプリは摂取量を守りましょう

Image

妊活から妊娠中、産後まで葉酸は必要不可欠な栄養素のひとつです。しかし、必要だからとやみくもに摂取してしまうと過剰摂取となり、本人だけでなく胎児へも悪影響を引き起こしかねません。妊娠中の葉酸サプリの摂取量は適量が決められていることを忘れずに、食事で補えない分を葉酸サプリで上手に摂取しましょう。

あわせて読みたい

Image

葉酸とは?妊娠・妊活や男性にも効果が期待できる大事な栄養素

Mobile faviconhttps://mamanoko.jp/articles/28770
Image

【葉酸の多い食べ物・食材25選】妊活・妊娠中に食べたい食品や注意点をご紹介

Mobile faviconhttps://mamanoko.jp/articles/28784
Image

葉酸欠乏症の原因は?貧血の症状がある?妊婦と胎児への影響は?

Mobile faviconhttps://mamanoko.jp/articles/28721
Image

葉酸につわりを軽くする効果があるって本当?吐き気を軽くする理由とは?

Mobile faviconhttps://mamanoko.jp/articles/28785
Image

天然葉酸・合成葉酸はどちらを摂取すべき?違いと副作用は?

Mobile faviconhttps://mamanoko.jp/articles/28788
Image

薬局の市販葉酸サプリはおすすめ?選び方や注意点・コツなどご紹介

Mobile faviconhttps://mamanoko.jp/articles/28801
Image

二人目不妊にも効果あり?妊娠しやすい体づくりに葉酸は欠かせない!

Mobile faviconhttps://mamanoko.jp/articles/22747

関連する人気の記事

妊活・不妊のカテゴリ

妊活・不妊 デイリーランキング

おすすめの記事