更新日:2017年01月05日

子どもが「返事をしない・挨拶をしない」その理由・原因はなに?

「うちの子、はいって言えないんです」「人に挨拶されても無視するんです」ときどきこんな相談を受けます。ママたちは、きちんとした子に育ってほしいと願って子育てをがんばっているのに、なぜか我が子に伝わらないその思い。どうしてでしょうか? 子供を育てるうえで、ママやパパが気をつけなくてはならないことが実はあるんです。

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他人に指摘されてグサッときた我が子の態度

長男が幼稚園のころ。
「なんでハルくんは、そんなに威張った口の利き方をするの?」
と、ママ友に指摘されたことがあります。
「威張った口の利き方? いったいいつどこで誰に?」
「子ども同士でもそうだけど、私たち大人にもだよ」
「え? そう?」
「そういう傾向にあるよね」
同席していた他のママもうなずくので、筆者はショックを隠しきれませんでした。

なぜなら、息子が威張った口の利き方をしているなんて思ってもいなかったから!
筆者の目には、そんなに威張っている風にも見えていなかったのです。実家の母に聞いても、「そんなことないよ」と言われ、夫に聞いてみても「そうか~?」くらいの反応で、わけがわかりません。

お友達関係を上手に築いていくためには、そんな態度をとり続けていてはだめですよね。
お友達にいやな思いをさせているのなら、なんとか改善したいと、かなり悩みました。

しばらく経ったある日、妹に聞いてみたところ。
「だって、母親がそういう口の利き方をしているんだから、仕方ないよね」
グサッとくる指摘をされたのです。

息子が威張った口の利き方をしているのは、母親のせい?
そうかもしれない……。確かに口調がきついのは自覚しています。でも、それで、我が子まで?

たまたま行った幼児教室の体験で相談してみたところ、妹と同じ指摘をされました。
「子どもは親を映す鏡なんですよ」と。

子どもは親を映す鏡

人間関係を築くために必要なものはコミュニケーション能力だと言われています。
この複雑化した社会で生き抜いていくためにも、大切な能力に違いありません。
今の世の中、就職試験でも受験でも、この手の能力が大いに問われてきます。

でも、対人関係がうまく構築できない子どもが増えてきています。
それがいじめにつながったり、不登校につながったり、さまざまな問題の一要因となっていることは周知の事実です。
中高生だけでなく、小学生でも幼稚園児でも同じです。
みんな、自分の考えをうまく伝えられなくなってきているのです。それはどうしてなのでしょう?

対人関係を築くために必要なツールは「会話」です。
今の子どもたちは、その基本的なツールを使いこなせなくなってきているかもしれません。

返事

あなたのお子さんは、「はい」と返事ができますか?
たとえば呼びかけたとき、「うん」とか「なあに?」と答えていませんか?

あいさつ

あなたのお子さんは、自分から「おはようございます」とあいさつをしますか?
相手が「おはよう」と言ってからあいさつを返していませんか?

お礼

あなたのお子さんは、きちんと「ありがとう」と言えますか?
同じように、「ごめんなさい」が言えますか?

子どもは親を映す鏡

では、ママに質問をしましょう。

ママは、パパに呼ばれたとき、「はい」と返事をしていますか?
ママは、パパに呼ばれたとき、「なに?」と答えていませんか?

ママは、自分から、顔見知り程度の人にあいさつをしていますか?
相手があいさつをしたのを受けて、あいさつを返していませんか?

子どもは親の背を見て育つと昔から言われていますよね。ほんとうにそのとおりなのです。
返事をしないお子さんのママは、やはり返事をしません。
あいさつをしないママのお子さんは、やはりあいさつをしません。

子どもは、ママやパパの行動を見て育っているのです。

子どもの才能を形成するのは家庭です!

たくさんのママの相談を長く受けてきた身としてアドバイスできることは一つです。

お子さんにきちんとしたあいさつを身につけさせたいなら、まずは自分が変わりましょうね!

ということです。
子どもに注意したところで、ママ自身が実践していなければ、子どもがやるはずありません。
さあ、ママたち、どうでしょうか?
今日、パパに呼びかけられて、「はい」って答えましたか?
「なに?」ってどうしても言いたいのであれば、「はい、なに?」にしてみましょう。
パパはママの突然の変貌に驚くかもしれませんが、この積み重ねが子どもたちによりよい影響を与えるのです。

高い授業料を払って幼児教室に通っても、しつけに厳しい幼稚園に通っても、望むような人間に育てることはできません。なぜなら、子どもたちを育てているのは家庭だからです。
幼児教室や幼稚園は、しつけの指針を示してくれますし、それを実践する場、評価してくれる場としては有効です。でも、そこですべてを身につけるだけの「時間」はないのです。

子どもたちはいちばん長く過ごす場所は家庭です。
いちばん観察しているのはママとパパのコミュニケーションです。

お子さんを、社会で認められる人間に育てたいと思っているのなら、まず家庭内で見本を見せるようにしましょう。

子どもの目線に立って ママも実践! 

「○○ちゃんはちゃんとあいさつできるのに、なんであなたはできないの?」なんて子どもに怒っても無駄です。ママのストレスがたまるだけだから、やめておきましょう。

比べるのであれば、昨日の我が子と今日の我が子。
ママの実践が始まれば、毎日少しずつ、効果が見られるようになってくるはずです。
そして、昨日より上手にできたのを発見したら、必ずそれを認めてあげてください。

たとえ、小さな声でしか言えなかったとしても、ママの背に隠れてしか言えなかったとしても、子どもは最大限の努力をして、勇気を振り絞って、変わろうとしているのですから!
「すっごいね! あいさつできたね! じゃあ、ママも負けないようにがんばろう!」という具合に、お子さんの努力をほめてあげて、さらに先へとつなげてください。

お子さんの目線に自らが立つことも大切です。
さきほど、パパに対する返事の仕方を質問しましたが、パパに対してだけでなく、おじいちゃんやおばあちゃんい対する口の利き方、そういった自分自身のやりとりを冷静に観察してみてくださいね。

もちろん、ママのいいところがお子さんに伝わっているのも見えてきますよ!

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21歳(美容師) 18歳(看護学生) 9歳(小4)の母 …

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