小学生ママ必見! 元小学校の先生が教える、文房具を買うときに気を付けること

新学期が始まった今は、文房具を買いに行くことも多いかもしれません。100円ショップが充実して、いつでも簡単に揃えられるようになりましたが、ちょっと待って! 道具ひとつで成績を左右することもあるんです! 同じ道具で何が違うの?何に気をつければいいの? 本当に使いやすい文房具をお教えします。

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目次

  1. 算数は道具が成績を左右する?
  2. 「ものさし」なんて、どこに売ってるの!?
  3. 算数定番の道具 三角定規や分度器セットを購入するときは
  4. コンパスを購入するときは
  5. お道具箱のものを買い足すときは
  6. まとめ

算数は道具が成績を左右する?

子どもたちが小学校に持ってくる、たくさんの道具。ママたちは必要な時に必要なものを持たせるだけでとっても大変だと思います。でも、とにかく持たせて終わり、になってませんか? 使うときのことを少し考えてもらえると嬉しいのに…。という場面、教室では結構あるんです。

特に気を付けた方がいいのが算数系の道具たち。

ものさしは2年生、コンパスは3年生、分度器は4年生の算数で、半月から1か月かけて学習します。テストではもちろんそれを使って回答します。小学校の算数テストは、正確さが何より大事。1ミリ・1度の誤差を大目に見るときもありますが、場合によっては△、さらには×となることもあります。そして道具系の算数では、自力で道具を扱えるかどうかで、子どもたちの内容の達成度を見るので、成績をつけるとき、テストは大いに参考にされるのです!

「ものさし」なんて、どこに売ってるの!?

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正確には「竹ものさし」と言います。透明の数字が書いてある30cm定規を買わないでくださいね。「30cm」ですよ! 店にないからと言って代わりに50cm定規を持たせるのも×です。(目盛りが2ミリごとになっているので学習内容と合いません)数字が一つも書いていない、竹製のものさしです。

この「ものさし」、2年生の算数「長さ」の学習で、半月から1か月、毎日算数で使います。では、どこで買うのが良いのでしょうか? 以前、筆者が担任する教室で、回答がいつも1ミリ短い子がいました。疑問に思ってものさしを見せてもらうと、その子の「ものさし」、始まりの1cmの部分は目盛りが9ミリ分しかない。どこで買ったかと聞くと、100円ショップとのこと。筆者も現役時代、100円ショップは大好きで本当によく仕事の道具を調達していましたが、やはり算数の道具系は、耐久性・正確性に弱い気がします。学校で案内が配られれば、結構なお値段しますが、それが一番正確なのは間違いありません。100円ショップで買うときは、目盛りが正確か、斜めになっていないかなどしっかり見てから買うようにしてください。
「ものさし」は、100円ショップ以外だと、文房具店のほか、手芸品店や、ホームセンターにも置いてあります。楽天やアマゾンにも置いてあるようです。ちなみに、ものさしは2年生でしかほとんど使いませんから、兄弟で1つあれば十分だと思います。

算数定番の道具 三角定規や分度器セットを購入するときは

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カラフルな分度器や三角定規がセットになったものや、キャラクターの絵柄がついた定規セットも見かけますが、正直言って、色や絵柄は角度を測るときに邪魔でしかありません! とにかく、中心をきちんと合わせることができて、数値が読みやすいシンプルなものがベスト。

分度器は透明で0度から180度まで読みやすいものが一番です! 分度器はできれば0度の線が左右ともにあるものだと完璧です。ものさし同様、学校での購入セットがあるのなら、断然それは使いやすいですが、100円ショップにも使いやすい分度器や三角定規はあると思います。分度器はとにかく透明で見やすいもの。これを第一優先に選んでみてください。三角定規は、あまりこだわらなくても大丈夫です。

コンパスを購入するときは

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コンパスを初めて扱うのは3年生ですが、高学年にかけてたびたび使うことになりますので、何よりもまず、耐久性の高いものを選ぶようにしましょう。初めて扱うときはそうとう力を入れて使いますから、壊れるものと思ってもらった方がいいと思います。

円を描く学習も、半径・直径をミリ単位で採点しますから、正確性がかなり重要になります。そのため、コンパスの足が緩みにくいものを選んでいただけると良いと思います。円を描いているうちに緩んで半径が右と左で違うということも、よく起こりますので。

それから、芯の部分ですが。鉛筆タイプか、鉛筆の芯タイプか、シャー芯タイプか、いろいろありますが、前述したように初めは力をそうとう入れますから、シャー芯は折れます。穴が開きます。そして消しゴムで消しにくい。鉛筆の芯タイプは、折れて補充しているうちに、なくなるという事態にも起こりえます。なので、汎用性が広く、丈夫な鉛筆タイプがおすすめです。そして経験上ですが、100円ショップよりも、文房具屋さんなどでちゃんとしたメーカーのものを買った方が、断然丈夫で緩みにくく、描きやすいものが多いです。

テストの時は、正確なコンパスがないと、ほとんどの問題が間違ってしまうので、気を付けて購入するようにしてください。

お道具箱のものを買い足すときは

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とにかく100円ショップでの購入では気を付けてください!

有名メーカーのものではなく、ショップの製品のことです。たいてい割安で、有名メーカーが1本入りのところを2本入っていたり、ボトルが大きかったりします。子どものお道具箱は、学校生活や授業とかなり密接にかかわっており、はさみ・のりなどは図工と、色鉛筆は理科と直結していたりします。工作をしているときの仕上がりを左右するのはお道具箱。理科の観察の絵を描くときの仕上がりを左右するのは画力もそうですが、色鉛筆によるところが大きいです。

■筆者の体験談
ここからは、実際に筆者が見たことです。まず、のりやボンド。有名メーカーのものと比べて、全然”つき”が良くありません。繊細な工作では、部品を取り付けることができず、まったく使えませんでした。ほかに、入れもの自体が壊れやすいこともあり、のりの先の部分がお道具箱の中で外れ、道具箱がのりの洪水になったり(2本入りで2本とも洪水になりました)、スティックのりがスティックごと取れやすかったり。なかなか小学生の力いっぱいの作業に耐えるのは難しそうです。

また、色鉛筆やクレヨン、サインペンなどです。有名メーカーにくらべると、発色に劣ります。100円で何十色も揃っているものもありますが、学校で何年も使うものは、有名メーカーのものにした方が、後々の授業や学校生活で、使いやすいはずです。

折り紙は、図工の飾りなどに使う分には全然問題ありませんが、中には正方形でないものもあります。「教育おりがみ」という折り紙は、完全に正方形だそうですよ。

まとめ

いかがでしたか?百円ショップは何でも安くそろってとても便利です。しかし、消耗品はとにかく、長く使ったり何回も使うものは、有名メーカーのものの方が、大人であっても確実に使いやすいことは間違いありません。まして、子どもが使うのだから、なおさらです。子どもが授業で使う道具は、その時一時ですが、授業で使うものはそのまま成績に直結します。

長い目で見て、道具をそろえてあげてくださいね。