更新日:2017年04月06日

乳腺症と乳がんの違いは?乳腺症の原因と症状、治療法、予防法

乳腺症の症状は乳がんととても似ていて、乳腺症と病院で診断をされても不安がありますよね。しかし乳腺症は乳腺の病気の中でも、もっとも多く見られる良性疾患で、「おっぱいの老化現象」とも呼ばれています。今回はそんな乳腺症の痛みやしこりについて乳がんとの違いや、原因や症状、治療法や予防法などをまとめてみました。

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乳腺症とは

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30代後半~50歳に多い良性疾患

乳腺症とは、30~50代でよく見られる良性疾患です。乳がんや乳腺炎のようにはっきりとした病気ではなく、女性ホルモンのバランスが崩れたことによって乳腺に起こるさまざまな病変の総称となります。

卵巣からの女性ホルモン分泌が不安定となることが関連しているので、30歳代後半から閉経期にかけての50代に多いとされています。そして、その中でも女性ホルモンのバランスが最も乱れ、更年期障害などの症状が多くみられる年代の40代前後の方がより発症する傾向があります。

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20代は「乳腺線維腺腫」が多い

乳腺症と似ていてしこりができる乳房の病気として「乳腺線維腺腫」があります。これは乳腺症の変化のひとつとされていて、乳腺症は少ないとされている年代の10代から20代の若い女性にみられる病気です。しこりの大きさは2.3cmぐらいが一般的ですが、まれに5cmくらいの大きさになることもあります。

線維腺腫は女性ホルモンの影響で形成されると考えられていて、乳腺線維腺腫は腫瘍ではなく、自然退縮することもよくあります。乳房が変形するほど大きい場合は切除をすることもありますが、基本的には経過観察をすることがほとんどで、手術の必要はありません。

乳腺症の症状

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乳房の張り

乳房というのは、大きく分けて「乳腺」と「脂肪」で構成されています。胸が張るのは、乳腺が張るからです。生理前には2種類の女性ホルモンのうちの1つである黄体ホルモンの分泌量が増え、黄体ホルモンには乳腺を発達させる働きがあるため、生理前になると胸が張っていると感じる人は多いのではないでしょうか。

それと同じように、女性ホルモンの分泌によって症状が変化する乳腺症では黄体ホルモンが増えたときに胸の張りを感じるのです。

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乳房の痛み

痛みは乳房の外側の脇の方とか内側というようなことが多く、チクチクとした痛みと表現する人が多いです。乳腺にしこりができる主な疾患としては「乳腺線維腺腫」「乳腺症」「乳がん」です。

この中のうち乳腺症にのみ押さえたときの圧痛があるのが特徴的です。そして、この痛みは、生理前には痛みが強くなり生理が終わると痛みが引いていくなど、生理周期によって強くなったり軽くなったり波があることが多いです。

乳房のかゆみ

乳房にできたしこりに痛みと同様にかゆみが生じることがあります。また、乳腺症の場合には胸の片方だけにかゆみが出ることもあるといわれています。

しこり

しこりは触れるとわかるので、乳がんと間違えられることが少なくありません。乳房の片方あるいは両方に、境目のはっきりしない弾力性のある大小さまざまなしこりが、いくつもできるのが特徴です。このしこりは痛みと同様に生理前になると大きくなり、生理が始まると小さくなっていきます。

乳頭からの分泌物

乳腺症は乳頭からは水状や乳汁状、といった分泌液がみられることがあります。片一方の乳房で乳管は約15~20本あります。授乳期以外で乳管から分泌液が出るものを「乳頭異常分泌症」と言います。

出方も下着にわずかに着くだけのものから乳頭を指でつまむとピューッと出るもの、片方の乳房からだけでるもの、両側の乳房から出るもの、とりわけ1ヶ所の乳管から出るもの、数ヶ所の乳管から出るものなどさまざまです。分泌液の色や性質も透明、黄色、乳性、膿性、血性とたくさん種類があります。

乳腺症の原因

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女性ホルモンの過剰分泌

女性ホルモンの一種である「エストロゲン」の分泌が低下する閉経後には発症が見られなくなることから、「エストロゲン」の過剰分泌が原因であることが有力と考えられています。はっきりした原因は不明とされていますが、生理前に胸が張る人が多いですよね。乳腺は女性ホルモンの分泌に応じて、拡張したり収縮したりを繰り返しています。

毎回乳腺全体に均一に変化がおこり、完全に元に戻るとは限らないのです。部分的に強く変化が起きたり、元に戻りきらない乳腺があったりすることにかかわりがあるとされています。

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乳腺症になりやすい人

■中絶や流産経験がある人
妊娠していた期間の違いはあっても、一度でも妊娠をすればこれらの女性ホルモンの作用による「乳汁分泌機構」は動き出し乳腺に変化が生じます。流産でも早産でも、また、人工妊娠中絶という短い期間の妊娠であっても、妊娠した時点で避妊娠時とは違う乳腺の変化が起こっているので、一度でも妊娠した経験がある場合は乳腺症になりやすいとされています。

■授乳期間が短かった人
授乳期というのは乳腺を刺激し女性ホルモンが大いに働く時期の1つといえることから、子どもを出産後に、授乳期に乳腺炎になった人や、授乳しなかった人や、授乳期間が短かった人は、乳腺症にかかりやすいとされています。

■ホルモンバランスが崩れている人
乳腺症は女性ホルモンの過剰によって起こる状態です。乳腺症になるということは、身体のホルモンバランスが崩れているということになります。女性はホルモンバランス次第で体調も気分も変化するものです。ホルモンバランスは生理周期で変化しますので、特に生理前などはホルモンバランスが崩れやすくなります、乳腺症の症状はホルモンバランスが一番崩れる生理前に症状が現れたり、ひどくなるケースが一般的です。

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乳腺症と乳がんとの違い

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乳腺症は良性

乳腺症と名前はついているものの、必ずしも病気ではない良性の「良性乳腺疾患」です。「乳腺症」という病名は、「乳腺」という臓器の名前の後に、疾病という意味の「症」という言葉がついているだけであり、具体的に病気を示す言葉ではありません。

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乳がんに痛みはほとんどない

乳がんなどの悪性のしこりは痛みやかゆみなどはほとんどないとされていますが、乳腺症のしこりは痛みがあったり、かゆみがあるのが特徴的です。

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乳腺症だから乳がんになりやすいということはない

乳癌で切除した乳腺に、しばしば乳腺症が見られることから、乳腺症が乳癌に進んでいくのではないかといわれていたことがありましたが、現荘では乳癌が乳腺症から発生するという考えは、ほぼ否定されています。乳腺症だからといって、とくに乳癌になりやすいわけではありません。

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乳腺症の検査

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マンモグラフィー

マンモグラフィーは、乳房を撮影装置の検査台にのせ、機材で挟み圧迫し撮影する方法です。片方ずつ撮影します。触診だけではわからない腫瘍を発見することができ、腫瘍の微細な石灰化を発見することができます。石灰化は乳腺症でも乳がんでもみられるので、微細な石灰化を発見することで、乳がんの可能性を見落とさず、早期発見につなげることができます。

乳房超音波検査

超音波の反射を映像化して見る検査です。マンモグラフィーと同様に、触診では発見できない腫瘍を見つけることができます。超音波検査は乳腺や腫瘍の状態がマンモグラフィーよりもわかりやすく、若い女性の検査にも適しています。

針生検

細い注射用の針を用いて行う場合と太い針を用いる場合の2パターンがあります。これは乳房のしこりに針を刺して組織をとり顕微鏡でみるという病理検査です。皮膚を少し切ってしこりを摘出することがありますが、これは針生検で確実な診断が得られない場合に行います。

乳腺症の治療法

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治療の必要がないことがほとんど

乳腺症と診断された場合は、一般的に経過観察します。乳腺症は病気ではないので、多くの場合、治療の必要はありません。痛みを感じる場合は、ブラジャーで乳房をなるべく固定するようにし、揺れて痛くなるのを防ぐことが大事です。

薬物療法

痛みが強くて、痛みを除きたい、痛みを除かないと生活に支障がでるようなときは、乳腺に作用するホルモンをブロックする薬剤や漢方で治療します。痛みに対してよく効きますが、薬物療法でも痛みが改善されない場合はさらなる検査を行う必要があります。

食事療法

海草のヨード摂取はエストロゲンを減少させるといわれていますので、適度な海草類の摂取を心がけるようにします。また、過度の脂肪の摂取は女性ホルモンのエストロゲンを増加させるといわれていますので、揚げ物などの油っぽい食事は極力ひかえるようにしましょう。脂肪制限は効果がとても期待できます。

そのほかにも、カフェインの過剰摂取は女性ホルモンのエストロゲンを増加させるといわれていますので、コーヒーや玉露茶などのカフェインの多いものの摂取は、ひかえるようにします。

乳腺症の予防法

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規則正しい生活

夜ふかしをせずに、夜にきちんとした睡眠をとることと、規則正しい食生活をすることで、女性ホルモンの乱れを防ぐことになります。規則正しい生活が、乳腺症の予防には大切なことです。

ストレスをためこまない

ストレスが多い人は乳腺症やがんになりやすいといわれています。そして、生理前にはだれでも女性ホルモンであるエストロゲンが過剰になりますが、ストレスがあるとエストロゲンが過剰になるといわれているので、特に生理前の時期はストレスになるようなことは避けるようにしましょう。

定期的に婦人科検診を受けましょう

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乳腺症は乳腺症と診断されても乳腺症から乳がんへの変化はないとされています。日ごろから定期的に婦人科の検診を受けることと、規則正しい生活で女性ホルモンを整える生活を心がけることが大切ですね。

また、日ごろから自分の胸をチェックする習慣をつけ、いつもと少しでも違うような痛みやしこりをみつけたら、自己判断せずに婦人科や乳腺外科を受診しましょう。

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panpa

1歳の男の子を持つ新米ママです。私も子育て真っ最中なので、…

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