妊娠19週｜胎動やお腹の大きさ、赤ちゃんの成長と妊婦の身体の変化・過ごし方

妊娠19週となりました。妊娠5ヶ月も、もうそろそろ終わりですね。このころの赤ちゃんは、身長が16〜20cm、体重は250g前後です。小ぶりなリンゴぐらいの重さですね。赤ちゃんは子宮の壁にくっつくほど大きくなります。

妊娠19週ころは、赤ちゃんの身体に皮下脂肪がつきはじめます。皮膚に厚みが出て、透明色が肌色に変化し、胎脂に覆われていきますよ。脳は、臭覚、味覚、聴覚、視覚そして触覚を感知するように形成されています。

赤ちゃんはお腹の中で活発に手足を動かしているので、この時期に初めて胎動を感じたというママもいるでしょう。おへその下あたりの位置でピクっと何かが動いたら、胎動かもしれません。逆子と診断されても、まだまだ動くスペースがあるので、心配する必要はありません。

赤ちゃんの外性器がほぼ完成するので、妊婦健診で性別を教えてもらえるかもしれませんね。女の子の場合、内側に性器があるのでエコーでの判別が男の子よりも難しいですが、この時期になればタイミング次第で診断可能となります。

鶏の卵ぐらいの大きさだった子宮も、子どもの頭程度まで大きくなりました。お腹はふっくらしてきて、そろそろ妊娠前の服がきつくなるころかもしれません。

妊娠19週ころになると、ホルモンの影響でメラニン色素を生成する色素細胞を刺激しやすくなります。鼻や頬に「妊娠性肝斑」とよばれる黒い染みができることもあります。外出するときは、帽子や日傘、日焼け止めクリームなど、紫外線対策グッズを利用して肌を守りましょう。

妊娠19週に入ると、吐き気などのつわりは落ち着いてきますが、それ以外のマイナートラブルが出てきます。多くのママが悩まされるのが、腰痛や恥骨の痛みです。お産に向けて今まで閉じていた骨盤がゆるみ、腰や恥骨に負担がかかることが一因となります。

妊娠中は、ホルモンの影響で歯周病や虫歯になりやすいといわれています。安定期のあいだに、妊婦歯科健診に行ってみても良いでしょう。妊娠している女性が歯周病になると、低体重児や早産のリスクが高くなるともいわれています。

妊娠19週に入ると、子宮収縮やお腹の皮膚が伸びる影響で、お腹の張りを感じるママもいます。もしお腹が張っていると感じたら、無理をせずに休むようにしましょうね。すぐに落ち着けば問題ありませんが、激しい痛みを伴ったり張りが続いたりする場合は、医師に相談しましょう。

赤ちゃんの心音は、多くのママが妊娠7週ごろに健診で確認したことでしょう。妊娠19週ごろになると、聴診器や心音計をお腹の上に当てることで、赤ちゃんの心音を聞くことができるかもしれません。

パパとママで、お腹の赤ちゃんの心音を確認してみるもの良いでしょう。「今日も赤ちゃんは元気なんだ」という喜びを感じるはずです。いつでも心音が聞けるわけではなく、赤ちゃんの位置やタイミングも関係するので、聞こえなくても心配しなくて良いですよ。

エンジェルサウンズは、妊娠12週から使える胎児超音波心音計（ドップラー）です。仕事の都合で健診に立ち会えないパパや、他の家族も、エンジェルサウンズを使えば自宅で赤ちゃんの心音を聞くことができますね。付属の録音ケーブルをパソコンなどにつなげば、赤ちゃんの心音を録音することもできますよ。

妊娠19週になると赤ちゃんの聴覚が発達し、ママの声が徐々に聞こえるようになってきます。聴覚が発達してくると、胎教をはじめるママも多いようですね。

赤ちゃんに本を読んであげたり、話しかけたり、童謡を歌ってあげたりと、たくさんコミュニケーションをとるようにしましょう。ママと赤ちゃんがリラックスできる音楽をかけてあげても良いですね。パパの声もたくさん聞かせてあげてくださいね。

安定期に入り医師から運動の許可が出たら、適度な運動を始めましょう。運動することで急な体重の増加を防げますし、お産に必要な筋力や体力をつけることもできます。ママの心身のリラックスにもつながりますよ。

マタニティヨガやマタニティビクスなど、妊娠中に適したプログラムは、地域や病院ごとに定期開催されている場合があります。運動が苦手な人なら、ウォーキングがおすすめです。ゆっくりで良いので、できるだけ毎日続けましょう。少しでも疲れやお腹の張りを感じたらすぐに休みましょうね。

赤ちゃんへの最初のプレゼントである「名前」。パパとママでしっかり相談して、納得できる名前を付けてあげたいですよね。生まれる間際になって慌てるよりも、早めに候補を絞っていくと良いでしょう。

名づけの方法は、人それぞれです。音の響きや語感で選んだり、意味を考えたり、親族の名前と関連付けたりするのも良いでしょう。苗字との相性も考えておくと良いですよ。

赤ちゃんの名前に悩んだときは、先輩パパ・ママの意見や名づけの本を参考にしてみるのも良いでしょう。思ってもみないところから、素敵な名前案が浮かぶかもしれませんよ。

ママに大人気の「たまひよ」が出した名づけ本です。名づけの基本知識だけではなく、季節やイメージなどから名前例を探すことも可能です。インデックス付きのため、気になるポイントから調べることもできますよ。web鑑定サービスがついてくるので、候補の名前を鑑定してみても良いですね。

妊娠19週になると、お腹のふくらみが目立ってきます。皮膚が急激に伸びることで、妊娠線ができるママもいるようです。妊娠線はスキンケアなどでも予防することは難しいといわれていますが、肌を乾燥したままにしておくと、肌のターンオーバーも滞ってしまいます。妊娠中でも肌をしっかり保湿しておくことが大切ですよ。

妊娠19週は血液の循環量が増えるため、貧血症状に悩まされるママもいます。鉄分や葉酸を普段の食事で積極的に摂取していきたいところです。

とくに葉酸は妊娠前から継続して摂取することで、赤ちゃんの先天的な神経系の異常を防ぐことができると報告されています。厚生労働省でも、普段の食事に加えて、栄養補助食品（サプリ）による適度な葉酸摂取を推奨しています。

食事で栄養バランスを満たすことが難しい場合は、補助的にサプリを利用しても良いでしょう。ベルタ葉酸サプリは葉酸だけではなく、鉄分やカルシウム、ビタミン、ミネラルも一緒に摂取できます、妊活中・妊娠中の健康維持に役立ちますよ。

葉酸を効率良く摂取できるように、体内にとどまりやすい「酵母葉酸」を使用しているのもポイントです。サプリメントの大きさは直径9mmと小さいので、錠剤が苦手な人でも飲みやすいですよ。

妊娠12～21週での流産を「後期流産」といいます。早期流産に比べると発生頻度は低いですが、可能性はゼロではありません。感染症や子宮頸管無力症など、母体側のトラブルが原因となることが多いようです。下腹部痛や出血、継続的なお腹の張りを感じるようであれば、医師に診てもらいましょう。

妊娠19週の時期に「前置胎盤」や「逆子」と医師から診断されることもあります。前置胎盤とは胎盤が低い位置に付着し、子宮の出口を防ぐ状態のことです。子宮が大きくなることで胎盤の位置は変わることもありますし、胎位も変わる可能性があるので、必要以上に気にする必要はありません。医師の指示を守ることが大切です。

妊娠19週に入り、お腹のふくらみや胎動などで赤ちゃんの成長をよりいっそう感じるようになりましたね。子宮が大きくなり、骨盤が広がることによって、ママの身体は少しずつ出産の準備をしています。安定期ですが、恥骨痛や腰痛、色素沈着などのマイナートラブルには注意が必要です。

妊娠19週になると赤ちゃんの性器がほぼ完成し、楽しみにしていた性別が判明するかもしれません。お腹の赤ちゃんと積極的にコミュニケーションをとりつつ、安定期のマタニティライフを楽しみましょう。

※この記事は2022年5月時点の情報をもとに作成しています。掲載した時点以降に情報が変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。