更新日:2018年12月17日

流産してしまうのは胎児が成長しないため?流産と胎児の関係と予防法

お腹の中に宿った新しい命を流産したときほど、女性にとって辛いことはありませんよね。今回は、流産の原因や、予防法についてもお伝えします。

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流産になる原因

染色体異常

流産のほとんどの原因は「染色体異常」です。赤ちゃんが大きくなるには、たくさん細胞分裂をする必要があります。しかし、染色体異常や遺伝子になにかの異常があると、うまく細胞分裂ができないので、大きくならず、人間の身体になることができません。そして、流産してしまうのです。染色体異常は、受精の時点で、ママの行動などは関係なく決まります。

染色体異常で、細胞分裂できないまま大きくなれずに流産してしまうことを「稽留流産」といいます。稽留流産は、「おなかの赤ちゃんが見えない」「心拍が確認できない」「一度確認された心拍が止まってしまっている」などで、妊娠6~7週目くらいに発見されることが多いものです。

胎児が成長しない

流産の原因として、胎児が成長しなかったというものがあります。胎盤が未完成の場合、胎盤から栄養をもらう胎児はうまく成長できません。

黄体ホルモンによる影響

胎盤が未完成になぜなってしまうのかというと、排卵後の「黄体ホルモン」の分泌に関係があります。通常、黄体ホルモンは、排卵後、卵巣から分泌されます。その分泌がないと胎盤がきちんとつくられないのです。「黄体ホルモン」が分泌されないのは、卵巣機能の低下や、脳下垂体の「分泌命令」が機能していないかに原因があります。

子宮に異常がある場合

子宮内膜の機能不全、子宮筋腫、子宮内膜症などの子宮異常がある場合は、流産になる可能性が高くなります。子宮の異常個所や症状の進行によっては、妊娠継続も可能ですので、よく医師と相談しましょう。しかし、子宮関連の病気を抱えたままの妊娠はハイリスク。妊娠を望んでいる場合は、きちんと検査し、異常のないことをあらかじめ確認しておくことが重要です。

胎児が成長しない稽留流産とは

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妊娠12週以内に起こる流産のひとつ

稽留流産とは、妊娠12週までの初期に起こる流産です。胎児が子宮の中で死亡し、そのまま子宮内にとどまってしまっている状態なのです。稽留流産は、前述のとおり、6~7週に起こり発見されることが多く、自覚症状はありません。

原因の大半は胎児による染色体異常

稽留流産のほとんどは、染色体異常によるものです。母親の行動や飲食に関係はありません。とても残念な事ではありますが、その赤ちゃんは成長することができる力をもともと持っていなかったのです。

稽留流産の兆候はある?

稽留流産は、つわりもあることが多く、自覚症状はほとんどありません。「妊娠6~7週までに胎芽が確認できない」「妊娠7~8週までに心拍確認ができない」「心拍は確認できたものの非常に弱い」「赤ちゃんの成長スピードが遅い」などが稽留流産になる可能性があります。しかし、以上に当てはまるケースでも、稽留流産にまでならないケースもあります。流産になるかならないか。こればかりは、はっきりと分からないことが多いのです。

稽留流産は手術が必要

稽留流産確定後、赤ちゃんが自然に排出されない場合には、手術か自然に出てくるのを待つのかを決めることになります。しかし、多くの場合、赤ちゃんがお腹の中でとどまっている場合は、手術で出すことをすすめます。理由は、そのまま残っていると、子宮異常を起こしやすかったり、多量の出血や激痛を伴ったりするからです。どちらの選択にしても、主治医とよく話し合って決めましょうね。

流産の予防法とは

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軽めの運動

起こってしまうと悲しい流産。しかも、染色体異常の場合は、ママの努力ではどうにもならないことがほとんど。しかし、そんな中でも、少しでも流産しにくい身体づくりをしておきたいですよね。

まずは、ウォーキングやヨガなど、気分転換になるくらいの軽い運動がおすすめです。決して、激しい運動はしないように気を付けましょう。

ストレスを溜めない

そして、ストレスを溜めないことも大事です。過度なストレスは、妊婦さんの身体の大きな負担となります。妊娠初期はつわりなどでただでさえもストレスが溜まりやすい時期。自分なりにできるストレス発散法をみつけて、ストレスを定期的に発散できるように心がけましょう。

身体を冷やさない

身体を冷やさないことも大事です。特に腰回りを冷やすと、子宮の血流が悪くなり、子宮内膜の機能が低下してしまいます。子宮内膜の機能低下は、胎盤づくりに影響を与えますので、赤ちゃんが育たない原因となってしまいます。夏場でも、冷房に気を付けて、身体を冷やさないように心がけましょう。

身体に負担を与えない

そして、過労や睡眠不足は身体の大きな負担に。妊娠初期の過労や睡眠不足は、妊娠初期の不安定な体調に拍車をかけるので、体調を崩しやすくなります。毎晩、決まった時間にきちんと寝て、しっかり睡眠時間をとりましょう。

流産は誰のせいでもない

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流産はとても悲しいことです。女性は「あの時こうしていれば」「これをしなければ」と自分を責めてしまいがち。しかし、流産の原因は妊婦さんにはありません。そして、誰のせいでもないのです。たまたま赤ちゃんが育たない状態(染色体異常)でお腹に宿ってしまったのです。

自分を責めすぎず、少し元気になったら、次にまたお腹の中に赤ちゃんが戻ってきてくれるように前向きになってみましょう。ママを悲しくさせるためにおなかに宿った命ではありません。いつか、また出会うために、一時的にバイバイをしただけと考えてみましょう。

流産 胎児に関する体験談

流産は辛いですよね。筆者も流産経験があります。その時、周囲の女性たちが「実は私も…」とエピソードを話してくれ、悲しかった思い出を共有できたことで、悲しみが少し和らぎました。今でも時折思い出しますが、流産後にできた2人の子どもの顔を見たとき、あのときの流産した子にも意味がきっとあったのだろうと思うようになりました。

悲しいけど前に踏み出そう

いかがでしたか?流産の予防法というのは正確にはありません。ご紹介したのは、ほんの少し、妊娠するために身体の元気をつける方法です。できる事はやって、それでも流産となった時は、「かなしいことだけどその力がなかった子だった」と思いましょう。すこし元気になったら、少しでも前に踏み出しましょうね。

重ねて伝えますが、流産は、妊婦さんが原因で起こることはほとんどありません。もし起こったとしても、自分を責め、悔やむ事だけはやめしょう。

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ライタープロフィール

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子育て奮闘中の2児の母です。教育関係職に勤めた後、現在は主…

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