生理不順に効く漢方薬は?漢方のメリット・デメリットと購入方法について

生理不順はホルモンバランスの乱れや生活の乱れで起こる女性特有の悩み。病院などではホルモン補充療法など即効性のある西洋薬が選択されることが多いですが、実はじっくりと体質を改善したい場合にお薦めなのが漢方薬。最近では漢方薬を扱う産婦人科も増えており、選択肢は増えているようです。

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目次

  1. 生理不順とは
  2. 生理不順に漢方のメリットとデメリット
  3. こんな人におすすめの漢方
  4. 漢方薬の購入方法は?
  5. 長く続く生理不順は病気の可能性も
  6. 生理不順と漢方薬の体験談
  7. 関連記事

生理不順とは

生理不順と聞くと、「生理の間隔がまちまちで一定しない」というイメージがありますが、実際にはそれだけではなく、生理と生理の間隔が極端に短かったり長かったり、もしくは、1回の生理にかかる日数が極端に短かったり長かったりするもの、さらに無月経の状態をさすこともあります。

状態としては、稀発月経(周期が39日以上あく)、頻発月経(周期が24日以下)、過長月経と過多月経(期間が8日以上、量が多い)、過少月経と過短月経(量が少ない、期間が2日以内)と言われます。さらに更年期前の症状として生理不順の状態となることもあります。

いずれの場合も、生理不順があると妊娠ができないというわけではありませんが、ホルモンバランスに何らかのトラブルを抱えている可能性は充分に考えられます。また、そのような状態を続けていくことで、本当に妊娠しにくい体質になってしまう場合もあるのです。

生理不順に漢方のメリットとデメリット

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漢方のメリット

漢方薬は複数の生薬を組み合わせたもの。このため効果に即効性はありませんが、副作用は少なく、長期的にホルモンバランスを整えたり、体質改善をするのにに効果があるといわれています。

反対に西洋医学で行われるホルモン療法などであれば、即効性を求めることが出来ますが、副作用の心配があります。

漢方のデメリット

漢方薬や西洋薬のメリットはデメリットの裏返し。漢方薬で即効性を求めることは難しいというデメリットが上げられるでしょう。また、ホルモンバランスや体質的な原因ではない、病気が隠されているケースでは、効果が得られなかったり病気の発見が遅れてしまう場合もあります。

こんな人におすすめの漢方

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漢方薬を処方される場合、実際には代表的な症状だけでなく、体質や体格などのタイプを見ながら処方されます。このため、代表的な症状での自己判断はやめましょう。専門医の判断や指示に従うことをお薦めします。

冷え症の人におすすめの当帰芍薬散

比較的体力が低下した人の冷え症、貧血、めまい、耳鳴り、動悸、倦怠感などに効果があるとされる漢方薬です。生理周期が長め(39日以上)で、経血量が少ないタイプの生理不順の人は自分で熱を作り出せないと考えられます。

疲れやすい人におすすめの十全大補湯

、不正出血(生理期以外の出血)、下痢、生理が長く続く(8日以上)、体力、気力の低下などに効果があるとされる漢方薬です。いつも倦怠感があり、顔色が悪く、体温が低くなりがちなタイプの人に向いていると考えられています。

成分に桂枝(ケイシ、シナモンのこと)が含まれますのでシナモンにアレルギーのある人は注意が必要です。

イライラしやすい人におすすめの加味逍遙散

血行不良から生理周期が乱れていたり生理期にイライラしやすい人に効果があるとされる漢方薬です。自律神経が乱れていることが多く、血行不良が起こっていると考えられます。

冷え症で疲れやすい人におすすめの温経湯

血液循環を良くし、体全体を温め、ホルモンバランスを整える効果が期待される漢方薬です。体に冷えがあり、疲れやすく生理周期と経血量が不安定なタイプに効果があると考えられます。

当帰(トウキ)と芍薬(シャクヤク)さらに桂枝(ケイシ)も含まれます。

漢方薬の購入方法は?

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漢方の取り扱いがある病院

現在は漢方薬も病院での処方が可能です。必ず漢方薬を希望する旨を受診の際に伝えるようにしましょう。

病院での処方の場合、健康保険の適用となりますので経済的にも助かりますね。

漢方の専門薬局

漢方の専門知識を有する専門の薬剤師がいる薬局でも漢方薬の購入が可能です。自分にあった漢方薬を処方してもらうには、しっかりとした問診が必要。その上で、体質にあったオリジナルの漢方薬を処方してもらえます。

時間と経済的な負担は大きくなりますが、納得と理解の上で漢方薬を選択したい人にはお薦めです。

ドラッグストアや通販

最近では、ドラッグストアや通販でも漢方薬を購入することができます。上記で紹介したような有名な薬は手軽にドラッグストアなどで購入できるものばかりです。

前述にもありますが、漢方薬を始めるに当たっては実際には体質などの問診が不可欠。代表的な症状が同じでも体質にあっていなければ効果が得られないだけでなくいたずらに副作用を招く場合もあります。

ドラッグストアや通販での購入はお手軽というメリットはありますが自己責任が伴います。最初からドラッグストアなどでの購入を考えるよりは、まずは病院なり専門薬局なりで、専門家の判断を仰いでから、継続の際にはそういった手軽な購入方法を検討することをお薦めします。

長く続く生理不順は病気の可能性も

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生理不順の中にはホルモンバランスの乱れや生活の乱れ、ストレスや年齢などが原因になっているものも多くありますが、中には機能的な病変が隠されているケースも少なくありません。また、長年のホルモンバランスの乱れなどから病的なものにつながる恐れもあります。

子宮や卵巣の器官に機能的な病変がある場合もありますので、病的な原因の有無を調べる上でも長引く生理不順には一度産婦人科の受診をお薦めします。

生理不順と漢方薬の体験談

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実は私自身が、長年の生理不順でなかなか妊娠できずにいたところ、漢方薬生活によって妊娠出産に至った経験があります。ちなみに、タイミング指導やホルモン療法などでは妊娠に至らず、漢方生活に切り替え1年ほどで妊娠に至りました。

ちなみに相談した先は漢方の専門薬局。元々風邪の時にも西洋薬より漢方薬派だったので、漢方薬を選択したのも自然な流れだったような気がします。

なんとなく馴染みが無く、とっかかりがなかなか難しい漢方薬ですが、こんな体験からも、ホルモンバランスの乱れや生理不順やなかなか妊娠が出来ないと悩む方には漢方薬の選択肢もお薦めします。

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