更新日:2017年01月17日

生理痛の原因になるプロスタグランジンとは?抑える方法は?

毎月悩まされる生理痛。生理痛の原因とメカニズムについて知っていますか。今回は、生理痛に関連するプロスタグランジンについて、医師監修の記事でご説明します。プロスタグランジンにはどんな作用があるのでしょうか。また、プロスタグランジンを抑える方法があるのでしょうか。

監修 : mamanoko 医師・専門家
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プロスタグランジンとは?

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「プロスタグランジン」という言葉を聞いたことはありますか。あまり耳慣れない言葉だと思いますが、プロスタグランジンは生理痛に深く関係するホルモンの名称です。プロスタグランジンは、生理周期に合わせて子宮内膜から分泌されます。プロスタグランジンは子宮を収縮させ、はがれ落ちた子宮内膜を血液とともに「経血」として体の外に押し出す働きを持っています。その際に感じる下腹部や腰などの痛みが「生理痛」となります。

生理痛の原因はプロスタグランジン?

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プロスタグランジンは生理のとき、子宮の収縮を促して経血をスムーズに体外に出す役割があります。その一方で、痛みを感じやすくさせる作用と炎症を引き起こす作用があります。

生理前にプロスタグランジンの分泌が多くなりますが、プロスタグランジンが過剰分泌すると、腹痛、頭痛、めまい、だるさや吐き気などの生理痛の原因になります。このプロスタグランジンの分泌量が少なければ少ないほど、生理痛の症状は軽くなります。

プロスタグランジンには3種類あり、それぞれが生理に関係しています。

プロスタクランジンE1:生理痛やPMSを緩和する
プロスタクランジンE2:子宮を収縮させて生理痛の原因となる
プロスタクランジンE3:子宮の過剰な収縮を抑える

これらの3つのプロスタクランジンのバランスが崩れると、生理痛が強くなってしまいます。

プロスタグランジンを抑える方法

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生理痛と日頃の食生活は、切っても切れない関係があります。プロスタグランジンが過剰に生成されると、子宮の収縮が強まり生理痛の原因となります。生理前や生理中は、子宮の収縮を緩める効果がある食べ物を積極的にとると良いでしょう。

DHAやEPAには、プロスタグランジンE2を抑制する効果があり、生理痛を抑制すること効果が期待できます。DHAやEPAを含む食べ物は、まぐろやさば、かつお、いわしなどの「青魚」です。

また、マグネシウムには子宮の収縮を緩める作用があるので、マグネシウムを含んだ食材(アーモンド、大豆やひじき)を食べることによって、生理痛を和らげる効果があると言われています。

そして、まぐろ、ピスタチオ、バジリコ、にんにくなどに含まれているビタミンB6も、マグネシウムと同じく子宮の収縮を緩める効果があります。ぜひこれらの食材を積極的に取り入れてみてください。

生理痛が起こる他の原因は?

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プロスタグランジン以外にも、生理痛が悪化する原因があります。

■子宮口が硬くて狭い
若い女性や出産経験のない女性に多い原因です。子宮の出口(子宮口)がせまいために、経血がスムーズに外に流れにくいことから痛みを感じます。出産を経験すると、子宮の出口が広がるため、生理痛が軽くなる場合もあるようです。

■日常のストレス
ストレスはホルモンや自律神経のバランスを崩し、血行を悪くさせます。体温調節の機能なども低下させるため、生理中の不快な症状を感じやすくさせます。

■冷えによる血行の悪化
体が冷えると血液の循環が悪くなり、プロスタグランジンが骨盤内に滞り、生理痛が強くなります。

■子宮の病気による痛み
正常な生理の周期は25日~38日です。3日~7日間くらいが生理の期間です。もちろん個人差はありますが、経血の総量は50g~150g(牛乳ビン1本弱)といわれています。生理不順や経血量の過多・過少が長く続く場合や、あまりの痛みで日常生活がままならない場合は、子宮筋腫、子宮内膜症などの婦人病の疑いもあるので、病院で早めに相談しましょう。

生理痛に関する体験談

筆者は生理痛がひどい方だったと思います。仕事にも行けなかったくらい腹痛、頭痛、めまい、吐き気などの症状がありました。プロスタグランジンというホルモンに関する情報をもっと早い段階で知っていれば、毎月やってくる生理に憂鬱になることなく気分よく過ごせたのではないか、と後悔しています。
また、プロスタグランジンの生成を抑制するための食材があることを知らなかったため、あまり飲みたくはありませんでしたが、鎮痛薬に頼るしかありませんでした。常日頃から、健康的な食生活を心がけたいと思っています。

まとめ

いかがでしたか。生理は毎月やってきます。プロスタグランジンの分泌のバランス抑えることができる食材を積極的に食べて、生理中もできれば気分よく生活したいものですね。生理痛の症状は個人差があります。痛みがひどく日々の生活に支障がある場合は、子宮筋腫、子宮内膜症などの婦人病の疑いがありますので、早めに医師に相談することをおすすめします。

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