更新日:2018年11月21日

東京23区、どの自治体の出産・育児サポートが一番いい?妊婦健診から私立幼稚園の補助まで、まとめて比べよう

東京23区をとってみると各自治体で出産、育児のサポート体制はかなり違います。例えば特に住む場所にこだわりのない家庭であれば、種類、金額ともにサポートがよい区に引っ越した方が、長い目で見るとお得かもしれません。東京23区を例に挙げて、それぞれの区の出産、育児のサポート、助成内容の違いについてお話しします。

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1.妊婦健診公費負担回数

妊婦健診は病院や産科で妊娠の経過が順調かどうかをチェックするために、毎回行われる検査と、特定の妊娠週数や必要に応じて特別に行われる検査です。尿検査や血圧測定、体重測定の他に内診や外診、腹囲や超音波検査などですが、23区どこでも14回は公費で負担してくれます。違いはありません。

2.子ども医療費補助

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東京23区のすべてが中学3年生まで子どもの医療費の助成を行っています。このおかげで筆者も子どもの病気、怪我、近視のメガネを作るための診察などにかかったお金はすべて無料になりました。

特に「千代田区」と「北区」だけが高校3年生までと助成期間が3年長く、中学卒業後も助成が受けられると知ってびっくりしました。他の市区町村と比べると東京23区は支援内容が充実していると言われています。数年前までは設けられていた所得制限も撤廃され、安心して病院にかかることができる環境が整備されました。

3.認可外保育施設(認証保育所)の補助

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ママも共働きの家庭にとっては、小さな頃から子供を預かってもらえる保育園はありがたい存在です。保育園には区営保育園と私営保育園があり、文部省と厚生労働省の統計によれば、月額料金の平均は公営保育園が約2万円となっています。

認可保育園の場合は自治体の補助によって2人目、3人目の保育料が減額されることが多いです。例えば子どもが1人の場合は2万2千円程度なのに対し、3人以上の場合は1人8千円程度となっています。

また許可外保育施設(認証保育所)の場合は、年齢が低いほど料金が高くなります。0歳から6歳までの平均額は許可保育園とそれほど差はありませんが、0歳もしくは1歳の場合、3万~8万円と、かなり施設によって差があることが分かっています。

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特に認可外保育施設の補助額が高い区は
①杉並区 最大6万7000円/月
②品川区 最大6万6000円/月
③荒川区 最大6万円/月

次いで
④中央区・文京区 最大5万円/月
⑤港区・江東区・目黒区・豊島区 最大4万円/月
⑥新宿区・大田区 最大3万円/月

⑦渋谷区・墨田区 最大2万5000円/月
⑧足立区・台東区・世田谷区・板橋区・練馬区 最大2万円/月
⑨葛飾区 最大1万7000円/月

⑩北区 1万5000円/月

千代田区は全額または2割程度を減額
中野区は補助対象施設の保育料と認可保育園の保育料の差額を補助する
江戸川区はなし

となっています。

4.私立幼稚園の補助

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私立幼稚園の入園料補助金、保育料補助金については、それぞれについて各区を比べてみましょう。

入園補助金

①大田区 最大11万円
②足立区・品川区・葛飾区 最大10万円
③世田谷区 最大9万円程度
④江戸川区・新宿区 最大8万円
⑤江東区・荒川区・ 最大7万円

⑥杉並区 最大6万円 目黒区 6万円
⑦中野区 4万5000円
⑧練馬区・渋谷区 最大4万円 墨田区・板橋区・北区 4万円
⑨文京区・台東区 3万円 豊島区 最大3万円

最大と書いた区は人によって違いが、何も書いていない場合は全員がその額の助成を受けられます。

保育料補助金

品川区 就園奨励費補助金 年間最大46万6400円(月約3万8800円)
杉並区 就園奨励費補助金 年間最大46万2800円(月約3万8500円)
【月額】
①葛飾区 最大2万8000円
②江戸川区 最大2万6000円
③新宿区 最大2万1000円
④港区 最大2万200円

⑤目黒区 最大1万6200円
⑥江東区 最大1万5200円
⑦北区 最大1万4200円
⑧文京区・渋谷区 最大1万3700円
⑨世田谷区・板橋区 最大1万3200円

⑩荒川区 最大1万3100円
⑪中野区 最大1万2000円
⑫練馬区 最大1万1200円
⑬豊島区 最大1万200円
⑭台東区 最大9000円

⑮千代田区 7200円
⑯足立区 最大3500円

補助金に関連する記事はこちら

5.その他、独自の支援システム

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港区

①出産費用の助成(60万円まで)
②特定不妊治療助成(年度あたり30万円・通算5年 ※平成25年度実績)

中央区

①出産支援祝品(タクシー利用券1万円分)
②新生児誕生祝品(区内共通買物券3万円分)
③不妊治療 100,000円/年 (5年間)

新宿区

子育てファミリー世帯居住支援(転入転居助成)

足立区

協賛店舗での買い物時に5%の割引サービス

葛飾区

①認可保育園の第ニ子、第三子の保育料等を減免(小学三年までの児童が三人いる場合に限る)
②三人乗り自転車(幼児2人同乗用自転車)の購入費助成
③不妊治療助成 150,000円/年(5年間)

千代田区

①16~18歳の児童養育者へ児童1人につき5000円/月
②誕生準備手当(妊娠第20週~1歳までの妊産婦に一律4万5000円
③特定不妊治療助成[1回上限7万5000円・通算5年(2回)]

文京区

①認可保育園における第3子以降の保育料免除(条件なし)
②不妊治療助成 100,000円/年(5年間)
③男性不妊検査助成 1万円

渋谷区

①1人の出産につき10万円
②幼児の無料フッ化物塗布(虫歯予防)

江戸川区

乳児養育手当(ゼロ歳児)0歳児を養育している世帯に 1万3000円/月

江東区

認可保育園の保育料が第三子以降無料(3人とも在園している場合)

荒川区

双子や三つ子などの多胎児を養育している家庭に、タクシー利用券の配布と一時保育利用料の補助(両者とも2万円まで)

墨田区

保育士2人が自宅を訪問し、プロの視点から共に保育を行い、学ぶ(1世帯につき、年に2回まで)

台東区

①区内協賛店での割引サービス
②第3子以降の児童に出生時、小・中学校入学時にそれぞれ祝品を贈呈 
③不妊治療助成 治療区分のより2万5000円もしくは5万円(1回につき)

大田区

第3子以降の出生1人につき5万円

品川区

不妊治療助成 100,000円/年 (5年間)

世田谷区

①子育て支援ヘルパーの派遣を無料で実施(4時間)
②不妊治療助成金 区分により5万円、もしくは10万円(1回につき)
※平成28年度以降、43歳以上の方は制度対象外になります。
39歳までの方 通算6回まで(年度の回数制限なし)・40~42歳までの方 通算3回まで(年度の回数制限なし)

板橋区

子育てに使える商品サービス券を配付

練馬区

①家事応援券(育児支援ヘルパー事業)と育児応援券(ファミリーサポート事業)を無料で提供(1歳未満の子どもがいる家庭)
②第3子以降の出生した児童1人につき20万円
③不妊治療助成 治療区分により5万円もしくは2万5000円(1回につき)

北区

区内の民間賃貸住宅を住み替えする場合、親と18才以下の子ども2人以上で構成するファミリーに転居費用30万円まで助成

杉並区

不妊治療助成 治療区分により2万5000円もしくは5万円(1回につき)※40歳未満 通算6回(年度内回数制限なし)・40歳以上 年度2回(初年度3回)※平成27年度まで

子育てだけでなく、「不妊治療助成」に力を入れている自治体があるのにはびっくりしました。港区は1年間で最大30万円、通算5年で最大150万円を所得制限なしで助成しています。この額は2位の世田谷区(最大100万円)を50万も上回っており、助成を行なっていない区もあることを考えれば、信じられない額ですよね?是非他の自治体もこれを見習ってほしいものです。

まとめ

いかがだったでしょうか。筆者も出産、子育てでママ友と情報交換するまでは、住んでいる自治体によって、これほどまで子育てサポートの助成の体制が違うものとは知りませんでした。たくさんの情報を得ることによって、出産、育児のしやすい場所に住み、これから長い子育ての時間を充実させ、楽しい妊婦生活、そして育児生活を送っていきましょう。

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初めまして。小学校高学年の女の子のママで、現在専業主婦です…

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