ダウン症で中絶する割合は?ダウン症による中絶の時期と費用

妊娠・出産はとても喜ばしいことですが、いろいろな不安もあることでしょう。特に高齢出産の際には、生まれてくる赤ちゃんが健康かどうかについて気になるママも多いでしょう。ここでは運動機能の発達における障害として有名な「ダウン症」について、詳しく見ていきます。

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目次

  1. ダウン症とは
  2. 妊娠中のダウン症の検査
  3. ダウン症によって中絶する割合
  4. ダウン症による中絶は犯罪になる?
  5. ダウン症による中絶の時期と費用
  6. ダウン症のことを正しく知っておきましょう
  7. あわせて読みたい

ダウン症とは

ダウン症は、体細胞の21番染色体が1本余分に存在してしまうことにより発症する、先天性の疾患です。新生児に最も頻度の高い、染色体異常による疾患です。

高齢出産の場合、卵子の老化によりダウン症の確率が上がります。卵子は、生まれる前にすでに女性の身体の中で作られています。月経周期ごとに減っていき、高齢出産と呼ばれる年齢になると卵子の老化も進んでいます。そのため染色体異常を起こしている場合があるのです。この染色体異常を起こした卵子が、ダウン症などの先天異常を引き起こすことになります。

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妊娠中のダウン症の検査

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母体血清マーカーテスト

母体から採血して検査をします。この検査では、正常な胎児の場合の血液中のあるタンパク質の濃度と、先天性の染色体異常などがある場合の濃度を比較して、染色体異常の確率を判断する検査です。あくまでも異常がある確率のみの検査なので、診断の確定はできません。

精度は86%と低いですが、採血のみなので流産のリスクはありません。妊娠15週~26週に検査が可能です。費用も1万円から2万円とほかに比べて安価で、10日程度で結果が出ます。

羊水検査

ダウン症の検査として過去から一般的に行われている検査です。赤ちゃんのいるお腹に針を刺して、羊水を取り出し検査をする方法です。

妊娠中のお腹に針を刺して羊水を抜き取るため、処置によっては子宮などから出血してしまったり、羊水が流れ出てしまったり、胎児に針が触れてしまうなどの可能性もあります。

そのため、流産や破水といったトラブルが起こる可能性は0.06%〜0.3%くらいの確率です。検査結果の判明まで2週間程度かかります。費用は一般的に10万円~15万円程度といわれています。

流産のリスクはありますが、羊水を直接検査できるため、結果の精度は99%と非常に高いです。妊娠15週〜18週に検査が可能です。

絨毛検査

羊水検査と同様の検査で、母体のお腹に針を刺し、胎盤になる前の柔毛を取り出して検査をします。羊水検査よりも初期の段階で検査が可能です。

流産のリスクは羊水検査と同様にあるため、医師と相談して実施されます。費用は同じく10万円~15万円程度が一般的のようです。

新出生前検査

精度も高く、流産のリスクも低い検査ですが、検査を受けるには、下記のいずれかに当てはまることが条件になります。

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新出征前検査を受ける条件

・出産予定日に妊婦の年齢が35歳以上
・妊婦、あるいはご主人に染色体異常がある
・過去にダウン症児を妊娠、出産したことのある妊婦

また、保険の適用外のため費用が約20万円程度かかるといわれています。

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ダウン症によって中絶する割合

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胎児がダウン症だと診断された場合に、中絶を選ぶ方もいます。子どもの将来が不安、高齢のため経済的に余裕がない、あるいは育てていく自信がないなど、理由はさまざまです。また、ダウン症を理由に中絶したこと自体を伏せる夫婦も多いようです。そのため一般的な統計的データは存在しません。

染色体異常を調べる新出生前診断を実施している病院グループによると、2013年4月の導入以来2年間の実績を集計したところ、診断を受診した1万7800人のうち、陽性と判定された人は295人。そのうち羊水検査に進んだ人は253人で、計230人の異常が確定したとのことです。

また、「陽性」と判定された295人のうち、中絶した人は221人で、約75%の妊婦が人工妊娠中絶をしていました。

ダウン症による中絶は犯罪になる?

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妊娠中絶は母体保護法に定められており、ダウン症の確定診断による中絶は「健康上の理由で妊娠・出産が母親にとって大きな負担となる場合」、あるいは「経済的に無理であると判断された場合」に当てはまると考えられます。また、妊娠中絶は21週までしかできません。ダウン症を理由とする場合も同じです。

また倫理的な議論もされています。人工妊娠中絶をすることで命の選択につながってしまうのではないかという意見もあり、さまざまな視点からの論議がなされています。また、検査結果に対するママやパパの精神的負担への配慮も必要でしょう。

ダウン症による中絶の時期と費用

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中絶手術は妊娠22週未満まで

妊娠中絶は母体保護法に定められており、妊娠22週未満までしかできません。

費用

保険の適用外になるため、妊娠初期で15万円程度、中期以降では50万円程度かかることもあります。

リスク

中絶には子宮内感染やホルモンバランスの変化、卵巣機能の低下などのリスクがあり、次回の妊娠に影響をおよぼすリスクもあります。ダウン症を理由とする場合も同じです。

ダウン症のことを正しく知っておきましょう

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日本では1000人に1人程度の割合でダウン症の赤ちゃんが生まれているといわれています。先天性の染色体異常の場合は妊娠中に流産となる確率も非常に高く、無事に生まれてくる赤ちゃんはごくわずかです。

また、過去には「ダウン症児は長く生きられない」とされてきましたが、医学の進歩により50歳くらいまで生きられている方も多く、ダウン症を持つ方の人生に対する幸福度は非常に高いという統計もあります。

適切な時期に適切な検査を行うことで、現状を正しく理解し、判断したいものですね。

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