クリスマスの賛美歌・聖歌を子どもと聴こう!おすすめのキャロル・音楽10選

クリスマスが近づくと、街やテレビからクリスマスにまつわる歌が聴こえてきますよね。クリスマスは、キリストの誕生を祝う日です。クリスマスに流れる音楽のなかには、クリスマスキャロルや聖歌・讃美歌(賛美歌)と言われる曲がありますが、どのような違いがあるかご存知でしょうか。ここでは、「キリストの誕生を祝うための歌」を紹介します。

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目次

  1. クリスマスの賛美歌・聖歌とは?キャロルの意味
  2. クリスマスの賛美歌・聖歌1.ひいらぎかざろう
  3. クリスマスの賛美歌・聖歌2.あめのみつかいの/荒野の果てに
  4. クリスマスの賛美歌・聖歌3.きよしこの夜/しずけき(Silent Night)
  5. クリスマスの賛美歌・聖歌4.神のみ子は今宵しも
  6. クリスマスの賛美歌・聖歌5.まきびと(牧人ひつじを)
  7. クリスマスの賛美歌・聖歌6.もろびとこぞりて
  8. クリスマスの賛美歌・聖歌7.あめにはさかえ
  9. クリスマスの賛美歌・聖歌8.聖らに星すむ今宵/さやかに星はきらめき
  10. クリスマスの賛美歌・聖歌9.もみの木(O CHRISTMAS TREE)
  11. クリスマスの賛美歌・聖歌10.ジョイフルジョイフル(Joyful, Joyful)
  12. クリスマス賛美歌・聖歌のおすすめCD
  13. クリスマスの賛美歌・聖歌のCDを楽天・Amazonで探す
  14. 親子でクリスマス・キャロルを歌ってみよう
  15. クリスマスプレゼントを選ぶ
  16. あわせて読みたい

クリスマスの賛美歌・聖歌とは?キャロルの意味

クリスマスが近づくと、街やテレビから、さまざまなところでクリスマスにまつわる音楽が耳に入ります。子ども向けのサロンでお遊戯を楽しんだり、幼稚園・保育園などで発表会があったりと、クリスマスでお馴染みの歌や音楽を聴くことが多い季節ですよね。

クリスマスの音楽の定番はクリスマス・キャロルです。クリスマスキャロルや聖歌・讃美歌(賛美歌)にはどのような違いがあるかご存知でしょうか。ここでは、「キリストの誕生を祝うための歌」である、クリスマス・キャロルや聖歌・讃美歌(賛美歌)を紹介します。

クリスマス・キャロルとは?クリスマス・キャロルの意味

クリスマス・キャロルとは、クリスマスの時期に歌われる、聖歌や讃美歌(賛美歌)を言います。

「クリスマスソング」がクリスマスの情景や気持ちを表現した歌であるのに対して、「クリスマス・キャロル」は、キリスト教のクリスマスのミサや礼拝でキリストの誕生を祝うために歌われる曲と言えるでしょう。

クリスマス・キャロルの特徴は、ほとんどの曲でイエス・キリストと関係の深い内容の歌詞が付けられていることです。キリストの誕生にまつわるものや、聖書の中のシーン、また、さまざまな聖説を歌にのせて、現代に伝えられています。

そのため、クリスマスシーズンに何げなく歌っていた曲も、実はクリスマス・キャロルだったということもあるでしょう。クリスマスに馴染み深い歌の、歌詞に注目してみると違いが見えてくるかもしれませんね。

聖歌とは?

キリスト教は、「カトリック」「プロテスタント」など、諸教派(宗派)にわかれています。そのため、諸教派によってキリストの誕生を祝う歌の呼び名が違うことがあるようです。

「聖歌(せいか)」とは、主にカトリックや、イングランドの国教会である聖公会の典礼で歌われる、宗教歌を言います。

また聖歌には、古代ローマ共和国の言葉として普及した「ラテン語」を用いた、無伴奏のグレゴリオ聖歌があります。歴史深い聖歌が、時代を超えて広く歌われているようですね。

賛美歌(讃美歌)とは?

「讃美歌(さんびか)」とは、キリスト教のなかで、主にプロテスタントにおいて、礼拝などで歌われる宗教歌を言います。漢字では「讃美歌」「賛美歌」と、どちらも使われていますが、プロテスタントの歌集では「讃美歌」と表記されることが多いようです。

また、「聖歌」と「讃美歌」では、同じ曲でも表題や歌詞が違うなど、諸教派でさまざまな由来と意味が込められ作詞・作曲されています。

しかし、諸教派の違いからさまざまな呼び名があったとしても、聖歌や讃美歌が「神の子・救世主とされるイエス・キリストの誕生を祝うための歌」であることに変わりありません。また、子どもたちのクリスマス会などで歌う機会があったとしても、「聖歌」「讃美歌」だからと、かた苦しく考える必要はありません。楽しくキリストの誕生を祝い、心をこめて歌えると良いですね。

以下で、主にクリスマスに歌われる聖歌や讃美歌を紹介します。柔らかく流れるような曲調のものが多く、大人も子どもも歌いやすいのが特徴です。お気に入りのクリスマス・キャロルを子どもたちと練習してみてはいかがでしょうか。

クリスマスの賛美歌・聖歌1.ひいらぎかざろう

讃美歌第二編 129番
「ひいらぎかざろう」は、イングランドのカントリーのひとつであるウェールズの、「Nos Galan(大みそかの夜)」という民謡がルーツになっています。明るく軽快なテンポが特徴で、ハミングでも歌いやすい「ファララララーラ」という部分は、西ヨーロッパで昔から歌われているはやし言葉のようなものです。

ひいらぎとは、冬でも緑の葉を保つ、もくせい科の常緑小高木です。常緑樹は強い生命力を意味し、終わりのない命の象徴であるともいわれています。

ひいらぎの葉はとげを持っていることから、イエスキリストがかぶっていたいばらの冠を意味しているといわれています。また、ひいらぎの赤い実はキリストが流した血であるといわれ、キリストの誕生を祝うための、定番アイテムのひとつですね。

Deck the halls(英語Ver.)

クリスマスの賛美歌・聖歌2.あめのみつかいの/荒野の果てに

あめのみつかいの

カトリック聖歌 121番
「あめのみつかいの」は「天のみ使い」のことで、天使をさします。クリスマスのミサではよく歌われる曲ですよ。16世紀のフランスのクリスマスキャロルを原曲として、その国の風土や文化に親しみがこめられた曲調です。

荒野の果てに

讃美歌 106番
カトリックのミサで「あめのみつかいの」と歌われている聖歌は、プロテスタントの礼拝では、「荒野の果てに」という讃美歌で歌われています。どちらも、16世紀ごろのフランスの伝統的なキャロルが原曲です。

出だしの歌詞は違うものの、テーマである「Gloria in Excelsis Deo(天のいと高きところには神に栄光あれ)」の部分は同じように歌われていますよ。また、このテーマは、フランス語・英語・日本語のどの歌詞でも共通しているので、世界中で親しまれている聖歌・讃美歌のひとつですよ。

Angels We Have Heard on High(英語Ver.)

クリスマスの賛美歌・聖歌3.きよしこの夜/しずけき(Silent Night)

きよしこの夜

讃美歌 109番
「きよしこの夜」は、子どもから大人まで馴染みのある讃美歌です。キリストの誕生を祝うための讃美歌だと知らず、何げなくクリスマスシーズンに歌っていたという人も多いでしょう。

1番の歌詞で、一般的に「救いの神子は 御母の胸に~」と歌われる部分ですが、讃美歌では「救いのみ子は まぶねの中に~」と歌われているようですね。

しずけき

カトリック聖歌集 111番
「しずけき」は、曲はクリスマスの定番タイトルでもある「きよしこの夜」ですが、カトリック教会のクリスマスのミサでは「しずけき」の歌詞で歌われることが多いようです。

誰しもがクリスマスシーズンに聴くお馴染みの曲調ですが、しずけきの歌詞で歌うと、感じ方によっては、さらに静かな聖夜がイメージできます。実際に歌うと、いつもと違った雰囲気が楽しめるはずですよ。

Silent Night(英語Ver.)

クリスマスの賛美歌・聖歌4.神のみ子は今宵しも

讃美歌 111番
「神のみ子は今宵しも」は、1700年代に活躍したイギリスのジョン・フランシス・ウェイドが作曲したといわれています。しかし、はっきりした作曲者はいまだに不明で、13世紀ごろに作曲されたのではないかともいわれているようです。

その後、フレデリック・オークリーというカトリック教会の聖職者により歌詞が付けられました。歌詞にある「いそぎ行きて拝まずや」とは、「急いで行って神に祈りをささげよう」という意味を持つそうですよ。

O Come All Ye Faithful (英語Ver.)

クリスマスの賛美歌・聖歌5.まきびと(牧人ひつじを)

カトリック歌曲集 653番
讃美歌 103番
「まきびと」は、16世紀ごろからイギリスで歌われる、クリスマス・キャロルです。カトリックでは、聖歌「まきびと」、プロテスタントでは、讃美歌「牧人ひつじを」で親しまれていますよ。

この曲の歌詞は、新約聖書につづられた聖説が元になっています。ある夜、羊の群れの世話をしていた羊飼いたちの前に、空から神の使いが降り立ちイエス・キリストの誕生を知らせました。このシーンが描写された、喜びをたたえる内容です。

The First Nowell(英語Ver.)

クリスマスの賛美歌・聖歌6.もろびとこぞりて

カトリック歌曲集 654番
讃美歌 112番
「もろびとこぞりて」は、1836年、アメリカのロウェル・メイスという宗教音楽家が、ヘンデル作曲のオラトリオ「メサイア」より旋律を抜き出して、編曲したものとされています。

この曲は、「もろびとこぞりて」の他に、聖歌122番「たみみなよろこべ」という歌詞でも親しまれていますよ。

JOY TO THE WORLD(英語Ver.)

クリスマスの賛美歌・聖歌7.あめにはさかえ

カトリック聖歌集 652番
讃美歌 98番
「あめにはさかえ」は、イングランド国教会の司祭、チャールズ・ウェスレーが作詞者とされています。その後、ロマン派のドイツ作曲家・メンデルスゾーンにより作曲されたカンタータ「Festgesang(祝典歌)」の一部が用いられて、現在、歌われている曲になりました。

「さかえの主イエスの」「めさめよ、わがたま」などと並び、イギリスの4大讃美歌とされています。また、あめにはさかえは、「聞けや歌声」「神にはさかえ」などの表題でも親しまれていますよ。

Hark the Herald Angels Sing(英語Ver.)

クリスマスの賛美歌・聖歌8.聖らに星すむ今宵/さやかに星はきらめき

聖らに星すむ今

カトリック聖歌集 239番
「聖らに星すむ今宵」は、1847年、フランスの作曲家アドルフ・アダンにより作曲された賛美歌です。

原語はフランス語の歌詞ですが、聖職者ジョン・サリヴァン・ドワイトによって英訳された「O Holy Night」が広く知られているため、日本でも「オー・ホーリーナイト」と題されることがあります。

さやかに星はきらめき

讃美歌第二編 219番
プロテスタントでは、讃美歌「さやかに星はきらめき」と訳され、親しまれています。

この讃美歌は、神の子キリストの教えと生涯について、人々の証言が記された「福音書(ふくいんしょ)」に記載された、イエスの誕生の情景が描写されています。

O Holy Night(英語Ver.)

クリスマスの賛美歌・聖歌9.もみの木(O CHRISTMAS TREE)

「もみの木」は、ドイツで歌われていた「O Tannenbaum(もみの木)」を元曲とした、クリスマスキャロルのひとつです。1824年にErnst Anschütz(エルンスト・アンシュッツ)というオルガン奏者により歌詞が付けられました。

もみの木は、ひいらぎと同じく、一年中緑の葉を茂らせる常緑樹です。常緑は冬の厳しい寒さに負けない強い生命力をあらわし、神やキリストによる永遠の愛の象徴とされています。クリスマスを象徴するアイテムには、それぞれ意味合いがあるのも興味深いですね。

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O CHRISTMAS TREE(英語Ver.)

クリスマスの賛美歌・聖歌10.ジョイフルジョイフル(Joyful, Joyful)

カトリック聖歌集 85番 「みかみのあいをば」
讃美歌 158番「天には御使い」
「Joyful, Joyful」は、カトリックでは「みかみのあいをば」、プロテスタントでは「天には御使い」で親しまれている宗教音楽です。

元曲は、ベートーヴェン作曲交響曲第9番4楽章の「歓喜の歌」から、合唱のテーマを抜粋して歌詞がつけられました。元々、ドイツのシラーによる詩作品に曲を乗せたもので、ベートーヴェンが詩に感銘を受けて作曲したといわれています。

Joyful, Joyful/「天使にラブソングを2」Ver.

Joyful, Joyfulは、映画「天使にラブ・ソングを2」で聖歌や讃美歌に興味が薄い人にも親しみやすいよう編曲され、発表されたことでも有名です。伝統的な宗教音楽が現代風にアレンジされてるため、聖歌や賛美歌(讃美歌)は敷居が高いと感じる人に、おすすめの作品ですよ。

クリスマス賛美歌・聖歌のおすすめCD

讃美歌ベスト
¥1,909〜(2023/10/18 時点)

発売日:2021年05月12日
アーティスト:聖ヶ丘教会聖歌隊
ディスク枚数: 1枚
収録時間:74分56秒

「讃美歌ベスト」は、日本キリスト教団の聖ヶ丘教会聖歌隊が奏でる讃美歌が収められている曲集です。飽きのこない美しいハーモニーと、重厚な音楽が魅力の歌声です。

クリスマスに歌われる讃美歌だけでなく、新年や結婚式に歌われる曲も収録されているので、さまざまな季節の節目やお祝いごとに流したい一枚です。

出典:shop.r10s.jp
エンジェルズ・クリスマス~少年聖歌隊のキャロル集
¥1,694〜(2023/10/18 時点)

発売日: 2013年10月30日
ディスク枚数: 1枚(CD1枚)
総曲数: 25(アルバム)
収録時間: 64分02秒

「エンジェルズ・クリスマス」は、ミュンヘン少年合唱団やモスクワ・アカデミー少年合唱団など、世界的に有名な少年合唱団によるクリスマスキャロル集です。天使の声ともいわれる美しいハーモニーは、聴く人の心を癒やしてくれます。

1700年代ごろ、バロック時代以前のヨーロッパでは、教会で女性が歌うことが禁じられていました。そのため「カストラート」というボーイソプラノが誕生し、歌い手の男性は、大人になっても高音域が出るように、男性機能の手術をする人もいたそうです。

現代では、過去行われていた方法は存在しませんが、ボーイソプラノはとても歴史が深い美しい歌声ですよ。

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親子でクリスマス・キャロルを歌ってみよう

クリスマス・キャロルや聖歌、讃美歌(賛美歌)は、「イエス・キリストの誕生を祝うための歌」とされています。歌詞の意味を知ると、キリストの誕生を祝うシーンや宗教的な文言があるなど、敷居が高く感じることもあるでしょう。

しかし、もともと宗教音楽は、人々が親しみやすい曲調を用いているものがほとんどです。また、ヨーロッパの民謡のフレーズに、宗教的な詩を乗せて歌われている曲もたくさんあります。そういったことから、宗教音楽は、人の心の残りやすかったり地域に馴染みやすかったりと、身近に感じる音楽ともいえるでしょう。

聖歌、讃美歌(賛美歌)のなかには、子どもでも歌いやすい、ゆったりとした曲もたくさんあります。少しだけクリスマス・キャロルの意味を知り、親子でイエス・キリストの誕生を歌でお祝いしてはいかがでしょうか。きっと、クリスマスの素敵な思い出になるはずですよ。

※この記事は2023年10月時点の情報をもとに作成しています。掲載した時点以降に情報が変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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