カウフマン療法の効果と副作用・治療法は?不妊に効果がある?

カウフマン療法は、生理不順の有効的な治療法として知られています。月経について悩みがある人は、ぜひカウフマン療法を試してみてはいかがでしょうか。今回は、カウフマン療法の効果や治療法、副作用、不妊に効果があるかどうかについて解説します。カウフマン療法にもいくつか種類があるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. カウフマン療法とは
  2. カウフマン療法の不妊への効果
  3. カウフマン療法の種類
  4. カウフマン療法の副作用
  5. カウフマン療法の注意点
  6. まとめ
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カウフマン療法とは

カウフマン療法とは、ホルモン剤を使用し月経をコントロールすることです。月経周期が乱れている人は、カウフマン療法を行うと生理不順を改善することができます。規則正しい月経を起こしたい人には、非常に有効的な方法として知られています。

カウフマン療法の治療法は?

カウフマン療法は、人工的に周期的な月経を引き起こし、同じリズムで月経が起こるように改善する治療法です。月経周期が乱れていた人でも、カウフマン療法を行って少しずつ月経の周期を修正していくことで、最終的にはカウフマン療法を使用しなくても自然に月経周期が整うことを目標に実施します。

最初はホルモン剤を使用して人工的に月経を起こります。ホルモン剤をずっと続けるわけではなく、あくまで自然に月経周期が整うように手助けするためのに使用します。

どんな人がカウフマン療法を受ける?

基本的には月経周期がバラバラで、安定した生理がない人が対象になります。

・何ヶ月も月経がない
・月経が極端に短い
・月経がいつまでも続く など

人によって生理不順の原因は様々ですが、カウフマン療法はそれらの原因を取り除き、月経周期を安定させることを目的としています。

クロミフェン療法との違い

カウフマン療法が月経周期を整えることを目的としているのに対して、クロミフェン療法は不妊治療を目的としています。クロミフェン療法は排卵機能を促進させることを前提に行われています。

不妊治療を目的で行う場合はクロミフェン療法、不妊治療以外で生理不順を改善したい場合はカウフマン療法を行うと良いでしょう。

カウフマン療法の不妊への効果

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カウフマン療法は、生理不順を改善するとともに、不妊の改善効果も期待することができます。月経周期が安定すると排卵も規則的に起こり妊娠しやすい状態になるので、不妊治療としても有効的です。ただし、カウフマン療法を行っている最中は妊娠を避け、治療に専念してください。カウフマン療法は数ヵ月間にわたってホルモン剤による投与が必要で、この治療中に妊娠すると体に負担がかかってしまいます。

カウフマン療法の種類

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内服法によるカウフマン療法

カウフマン療法で最も多いのは、ホルモン剤の内服法によるものです。内服法は、自然に月経を引き起こす仕組みをそのまま利用した治療法です。前半に女性ホルモンであるエストロゲン、後半にエストロゲンと黄体ホルモンであるプロゲステロンを分泌させることにより、人工的に月経を起こします。

カウフマン療法の内服薬として、次の3つの種類が知られています。

■プレマリン0.625mg
プレマリンは、女性ホルモンであるエストロゲンと同じ役割を果たす薬で21日間内服します。飲み方は1日2回、1回につき1錠ずつ食後に内服します。

■デュファストン5mg
デュファストンは、黄体ホルモンであるプロゲステロンと同じ役割を果たす薬で、プレマリンを内服し始めて12日目から内服し始めます。飲み方はプレマリンと同じく1日2回、1回につき1錠ずつ食後に内服します。

■ドオルトン
ドオルトンは、プレマリンとデュファストン両方と同じ効果を持ち、エストロゲンとプロゲステロンが合わさった薬です。飲み方は、1日1回で1錠ずつ食後に内服します。

ドオルトンを使用する場合は、デュファストンは使用せず、プレマリンの内服期間も短くなります。どちらの製剤も同じ効果があるので、飲み方やタイミングを間違えなければ大丈夫です。

上記製剤を内服し終わってから数日以内に消退出血が起こるので、そこから1週間は休薬期間になります。次の内服は、28日の月経と同じ周期で内服していき、これを繰り返します。

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注射法によるカウフマン療法

注射法は内服法とは違い、毎日きっちりと薬を内服する必要がありません。週に1度病院に通い、ホルモン剤を注射することになります。1ヵ月の内、第3週目まで注射を打ち、第4週目に消退出血を起こす方法です。

貼付法によるカウフマン療法

貼付法とは、湿布のように貼り付けるタイプのホルモン剤を使う治療法になります。1ヵ月のうち、前半は1日おき、後半は3日おきに皮膚に貼り付けます。注射法のように痛みがなく、身体への負担も少なく済むことと、貼付法にすることでホルモン成分が血液に行きわたりやすくなる利点があります。

皮膚に直接貼り付けるので、人によっては肌荒れなどを起こすこともあります。使用する際は体質にあっているかが重要になります。

ホルムストローム療法

ホルムストローム療法は、月経後半にだけ黄体ホルモンであるプロゲステロンを内服する方法です。通常、女性ホルモンであるエストロゲンは分泌されていることがほとんどなので、無理にエストロゲン剤を飲む必要性はありません。

ホルムストローム療法では、プロゲステロン製剤であるデュファストンのみを10日~14日間内服することになります。

カウフマン療法の副作用

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カウフマン療法の副作用として気を付けたいのは「血栓症」です。症状として手足の痺れを感じることが多く、血管が詰まってしまう恐れがあります。軽い副作用として、吐き気を伴ったり頭痛がすることもありますが、すぐに治まる場合が多いようです。血栓症の症状や生活に支障があるような痛みが続くときは、迷わず医師に相談するようにしましょう。

カウフマン療法の注意点

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カウフマン療法を行うことで、人によっては吐き気や嘔吐の症状があったり気分が優れないことが出てきます。数日様子を見て、カウフマン療法に体が慣れてきたら自然に症状が軽くなる場合も多いようです。最初は気分が優れない場合もあるかもしれませんが、様子を見ながら続けてみることをおすすめします。

カウフマン療法をお休みしている期間中の消退出血には個人差があり、出血が少なく本人が気づかない場合もあります。カウフマン療法は人工的に月経を起こして周期を整えるので、少量だとしても、出血があった月経初日を覚えておくことが重要になります。

まとめ

カウフマン療法は、何ヶ月か繰り返し内服をすることで自然に月経周期を整える効果が期待できます。生理不順で悩んでいる人や月経過多の人など、カウフマン療法を行うことで悩みがなくなるかもしれません。カウフマン療法の方法はいくつか種類があるので、もし自分に合わなければ、他の方法を試すことも可能です。月経周期に悩みがある人は、ぜひ病院で診察を受けてみてください。

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