更新日:2017年06月22日

妊娠後期のお腹の張りの原因は?対処法と病院に行くタイミング

多くの妊婦さんが体験する妊娠後期のお腹の張り。ほとんどの場合安静にしていれば治まる傾向にありますが、いつもと違うお腹の張りを感じ痛みを我慢していると悪ければ重大なトラブルに繋がる恐れがあります。そんなときどうすれば良いのか、妊娠後期のお腹の張りの原因や対処法などをまとめてみました。

監修 : mamanoko 医師・専門家
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目次

    妊娠後期のお腹の張りとは?

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    子宮が収縮する

    赤ちゃんを包んでいる子宮は妊娠後期になるにつれ、筋肉が張りやすくなります。落ち着いて過ごしているときは子宮はやわらかく緩んでいるため、お腹の張りを感じることも少なく感じる方も多いでしょう。

    しかし、激しく動いたり疲れすぎたり、何らかの刺激を受けると筋肉の収縮が激しくなり、お腹の張りと感じます。

    妊娠後期はとくに疲れやすく、動きづらくなるものです。ストレスに感じてしまい、お腹の張りの原因にもつながってしまいますので、注意しながら過ごしましょう。

    37週以降は前駆陣痛の場合もある

    前駆陣痛とは、妊娠後期に本陣痛とは異なり、不規則に起こる子宮収縮のことです。本陣痛とは違い、痛みや陣痛の感覚も安定しないので不安に思う方もいると思います。

    本陣痛がくる前に子宮の収縮を促し、子宮の筋肉や赤ちゃんの通り道をやわらかくしてくれる作用があるため、出産には大切な準備過程です。

    妊娠後期になる妊婦さんは、そろそろママの心の準備をしておきましょう♪

    妊娠後期のお腹の張りの原因

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    長時間歩く・立つ・同じ姿勢でいる

    妊娠後期になってくると身体への負担も多くなり、動きづらくなるものですよね。かといって仕事をしている妊婦さんは動かないわけにはいきません。

    立ち仕事や、外出先で長時間歩く、オフィスなど同じ姿勢で座っているなど身体に負荷をかけてしまうとお腹の張りがひどく、痛くなってきてしまうおそれがあります。

    特に妊娠後期は適度に休憩をとり、痛む場合は身体を休めて自然にお腹の張りがおさまるまで待ってみましょう。

    夜間・就寝時

    妊娠後期になってくると就寝時もお腹の張りを感じる方が多くなってきます。多くの方は、深夜0時~翌朝6時までの間に一番感じる様です。

    夜間お腹の張りを感じてしまっても、ほとんどの場合は心配しなくても大丈夫でしょう。妊娠後期にはお腹も大きくなるため、横を向いたり、抱き枕を使ったりするなどして楽な姿勢をとりましょう。

    ただし、30分~1時間以上経ってもお腹の張りがおさまらない場合は要注意!切迫早産などのトラブルにつながるおそれもあるので早めに産婦人科に受診しましょう。

    運動した後

    ウォーキングなどの適度な運動は妊娠中もそうですが、産後のダイエットもスムーズにできるのでよいとされています。ただし過度な運動は要注意です。

    また、妊娠後期になってくるとお腹の張りも頻繁になってくるのでお腹が張っていたり、違和感を覚えたりしたらやめておきましょう。

    ストレス

    妊娠後期は、お腹もカチカチに硬くなって子宮のかたちが分かるほど。その上家事や仕事など精神面からのストレスを感じてしまうと余計子宮が収縮し、お腹の張りを感じてしまいます。

    大切な赤ちゃんにもよくありませんし、妊娠後期の母体にも負担をかけてしまいます。ストレスを感じないようになるべくリラックスした状態をつくりましょう。

    散歩をするなど気分転換をするのもいいかもしれません。それでもストレスを感じる場合は、専門医などに相談してみるのもよいでしょう。

    お腹を締めつけている

    妊娠後期のお腹を支えるのに必要な骨盤ベルトや腹帯。安産祈願の戌の日に腹帯を巻いた方もいるかと思います。しかし、不必要に締めつけてしまったり、強く巻きつけてしまったりするのは要注意です。

    お腹の張りを感じる方の多くは、腹帯やベルトをきつく巻いてしまっている可能性があります。妊娠後期のファッションでもレギンスやズボンなど身体に合っていないサイズを選んだりしていませんか?

    冷えや寒さ、腰痛などに良いとはされますが、過度なお腹の締めつけはお腹の張りの原因となってしまうおそれがあります。

    性行為

    妊娠してから安定期になると経過に問題がなければセックスは可能とされており、夫婦のスキンシップを図るのにも大切なことです。

    しかし、妊娠後期になってくると性行為の刺激や寒さからくる冷えなどによってお腹の張りの原因でもある、子宮の収縮を促してしまうおそれがあります。

    妊娠後期にはできるだけ性行為は避け、お腹の張りを感じたら中止しましょう。

    トラブルの前兆

    お腹の張りのほとんどは自然に起こるものなので心配はありませんが、妊娠後期には放っておくと大変なことになる重大なトラブルが隠れている場合もあります。

    ・常位胎盤早期剥離 (状態)早期に子宮から胎盤がはがれる。(症状)どんどんお腹の張りが強くなると共に、お腹がかたくなる。など

    ・切迫早産(状態)早産より一歩手前。早産しそうな状態。(症状)腰がだるい。お腹が張る。出血がある。胎動がなくなるなど

    出血がない場合もあります。妊娠後期に、胎動が極端に減ったり、なくなったり、いつもと違うと感じたら早めに病院に受診しましょう。

    便秘

    妊娠中はホルモンのバランスや運動不足など、腸の動きが弱くなるので7~8割の方が便秘に悩んでいると言われています。

    とくに妊娠後期は胎児が大きくなり、臓器が圧迫されるので妊娠後期に入ってから急になったと思う方も多いはずです。

    お腹の張りを感じる場合便秘がちになりガスが溜まっているおそれがあります。水分補給や軽い運動で腸の働きを助けるなどして、お腹の張りを改善しましょう。

    妊娠後期のお腹の張りの対処法

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    横になって安静にする

    妊娠後期になってくると体重の増加や、腰痛、さまざまなトラブルが増えていきお腹も大きくなっていきます。

    そのため妊娠後期には頻繁にお腹の張りを感じる方も多くなってくるでしょう。お腹の張りに一番良いのは、安静にすることです。

    お腹の張りや違和感を覚えたら横になったり、楽な姿勢をとったりするることが肝心です。休んでいるとおさまるなど、大半は自然な子宮の収縮からくるお腹の張りなので心配はいりません。

    しかし、30~1時間安静にしているにもかかわらずお腹の張りや痛みを感じたらすぐ病院へ受診しましょう。

    病院へ行くタイミング

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    出血がある

    妊娠後期に入り、いよいよ出産というとき出血があるなどして「おしるしがきた!」と思う方もいると思います。しかし、『おしるし』とは基本的に陣痛のときにくるものです。

    出産の前兆がないのに出血があるのは病気のサインかもしれません。先程紹介した胎盤早期剥離や切迫早産も原因として考えられます。

    他にも子宮頚管ポリープといって、子宮と膣が接している部分にできるポリープができる病気。妊娠後期になり子宮が伸び、胎盤の一部がはがれてしまう前置胎盤などがあります。

    大量出血になるおそれのある病気もありますので、早急に診察してもらいましょう。

    30分以上痛みが治まらない

    今までとは違う妊娠後期のお腹の張りや激しい痛みがある場合は一刻も早く病院で診てもらいましょう。

    激しい痛みは母体にもよくありません。安静にしていても良くならない、夜眠れないほどの痛みが伴う場合は注意が必要です。

    出血がなくても、子宮破裂などの重大なトラブルを引き起こしている可能性があります。妊娠後期の痛みは重要なサインの表れですので、我慢しすぎず、見逃さないようにしましょう。

    張りの感覚が頻繁

    お腹の張りが1日1回以内かどうか、妊娠後期に入った妊婦さんはチェックしてみましょう。また、妊娠後期に張る間隔が短いのも注意が必要です。

    妊娠30週未満の妊婦さんで1時間に3回以上、妊娠30週以降の妊婦さんで1時間に5回以上、お腹の張りを感じる場合、規則的で間隔がだんだんと短くなっていると感じたら切迫早産の可能性があります。

    妊娠後期は出産まであともう少し

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    妊娠後期のお腹の張りについて詳しくご紹介してきましたがいかかでしたでしょうか?出産まであと少しですが、焦りは禁物です。

    多くの妊婦さんがお腹の張りを経験しています。しかし、生理的なお腹の張りか、病気や何かのトラブルで起きているお腹の張りはどっちなのか区別がつきにくいものです。

    自己判断はなるべく避け、気になることがあれば主治医や病院に相談しましょう。元気な赤ちゃんが産まれてくるように、決して無理はせず、リラックスして過ごしましょうね♪

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