不妊治療体験者にきいた!不妊治療で気になる10のこと

子どもを望んでいるのになかなか妊娠できないというときに、不妊治療を選択する方は多いですよね。しかし、不妊治療はどういうものなのか、費用はどのくらいかかるのかなど、わからないことばかりということも。今回は、そんな不妊治療に関する疑問を、実際に体験した方に質問してみました。

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目次

  1. 不妊治療、みんなどうしているんだろう?
  2. 1.不妊治療を始めた年齢は?
  3. 2.不妊治療にかかった期間は?
  4. 3.不妊治療を受けた原因は「夫」?「妻」?
  5. 4.不妊治療の治療法は?
  6. 5.費用はいくら掛かった?
  7. 6.不妊治療のときに飲んでいた薬は?
  8. 7.漢方薬は飲んでいた?
  9. 次回は参考になる体験談も!
  10. あわせて読みたい

不妊治療、みんなどうしているんだろう?

7組に1組が不妊といわれる現代、いざ妊娠を考えたときになかなか子どもができずに思い悩んでいる方も少なくありません。ただ不妊治療に関する知識は、まだまだ世間一般には知られていないもの。今回は、実際に不妊治療を体験した方123名にアンケートをとり、不妊治療の以下のような疑問を質問してみました。

1.不妊治療を始めた年齢は?
2.不妊治療にかかった期間は?
3.不妊治療を受けた原因は「夫」?「妻」?
4.不妊治療の治療法は?
5.費用はいくらかかった?
6.不妊治療のとき飲んでいた薬は?
7.漢方薬は飲んでいた?
8.不妊治療ブログは読んでいた?
9.仕事と不妊治療は両立していた?
10.不妊治療の体験談を教えて!

第1回目の今回は、1~7までをご紹介します!どれも妊活中に知っておきたいことばかりですので、ぜひチェックしてみて下さい。合わせて、より詳しく不妊治療について知ることのできるおすすめ記事をご紹介していますので、参考にしてみて下さいね。

1.不妊治療を始めた年齢は?

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不妊治療を始めた年齢で一番多かったのは、30~35歳、ついで25歳から30歳という結果になりました。女性が妊娠できる確率は、30代に入るとともに徐々に低下し、35歳を超えるとさらに低くなってしまうもの。そのため、不妊治療を始める時期は早い方がいいと言われています。

また、35歳を超えての出産は高齢出産となり、妊娠高血圧症候群や流産などのリスクが高くなってしまうだけでなく、産まれてくる子どもにダウン症などの障害が起こる可能性もあります。それらを避けるためにも、35歳になる前に不妊治療を始める方が多いようですね。

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2.不妊治療にかかった期間は?

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不妊治療を開始して、1年以内に妊娠した方がおよそ半数の42%を占めているというのは、不妊治療を検討している方にとってはうれしい結果かもしれませんね。ただ4年以上という方も11%と決して少ない人数ではありません。

不妊治療に掛かる期間は、不妊の原因や治療内容によっても大きく差が出てしまうもの。ただできるだけ早く始めた方が期間が短くて済むことが多いので、妊娠を望むのであれば、早い段階で不妊検査だけでも受けておいた方がいいかもしれませんね。

3.不妊治療を受けた原因は「夫」?「妻」?

不妊の原因は「妻」だったという方が66%と半数以上を占める結果となりました。ただ夫のみ、または夫婦ともに原因があるとの回答も27%となっています。「不妊症」というと女性の問題であるように思いこんでいる方も少なくありませんが、これらの結果を見ると男性の不妊検査の重要性を感じさせられますね。

では、具体的な不妊の原因にはどのようなものがあるのでしょうか?

「夫」が原因の場合

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男性不妊の原因の半数以上を占めるのは「精液性状低下」という結果になりました。「精液性状低下」というのは、簡単に言うと精子の数の減少や運動率の低下、受精能力の低い精子の奇形率の上昇のことをいいます。高度になると、精子の数は100分の1以下に下がったり、運動率か20~30%以下になってしまいます。

こうした精子の劣化は、生活習慣や加齢などが原因となることもあると考えられています。タバコやお酒を控えたり、サウナなどで睾丸を温めすぎないようにしたり、2~3日おきに射精したり、規則正しい生活を送ったりすることによって、劣化の可能性を減らすことができますよ。

「妻」が原因の場合

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女性不妊で多かったのは「排卵因子」と「原因不明不妊」という結果になりました。「排卵因子」とは月に一度起こるはずの排卵が、何らかの原因でうまくいかないことを言います。その原因はまだ解明されてはいませんが、ホルモン分泌異常や卵巣の機能低下、ストレスなどだと考えられています。

また「原因不明不妊」というのは、原因不明の機能性不妊のことをいいます。女性は歳をとるごとに、その卵子の質も低下していくもの。ただこの卵子の質の低下について原因を特定することが今の医学ではできないため、「原因不明不妊」といわれています。

極端なダイエットや喫煙、飲酒、不規則な生活などによって卵子の質の低下が進行してしまうと考えられているので、それを防ぐためにも、健康的な規則正しい生活とべランスのいい食生活を心掛けるようにしましょう。

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4.不妊治療の治療法は?

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多くの方が経験した不妊治療は、タイミング療法、排卵誘発剤、精液検査、人工授精、子宮卵管造形などでした。簡単に、これらがどのような治療なのかをご紹介しておきますね。

タイミング療法

不妊治療ではじめに行われることの多いのが、このタイミング療法です。排卵期を基礎体温表で測り、排卵周期を予測して性行為を行い、妊娠を目指します。合わせて排卵検査薬を使用すると、より排卵日を正確に予測することができます。1年たっても妊娠に至らなければ、次のステップへ進むことが多いようです。

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排卵誘発剤

排卵がきちんと行われていないときには、排卵誘発剤を使用して排卵を起こさせます。また、排卵はされているけれど妊娠の確率を上げたいときにも、排卵誘発剤が使用されることもあります。排卵誘発剤は内服薬と注射に分けられ、副作用として多胎妊娠や卵巣過剰刺激症候群の可能性があることも頭に入れておきましょう。

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精液検査

男性の精液の状態を調べる検査です。精子の濃度、運動数、精子奇形率、白血球数などを調べます。精液は一定の禁欲期間ののちに、マスターベーションによって採取します。検査は1ヶ月の間に2回以上行うことが望ましいとされています。

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人工授精

人工授精は、夫の精子を注入器で子宮の奥に送り込む方法で、タイミング療法で妊娠しなかったときの行われることが多い治療法です。1周期で妊娠する確率は5~10%で、6周期以内に妊娠する可能性は30~40%ほどだといわれています。

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子宮卵管造影法

子宮卵管造影法では、子宮の具合や卵管の通過性を調べます。痛みを伴うことも多く、とくに卵管に癒着があったり、閉塞していたりするときは痛みが強くなる傾向があります。不妊症の原因としてよくみられる卵管閉塞などの病気を調べるためにも必要な検査です。

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5.費用はいくら掛かった?

不妊治療にかかった費用は1万円程度だったという方から、600万円ほど掛かったという方まで様々でした。とくに体外受精を行った場合、高額になってしまうようです。簡単に、およその不妊治療の金額をご紹介します。病院によっても異なりますので、あくまで参考にして下さいね。

・タイミング療法  1回5000~1万円
・排卵誘発剤  錠剤は1回700~1000円、注射は1回500~1000円
・精液検査  1回300~1000円
・人工授精  1回1~3万円
・子宮卵管造影法  6000円から1万5千円
・体外受精  1回30~50万円
・顕微受精  1回30~50万円

助成金はもらった?

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不妊治療を行うとき、特定の治療を行わなくては妊娠できないと医師から診断されると、助成金を受け取ることができる場合があります。対象となるのは、体外受精や顕微受精といった保険適応外の物。対象となる年齢や金額や回数などは各市町村によって異なりますが、1年に2回まで、1回10万円を限度に助成するところが多いようです。

今回のアンケートでは、そんな助成金を受け取った方は23%ほどという結果になりました。では、みなさんどのくらいの金額を申請されたのでしょうか?

申請した助成金の金額は?

申請した助成金の金額もそれぞれでしたが、今回のアンケートでの平均額は35万円ほどでした。ちなみに、今回一番高額な治療費がかかったと回答された方の不妊治療費の内訳をご紹介しておきます。

・タイミング療法(1年間) 20万円
・着床前診断 210万円
・体外受精 370万円

以上で合計金額が600万円。また申請した助成金は75万円でしたので、自己負担額は525万円だったようです。そうして考えてみると、不妊治療には高額な治療費がかかってしまうことも頭に入れておかなくてはなりませんね。

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6.不妊治療のときに飲んでいた薬は?

不妊治療で飲んでいた薬で一番多かったのは「クロミッド」という排卵誘発剤でした。クロミッドは卵管刺激ホルモンと黄体刺激ホルモンの分泌を促す作用があり、それにそって排卵が促進されます。排卵のない場合に処方される一般的な薬で、月経5日目から5日間分処方されます。その他にも、不妊治療で処方される薬には以下のようなものがあります。

・デュファストン:合成黄体ホルモン剤。妊娠しやすい体づくりと、生理周期の安定に効果的。
・セキソビット:排卵誘発剤。クロミッドに比べて効果が弱い。
・ダナゾール:子宮内膜症の治療のため、一時的に閉経した状態を作る。
・カバサール:排卵を抑制し、不妊の原因となるプロラクチンの分泌を抑制する。

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クロミッドの不妊治療への効果とは?服用後の排卵と妊娠の確率について

7.漢方薬は飲んでいた?

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不妊治療に効果的だと言われる漢方薬は、全体の20%以上の方が服用しているという結果になりました。そのうち、4%ほどの方は2種類以上を服薬していたようです。不妊症に効果的な漢方薬を簡単にご紹介しますね。

・当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン):不妊症や生理不順、冷え性、更年期障害などに効果あり。
・温経湯(ウンケイトウ):生理不順や冷え性に効果的で、不妊治療に補助的に用いることも。
・加味逍遥散(カミショウヨウサン):月経困難、生理不順、冷え性などに効果あり。
・柴苓湯(サイレイトウ):不育症や着床障害に効果あり。

副作用が少なく、妊娠しやすい体づくりに効果を期待できる漢方薬は自己判断で服用せず、漢方医に相談した上で、自分に合ったものを処方してもらうようにしてくださいね。

次回は参考になる体験談も!

第2回となる次回は、実際に不妊治療を体験した方の体験談をご紹介します。頭を悩ませがちな仕事との両立についてもご紹介しますので、ぜひチェックしてみて下さいね!

【第2回】不妊治療体験者にきいた!不妊治療で気になる10のこと
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