産婦人科での妊娠中絶手術の費用はいくらかかる?時期、方法、リスクについて

すべての女性が望んで妊娠をするわけではありません。さまざまな理由や状況により出産まで至らないこともあるのです。そこで今回は、産婦人科でおこなう妊娠中絶手術の費用や方法、リスクについて調べてみました。

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目次

  1. 妊娠中絶手術が可能な時期はいつ?
  2. 妊娠中絶手術方法は?
  3. 妊娠中絶手術の費用はどれくらい?
  4. 妊娠中絶のリスクは?
  5. 一人で悩まないで!
  6. 妊娠中絶手術の費用に関する記事はこちら

妊娠中絶手術が可能な時期はいつ?

日本では、妊娠中絶手術を受けられるのは「妊娠22週未満(21週と6日)」と定められています。それは妊娠中絶手術が可能な時期ということです。
一方、妊娠中絶手術を行うのに適した時期というのもあります。それは、妊娠初期の12週目まで、特に6週から9週が最も適している言われています。
それ以降は子宮内のものを取りだすのが大変になってきます。

妊娠中絶手術方法は?

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妊娠中絶手術の方法は、妊娠周期や妊娠の状態、また病院によっても異なります。前もって病院に聞いてみることをおすすめします。

妊娠6~9週目の場合

この時期の妊娠中絶手術は比較的短時間で終了し、その日のうちに帰宅することができます。実際の手術は「吸引法」がよく使われています。
まずは病院にて妊娠の状態を検査します。血液検査や心電図などを行って胎児の様子と子宮の様子を調べたのち、手術日を決定します。これらの検査は保険適用外になるのですべて実費となります。
麻酔を伴う手術の場合は、前夜12時から絶食をする必要があります。手術自体は一時間もかからずに終わりますが、麻酔から覚めた後はフラフラするので、当日は車の運転や自転車は控えるようにしましょう。

妊娠10~11週の場合

この時期の妊娠中絶手術も、妊娠6~9週の時期とほぼ変わりません、同じく「吸引法」で行われます。胎児の成長に伴い子宮内容物の摘出に時間がかかる場合もありますが、多くの場合その日のうちに帰宅することができます。

妊娠中期(12週から22週未満)の場合

妊娠12~22週の時期になるとその方法は少し変わってきます。胎児もだいぶ大きくなってくるので、日帰りで帰れるほど簡単な手術ではなくなります。
手術はまず、子宮の入口を広げたのち、陣痛を誘発させる薬を投入し、陣痛の間隔が狭くなったら分娩台へ上がって胎児を外へ取り出します。まるでお産のようですね。ですから、妊娠中期の人工妊娠中絶は役所に死産の届け出が義務づけられています。お産のような経験をするので、術後にお乳が出たりするなど、精神的苦痛を感じることもあります。

妊娠中絶手術の費用はどれくらい?

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一般的に妊娠中絶手術の費用は10万円前後かかると言われています。妊娠中絶手術を行う時期や、病院によってことなりますので、事前に病院に確認することをおすすめします。

妊娠初期(12週未満)の場合の費用

妊娠初期に中絶を行う場合は、手術前の諸検査に1~2万円(保険適用外のため)、手術自体に7万円前後かかります。手術後に不眠症やうつ病などにかかるケースもあり、心のケアのためのカウンセリング費用も含め総額20万円前後かかることも視野に入れておきましょう。

妊娠中期(12週から22週未満)の場合の費用

妊娠中期の場合は、手術前の諸検査(保険適用外)、手術、入院費を合わせて20~50万円程度かかります。一般的に妊娠週数が進むほど費用が高くなるため、金額に大きな差が出ます。妊娠初期に比べて高くなるのは、検査の種類が増えるのと、入院の必要があるからです。
赤ちゃんの大きさ、病院によっても金額は変わってきますので、事前に確認しておきましょう。

健康保険の出産育児一時金について

妊娠中期の妊娠中絶手術は、お産のひとつとみなされるため 健康保険の出産育児一時金が支給されます。12週以降の生産、死産(人工流産を含む)を問わず、すべての方に支給されることになっています。詳しくは手術の前に病院でも説明がありますし、役所でも問い合わせることができます。

妊娠中絶のリスクは?

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妊娠中絶のリスクは、やはり女性が心身ともに苦痛を伴うことです。そのほかにも、合併症などにかかる可能性もあるのです。

妊娠初期(12週未満)で考えられるリスク

手探りで行う手術のため、子宮や他の臓器に傷がつくなどの他に、出血多量で輸血の必要が出たり、子宮内のものが取り残されて再手術が必要になったりすることもあります。
また、子宮内感染などをおこして後遺症が残る場合もあります。

妊娠中期(12週から22週未満)に考えられるリスク

妊娠中期に中絶を行った場合に考えられるリスクとしては、子宮内感染をおこし、子宮腔内癒着や、卵管の閉鎖などを引き起こし、将来不妊症になったり、子宮外妊娠になってしまうことがあります。
また、子宮の出口を損傷するために、将来妊娠した時に、流産や早産になる可能性があります。

一人で悩まないで!

妊娠中絶手術のために訪れる女性のうち、多くの方が誰にも相談せずに一人でやってくると言います。もちろん強い意志をもって妊娠中絶を望む女性もいるでしょうが、ほとんどの方が誰にも相談することができずに、一人で悩み一人で苦しんでいるようです。そして妊娠中絶手術を行った後に、大きな後悔の念が襲ってくるのです。プライベートなことですから簡単に誰にでも話せることではありませんが、近くに相談できる人がいない場合は、産婦人科に相談したり、カウンセリングを利用したりすることをおすすめします。

妊娠中絶手術の費用に関する記事はこちら

中期中絶の手術方法・費用・痛み・後遺症は?火葬の手続きは?中絶後に妊娠できる?
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