更新日:2017年01月05日

生理痛の9つの症状 | 原因、病気のチェック方法、緩和法

生理の度に生理痛に悩まされている女性は多いと思います。しかし一言に生理痛と言っても、人によって症状は様々。「これも生理痛?」という意外な症状まであるようです。また、たかが生理痛と我慢していては、重大な病気に気づくのが遅くなってしまうかも。今回は生理痛が関係する病気のチェック法や、症状の緩和法についてまとめました。

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生理痛の主な9つの症状

生理は十人十色。生理痛が全くない方もいれば、毎回悩まされるという方もいます。しかし、一言に生理痛と言っても、さまざまな症状があるようです。下で詳しく説明しますが、主に女性ホルモンや生理の時に分泌される「プロスタグランジン」という物質が大きく関わっているようです。

腹、腰、頭の痛み

多くの方が感じている症状が「下腹部の痛み」「腰痛」「頭痛」です。この中の一つだけの症状を感じるという方もいれば、全てがくるという方も。痛むけど、鎮痛剤を飲まなくてもやり過ごせる方から、寝込むほどの痛みを感じる方まで、その症状の程度も様々なようです。

下腹部の痛みは主にホルモンバランスの乱れ、経血の過多、骨盤内のうっ血などが原因と言われています。腰痛もこれとほぼ同じ原因だそうですが、骨盤のゆがみが関係している場合も。頭痛はホルモンバランスの急激な変化や血行不良、自律神経の乱れ等が影響しているそう。いずれの症状も、生理前のホルモンバランスが大きく関係しているようです。

吐き気や嘔吐

子宮の収縮を促すプロスタグランジンの過剰分泌が原因で起こるそう。月経困難症と呼ばれる症状の方によく見られるようです。

発熱

生理中は通常、基礎体温は低くなります。しかし、生理の度に38度以上の発熱に苦しむ方もいるようです。生理によって血行が悪くなり、発熱している場合もあるようですが、通常発熱は体の中でなんらかの炎症が起きているというサイン。もしかしたら子宮内膜症やクラミジア感染症といった病気が発生している場合もありるそう。生理が終わって熱が引いたからと安心せず、毎回発熱するようであれば受診した方が良いようです。

下痢

プロスタグランジンの過剰分泌の影響で、腸の働きが必要以上に活性化されて起こってしまう症状のようです。

眠気

生理中におこりやすい症状のひとつ。女性ホルモンのプロゲステロンの分泌が増える事が要因と言われています。

めまい

生理前や生理中に起こる事が多い症状。ミネラル不足による貧血状態や血行不良が原因とされているそうです。

歯痛

普段は痛まないのに、生理になると歯が痛みだすという場合があります。これはもともと気づかない程度の虫歯がある場合、発痛増強物質でもあるプロスタグランジンの分泌過多になると歯痛が出る事があるそうです。また、生理中に分泌された女性ホルモンは歯茎の毛細血管まで行き届きます。歯周病菌の中にはこの女性ホルモンを栄養として活性化し増殖する物があるため、歯肉炎を起こしやすくなると言われています。

関節痛

最も大きな原因は、体重の増加と言われています。生理前から生理中は体内の水分量が増加する事で体重が増える場合があります。そのことによって、関節にかかる負担が大きくなり、関節痛が出ると言われています。

生理痛の原因は?

生理痛の大きな要因となっているのが「プロスタグランジン」という物質。この物質は、子宮の収縮を促して生理の経血と体の外に排出する働きをもっています。量が多すぎると子宮の収縮が強くなり、痛みが発生します。このプロスタグランジンは生理直前から生理前半までに急激に増えます。生理初日から3日目くらいまでに重い生理痛の症状がある人が多いのは、このせいですね。

実は陣痛の痛みもこの物質のはたらきのせいなんです。生理痛がある女性は、生理痛が無い女性に比べ、子宮内膜や経血に含まれるプロスタグランジンの量が多いという事が分かっています。また、プロスタグランジンは血管を収縮させる働きもあるので、腰痛やだるさ、冷えが酷くなります。さらに胃腸の動きにも影響を与え、吐き気や下痢等の原因にもなります。

生理痛はいつからいつまで続く?

生理痛の重さや症状が人それぞれのように、その症状が続く期間も様々です。上記したように、プロスタグランジンが多い女性は生理痛になりやすいそうなのですが、この物質が影響するのは生理前半まで。後半になると、今度はうっ血が原因の生理痛になってくるのだそう。一度治まったのに生理痛がまたきた・・・というのはこのせいということです。しかし、その痛みが続く期間はひとそれぞれ。生理が終わるまで生理痛のある人もいれば、前半だけ、後半だけという人もいます。しかしあまりにも生理痛がひどい、長引くということであれば、下記の病気の可能性もあります。

婦人科で受診したほうがよい病気の兆候チェック

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子宮内膜症の兆候

子宮内膜症は本来子宮の中にできる内膜が、子宮以外の所にできてしまう病気です。これは生理の度に進行する病気とも言われています。寝込むほどの生理痛がある、鎮痛剤の量がだんだんと増えてきている、生理時以外でも下腹部痛がある、性交痛があるなどの症状が当てはまる場合、子宮内膜症の可能性もありますので、早めに婦人科を受診するようにしましょう。

子宮筋腫の兆候

子宮筋腫は子宮の内外や筋肉の中にできる良性の腫瘍の事です。良性なのでそれ自体が生命を脅かすという事はないのですが、できる場所によって症状が強く出る場合があります。子宮筋腫が子宮内にできた場合、小さな物でも月経血の量が多くなったり、生理痛がひどくなったりするようです。また、不妊の原因になることもあります。自分では見つける事ができないので、おかしいとおもったら受診しましょう。また、定期的に検診を受けていれば早めに見つける事もできます。

卵巣嚢腫の兆候

卵巣囊腫とは、卵巣の中に液体が溜って卵巣が腫れた状態の事を言います。良性の腫瘍から卵巣がん等の悪性のものまであります。症状としては、以下のような物が現れるようです。

・腹部膨満感
・下腹部痛
・性器出血
・頻尿
・腰痛
・便秘
など様々です。この中でも最も良く現れる症状としては、左右どちらかの下腹部痛だそう。腫瘍が大きくなってくると、スカートやズボン等の衣服がきつくなってくる事もあるようです。

生理痛を緩和する方法

手早く緩和する方法

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生理痛が起きた場合、できるだけ早く痛みや不快な症状から解放されたいですよね。そんなときは以下のような対策をとる方が多いようです。

・鎮痛剤を飲む(即効性はあるが多量に飲むと副作用が心配)
・漢方を飲む(自分に合った処方をしてもらうことで即効性も期待できるそう)
・サプリメントを飲む(即効性よりも、体質改善による生理痛の緩和)
・ピル(婦人科で処方してもらうので手軽にとはいかないが、効果は大きい)
・ツボ押し(鍼灸院で受けることもできるし、セルフケアとして行える)
・アロマテラピー(芳香浴やマッサージ等として取り入れる)

即効性が期待できる物から、ナチュラルな方法まで、様々です。自分に合った緩和法をさがしてみるのもいいかもしれません。しかし、なかなか症状が治まらないからといって鎮痛剤などを用法用量を守らず使用するのは危険です。そんなときは産婦人科で一度見てもらった方がいいかもしれません。

改善する食習慣

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積極的に摂りたいのは、ビタミンE、ビタミンB群、ミネラル、n-3系脂肪酸です。ビタミンEは女性ホルモンの生成に役立つ成分ですし、その他の栄養素も血行促進や貧血予防等、生理に伴う様々な症状の緩和に効果的だそうです。フルーツや野菜スープとして摂取すると、簡単にたくさん取り入れる事ができます。また、魚屋大豆等を積極的に摂る事で良質のタンパク質やイソフラボンを取り入れる事ができます。

改善する運動習慣

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普段から運動が好きで意識して行っているということでは無い限り、大抵の人は運動不足に陥っています。運動不足は血行不良や冷えを招き、結果的に生理痛がひどくなる要因となってしまいます。骨盤周りのうっ血による生理痛である場合、骨盤周りの血行を良くしてあげるだけでかなり改善されるようです。

生理の時はどうしても痛みやだるさから動くのがおっくうになる事もあります。しかし、運動できるのであれば、少し体を動かしてみると、症状の緩和が期待できるだけでなく、気分もすっきりしたりしますよ。

生理にともなう下半身の不快な症状を緩和する簡単な骨盤調整です。寝たままできる物もあるので、全部のストレッチをする事ができない場合でも、できるものだけでもやるようにするといいかもしれませんね。

悪化させてしまう習慣

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生理痛の症状がひどい方には、共通した生活習慣があったそうです。

・甘い物が好きでお菓子を毎日欠かさず食べる
・1日に何杯もコーヒーを飲む
・ダイエットのために食事制限をしている
・食べ物の好き嫌いが激しい
・仕事が不規則
・寝てもあまりすっきりしない

などが生理痛症状の酷い人に共通する生活習慣なんだそう。特に食生活についての共通項目が多いですね。それもそのはず、食べた物が体を作って行くのですから、影響が強く出て当たり前ですよね。例えば、白砂糖などの精製食品やスナック菓子等の加工食品には、ビタミンやミネラル等の栄養素はほとんど含まれていませんし、摂取しすぎると体を冷やしてしまう事もあり、症状を悪化させてしまう事もあるんだそう。また、肉類や乳製品を摂りすぎると、コレステロールや中性脂肪が増えて、生理痛のもとであるプロスラグラン人の生成を促してしまうと言われているそうです。

生活習慣は、日々無意識に繰り返している事。これが知らず知らずのうちに、体に影響を及ぼしているのです。これを参考にして、悪影響を与える生活習慣を徐々に減らして行けるよう心がけられると良いですね。

生理痛と症状に関する体験談

筆者も酷い生理痛に悩まされた一人。初潮を迎えたのが小学校5年生でしたが、だんだんと生理痛が酷くなり、中学生になる頃には腰とお腹がジーンとなり、その痛みしか感じないくらい重くなってきました。今思えば、軽い陣痛くらいの痛みだったと思います。寝込むほどではないけど、生理痛のせいでじっ椅子に座っておられず、授業をまともに受けられない状態になっていました。本当なら1〜3日目ぐらいまではお家で横になっていたい・・・そんな気持ちで学校に通っていました。

鎮痛剤は飲んでいましたが、もちろん一日中効き続けてくれるわけではなく、使用する量は増える一方でした。大学生になり、生理に伴う深い症状だけでなく、月経前の不調も現れるようになり、友達に相談したところ婦人科を受診するよう勧められて受診しました。様々な検査の結果、内膜症や筋腫などもなく、体質だろうと言われました。正直ホッとすると同時に、なにかしらはっきりした原因があった方が解放されたのに・・・なんて当時は思ったのですが、とりあえず漢方薬で様子を見る事になりました。しかし漢方は緩やかに効き目が現れるもの。なかなかきちんと飲む事もできす、効果も実感できなかったため、再度病院で相談するとピルを勧められました。

当時、ピルを飲んでいる友達もおらず、多少の不安はありましたが、ピルを飲む事によってPMSも生理に伴う深い症状も大幅に軽減されました。生理痛の症状は全く無くなったと言っていいほどになりました。もちろん、鎮痛剤も使う必要もなくなりました。また、ピルを処方してもらうために年に一度、子宮がん検査もしてもらっていたので、そういった意味でも病院に通っていて良かったとも思いました。

痛みをコントロールし、上手につきあいましょう

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生理痛や不快症状はあって当たり前、と思っている方が多いと思います。私自身もそうで、長い間毎月我慢してきました。しかし、痛みがあるという事はなんらかの警告である場合もあります。私は検査した結果、体質という事になりましたが、病気が隠れている場合もあります。たかが生理痛と甘く見ないで、日常生活を送る事が困難になったり、鎮痛剤の量が増えたり効かなくなったりしたら、一度病院で診てもらいましょう。

生理は女性にとって無くてはならないもの、また、長年付き合って行かなければならないものです。必要以上の我慢はせず、痛みの原因を知って上手に痛みをコントロールして付き合って行きましょう。

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