更新日:2017年01月05日

人工授精とは?方法や費用、自宅でできるセルフ人工授精について

人工授精とは?どういうものなの?と知りたいかたがたくさんいらっしゃると思います。こちらでは、方法や費用、自宅でできるセルフ人工授精について説明しています。人工授精をすれば、どんな方法で妊娠できるのか?人工授精の費用ってどれくらいかかるの?自宅でできるセルフ人工授精って大丈夫なの?などをご紹介いたします。

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目次

    人工授精とは?

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    人工授精を検討するかお悩みですか?

    タイミング療法という方法で妊娠しなかったときに考える、次のステップとして位置づけられています。

    人工授精とは、細い管を使って子宮頸管をバイパスし、事前に採取しておいた精子を子宮の奥深くに注入します。その後の受精・着床は、自然妊娠と同じです。

    人工授精と名前がありますが、方法は細長い管を使って、受精しやすいように精子が頑張る距離を縮めるイメージです。

    1回の人工授精で妊娠する方もいます。何度か行う場合もありますが、統計的には7回くらいが目安です。それ以上は、妊娠は難しいと判断されています。

    その場合、次のステップ、体外受精を考えることになります。人工授精にも2種類のケースがあります。

    AIH(配偶者間人工授精)

    名前の通りに、配偶者の精子を使うのか、配偶者の子どもがほしいと思う気持ちは強いと思います。

    AID(非配偶者間人工授精)

    配偶者ではない他人の精子を使います。配偶者の精子が受精することが困難な場合、非配偶者人工授精も考えなければいけなくなるかもしれません。

    人工授精が行われるケース

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    人工授精が行われるケース、タイミングです。

     ・タイミング療法で妊娠しなかった方
     ・男性不妊症の場合
     ・フーナーテストの結果から、人工授精が必要と診断された方
     ・性交不能の場合
     ・できるだけ早く妊娠したいなど、患者様本人からの希望

    特に、男性不妊症は真っ先に調べる必要があります。そうでなければ、自然妊娠・タイミング療法の時間がもったいないです。

    人工授精の方法

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    それでは、実際に人工授精の流れを説明します。

    排卵日の予測と人工授精(AIH)の決定

    排卵日を予測する必要があります。超音波エコー検査による卵胞の大きさや子宮内膜厚の測定をして、排卵診断薬の特定(尿検査)をします。採血でエストロゲン値を測定する場合もあります。人工授精を行う予定の3日前までには済ませます。

    精液採取(採精)

    排卵日、つまり、人工授精当日に行います。自宅、または、病院にて精子を採取します。

    精子の調整

    コンピューターを用いて精液検査を行い、遠心分離機にかけることで、運動良好精子を選別します。

    人工授精(AIH)

    排卵日に合わせて、良好精子を、細い管を膣内に通して、精子を入れます。痛みもありません。短時間で終わります。

    排卵後チェック

    人工授精から3日後くらいに、卵胞から排卵が行われたかチェックを行います。

    黄体ホルモンの補充

    必要に応じて、着床率を高めるために黄体補充療法を行います。筋肉注射を太ももなどに注射します。これは、痛いです。

    妊娠判定

    次の月経が有るか無いかによって判定します。

    人工授精の費用

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    人工授精は、保険の適応ができません。
    自費診療となります。
    1回 17,000円
    金額はあくまで、人工授精の費用です。

    通院、検査等、すべての工程の費用を合算すると、

    ・1周期目 20,000円~25,000円

    1周期で着床がなかった場合、
    ・2周期目 24,000円~26,000円

    どうして、費用がかさむ上に、あがるのかは、黄体ホルモンの補充をする必要があるからです。
    受精卵が着床してはじめて妊娠ですので、着床しやすいように、注射の回数を増やしていきます。

    自宅でできるセルフ人工授精

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    セルフ人工授精(シリンジ法)とは?

    最近、シリンジ法が注目を集めています。自宅で簡単に、「人工授精が出来る」という言葉に惹かれて購入をされている方がいるようです。

    多くの人は、不妊治療にお金をかけたくない。通院する時間がとれないなど、家庭の事情によります。その人たちが、シリンジ法に望みを託している、ということになります。

    シリンジ法とは、注射器で精液を吸い取り、それを、膣内に入れて、注射器の中に入っている精液を子宮内に入れる方法です。注射器の先端に、膣内の粘膜を傷つけないような、柔らかいチューブがついていて、膣の奥まで挿入して精液を入れる仕組みになっています。

    シリンジ法は普通に膣内で射精した時と変わらない妊娠率となります。

    シリンジ法に向いている人

    シリンジ法が有効なケースとして3パターンあります。
    ・夫がED(勃起不全)
    ・セックスレス
    ・夫と仲が悪い

    セックスができない夫婦が、シリンジ法によって妊娠する事ができます。

    また、セックスレスであったり、夫婦仲が悪くセックスしたくないが子供は欲しい、という場合にも、シリンジ法は有効となります。

    人工授精の方法と費用に関する体験談

    筆者の体験、まず病院へ行こう!

    筆者は、5年の不妊期間を経て、不妊治療をはじめました。福岡で有名な病院を友人から紹介してもらって行きました。3時間待ちは普通というくらい、あふれる人たち。受付にてPHSを借りて、館内でひたすらPHSが鳴るのを待ちます。

    問診・検査・スケジュールの打合せからはじまります

    まず、問診から始まります。
    いつからなのか、タバコ・お酒の摂取はないかなどです。

    【男性側】
    精子の状態を調べます。特別室で採取した精子を顕微鏡で見ます。ここで、動きが悪いとそのまま人工授精となります。筆者の場合、かろうじて、直進できる精子がいたので、タイミング療法からはいりました。

    【女性側】
    排卵日がちゃんときているのか、基礎体温のチェック表をわたされました。エコーで子宮内部の検査をしました。32歳だったので、黄体のホルモン筋肉注射を2週間に一度受け、妊娠しやすいからだ作りを指導されました。ここではじめて「葉酸」という言葉を聞きました。サプリメントを摂るように指導を受けました。

    タイミング療法をいつまでするか

    タイミング療法で、排卵日に無事に授精できれば、問題解決ですね。ですが、排卵日もばっちりチェックし、病院でも管理されていても、なかなか授からない場合、人口授精を考える必要がでてきます。筆者は4ヶ月と決めて、タイミング療法をするも、授かりませんでした。

    人工授精をしよう!費用は?

    4カ月経ったので、すぐに人工授精の話に入りました。問題なのは、費用ですね。おそるおそる費用を聞いてみると、1回2万5千円とのことでした。3回して、ダメだったら、顕微受精にしようと決めました。

    まず、精子を採取して、病院へ。精子の間違いがないか、しっかり確認のあと、細い管を使って、子宮内へ。一瞬で終わりました。

    無事に人工授精で授かりました

    どきどきしながら、次の排卵日を待ちました。そして、生理がこない。もしかしてと、妊娠チェッカーを使って確認しました。陽性でした。涙がぽろぽろでました。

    はじめから、かかったすべての費用は?

    5ヶ月の週に1~2回の通院と人工授精の費用をすべてまとめると、20万かかりました。友人は、はじめから顕微受精で、費用は2回で120万とのことでした。

    ポイントとして、費用との相談は重要です。自分に合った、治療を期間をきっちりと決めて、いかに自分の費用負担を減らすかが、不妊治療の大事な検討することのひとつとなりますね。

    人工授精を体験して、それから

    人工授精での出産

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    子どもを授かるのに、このように時間とお金がかかるとは思ってもいませんでした。病院では、2年で妊娠できなかったら、不妊治療の対象となりますと。もっと早くきてもよかったと説明を受けました。体が弱く、入退院を繰り返しながらも、予定日前日に無事に出産できました。

    これから人工授精を考える方へ

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    不妊治療をはじめるにあたって、
    大事なことは
    ・決断力
    ・費用
    ・忍耐
    だと、思います。

    授かるかわからないのに、お金がかかるので、不安でいっぱいになります。夫婦のどちらかが、やめようと言うかもしれません。

    ですが、途中でやめずに、しっかり計画を立てて、費用も想定した上で、できることをしてから、続けるかを見直してはいかがでしょうか?

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    人工授精のタイミングは排卵前、排卵後?人工授精の方法と流れとは | mamanoko(ままのこ)

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    子育てに追われる、30代女です。 パソコンが友達です。 子供がパソコンを壊そうと必死で...