2歳児の言葉の発達は?言葉が遅れる原因と対処法、発達障害の可能性

子供が2歳になると、周りの子供たちの言葉の進み方が気になってくるものです。言葉がスラスラと出てくる子に対し、自分の子は中々言葉が出ないと不安に感じてしまうことは少なくないようです。今回は、2歳児の言葉の目安や、遅れていると感じたときに考えられる原因、対応方法、発達障害の可能性などについてまとめてみました。

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目次

  1. 2歳は「言葉の爆発期」ともよばれる
  2. 2歳児の言葉の発達の目安
  3. 2歳児の言葉が遅れる原因
  4. 2歳児の言葉の遅れの対処法
  5. 言葉の遅れの原因となる病気
  6. 言葉の遅れは発達障害の可能性もある?
  7. 子どものペースを大切に!
  8. 2歳児の言葉の関連記事はこちら

2歳は「言葉の爆発期」ともよばれる

2歳は、行動の範囲が広がり自分でできることも増えて、「脱・赤ちゃん」の時期です。自分で考えて、自分で行動する「自律」への準備も始めます。自分でできることが増えて、なんでもやりたくなります。

この時期は「言葉の爆発期」とも呼ばれ、ほとんどの子が話せるようになります。日常の簡単な会話もできるようになります。3歳前には「今日」「昨日」といった時間を表す言葉もわかるようになってきます。

2歳児の言葉の発達の目安

2歳~2歳半

2歳を過ぎると、子どもは少し長めの複雑な文を理解できるようになってきます。毎日の生活の中で大人が使う単語を自分で目の前の物事と結びつけて、覚えていきます。概念もわかるようになってくるので「大きい」「小さい」や、「ひとつ」「たくさん」なども理解できるようになります。

多ければ150語以上の言葉を使うようになります。今自分が行っていることや、起きていることについてひとりごとを言うこともあります。「なあに?」や「どこ?」など、大人に対して疑問を投げかける言葉を使用しはじめるのも、この時期です。

2歳半~2歳11ヶ月

「箱の蓋を開けて、ぬいぐるみを取って、パパに渡して」など、1つ1つの内容が簡単であれば、複数の指示を一度で理解することが出来るようになってきます。ひとりごとの実況中継も徐々に長くなってきます。大人の会話に参加しようとしたり、起こった出来事を話したりもしてくれます。

自分の苗字と名前が言えるようになります。少し長いものの名前も言えるようになり、話している内容がいつもそばにいない人にもわかるようになってきます。会話をするときに「そして」や「だから」などの接続詞を使うこともあります。

個人差がある

2歳半を過ぎる頃まで発語がほとんどない場合、ママの不安は非常に大きいかと思います。同じような発語状態の子どもでも、1年後2年後の様子は子どもによって様々です。気がかりなことは1人で抱え込まずに専門家に相談してみてください。

2歳児の言葉が遅れる原因

男女の脳の違い

一般的には女の子の方が言葉の発達が早いといわれています。言葉や計算の能力は左脳が担当しています。女性は言語機能において左脳だけでなく右脳も使いますが、男性は右脳、左脳を使い分けます。男の子の場合、女の子よりも左脳の発達が少し遅れる傾向にあります。

インプットしている言葉が少ない

言葉を話すためには、たくさんの言葉を聞き、それを理解しておく必要があるため、言葉をインプットする量が少ないと、自動的に言葉を話すためのアウトプットも遅れてしまうのです。お母さんがあまり赤ちゃんに話しかけていなかったり、お外で遊ぶ機会が少なくいろんな声や言葉を聞く機会が少なかったりすると、どうしてもインプットの量は減ってしまいます。

理解していても言葉にするのが苦手

ママやパパが「これ取って」「服に着替えるよ」など、指示を伝えると、その指示に合わせて行動に移すことはできるものの、言葉だけが出てこないという場合もあります。頭の中に大量の言葉を蓄積していて、アウトプットだけが苦手というケースもあります。

テレビ・インターネットの見過ぎ

テレビやスマートフォンなどを見続けていると、子供は集中しすぎて周りの声が聞こえなくなり、動作も止まってしまいます。テレビやスマホは、子供の問いかけに対して受け応えができるわけではありません。一方的な会話となり、コミュニケーション能力を伸ばしていることにはならないようです。

口腔内の機能の問題

障害とまでは言い切れない程度に口腔の機能自体に問題があり、言葉が出ないことも考えられます。舌・頬・唇などの口腔の働きが充分に機能していないと、舌足らずよりもっと不明瞭な発音になります。口蓋裂(こうがいれつ。生まれた時に上あごが裂けている状態。発音がうまくできない)が、そのひとつです。

2歳児の言葉の遅れの対処法

食べ物などの名前をこまめに教える

子供が好きなものを中心に言葉にして教えてあげましょう。ご飯を食べるときは「ご飯、食べようね」「これは、イチゴだよ」など、実際に見て、聞いて、味わったり触ったりすることで、目の前にある「もの」を理解していきます。

子どもの感情を代弁する

子供が転んだとき、おもちゃを取られてしまったとき、おいしいものを食べたときは、「転んで痛かったね」「玩具が取られて、悲しいね」「リンゴ、おいしいね」と、表情には出しても言葉にできない感情を代弁してあげましょう。感情に対する言葉の表現を覚えていきます。

テレビ・インターネットを見せ過ぎない

食事中や授乳中は、親子の会話を楽しみましょう。家事の最中であれば、テレビを見ている子供に対して「どう?面白い?」と声をかけるだけでも変わってきます。どうしても難しいときは、テレビを見る時間を短時間で設定しましょう。

リズム体操・絵本の読み聞かせをする

リズム体操は、歌の内容に合わせて寝転んだり踊ってみたりすることで、脳が刺激されるといわれています。何かを感じたときに言葉で発するという「反射」にもつながります。絵本を読むことも効果的で、知らなかった動物や色の名前を知るきっかけにもなります。

無理やり言葉を覚えさせようとしない

耳がちゃんと聞こえていてこちらの言う事がわかって、「○○ちょうだい」や「取ってきて」と言った時にきちんと行動ができているのであれば、言葉の練習なんてしなくても大丈夫です。無理やり言葉を教え込もうとすると、かえってしゃべらなくなってしまうこともあるので無理じいはやめましょう。

言葉の遅れの原因となる病気

耳の病気

「滲出性中耳炎」という、幼児に多く見られる耳の病気。難聴のような症状が現れることもあるようです。痛みを感じにくく気づかないことも珍しくありません。放っておくと症状が進行してしまう可能性もあるので、呼びかけに反応しにくいと感じたら耳鼻科を受診してみましょう。

吃音(どもり)

口や舌の使い方に慣れていない、コツをつかめていないという可能性も。口を開けて「あいうえお」の練習をしたり、口をタテ・ヨコに動かしたり、「べー」と舌を出すなど、簡単なトレーニングをしてみましょう。吃音(どもり)は注意をしないことが大切です。

意識しすぎて悪化してしまうこともあるので、歌の練習などと兼ねて、遊び感覚でゆっくり向き合いましょう。

自閉症

言葉の遅れが、発達障がいからきているケースもあります。しかし、2歳児の言葉の発達は、特に個人で差がでるとき。すぐに自己判断せず、日々の子供の様子を観察しましょう。どうしても疑問に感じることがあれば、地域の自治体や児童福祉施設などに相談することもできます。

言葉の遅れは発達障害の可能性もある?

言葉の理解度を探ってみて

普通の言葉遅れと、発達障害による言葉遅れにはどんな違いがあるのでしょうか。まず、言葉の理解度を探っていきましょう。例えば、大好きなおもちゃとしてボールがある場合、「ボール取ってきて」と声をかけてみましょう。言葉が出ていなくてもおもちゃ箱にボールを取りに行き、持ってくるようなら言葉を理解していると言えます。

しかし、同じ言葉を投げ掛けても不思議な顔をしているだけでボールを取りにいかないケースもあります。単にそういう気分ではないということもありますが、言葉を理解していない可能性もあるので、さらにさまざまな特徴をチェックしていくようにしましょう。

発達障害の特徴

発達障害にもさまざまな特徴があるので、ひとつひとつ照らし合わせていきましょう。例えば、表情に注目してみてください。喜怒哀楽といった感情が表情に現れにくく、怒ったり怖い目にあっても泣いたり戸惑うような表情を見せない場合や、普通なら泣いてしまう場面で逆に笑うなど、表情の表現があまり活発ではないと、発達障害の恐れがあります。

遊びにも注目してみてください。ひとつの遊びばかりに集中していないでしょうか。積み木でしか遊ばず、ただ積み上げて崩れるということを繰り返すばかりだったり、水遊びが大好きでいつもバケツに水を入れる行為を繰り返したりしている。その遊びをやめさせようとすると、かんしゃくを起こしたり激しく抵抗したりするという場合、発達障害の恐れがあるかもしれません。

療育も視野に入れよう

発達障害の可能性もあるとして、療育を薦められることもあるでしょう。療育を薦められると「自分の子は発達障害なのか」と決めつけてしまいがちです。中には拒否してしまう家庭もあるでしょう。

しかし、実際に療育をスタートさせてみると問題がないことがわかるケースもあります。また、発達障害だとしてもさまざまな対処法を早めにスタートし、施設でも自宅でもトレーニングできるようになるので安心です。早期発見、早期対処が大切ですし、療育に通うことで発達障害ではなかったと判明するケースもたくさんあるので視野に入れておく事も大切です。

子どものペースを大切に!

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子どもを育てているとどうしても、発達や発育について「この時期なら、こんなことができるのが普通」といった雰囲気や空気を感じることがあります。そしてそこからズレていたりすると、どうしようもなく不安になってしまいがちです。周りと比べないようにと思っても気にしてしまうのが事実ですよね。

そんなときは少しだけ、周りと距離を置いてみるのも良い方法かもしれません。それでも不安が残る場合は様々な窓口に相談してみてください。自分ひとりで悩んでいては気付けなかったことや、新しい道が見えてくると思います。


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