精巣上体炎は男性不妊につながる?精巣上体炎の原因と症状、治療法

精巣上体炎という病気を耳にしたことはありますか?痛みや腫れなどの症状が表れる精巣上体炎は、重症化すると男性不妊を招いてしまうと言われています。今回は、そんな精巣上体炎の原因と症状、治療法と治療中の過ごし方についご紹介ます。せひ参考にしてみて下さいね。

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目次

  1. 精巣上体炎とは
  2. 精巣上体炎は男性不妊の原因の一つ
  3. 精巣上体炎の原因
  4. 精巣上体炎の検査方法
  5. 精巣上体炎の治療法
  6. 精巣上体炎治療中の過ごし方
  7. パートナーの女性も性病検査を受けて
  8. 精巣上体炎は正しく治療しよう
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精巣上体炎とは

精巣上体の炎症が「精巣上体炎」

精巣上体炎とは、睾丸の横についているちょっと膨らんだ部分「精巣上体」が炎症を起こしている状態のことを言います。

精巣上体は精巣でつくられた精子の通り道で、副睾丸とも呼ばれています。その精巣上体から精管と呼ばれる管が精嚢腺(せいのうせん)と前立腺へとつながり、そこで分泌される精液といっしょに尿道を出ていく現象を「射精」といいます。

精巣上体炎は、この精子が出ていく経路の逆の流れで細菌が精巣上体に入り込むことによって起こります。

痛みと腫れが表れる

精巣上体炎になると、初めは精巣上体の一部に軽い痛みを感じます。このとき、精巣そのものに痛みを感じることも多いです。

その後痛みが陰嚢に広がっていき、固く腫れあがります。ぱっと見てわかるほど腫れるので、勃起をしたり触ったりすると激痛が走ることも。

悪化すると日常生活にも支障がでる

精巣上体炎が悪化すると、腫れや痛みがひどくなり、歩くだけでも辛い状態に陥って日常生活に支障が出てしまうこともあります。また、炎症を起こしているため、38度以上の発熱してしまうことも少なくありません。

さらに重症化すると、陰嚢に膿がたまってしまい、破れて出てきてしまうこともあるうようです。

精巣上体炎は男性不妊の原因の一つ

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放っておくと精巣機能が低下する

先程ご紹介したように、精巣上体炎はウイルスや細菌によって引き起こされています。そのため、精巣上体炎になったにもかかわらず、治療をせずに放っておくと、炎症は精巣にまで広がっていってしまいます。

それによって精子の元となる精細胞を死滅させてしまい、精巣機能が低下してしまう可能性があります。

正常に射精できなくなることも

また精巣上体炎になると、炎症によって精管がふさがってしまい、正常な射精ができなくなってしまうこともあります。そのため子どもを望むのであればとくに、早急に精巣上体炎の治療を行うようにしましょう。

精巣上体炎の原因

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若者の場合は性感染症による尿道炎

若者が精巣上体炎になったときには、尿道炎が原因となっていることが多いようです。尿道炎は性病の一つで、クラミジアや淋菌によって引き起こされます。

高齢者の場合は大腸菌などの細菌

高齢者の場合は尿道炎ではなく、前立腺肥大症や尿道狭窄、膀胱結石などの病気が原因で起こることが多いといわれています。これらの病気によって尿の中に大腸菌などの細菌が増え、精巣上体炎になってしまう可能性が高くなるのだそうです。

精巣上体炎の検査方法

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患部の腫れを確認

精巣上体炎になったときにはまず泌尿器科を受診し、患部の腫れを指針で確認されます。

血液検査

血液検査によって、血液中に細菌やウイルス、膿などが発生していないかを調べます。このときに何の細菌が精巣上体炎の原因となっているのかを調べ、治療に必要な抗生物質の種類を特定するのです。

また同じように尿検査を行い、尿中の白血球や細菌も調べます。

性病検査

精巣上体炎は性病が原因となって起こることが多いもの。そのため、精巣上体炎の検査だけでなく、合わせて性病の検査も行います。

精巣上体炎の治療法

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抗生物質の投与

精巣上体炎の治療は、基本的に抗クラミジアや淋菌に効く生物質を使って行われます。ペニシリン系やセフェム系、ニューキノロン系などが使われることが多いようです。

痛み止めなどの対症療法

精巣上体炎によって腫れてしまった陰嚢を冷し、運動を避ける程度の安静を保つことも治療の一つです。また発熱や痛みに対しては、痛み止めや湿布、サポーターなどを使って対症療法が行われます。

2週間ほどで症状は治まる

精巣上体炎は、適切な治療を受ければ2~3週間ほどで症状は治まります。ただ使用する抗生物質が適当なものでなかった場合、症状が悪化してしまい、最悪の場合陰嚢の切開や精巣上体の摘出が必要になることも。

そういった事態を避けるためにも、必ず泌尿器科を受診して、専門の医師の診断を受けるようにしましょう。

精巣上体炎治療中の過ごし方

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安静に過ごす

精巣上体炎の治療中は、運動は避け、安静に過ごすようにしましょう。また飲酒や暴食、偏食も患部に負担をかけてしまう可能性があるので、避けるようにしてくださいね。熱がない場合は、寝て過ごす必要はありません。

また痛みが強いときには、サポーターやきつめの下着を着用すると、陰嚢が固定されて痛みが和らぐ可能性があります。

性行為は控える

精巣上体炎を治療しているときには、精巣に刺激を与えないようにするため、性行為は控えるようにしましょう。

パートナーの女性も性病検査を受けて

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精巣上体炎は性病が原因となって起こることが多いもの。そのため、精巣上体炎になってしまったときには、自分自身もパートナーの女性も性病にかかっている可能性があります。

男性は精巣上体炎の治療の際に性病検査を受けますが、パートナーの女性が性病に掛かっていると、せっかく治療をしてもまたすぐに感染してしまうので注意が必要です。

また女性はクラミジアや淋菌に感染しても自覚症状がほとんどなく、重症化してしまい、不妊症などにつながってしまうことが多いため、必ず性病検査を促し、二人で治療を受けるようにしましょう。

精巣上体炎は正しく治療しよう

精巣上体炎の症状が表れたら、泌尿器科で専門の医師の診断を受け、適切な治療を受けるようにしましょう。男性不妊の原因ともなる精巣上体炎を軽く考え、いざ子どもを臨んだときに妊娠の可能性が低いことを知ってからでは遅いですよ。

また精巣上体炎かと思ったら、精巣腫瘍や精索捻転(せいさくねんてん)症などの危険な病気だったというケースも考えられるので、自己判断せずに早目に病院へ向かうようにしましょう。

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