子宮の正しい位置と大きさ、妊娠中に変化する子宮の大きさ

妊娠するとお腹の赤ちゃんの成長に合わせ、子宮もどんどん大きくなります。子宮は赤ちゃんが成長するための大切な部屋となるのですが、みなさんは子宮の正しい位置を知っていますか?また、妊娠により子宮の大きさはどんどん変化していきます。では、子宮はどの場所にあり、妊娠中はどのように変化していくのでしょう。

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目次

  1. 子宮の場所
  2. 子宮の位置と不妊
  3. 子宮の大きさ
  4. 妊娠中の子宮の大きさの変化と理由
  5. 子宮は赤ちゃんが育つ大切な場所

子宮の場所

子宮の正しい場所

子宮は女性の膣の奥にあり、おへそと太ももの付け根の間にあります。骨盤内のちょうど真ん中に位置し、お腹側に傾いているのが正しい子宮の場所となります。

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前屈と後屈

子宮の場所や大きさはある程度個人差があります。恥骨の裏側からお腹側へ傾いている正常な状態が子宮前屈となります。一方、子宮後屈とは反対側の背中側に傾いている状態を言います。

子宮後屈は女性の1~2割が当てはまり、そのほとんどが生まれつきと言われています。しかし、人によっては子宮内膜症などの病気が原因となり、子宮後屈となるケースもあるようです。

子宮の位置と不妊

子宮の位置が背中側を向いている子宮後屈の場合、生まれつきである場合とそうでない場合があります。重い生理痛や腰痛を招く場合は、生まれつきではなく子宮内膜症などの病気により子宮が後屈したことが原因と考えられます。

そして、子宮内膜症は不妊の原因となる可能性が高いため、この場合は病院で検査を受け治療をする必要があります。また子宮内膜症により子宮後屈となった場合、我慢できないほどの生理痛や不正出血、性交痛、排便痛などを引き起こすこともあるため、早急に病院を受診しましょう。長期間放置しておくと不妊の原因となります。

子宮の大きさ

正常な子宮の大きさ(鶏の卵くらい)

人により若干の個人差はありますが、妊娠前のだいたいの子宮の大きさは縦が約7cm、横が約3~4cm、子宮の壁の厚みは約1.5~2cmと言われています。ちょうど、鶏の卵を平たくしたような形となり、重さは約40gを超えるくらいとなります。

妊娠中の子宮の大きさの変化と理由

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妊娠中の子宮は胎児の大きさや羊水の量から変化していく

妊娠1ヶ月頃は、妊娠前の子宮の大きさとほとんど変わりありません。妊娠3週目には子宮内膜が厚みを増し、受精卵が着床します。妊娠3ヶ月頃には、子宮の大きさは男性の握りこぶしほどの大きさとなり、妊娠5ヶ月には子どもの頭ほどの大きさくらいとなります。

そして、妊娠後期には急激に胎児が成長していくのですが、子宮の大きさは妊娠週数に合わせて大きくなるわけではありません。子宮の大きさは、胎児の大きさや羊水の量によって変化していくのです。妊娠初期、妊娠中期と徐々に大きくなる胎児と子宮は、妊娠後期に入り一気に成長していきます。

妊娠中に変化する子宮の大きさ(子宮の重さ20倍、容積2000~2500倍に!)

妊娠1ヶ月頃には妊娠前とほとんど同じ大きさだった子宮ですが、妊娠後期には縦の長さが約36~40cm、重さは約800~1000gまで成長します。子宮の大きさは妊娠前に比べ子宮の長さや幅が約6倍、重さは約20倍にもなるということです。容積は妊娠前の2mlから4000~5000mlと約2000~2500倍にもなるのです。

産後の子宮の大きさ(6~8週間かけて、元にもどる)

産後、子宮の大きさは約6~8週間かけて、妊娠前の元の状態に戻っていきます。赤ちゃんが母乳を吸うことでオキシトシンというホルモンが分泌され、オキシトシンは子宮の収縮を促し筋肉を動かすことで、子宮の回復が早められます。

また、子宮の回復により排出される分泌物が悪露(おろ)と言います。一般的に悪露は産後4~6週間でなくなっていきます。産後は育児に追われママは休む暇もありません。しかし、子宮が回復する約6~8週間は、家事は後回しにしてパートナーの協力を得ながら赤ちゃんのお世話をしていきましょう。

子宮は赤ちゃんが育つ大切な場所

子宮は赤ちゃんが育つ大切な場所となります。妊娠期間はたったの10ヶ月しかないため、マタニティライフを楽しむ時間もあっという間に過ぎていきます。お腹が大きくなればなるほど赤ちゃんの成長を実感し、赤ちゃんを迎える準備をするのも楽しいものになるでしょう。

つわりや腰痛など妊娠中の辛い症状に悩まされることもあるかもしれません。しかし、それも赤ちゃんが成長している証です。無理せず休める時は身体を横にして、パートナーと協力してまだ見ぬ赤ちゃんとの対面の時を心待ちにしてみて下さい。