更新日:2017年11月09日

帝王切開は怖くない!不安にならない帝王切開予習のススメ

予想外に帝王切開になってしまった場合、とても不安になるママも少なくないでしょう。しかし、帝王切開は無理な自然分娩を行うよりも、赤ちゃんにとって安全度が高いと言われています。帝王切開はそんなに怖いものではありません。知っておきたい帝王切開のあれこれについて、先輩ママの体験談をもとに、医師監修の記事でご紹介します。

監修 : mamanoko 医師・専門家
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帝王切開は怖くない!

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筆者自身も二人の息子を2度の帝王切開で出産しています。逆子だった長男は36週に子宮口が開いてしまい、緊急手術。次男は手術を予約していた数日前に、破水してしまいこちらも緊急手術でした。

帝王切開手術での出産は大変でしたが、二人目の時は冷静に状況を記憶しておこうと張り切る余裕もありました。百聞は一見にしかず。帝王切開も、経験してみれば、なーんてことないや!ときっと思えるはずです。痛さも怖さも、赤ちゃんが元気に産まれれば吹っ飛んでしまいますよ。

帝王切開になるケースとは?

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逆子の場合

帝王切開になる一番多いケースは「逆子(骨盤位)」です。骨盤位と言われると、赤ちゃんは帝王切開での出産になります。通常赤ちゃんは頭を下にしてお腹の中で成長しますが、頭を上にして育つ場合があります。こうなると足が引っかかってしまい、自然分娩は難しくなってしまいます。
逆子の場合は、出産予定日より少し前に帝王切開手術での出産を行うことになります。これは赤ちゃんが無事に健康に産まれるための選択です。帝王切開は、無理に自然分娩をして産道でつかえたり、吸引分娩したりといったリスクがない安全なお産といえるでしょう。

骨盤位といわれる逆子の場合、足やおしりが産道につながる骨盤位置にあるため、下りていくことが出来ません。30週を過ぎるとお腹の中で赤ちゃんが回転するのを促す「逆子体操」なるものを勧められることがあります。これで直る場合もありますが、直らない場合もあり、直らなければ自然分娩はあきらめ、帝王切開での出産となります。

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【体験談】逆子でも心配しないで!逆子のメカニズムと治し方、帝王切開につながるケース

双子以上の場合

多胎妊娠になると、帝王切開での出産がほぼ必須になります。これもママと赤ちゃんの安全のための選択です。手術の時期は赤ちゃんの人数やその成長の過程などによって変わって来ます。主治医と赤ちゃんの様子を見ながら決めることになります。

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ママの骨盤が狭い場合

ママが小柄だったり、骨格が小さい場合に、骨盤が狭くて赤ちゃんの頭が物理的に通れない場合があります。その場合は、帝王切開での出産となる場合が多いようです。出産が近づくとママの骨盤は開きやすくなるため、骨盤が小さいからといって必ずしも帝王切開になるわけではありません。

自然分娩からの帝王切開もある

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妊娠も順調に進み、予定日になって陣痛が起こった場合でも、急遽帝王切開になる場合もあります。微弱陣痛が長く続いたり、長時間の分娩で赤ちゃんの心音が弱くなったり、赤ちゃんが危険な状態と判断された場合には、緊急で帝王切開に切り替えることがあります。これも赤ちゃんの命を考えた、安全なお産となる為の選択です。

また、ママの母体の様子をみて、帝王切開に切り替える場合もあります。このように自然分娩を予定している方でも、帝王切開になる場合があります。緊急手術になった場合も想定して入院の準備をしておくと、何があっても安心です。

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緊急帝王切開の流れや費用、赤ちゃんへの影響は?

帝王切開の切り方

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帝王切開の切り方には、縦切開と横切開の二種類があります。名前の通り、おへその下を垂直に切るのが縦切開、水平に切るのが横切開です。

特に妊婦さんからの要望がなく、緊急帝王切開のように1秒でも早く赤ちゃんをお腹の外に出してあげなくてないけない時には、縦切開になる場合が多いようです。赤ちゃんは縦方向に位置しているため、素早く赤ちゃんを取り出すことができ、手術しやすいといわれています。

ママの中には、下着や水着になると傷口が見えるということから、横切開を希望する方も増えています。縦切開と比較して赤ちゃんを取り出すのに少し時間がかかるので、こちらは時間にある程度余裕がある時に限られています。

帝王切開の傷口は、経過に問題がなければ、時間が経てばあまり目立たなくなります。縦切開か横切開かは、そんなにこだわることではありません。お医者様の指示に任せて、ママと赤ちゃんにとって安全なお産になる切り方をしてもらいましょう。

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帝王切開の傷の大きさは?痛みやかゆみなどの術後ケア

帝王切開でのお産の進め方

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1.手術日の決定

予定帝王切開の場合は、病院で指定された手術日に行われます。お腹の赤ちゃんの成長に合わせて、主治医と相談し決定します。病院により、何曜日が手術日と決められていることが多いようです。ですので、帝王切開だと、事前に赤ちゃんの誕生日が決まることになります。しかし、それまでに陣痛が起こったり、破水したり、子宮口が開いてきたりすると、緊急帝王切開の手術となります。

2.入院する

昔は帝王切開での出産は、出産後10日以上の入院が多かったようです。最近は、何も問題なければ、おおよそ出産後7~10日目で退院になります。入院前夜から夜の食事を抜き、朝早めに入院、術前検査や準備を行い、昼過ぎに手術開始というスケジュールが一般的です。総合病院の場合は大部屋か個室を選択することになりますが、個人クリニックでは全部屋個室になっているところも多いようです。

個人病院は国公立などの総合病院に比べて費用は高めですが、サービスは大病院に比べるととても豪華な場合が多いようです。ベッドは電動で動いたり、お祝いディナーがあったり、エステがあったりと、お産を頑張ったママに至れり尽くせりのご褒美があることも。
帝王切開の場合は自然分娩より入院も長めになるので、ここは思い切って贅沢をしてみても良いかもしれません。

一方、総合病院には多数の専門スタッフがおり、個人病院よりも不測の事態に素早く対応できます。多胎妊娠や高血圧、その他の疾患がある妊婦さんの場合は、分娩時のトラブルに対処可能な総合病院を選択する方が安心でしょう。

自然分娩だと医療保険は適用外になりますが、帝王切開の場合は医療保険と高額医療費制度が適用になります。医療保険に加入している場合は入院給付が受けられますので、場合によっては自然分娩より安くなる場合があるかもしれません。よく確認しておきましょう。

3.手術前の検査と準備

入院日前日は早めに軽く夕食を済ませて、それ以降は絶飲絶食になります。朝早くに入院し、午前中に術前検査や準備を行います。排便・剃毛・消毒・尿管挿入などを済ませ、午後から帝王切開手術となるのが一般的です。

手術室に入ったら、手術台に横になり、麻酔を行います。胸から下だけに効く、局所麻酔を使用する場合が一般的です。膝をまげて丸まった姿勢になり、背中から注射をします。局所麻酔の大きな痛みを和らげるために、軽い麻酔をしてくれる場合もあります。

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帝王切開の麻酔、痛みや副作用はある?薬の種類や影響は?

4.帝王切開手術

手術は執刀医の他に助産師も同伴し、産まれた赤ちゃんのケアを担当します。胸から下の麻酔なので意識はしっかりあり、お腹を触られている感覚はわかります。これがちょっと怖いところかもしれませんね。お腹を切る部分は、衝立のようなものに布をかぶせて、ママからは見えないようになっています。皮膚、筋膜、腹膜、子宮というように、たくさんの膜や臓器を切って赤ちゃんを取り出すことになります。

5.赤ちゃんの誕生

お腹から赤ちゃんを取り出すような感覚がわかることでしょう。しばらくしておぎゃーという声が聞こえてきます。この感動を味わうためにも、あえて局所麻酔にしているのです。赤ちゃんをきれいに洗浄したら、特に異常がなければ、お母さんの顔のそばに連れてきて対面させてくれます。

ママが赤ちゃんと対面している間に、お腹の傷の縫い合わせが始まります。お腹の中は溶ける糸を使用して縫い合わせ、一番外の皮膚はホッチキスのような針で止める場合が多いようです。傷の処置方法は、病院によって異なります。

6.手術後のケア

帝王切開手術後は、お母さんの経過観察を行います。病院によっては一般病棟ではなく、回復室や、ナース室のすぐそばの部屋で過ごすことがあります。術後の痛み止めは点滴で行うところもありますが、硬膜外麻酔といって、背骨辺りから入れた管で麻酔を定期的に体内に入れる方法もあります。

術後1~2日は、帝王切開の傷の痛みに加え、子宮が収縮する痛みも伴います。これが一番辛いところかもしれません。産まれた赤ちゃんは、24時間ほど保育器で過ごすことが多いようです。赤ちゃんの経過に問題がなければ、保育器から出て他の新生児たちと同じベッドで過ごすようになります。

7.ママの身体の回復期

帝王切開後24時間程度が経過し、ママの体調に問題がなければ一般病室に戻ります。その際、自分で歩いて行く場合が多いようです。看護師さんに支えられて自分で歩きますが、ちょっと怖いですよね。昨日お腹を切ったばかりなのに!と思うかもしれませんが、心配いりません。筆者は、人間の回復力って凄いんだなぁと、身をもって実感しました。

術後24時間が経過して検査を行い、問題なければ、おかゆなどの食事をとれるようになります。

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帝王切開の術後の過ごし方は?痛みや食事、むくみについて

8.退院前の処置

一般的には、手術後5日目くらいでシャワーに入れるようになります。衛生面を考えて、傷口には防水テープを貼っておきます。ママの調子がよければ、赤ちゃんと母子同室にする病院もあるようです。この頃はまだ傷口は赤く、見るのも痛々しい状態です。

術後7日~10日で退院する日に、皮膚を止めたホッチキスをはずします。その頃には、傷はちゃんとくっついて、痛みも表面的なものはほとんどなくなりますよ。ただ、お腹の中の痛みや、たびたび感じる子宮の戻りによる痛みはまだ続きます。

9.経過観察

帝王切開の傷は、ケロイド体質でなければ肌色になります。ただ、ピカッと光った感じの傷跡はうっすら残ります。産後に太らなければ傷の幅は細いままですが、太ってしまうと傷跡も横に広がって、少し目立つようになるかもしれません。傷を目立たないようにするには、産後のダイエットでの体系維持が重要です。

帝王切開でよかったエピソード

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筆者は逆子で帝王切開した術後に、執刀した先生から「へそのおが首に巻きついていました」と言われたことがあります。もし無理をして自然分娩していたら、首に巻きついたまま産道を通ることで、仮死状態で産まれることになっていたかもしれません。帝王切開をしてよかたっと、心から思いました。

帝王切開で出産した有名人ママ

木下優樹菜さん、北陽の虻川美穂子さん、中澤裕子さん、千秋さん、AKINAさん、エビちゃんの妹の蛯原英里さん、山田花子さん、中西モナさん、インリンオブジョイトイさん、坂下千里子さん、はしのえみさんなど、皆さん帝王切開で元気な赤ちゃんを出産していますよ。ブログやご自身の書籍で出産体験を語っているママもいますので、参考にしてみてはいかがでしょうか。

帝王切開だと何人産めるの?

一般的には帝王切開で出産したのちの出産は、無条件で帝王切開をすすめる病院が多いようです。一度切った経験のある子宮は、自然分娩での負担に耐えられない可能性があるためです。
昔は帝王切開による出産は2回までといわれていましたが、最近は医療技術も進み、3回までは大丈夫と言われています。

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帝王切開での出産は何人までOK?年子や2回目以降のリスクは?

赤ちゃんの無事が一番

帝王切開での出産が大変であっても、可愛い赤ちゃんと対面すると、その辛さも怖さも吹き飛びますよ。怖かったこと、入院中つらかったことも、いつか笑い話になります。出産がどんな方法でもあっても、赤ちゃんが無事に産まれてきてくれることが、ママにとっては一番大切なことですよね。

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■この本を読んだ方の口コミ
私も帝王切開で出産しました。帝王切開前日の夜は、とても不安で入院中の個室で、スマフォ片手に、著者のお1人である細田恭子さんの帝王切開情報サイトで一生懸命情報を得ていました。

あの時、この本が手元にあったら、これから起こることが予習出来て、頭と心が整理できたのにな〜と思います。全ての産院に置いておいてほしい。必要な方が手にとれるように。これから帝王切開を予定されている方、帝王切開で出産された方に是非読んで頂きたい良書です。

引用元:item.rakuten.co.jp

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