中絶手術の流れは?中絶手術の時期と方法、リスクとは

中絶はできれば選択したくないものの、選択しなければならない状況になってしまう女性がいるのも事実です。今回は、中絶手術の時期と方法、リスクについてお伝えします。

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目次

  1. 中絶手術はいつまで?
  2. 中絶手術の方法
  3. 中絶手術の流れと所要時間
  4. 中絶手術のリスク
  5. 中絶手術の費用
  6. 中絶手術は痛い?
  7. 中絶手術に関する体験談
  8. まとめ
  9. 中絶手術の関連記事はこちら

中絶手術はいつまで?

妊娠21週6日まで

人工中絶とは、胎児が子宮外で育つことができない時期に、人工的に妊娠を中断して、胎児とその付属物を子宮外に出すことを言います。現在では、人工中絶が可能な期間は、妊娠22週未満とされ、妊娠21週6日までが人工中絶可能な時期としています。

妊娠週数が進むほど、母体への負担が大きい

人工中絶が21週6日まで可能だからと言って、21週の中絶と10週での中絶では母体への負担が大きく違います。妊娠週数が進むほど、母体への負担は大きくなるので、21週の中絶では10週のものに比べて、危険度が高くなります。

14週を超えると、薬によって「陣痛」を起こし、一般的な出産方法で中絶しなければならないのです。中絶すると言うのに、陣痛が起こり、出産しなければならない。母子ともにこんなにつらいことはありませんよね。そんなことにならないためにも、情報をきちんと早く集め、相談できる人がいれば早めに相談することが大事です。

中絶手術の方法

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掻爬(そうは)法

中絶の方法で一般的なものは「掻爬法」と呼ばれる方法です。スプーンのような形の器具で、胎児や胎盤を体外へ掻き出す方法です。初期の流産でも取られる方法です。

吸引法

そして、もう一つの方法である「吸引法」がとられることがあります。これは、掃除機のような吸引機を利用して、体内の胎児や胎盤を吸い取る方法です。妊娠初期の場合にとられることのある方法で、身体への負担は少なくて済みます。ただし、妊娠週数によっては、吸引法だけでは対応できないこともあります。

中期中絶手術

そして、先ほど、少しお伝えした12週以降の中絶手術を「中期中絶手術」と言います。12週以降となると、赤ちゃんが育ってきているので、初期のように吸引法や、掻爬法をとることはできません。人工的に陣痛を起こし、一般的な方法で出産となります。母体への負担も大きいのでおすすめできない方法ではあります。

中絶手術の流れと所要時間

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手術前

まず、手術前には、子宮口を広げる処置を行います。子宮の入り口が広がっていると、手術もやりやすく、その分、安全性も高まります。実際には細い棒のようなラミナリア桿というものを子宮口に挿入していきます。我慢できないほどの痛みではないのですが、痛みに弱かったり、不安感が強い場合は、麻酔を使用することもできます。医師とよく相談して決めてくださいね。

時間にして、この広げる処置は1~2日。そして、術前は6~7時間前から絶飲絶食をしなければなりません。

手術当日

手術中は、全身麻酔を使用しますので、眠っている間に終わってしまいます。手術方法は、前述した掻把法か吸引法になります。それらを併用される場合もあります。手術自体は数十分程度のものなのですが、麻酔が効いているので、手術後は2~3時間はゆっくりするようにしましょう。

手術後

手術後、7~10日間は子宮からの出血があります。痛みや出血が長くおさまらないときは医師に相談しましょう。出血がかなり多い場合は、合併症を引き起こしてることもあります。

中絶手術のリスク

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まれに合併症を引き起こすことがある

非常にまれなケースではありますが、中絶手術の際に、腸管に傷がついてしまうことがあります。これが重症となると、開腹手術の後に、腸管切除や子宮摘出する可能性も。

後遺症が出る人もいる

また子宮に穴が開いてしまったり、中期中絶などの場合は、子宮破裂など、後遺症として残ることも。最も多いのは「PTSD」で、中絶経験者の約2割が発症しているという統計もあります。自分の子どもの命の選択をするだけに、女性にとってはとても重い決断となり、後々、トラウマとなってしまうことがあるようです。

中絶手術の費用

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20万円前後が目安

中絶手術は、保険は適応外で、全額自己負担になってしまいます。中絶手術の目安は20万円前後。あまりに安いケースは、気を付けましょう。また、持病がある場合には、もう少し費用が上乗せされることもあります。他には、中絶手術後にカウンセリングを必要とする人も。20万円より少し余裕をもって、費用を用意しましょう。

出産一時金がもらえるケース

そして、あまり知られていないのは、中絶でも「出産一時金がもらえるケース」があるということ。それには、「妊娠12週以降(妊娠4ヶ月以降)の中期中絶であること」そして、「妊娠出産が母体の健康を著しく害するもの」もしくは「暴行・脅迫によって姦淫されて妊娠したもの」というケースに当たることです。経済的理由で中絶する場合は、妊娠4ヶ月以降であっても出産一時金はもらえません。

中絶手術は痛い?

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気になる人が多いのは「中絶手術は痛いか?」というもの。手術自体は全身麻酔も効いているため、痛みはほとんどありません。中絶前の子宮口を広げる処置は、我慢できる程度であるものの、痛みがある人もいます。その場合は、医師に相談すれば、痛み止めや麻酔をしてくれるところもあります。術後は、子宮からの出血により、生理痛のような痛みを感じる人もいます。この痛みは、生理痛と同じで「人それぞれ」。どちらにしても、痛い時は、医師に相談してみてくださいね。

中絶手術に関する体験談

中絶手術の苦しみは、他の人にはわかりにくいものです。だからこそ、自分のことは自分で調べて、できるだけ早期に決断をしてください。

まとめ

中絶手術は、後遺症が出て苦しめられることもあります。また、思った以上に、女性の気持ちに傷跡を残してしまいます。そのようなことを知ったうえで、どうしてもしなければならないときは、はやめに決断してあげられるといいですね。そして、もし、脅迫や暴行によるものではなく、それが経済的な理由であるのなら、もともと避妊する、という努力は決して怠らないようにしていきましょう。

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