【年賀状の宛名の書き方】家族連名や横書き、子どもの名前の入れ方など「表書き(宛名)」の基本を解説

年賀状の宛名については印刷する人もいれば手書きで頑張る人もいるでしょう。いずれにしても、家族連名の場合や横書きの場合、相手の子どもの名前を宛名に入れる場合など、どのように記載したら良いか悩むことはありませんか。ここでは、宛名書きの基本を紹介します。ポイントを押さえておけば、印刷でも手書きでも好印象ですよ。

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目次

  1. 年賀状の表書き(宛名面)の書き方の基本
  2. 相手の名前と敬称の書き方
  3. 家族連名の書き方
  4. 横書きの宛名の書き方
  5. 差出人の住所・名前を書く場所は?
  6. 宛名書き面は年賀状の顔
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年賀状の表書き(宛名面)の書き方の基本

年賀状を含め、はがきでは一般的に受け取る人の名前や住所などの宛名を書く面を「表面」、あいさつ文や賀詞、イラストなどを入れる面を「裏面」といいます。年賀状・はがき作成ソフトなどでは、裏面を「文面」と呼ぶことも多いでしょう。表面を書くことを「表書き」、裏面を書くことを「裏書き」といいます。

表面には基本的に下記の4つを記します。
(1) 郵便番号
(2) 住所
(3) 名前
(4) 差出人の住所・名前・郵便番号

表書きを書き間違えたときには修正テープ・修正ペンで修正するのではなく、新しい年賀ハガキを使って書き直すのが年賀状の礼儀とされています。少しコストはかかりますが、せっかくの年始のご挨拶なので間違いのない年賀状で気持ち良く行いたいですね。

郵便番号

年賀状を期日内に正確に届けるために、郵便番号は正確にはっきりと書きましょう。郵便番号が正しく書かれていると、県、市区町村、地域によっては番地まで振り分けることが可能です。たくさんの郵便物を仕分けする年末年始には、郵便番号の記載があると郵便局での区分けの負担が軽くなるようです。

住所

年賀状を出すときは、送り先の住所をできるだけ正式に記すようにしましょう。ビル名やマンション名もわかれば、省略せずに記載したほうが間違いが少ないかもしれません。目上の方や取引先で他の都道府県の住所へ送るときは、都道府県名から記載したほうが丁寧ですよ。番地などの数字は、縦書きの場合は一般的に漢数字を使います。

住所は縦書きの場合、郵便番号の小枠の右側2つの中心にあわせるとバランス良く書くことができます。また、住所が2行に分かれるときには、2行目を少し下げて書き始めるとバランスが取れますよ。

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相手の名前と敬称の書き方

相手の名前は正確に書き、間違えてしまった際も修正テープなどは使用しないことが基本です。名前には旧字体や常用漢字ではない漢字が使われていることもあるので、正しい漢字で記載するように気をつけましょう。個人あてに出す年賀状の敬称には「様」を使うのが一般的です。

子どもあて

子どもの友だちや親戚の子どもなど、年賀状の宛名の敬称に「くん・ちゃん」を使うときには相手との関係性に注意しましょう。漢字の「君」は目下に向かう言葉であったり、逆に「主君」や「帝」を指すために使われていた時代があったりした言葉です。親しい人やお世話になった人に対して使う言葉とはいえません。ひらがなで「くん」と書くようにしましょう。

カジュアルな印象を避けるため、上司など目上の方の子どもに敬称をつけるときには「様」を使うほうがベターでしょう。

仕事関係者あて

仕事の関係者など企業の住所あてで個人向けの年賀状を出す場合もあるでしょう。会社名や部署名は、名前の右側に名前より小さめに書くときれいです。役職や肩書きも、名前の右側に少し小さめに書くと名前の漢字が小さくなりすぎず、受け取り相手も気持ちが良いかもしれませんね。

最近では、肩書を名前の上に名前よりも少し小さく書くことも一般的なようです。名前のすぐ下に「様」を記載しましょう。

恩師や先生あて

ママの恩師や子どもの幼稚園などの先生に出す場合は「先生」という敬称を記載しても失礼にあたりません。しかし「先生」を使う場合には、さらに「様」をつけると二重敬称となるため避けたほうが良いでしょう。

世帯主と苗字が違う場合

ママやパパの友人のなかには、里帰り出産や家の建て替えなどで一時的に実家など本人とは異なる苗字の世帯に住んでいると人もいるかもしれません。その場合は「○○様方 ××様」という順で記載すると安心です。「様方」には送り先の住所の世帯主名、その世帯主名に続く「様」には受け取り相手の名前を書くようにしましょう。

家族連名の書き方

家族ぐるみでおつきあいをしていて夫婦や家族あてに年賀状を出す場合には、連名でそれぞれの名前に「様」をつけましょう。右の例のように世帯主が一番右で妻・子どもの順で書くのが正しい形式です。

家族全員あての場合は子どもの名前を省略して夫婦連名で書いても良いでしょう。特に4人以上になる場合は、左の例のように世帯主の名前の横に「ご一同様」「ご家族様」と書いたり、単に「○○家ご一同様」を使ったりしても良いですよ。

しかし、子どもは自分あての年賀状が届くと喜ぶものです。余裕があるようなら子どもの名前も書いてあげると良いですね。

横書きの宛名の書き方

最近は横書きで宛名を書く人も多いようです。裏面の文字が横書きであれば、表面も横書きだと自然で読みやすいですね。友人や親戚といった親しい間柄の場合、問題はないでしょう。ただし、送り先が目上の方や仕事の関係者の場合は縦書きが無難です。

差出人の住所・名前を書く場所は?

年賀状では差出人の住所や名前も表面に書くのが基本です。しかし最近では裏面のコメントの下に印刷するケースも多いでしょう。その場合でも、表面にも差出人の住所氏名を書くのが良いとされています。

仕事関係や個人的にお世話になっている人への年賀状の場合

裏面の印刷などに差出人の家族を連名で記載しているデザインの年賀状であっても、仕事関係や個人的にお世話になっている人あての表書きの差出人の欄は、個人として記載しましょう。

特に、独身の方やパートナーをなくされた方に、表書きまで家族連名で年賀状を出すのは、受け取る相手によっては気持ちの良いものではないかもしれません。相手の気持ちを考えて記したい部分です。

親戚や親しい人への年賀状の場合

親戚や、日ごろ子どもや家族の話をしているような親しい間柄の相手には、表書きも家族連名の差出人として記載しても良いでしょう。その際は子どもの名前の下にカッコ書きで年齢を入れると良いですね。

子どもの年齢は、宛名や差出人名が横書きなら算用数字、縦書きなら漢数字を使いましょう。親戚や古くからの友人は、遠く離れて暮らしていてなかなか会えなくても子どもの成長を楽しみにしてくれていることでしょう。年賀状で年齢を伝えると、次に会えたときに子どもの話が弾むかもしれません。

宛名書き面は年賀状の顔

宛先や差出人を書く面は「表書き」というように年賀状の顔ともいえる面です。家族連名のしかたやお世話になっている方へ送る際の基本の書き方を確認して、気持ちよく受け取ってもらえるようにしましょう。

毎日慌ただしい子育て家庭では「宛名書きも印刷」というケースも多いかもしれません。筆ペンなどで手書きする場合も印刷に出す場合もマナーを守り、受け取り相手を思って表書きを仕上げられたら素敵ですね。

※この記事は2022年11月時点の情報をもとに作成しています。掲載した時点以降に情報が変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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