耳下腺炎はおたふく風邪?耳下腺炎の症状、治療、予防法とは

耳下腺炎という病気は聞きなれない方も多いかもしれませんね。そんな方でも「おたふく風邪」は聞いたことがあるのではないでしょうか。実はおたふく風邪は耳下腺炎のひとつなのです。耳下腺炎には他にも反復性耳下腺炎や、急性化膿性耳下腺炎 などもあります。ここでは耳下腺炎について詳しく見ていきましょう。

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目次

  1. 耳下腺炎とは
  2. 耳下腺炎の種類
  3. 耳下腺炎の特徴
  4. 流行性耳下腺炎の症状
  5. 反復性耳下腺炎の症状
  6. 耳下腺炎の治療法
  7. 耳下腺炎の予防法
  8. 子どもが耳下腺炎に感染したら
  9. 睡眠や栄養をしっかり取って、耳下腺炎を予防しよう!
  10. あわせて読みたい

耳下腺炎とは

耳下腺や顎下腺が腫れる

耳下腺炎とは、耳下腺が腫れる病気です。耳下腺が腫れると耳たぶの上下が膨らんでくるといわれています。流行性耳下腺炎の場合には、頬が腫れて見えるので、おたふく風邪とも呼ばれています。

特に子供で起こりやすい病気ですが、大人でもかかります。気づいたら内科または小児科を受診しましょう。

耳下腺の場所

耳下腺は、唾液を分泌する腺で、耳たぶを挟んだ上下にあります。

腫れ方は個人差がある

耳下腺炎では、片側あるいは両側の耳下腺の部分が腫れます。ただ、軽症の場合には腫れがなかったり、あっても気づかないこともあります。痛むだけだったり、飲み込むときに痛みを感じたりすることもあります。

子供の場合は少し顔がふっくらしているように見えるようになります。腫れが少なく、食べることを嫌がることで気づくこともあるようです。

このように腫れ方には個人差があります。

耳下腺炎の種類

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流行性耳下腺炎

流行性耳下腺炎は最も有名な耳下腺炎で、おたふく風邪とも呼ばれます。原因はムンプウィルスで、冬から春にかけて幼児や小児で流行します。2~3週間の潜伏期間があります。症状は1~2週間ほどで収まるといわれています。

反復性耳下腺炎

症状は流行性とほとんど変わりません。そのため判別が難しい病気です。

ただ、反復性というだけあり、同じ症状をたびたび繰り返すことが特徴です。原因は細菌やウイルス感染、アレルギー、免疫系の疾患の場合もあります。症状は比較的軽く済むことが多いようです。

急性化膿性耳下腺炎

耳下腺炎に何らかの感染がおこり、化膿がおこる病気を急性化膿性耳下腺炎円といいます。溶連菌や肺炎球菌などが感染することがあるといわれています。抗生物質等での治療が必要になります。

耳下腺炎の特徴

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3歳~9歳頃に発症しやすい

耳下腺炎は子供に多い病気です。特に3歳から9歳で発生が多く見られます。大人でもまれに感染することがあります。

流行性耳下腺炎は一度かかると抗体ができる

流行性耳下腺炎は一度感染すると抗体ができ、2回目の感染時には発症することは基本的にはありません。2回以上症状が出るときは反復性を疑った方がよいでしょう。

流行性耳下腺炎の症状

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両側の耳下腺の腫れ

耳下腺の両側が腫れます。耳の下、頬の後ろまで腫れることもあり、痛みも伴います。

発熱、頭痛

熱には個人差があります。しかしあまり長引かず、2~3日で軽快することが多いようです。また、腫れによって頭痛を感じる人もいます。

嘔吐

嘔吐がひどい場合は無菌性髄膜炎が疑われます。流行性耳下腺炎のうち10~50人に1人程度感染がみられます。基本的には軽快しますが、まれに後遺症が残る場合もあるので、すぐに医師に相談しましょう。

全身が怠い

全身の倦怠感も症状としてあらわれることがります。子供の場合は動きたがらない、寝てばかりいるなどの状態で訴えることがあります。

反復性耳下腺炎の症状

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耳下腺の腫れ

流行性と同じように耳たぶの上下が腫れます。区別は腫れだけではつき辛いようです。初めての発症の場合はまずは流行性と歌がれることが多いでしょう。

痛みや発熱は少ない

一般的に痛みや熱は軽いことが多いようです。流行性の場合は痛みが強く出ることが多いようです。

翌日には腫れが引きやすい

反復性ではすぐに腫れがひくことが多いようです。流行性では2~3日続くことが多いので、あまりに早く治る場合は反復性の可能性もあることを念頭に置いておきましょう。

耳下腺炎の治療法

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流行性耳下腺炎は対症療法

流行性耳下腺炎の治療は対症療法です。ムンプスウイルスに対する治療薬が今のところないためです。解熱剤や鎮痛剤、脱水の場合は輸液などで対応することになります。

抗生剤の投与

反復性の場合は細菌感染の可能性もあるため、抗生剤の投与が行われます。ウィルスでは抗生剤は効果がないので、流行性では処方されないでしょう。

解熱鎮痛剤を服用

痛みが強い場合には、どちらの場合も解熱剤や鎮痛剤が処方されます。体力も落ちているので無理はせず、薬で症状を抑えましょう。

冷湿布で外側の痛みを抑える

痛みがあるときには冷やすと楽に感じることが多いことから、湿布をはるとよいでしょう。氷などで冷やすことも効果的です。

耳下腺炎の予防法

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予防接種を受ける

流行性耳下腺炎は予防接種で予防することが可能です。任意ですが、生ワクチンを1歳から受けることができます。90%ほどが交代を獲得できるといわれています。

口の中を清潔に保つ

細菌による耳下腺炎を防ぐには口腔内を清潔に保ちましょう。歯ブラシはもちろん、うがいなども有効です。

唾液を出しやすい状態にする

唾液をしっかり出すと予防に効果的です。唾液が出やすい、かたいものやガムなどを食べて、唾液が出やすい状態を作りましょう。食物繊維などの多い野菜もよいでしょう。よく噛んで食べるようにしましょう。

子どもが耳下腺炎に感染したら

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子どもが流行性耳下腺炎に感染すると、学校は出席停止になります。

現在の出席停止間の基準は「耳下腺、顎下腺又は舌下腺の腫脹が始まった後五日を経過し、かつ、全身状態が良好となるまで」となっています。

ムンプスウイルスは、発症後五日程度で感染力が十分弱まるため、5日間と規定されています。発症初期は反復性かどうか判別がつかないことが多いため、どのような耳下腺炎でもいったんこのように学校を休む必要があるでしょう。

睡眠や栄養をしっかり取って、耳下腺炎を予防しよう!

耳下腺炎には種類があり、それぞれ原因も異なります。耳下腺が腫れる症状が出たら、まずは医師に相談しましょう。流行性が身の回りで流行っているかどうかも判断の目安の一つです。いずれの場合も睡眠や栄養をしっかり取り、免疫力を下げないことが重要です。

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