更新日:2017年12月07日

妊娠初期のおりものの変化と特徴は?注意するべきおりものの色と状態

おりものの状態によって妊娠に気づけることを知っていますか。普段のおりものの状態を把握することによって、妊娠や体調の異変を早期にキャッチすることができます。妊娠初期のおりものの変化と特徴、注意が必要なおりものの色などについてまとめました。

監修 : mamanoko 医師・専門家
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おりもので体調の変化を知る

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「おりもの」と聞いてプラスのイメージを持つ人は少ないかもしれません。おりものがべたべたしたり、下着をだめにしてしまったり、においが気になったり。多くの女性が一度はおりもので悩んだことがあるのではないでしょうか。しかし、おりものは女性にとって、とても大事な役割を担っているのです。

おりものは、成熟した女性なら誰にでもあるもの。自分のおりものについて知ることは、自分自身の体調の変化を知り、自分の身体を守ることにもつながります。おりものに関する正しい知識を身につけておくと良いでしょう。

おりものとは?

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おりものとは、子宮内膜や子宮頸管の分泌物、腟壁からの分泌液や古い細胞などが集まった粘液、またバルトリン腺、汗腺や皮脂腺からの分泌液のことをいいます。
おりものには2つの作用があります。

1.自浄作用
おりものは、細菌が腟を通して身体に入ってくるのを防ぎます。おりものは腟の中をきれいに保つ力を持っているのです。

2.受精の手助け
おりものは、排卵期に受精の手助けをしてくれます。とくに子宮の出口から出るおりものは、精子が卵子にスムースに到達するのを助ける役割も担っています。

生理周期別のおりものの特徴

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■生理時のおりもの
赤ちゃんのベッドである子宮内膜を作り直す期間。古くなった「赤ちゃんのベッド」は、おりものに血液が混じったものとなって排泄されます。この時期のおりものは経血と一緒になっているため、見た目にもおりものというより経血が排泄されている状態です。

■卵胞期前半
生理直後の卵胞期前半は残った経血とおりものとが混ざり、茶色っぽい色になっています。量としては最も少ない時期で、さらっとした状態です。

■卵胞期後半、排卵期前半のおりもの
一般的に量が多くなるといわれます。そして、もっとも量が多くなるのは排卵期(約2~3日間)です。この時期のおりものは、おりもの本来の役割である腟や子宮内の洗浄と悪玉菌の抑制のほかに、受精のために精子や受精卵が移動する手助けもしています。透明でとろみのある、水のような状態の場合が多いです。

■黄体期
排卵後で黄体ホルモンが最も活発に分泌される時期であり、高温期と呼ばれます。量はピークを過ぎて徐々に減少していきます。どろっとした粘性があり白濁した状態で、下着に付くのが気になりやすくなっていきます。

黄体ホルモンは、別名「プロゲステロン」と呼ばれる女性ホルモンです。排卵期からの妊娠活動で受精が成立した場合は、黄体ホルモンが子宮内の「赤ちゃんのベッド(子宮内膜)」作りや、水分と栄養の保持を始めます。妊娠確立後はこの活動がずっと続くため、妊婦さんの体温は常に高温を維持するのです。

妊娠が確立されない場合は、黄体ホルモンは数日で減少し始めます。そして子宮内の赤ちゃんのベッドは、再び作り直すために壊されていきます。そのため、おりものと経血が混じり合った状態になるのです。

■生理前
個人差はありますが、どろっとしたかたまりとなって出てくることがあります。量も再び増えて来て、白濁しています。月経に向けてホルモンが活動して、子宮の中の掃除を始めようとしている状態です。生理の数日前から少量の血液が混じることもあります。

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妊娠するとおりものが変化する理由

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「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と「プロゲステロン(黄体ホルモン)」の2つの女性ホルモンの関係が妊娠時のおりものに影響を与えるといわれます。

エストロゲンは排卵が近づくと分泌量が増えますが、排卵後は徐々に減少します。そのため、排卵日付近のおりものに影響を与えます。プロゲステロンは排卵後から量が増え、生理前に急減します。そのため、排卵後のおりものに影響を与えます。

通常、生理前にはエストロゲン、プロゲステロンの分泌量はいずれも減少するのですが、妊娠すると両ホルモンともに分泌量が増加するために、おりものがいつもとは違った状態になるのです。

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妊娠初期のおりものの特徴

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生理予定日前に、さらさらした白っぽいおりもの、またはクリーム色のおりものが多量に出た場合(たまに少ない場合もある)は、妊娠初期より前の症状(妊娠超初期症状)である可能性があります。このようなおりものが現れる場合、妊娠に心当たりがあれば、判定可能日(生理予定日から約7日後)に妊娠検査薬で確認してみましょう。

ただし妊娠初期の症状には個人差があり、妊娠していても、いつもの生理前と何も変わらないという人もいるようです。おりものの量や色などがいつもと違うからといって、必ずしも妊娠しているわけではありませんので、あわてないようにしましょう。

妊娠初期に注意するべきおりものの色

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生理前のおりものの状態がいつもと違うと、「もしかしたら妊娠しているかも」「これって妊娠初期症状のおりもの?」などと思ってしまいがちですが、おりものの変化は病気に関連している場合もありますので、注意が必要です。

妊娠初期に次のような色のおりものが見られる場合は、医師に診てもらうことをおすすめします。

茶色のおりもの

茶色のおりものは血液を含んだものです。妊娠初期はホルモンの分泌量が増える影響で、おりものの量も増えていきます。そこに出血した血液が混じることで、茶色のかたまりのようなおりものに見えることがあります。

茶色のかたまりのようなおりものが出ると不安になることもあると思いますが、通常は茶色のおりものには問題がない場合が多いです。しかし、茶色のおりものと同時に腹痛がある場合は、流産などの可能性もあるので注意が必要です。

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ピンク色や赤色のおりもの

妊娠初期にピンク色や赤色のおりものが出た場合、特に生理時のような鮮血が出た場合は、何かしらのトラブルが起きている可能性があります。考えられることとして、流産や切迫流産の兆候、子宮筋腫などの婦人科系の病気、子宮外妊娠などがあります。

ピンク色や赤色のおりものと同時に下腹部痛などがある場合は、トラブルの可能性が高いと言えます。しかし、必ずしもそうとは限りません。あわてずに落ち着いて、産婦人科を受診するのがよいでしょう。

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異常なおりものの特徴

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おりものの色や状態には個人差がありますが、妊娠初期に下記の症状が見られる場合や、妊娠中のおりものに「これはおかしい」と感じた場合はすぐに産婦人科を受診しましょう。

異常なおりものの特徴:
・明らかに通常とは違う黄色や緑色、黄緑色、灰白色
・生臭いなど、嫌なにおいがする
・白いかたまり状
・細かい泡状

上記の場合は何らかの感染症にかかっている可能性が高いです。また、おりものに大きな変化が見られなくても外陰部に強いかゆみやかぶれがあるという場合も、感染症の可能性があります。

感染症にかかった場合の治療法

感染症の治療に使われる薬には、腟に入れて使う腟錠と、抗生物質などの飲み薬との2種類があります。また、かゆみがある場合は塗り薬を処方されることがあります。いずれにしてもお腹の赤ちゃんに悪影響の無い薬を処方されます。

たかが感染症と安易に考えず、お腹の赤ちゃんのためにもきちんと薬を服用し、しっかり治すことが大事です。クラミジア感染症やカンジダ腟炎などは、ママだけでなくパパも一緒に治療を受けることが必要な場合もありますので注意しましょう。

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妊娠初期のおりものに関する体験談

筆者はふだんからおりものに注意していたため、妊娠初期のおりものに気づくことができ、妊娠の可能性が高いことを把握することができました。生理前のどろっとしたおりものとは全く異なり、サラサラした白っぽいおりものが多量に出たのです。

そのとき初めて、おりものの変化を把握することで妊娠初期の症状にいち早く気づくことができること、おりものの状態を知ることは自分の身体を知ることにもつながることを学びました。

おりものの変化やおりものの異常が分かると、自身の妊娠や病気に気づくことができるでしょう。特に妊娠を望んでいる人には、ふだんから自分のおりものの状態を知っておくことをおすすめします。

おりものの変化には日ごろから注意を

妊娠初期のおりものに特に変化が無い妊婦さんがいるように、おりものの状態には個人差があります。しかし、多くの妊婦さんは妊娠初期におりものの変化に気づいているようです。妊娠初期の症状や隠れた病気にいち早く気づくためにも、日ごろから自分のおりものの状態や変化に注意し、意識することが大切。女性として、おりものと仲良く暮らしていきたいですね。

妊娠初期に摂っておきたい栄養素

妊娠1ヶ月以上前から妊娠3ヶ月の女性は葉酸を摂取するよう心がけましょう。厚生労働省は妊娠可能性のある女性に対し、食事からの摂取に加えて1日400μgの葉酸を摂取することを推奨しています。

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