保育士さんに学ぶ!意外と奥深い、はさみデビューから上達までの8つのステップ

子どもにとって、はさみはなぜか魅力的。何となく危なっかしくて、2~3歳の子にはさみを渡すのは躊躇してしまいますが、実は親が思っているよりも早く、子どもははさみを使えるようになります。今回は、お子さんをはさみデビューさせ、上手く使えるように練習させるためのステップを海外保育士さんのアドバイスを基にご紹介します。

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目次

  1. はさみは快感!?
  2. 1.ハサミを安全に使うための約束をする
  3. 2.紙の前に粘土を切らせる
  4. 3.細い紙を細かく切る作業から始める
  5. 4.細い紙にシールや印をつける
  6. 5.細い紙に何本か直線を書く
  7. 6.紙を少しずつ太くしていく
  8. 7.線のバリエーションを増やす
  9. 8.作品にして達成感を与える

はさみは快感!?

大体2歳頃になるとハサミを使いたがる子が多いようですが、子ども用のはさみを買うこと自体が結構親にとっては一大決心だったりします。

また、一旦はさみデビューしてしまうと、ハサミの面白さに魅了されるのか、見ていない隙にはさみを取ってきて思わぬものを切っていることもあり、ますます目が離せなくなるのも事実。

はさみで切る作業に没頭する子を逆に利用して、シュレッダー代わりにしてしまうなんて、ツワモノのママもいますが、それほど子どもは集中するということですよね。

このように、いざ与えると子どもははさみをますます使いたがるようになります。そんな子に対し、安全に使うことを理解させ、上手に使えるようになってほしいと思いながら、どう教えれば良いのか、何をさせればいいのか迷うママは珍しくありません。

また、はさみを使う作業は、子どもの創造力を刺激し、手先が器用になるだけでなく、脳を健やかに発達させるためにも大変効果があると言われています。そうとわかると、どんどん使わせてあげたいですよね。

意外に奥が深いはさみデビュー。よくわからず漠然とはさみと紙を与えがちですが、子どもの能力に合わせて上手く導入してあげることで、早く上手に使えるようになるんです。海外の保育士さんが子どもに教えているステップがとても参考になるので見てみましょう。

1.ハサミを安全に使うための約束をする

実際に使わせる前に、洋服、髪の毛、シーツなど紙以外の物は絶対に切らないこと、ハサミを持って歩かないことをしっかり約束しましょう。また、特に女の子は床など、台のないところでハサミを使っていると、誤ってワンピースやスカートを紙と一緒に切ってしまうことがあります。ハサミを使う時は必ず机を使うようにさせる方が安心です。

ハサミは危ないものだということを教えるために、ハサミを題材にした絵本を読んであげるのも良いですね。

2.紙の前に粘土を切らせる

先ほど、紙以外の物を切らないと約束事項に書いたばかりですが、実は紙を切らせる前に、粘土をハサミで切る練習をするのがとても良いそうです。まだハサミを動かすのに慣れていない時に薄い紙を切ろうとすると、紙がハサミに巻き込まれたりして、意外と難しいもの。その点、粘土は紙よりも厚みがあって切りやすいのに加えて、切った時の感触が分かりやすいので、ハサミの導入にはとても良いとされています。細長くした粘土や、平たく伸ばした粘土を使うとやりやすいですよ。

油粘土を薄くのばし保護者がお手本を見せてから油粘土を切る
※初めのうちは粘土を親が持っても良い
油粘土は厚みが有り紙より切りやすく切った時に「サク」っと音がするので子供に解りやすい

引用元:ameblo.jp

3.細い紙を細かく切る作業から始める

粘土が上手く切れるようになったら、紙を切らせるようにします。初めのうちは、直線を切ったり、形を切り抜いたりする作業は非常に難しいので、紙を幅1㎝ほどの細い帯状にしておき、それを切り刻ませる作業が最適です。また、折り紙のような薄い紙は切りにくいので、画用紙ぐらいの厚みがある紙を選びましょう。紙以外にも毛糸やリボン、ストローを切るのもオススメです。

4.細い紙にシールや印をつける

切り落とす作業に慣れたら、細い紙に○や☆などの印を手書きしたり、シールを貼ったりしたものを渡しましょう。印やシールが切れないよう、上手く間の部分を切らせます。

5.細い紙に何本か直線を書く

今度は線の通りに切る練習です。細長い紙に線を引いて子どもに渡し、線のところを切ってもらうようにしましょう。

6.紙を少しずつ太くしていく

細長い紙を切るのに慣れたら、紙の幅を段々と太くして、続けてハサミを動かす練習をさせましょう。このように段階的に練習していくと、長い直線もスムーズに切ることができるようになります。

7.線のバリエーションを増やす

続けてハサミを動かすことが上手くなったら、今度は紙に書く線の形を変えていきましょう。ハサミの向きを変えながら線の通りに切る練習ができます。

8.作品にして達成感を与える

また、ハサミの練習をする際は、子どもがハサミを使う面白さや達成感を味わえるように、ただ切るだけでなく、切った物を使って作品を作るとより良いでしょう。切り刻んだ紙をビニール袋に入れて空気を入れて結ぶと風船のようにして遊べますし、

紙皿に自由に張らせてオーナメントのようにするのも楽しいです。

他にも、ストローを細かく切らせた後に、紐を通してネックレスやブレスレットなどを作らせたり、

落ち葉色の毛糸を切って、秋の紅葉を作るというアイディアもあります。