薄着の季節は要注意!子どもの草木かぶれの症状と対策

過ごしやすい季節には外で遊ぶ機会が多くなり、アウトドアやBBQ・キャンプなど、自然に触れる機会も増えますね。春や夏には薄着の子どもを見かけることが多くなります。薄着の季節に注意したいのが、草木にかぶれたことによる「突然の湿疹」「突然の赤み」です。いざというときにあわてないよう、草木かぶれの対処法をご紹介します。

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目次

  1. アウトドアといえば
  2. 草木かぶれって何?
  3. 注意!草木かぶれの原因になる植物
  4. 草木かぶれを起こす植物 特徴的葉形状
  5. 草木かぶれの症状
  6. 草木かぶれ対処法
  7. 番外編 草木に住む虫にも注意
  8. 草木かぶれ予防策!しっかりと肌を守ろう
  9. 自然を楽しむ前に注意点も伝えよう
  10. あわせて読みたい

アウトドアといえば

大人も子どもも、可能であれば避けたい「草木のかぶれ」。子どもが大きくなればなるほど、何かと遭遇しやすくなる場合があります。キャンプやトレッキング、登山などのアウトドアでは特に注意が必要になります。

アウトドアの代表格「キャンプ」では、大自然の中で遊んだり・ご飯を食べたりして過ごし、テントやキャビンなどに宿泊する場合が多いでしょう。近年、キャンプは脚光を浴びているため、夏には必ず家族でキャンプをするという家庭もあるかもしれませんね。

大自然の中でさまざまな体験をすることが目的となるキャンプで、草・木・虫の存在が気になる方もいるでしょう。特に、場所によっては普段見慣れない植物に触れる機会があるため「どのようなものでかぶれる可能性があるのか」を事前に知っておくと良いでしょう。

草木かぶれって何?

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「草木かぶれ」は、植物に肌が接触することによって起こる皮膚疾患です。梅雨時期などには、高温多湿で肌がかぶれやすくなっている上に肌の露出が増え、植物の多い場所で草木に接触することにより湿疹を起こす可能性が高まります。

草木かぶれは、大きく分けて「触るとかぶれる植物」「草の汁でかぶれる植物」「とげのある植物」「さわると痛みがある植物」に分類されます。

注意!草木かぶれの原因になる植物

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人によってかぶれ方は異なりますが、「草木に触れた部分」や「草木から出てくる液体に触れた部分」がかぶれる場合があります。筆者の経験では、触れたとき以外でも「木のそばを歩いただけ」でかぶれた場合がありました。用心するに越したことはないですね。

草・木によるかぶれはできるだけ早く、草木にふれた部分を水で洗い落とし、赤み・はれ・かゆみを治す手当てを受けるようにしましょう。 草や木によるかぶれでは、以下のような症状を起こす可能性があります。

・触れた部分が赤くなり、腫れたり、ぶつぶつができたりする
(特に顔、手、腕、くびすじ、胸などの部位に起こる場合が多い)
・非常に皮膚がかゆくなり、ひりひりするような感じや熱を持っているような感じがする場合がある

かぶれの原因になり得る草木の一例をご紹介します。

1.ハゼノキ

ウルシ科ウルシ属 (落葉小高木)有毒植物で、関東地方以西に野生化しています。日本では、和ろうそくを作るために栽培されていたようです。山地を除き、丘陵地から沿海地と、広く分布しています。

2.ヤマウルシ

ウルシ科ウルシ属(落葉小高木)有毒植物で、北海道・本州・四国、つまり九州と沖縄を除く日本全国に分布しています。山地から低地丘陵まで生息しています。毒性分は少なめです。

3.ヌルデ

ウルシ科ウルシ属(落葉小高木)有毒植物で、北海道、本州、四国、九州、沖縄と、日本全国に分布しています。主に山野に生えています。明るい場所を好み、森の入口付近などに生えている可能性があります。紅葉の時期には、他の草木に比べると早い時期にきれいな色がつきます。

4.カクレミノ

ウコギ科カクレミノ属(常緑高木)で、千葉県南部以西の本州、四国、九州、沖縄と、南寄りに分布しています。

5.イチョウ

裸子植物イチョウ科イチョウ属(落葉高木)で有毒植物です。中国から渡来し、街路樹として馴染み深く、有名です。日本のさまざまな場所で見かけることが多いでしょう。イチョウの実がかぶれを起こしやすいといわれています。

6.ツタウルシ

ウルシ科ウルシ属(落葉つる性)有毒植物で、北海道、本州、四国、つまり九州と沖縄を除く日本全国の山地から丘陵に分布しています。ウルシ科の中では毒性が強いため、注意が必要です。

他にも、トキワサクラやキダチアロエなど、かぶれる可能性がある植物はたくさんあります。食品にもなっているキウイフルーツ、ニンニク、シソなどでもかぶれてしまう人がいます。シソは自宅栽培しやすいことから人気があるため、取り扱う際には気をつけてくださいね。

草木かぶれを起こす植物 特徴的葉形状

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かぶれる植物といえば「うるし」が有名です。その他には、ハゼ、イチョウ(銀杏)、桜草などが有名です。

植物の名前を聞いても、実際のイメージがぱっと頭に浮かぶ方は多くないでしょう。簡単な見分け方のひとつとしては、1枚の葉の軸にに小さな葉っぱがたくさん集まってついている「羽状複葉」かどうかをチェックする方法があります。ウルシやハゼなどは「羽状複葉」です。羽状複葉ではない場合にも、触ると痛みがある「イラクサ」などには注意が必要です。アウトドアの際は気をつけたいですね。

草木かぶれの症状

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草木でかぶれた際には「特に顔、手、腕、首すじ、胸などの触れた部位が赤くなり、腫れたり、ぶつぶつができたりする」または「非常に皮膚がかゆくなり、ひりひりするような感じや熱を持っているような感じがする場合がある」という特徴があります。

とくに遭遇しやすい「ウルシ科」のかぶれでは「触れてからいつ症状が出るか」はケースバイケースです。ウルシオールという成分が人間のタンパク質と反応して起こるアレルギー症状のため、1~2日経ってから、かぶれ症状が出る場合もあります。一般的にはおおよそ2週間ほどで治まります。

軽度の場合には、顔や腕などの症状の表れた部位が赤くなり、かゆくなったり、発疹が出たりします。重度の場合には、かゆみなどに加えて腫れが出てきます。「ウルシかぶれになったことがある人」は、最初にかぶれたときよりも2回目以降の方が症状が悪化しやすい傾向があるため、注意が必要です。

草木かぶれ対処法

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草木かぶれ対処法その1 まずは病院へ

草木かぶれの経験がある人は対処法を知っていますが、子どもの草木かぶれの場合は自分とは免疫力などの点で差があります。自己判断で解決せず、不安が残るようであれば早急に皮膚科で診てもらいましょう。必要であれば薬を処方してもらいましょう。

草木かぶれ対処法その2 冷やす

かゆみや炎症を抑えるために、まずは対象の部位を冷やしましょう。冷やすことで「かきたい」という気持ちを抑え、かぶれを最小限に留められる場合があります。少し水などで溶かした保冷剤やビニール袋に水と氷を入れたものなどを活用しましょう。

草木かぶれ対処法その3 葉や葉の汁でかぶれた場合

「近くを通っただけでかぶれてしまうもの」「汁に接触してかぶれるもの」は、とにかく対象の部位を早く洗い流しましょう。抗ヒスタミン成分を含むステロイド系軟膏をしっかり塗る、または冷やすといった方法も良いでしょう。かいてしまうと対象の部位が広がる可能性があるため、我慢しましょう。市販の虫刺され薬にも抗ヒスタミン成分を含んでいるものがあります。

赤ちゃんにも使える虫刺され薬

ムヒ・ベビー
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子どものデリケートなお肌にも、しみなくて使いごこちの良いクリームです。刺激がなく乾きやすいので使いやすいですよ。

草木かぶれ対処法その4 とげが刺さったような痛み

見てわかるほどの大きなサイズのとげ、葉っぱの表面にたくさん生えている細かいとげなど、さまざまなタイプのとげが刺さっている場合があります。まずは「とげを抜くこと」を最優先しましょう。細かいとげはセロテープを肌に貼りつけて取り、重曹やアンモニア水で消毒をします。抗生物質入りのステロイド剤を塗って絆創膏をしておくと、細菌感染を防げます。

重曹やアンモニア水の効果には個人差があるため、特に肌の弱い方の使用は控えた方が良いかもしれません。

おすすめの重曹&アンモニア水

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アンモニア水
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用法用量をよく守って使用してください。

番外編 草木に住む虫にも注意

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草木はもちろんですが、草木についている虫にも注意が必要です。知らずに触って、刺されたりかぶれたりする可能性があります。蚊や蜂はもちろんのこと、ダニや蟻が噛む場合もあり、葉の裏にはチャドクガなどの幼虫・毛虫が潜んでいます。子どもは気にせず何でも触ることが多いですが、森や林のみならず、公園でも注意が必要です。

筆者の家では、サザンカの木の裏に大量発生したチャドクガの被害にあったことがあります。椿やサザンカには蛾の幼虫が寄生するそうです。どちらも身近な木なので、暖かくなったころの幼虫の季節には気を付けてくださいね。

草木かぶれ予防策!しっかりと肌を守ろう

草木が多い場所に行く際には、暑くても肌を出さない服装にし、帽子や手袋を持っていきましょう。はっきりと植物の種類を覚えていなくても「こういう形状のものは危険かもしれない」といった意識を頭の片隅に置くとなお良いでしょう。

自然を楽しむ前に注意点も伝えよう

子どもと自然に触れあうのはとても楽しく、大切な教育の一環でもあります。一方で、自然には危険がいっぱいあるということを忘れないようにしましょう。自然が多い場所に出かける前には、一緒に図鑑などを見て、かぶれを引き起こしやすい植物の種類や危険性などの話をするのも良いかもしれません。

肌をしっかりと守り、自然を満喫しながら、楽しく遊びましょう。

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