生理の出血量が多い!過多月経の原因と治療法は?レバーのような塊や貧血は要注意!

過多月経という言葉を聞いたことがあるでしょうか。過多月経とは、簡単にいうと生理の出血量が多すぎることを言います。出血の量が多いと、夜眠るときやおでかけのときにも、漏れてしまわないか不安になってしまうもの。今回はそんな過多月経の原因と治療法をご紹介します。

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目次

  1. 過多月経とは
  2. 過多月経以外の月経異常
  3. 過多月経の原因
  4. 過多月経の治療法
  5. 過多月経を見逃さないで
  6. 過多月経の関連記事はこちら

過多月経とは

「過多月経」では生理の出血が異常に多い

過多月経は「月経過多」ともいわれ、生理の出血が異常に多くなってしまう症状のことを言います。他人の生理の出血量がわからないから判断が難しいところではありますが、以下のような症状が表れているときには、過多月経の可能性があります。

・昼までも夜用のナプキンでなければ出血に対応できない
・夜眠っているとき、途中でナプキンを取り換える必要がある
・レバーのようなどろっとした経血が2日以上続いている
・出血が多く、重度の貧血がおこる

正常な生理の出血量は20~140mL

正常な生理の出血量は、およそ20~140mLといわれています。数字ではわかりにくいかもしれませんが、大体生理用のナプキンを3時間間隔で交換する程度が目安と考えてくださいね。

ちなみにその他の正常な月経の目安は、このようになっています。

・初経年齢 12歳
・月経周期日数 25~38日
・出血持続日数 3~7日間(平均は5日)
・閉経年齢 45~56歳(平均は50.5歳)

出血量が20mL以下だと「過少月経」となる

過多月経とは反対に、生理の出血が異常に少ない状態を「過少月経」と言います。過少月経の出血量は20mL以下で、おりものと変わらない量しかなく、ナプキンを取り換える必要もない程度が目安です。

子宮内膜炎の後遺症や子宮発育不全が主な原因といわれています。

過多月経以外の月経異常

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頻発月経

月経周期日数が24日以下だという方は、頻発月経となります。黄体機能不全や無排卵月経などが原因となって起こることが多いといわれています。

稀発月経

稀発月経の方は、月経周期日数が39日以上となります。多嚢胞性卵巣症候群やストレス、過激なダイエットなどが原因となるといわれています。また生理が3ヶ月以上とまってしまうと「無月経」、1年以上生理がこないときには「早発閉経」と診断されます。

過長月経

過長月経は、出血持続日数が8日以上続くことを言い、過多月経とあわせて起こることが多いといわれています。子宮筋腫や子宮腺筋症、血液凝固障害が主な原因です。

過短月経

出血持続日数が2日以下の場合は、過短月経と診断されます。過少月経と併発していることが多く、生理がきたのかどうかすらわからないというケースも少なくありません。子宮内膜炎の後遺症や子宮発育不全などが原因となることが多いといわれています。

月経前症候群

月経前症候群(PMS)は生理開始日の3~10日ほど前から起こる不快症状のことを言います。具体的な症状は個人差がありますが、頭痛や腹痛、胸の張りや痛み、情緒不安定などが起こることが多いといわれています。

ホルモンバランスの乱れが原因であると考えられていて、生理開始とともに症状は治まります。

月経困難症

月経前症候群が生理前に終わるのに対し、月経困難症では生理直前から生理中にかけて不快症状が起こります。下腹部痛や腰痛、頭痛、吐き気など、一般的な生理痛との境が難しいところですが、日常生活に支障が出てしまうようであれば月経困難症の可能性が高いです。

子宮内膜炎や子宮筋腫といった婦人科系の病気や、ホルモンバランスの乱れが原因となることが多いといわれています。

過多月経の原因

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機能性過多月経の場合

過多月経には「機能性過多月経」と「器質性過多月経」の2種類があります。このうち機能性過多月経が起こる原因は、ホルモンバランスの乱れだと考えられています。

女性の身体では、排卵の後にプロゲステロン(黄体ホルモン)という女性ホルモンの分泌が盛んになり、妊娠しやすいように子宮内膜をふかふかの状態にします。それがはがれおち、出血とともに体外に排出される現象を「生理」と言います。

機能性過多月経の場合、このプロゲステロンが異常に分泌されてしまい、子宮内膜が厚くなりすぎてしまいます。それによって生理のときの出血量が増えるのではないかといわれています。

器質性過多月経の場合

器質性過多月経は、子宮筋腫や子宮内膜症、子宮体癌などの子宮の病気が原因となって起こることが多いもの。その中でも子宮筋腫の「粘膜下筋腫」の場合、過多月経になる可能性が高いといわれています。粘膜下筋腫は不妊や早産の原因となることも多いので注意が必要です。

さらに高血圧症や甲状腺機能異常などの病気が原因となっていることもあるので、早めに医師に相談をするようにしましょう。

過多月経の治療法

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薬物療法

機能性過多月経の場合は治療が必要ないケースも多いのですが、貧血などの症状を伴うときにはホルモン剤や排卵誘発剤、ピルなどと使った薬物療法がとられます。

造血剤による対症療法

過多月経による多量の出血により、深刻な貧血の症状がある場合は、造血剤を使った対症療法が行われます。造血剤で効果が得られない場合は、月経を一時的に留める処置を取られることもあります。

原因となる病気の治療

器質性過多月経の場合は、原因となる病気の治療が行われます。子宮筋腫や子宮内膜症などは早期に発見できれば薬物による治療が可能ですが、進行してしまっている場合は手術が必要となることも少なくありません。

悪化してしまうと子宮を摘出しなくてはならない可能性もあるので、異常を感じたらすぐに医師に相談し、なるべく早期に発見して治療ができるように心がけましょう。

過多月経を見逃さないで

生理の出血量を他人と比べる機会がないため、なかなか自分が過多月経であると気づくことができない人も少なくありません。ただ、過多月経はもしかしたら深刻な病の兆候かもしれないということを頭に入れておいてくださいね。

少しでも不安があるようであれば、一度医師に相談をすることをおすすめします。「こんなものだろう」と軽く考えて過多月経を見過ごしてしまうと、最悪の場合命を落としてしまうこともあるので、普段の生理の状態をしっかりとチェックするようにしてくださいね。

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