更新日:2017年01月05日

クロミッド服用による 副作用とは?その症状やリスク、適切でない服用について

クロミッドは、不妊治療に使われる排卵誘発剤です。体への負担が比較的軽いことから、まず最初のステップとして使用されることが多いのですが、体に取り込む薬のため、少なからず副作用が出る場合があります。今回は、クロミッドの副作用と症状などについて調べてみました。

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目次

    クロミッド服用による副作用とは?

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    クロミッドは、ホルモンに働きかけて排卵を誘発する作用があります。ホルモンバランスが変化するため、これが副作用となって現れる場合があります。クロミッドの副作用は、頭痛や吐き気などの比較的軽いものが多く、症状が出る確率も低いです。

    クロミッドの副作用による症状

    症状は軽いですが、以下のような副作用が出る場合があります。
    ・眠気
    ・目のかすみ
    ・発疹
    ・肝臓機能の変化
    ・吐き気や食欲不振
    ・頭痛、腹痛などの痛み
    ・顔の紅潮やほてり、口の渇き
    ・情緒不安定によるイライラ

    これからが複数一緒に出る場合もあれば、全く出ないこともあります。症状は人によって様々です。

    気を付けないといけないまれにある重い症状

    ごくまれに重い症状が出る場合があります。それは、「卵巣過剰刺激症候群(OHSS)」です。
    薬の力で人工的に排卵を誘発するため、たくさん排卵が発生してしまうことがあるのです。大量に排卵した後で卵巣が腫大し、お腹の張りや膨満感、下腹部痛などを伴うことがあります。このような症状が現れたら、服用を中止し、医師に相談することをお勧めします。ほとんどの場合、その後の経過観察で自然に治まるので安心してください。

    クロミッドの副作用によるリスク

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    卵巣過刺激症候群によるリスク

    ごくまれに重い症状として出る可能性がある「卵巣過刺激症候群」ですが、それによるリスクについてお話しします。
    まず、卵巣過剰刺激症候群とは、クロミッドなどの排卵誘発剤により卵胞が過剰に刺激され、卵巣が膨れ上がることで様々な症状を引き起こす病気です。ほとんどの場合が軽症で、卵巣の腫れやわずかな腹水が見られる程度で済みます。しかし、まれに重症化することもあり、下腹部の不快感や痛みがひどく、腹水や胸水の量が多くなると入院が必要になります。血栓症や腎不全、呼吸不全を引き起こすこともあるので注意が必要です。

    そのほかのリスク(妊娠率の低下、多胎妊娠)

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    クロミッドの副作用によるリスクはほかにもあります。
    それは、子宮内膜が薄くなることによる「妊娠率の低下」です。子宮内膜は、厚みのあるふかふかのベッドのような状態だと受精卵が着床しやすくなるのですが、子宮内膜が薄いとせっかく受精卵ができて子宮内膜までたどり着いたにも関わらず、着床することが出来ずに妊娠が出来ないのです。

    もう一つは、「多胎妊娠」の確率が高くなります。約4~5%の確率です。その原因は、クロミッドの服用で排卵が誘発されるため、一度の排卵で複数の卵子が作られることがあるからです。自然排卵で1個作られる卵子が、クロミッドでは2~3個作られることがあるために、多胎を妊娠する確率が高くなるのです。

    クロミッドの適切でない服用について

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    クロミッドは病院で処方される薬です。医師やパートナーと相談しながら適切な方法で服用しましょう。
    以下に挙げた例は適切ではありません。ご自分のケースに当てはまっていませんか?

    1、自然排卵でのタイミング法を行うことなく、受診後すぐに処方される。
    2、クロミッドが排卵誘発剤であることの説明がなされていない。
    3、副作用についての説明がない。子供がいる人(特に帝王切開術を受けた人)に対する多胎妊娠の説明がない。
    (帝王切開術を受けた人が多胎妊娠になると、子宮破裂の危険性があります。)
    4、排卵のホルモン検査や精液検査、卵管検査を行うことなく、処方される。
    5、定期的な卵胞サイズの計測もなく、基礎体温だけでタイミングを指導される。
    6、排卵の確認のための診察がない。
    7、排卵月経中に超音波検査で遺残卵胞の有無の確認をしない。(排卵せずに残った卵胞があれば、前周期の古い卵胞が排卵するだけです。)
    8、性交後試験(フーナーテスト)を行わない。(子宮頚管粘液が減少する場合には、服用はかえってマイナスなのです)
    9、子宮内膜の厚みを計測しない。(子宮内膜は10㎜くらいあるのがよいです)
    10、1年以上にわたり、漫然と処方されている。(効果が出てない可能性があります)

    このような診断をされる場合は、適切な対応をしてくれる他の病院を探したり、他の不妊治療を検討するようにしましょう。

    副作用がひどいと感じたら病院へ行きましょう

    体への負担が比較的軽く、副作用の症状が出たとしても軽い症状の場合が多いとご紹介しましたが、重い症状が出る場合もあります。
    ひどい頭痛やめまい、吐き気や腹痛などの症状が出たら病院を受診しましょう。また「卵巣過剰刺激症候群」の症状(下腹部の痛みや張りなど)が出た場合も同様です。医師の診断を受け、今後の服用について話あってみましょう。

    副作用のことをきちんと理解して正しい服用を

    クロミッドは服用する薬なので、少なからず副作用が出る場合があるとご紹介しました。きちんと副作用のことを理解をし、適切な服用の仕方をしていれば問題なく手軽に使える薬です。
    今服用中の方も、これから服用を検討している方も、クロミッドの性質や副作用のことをきちんと知って、正しく服用しましょうね。

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    不妊治療の病院の選び方、注意点、行くタイミング、病院を変える方法とは? | mamanoko(ままのこ)

    https://mamanoko.jp/articles/17629

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    カナダで二人目を妊娠しながら、二歳の男の子を育児中。 異なる文化の中で子育て奮闘中。