更新日:2017年11月02日

風疹の具体的な症状、麻疹との違いは?原因、予防法まとめ

風疹にかかるとどのような症状になるか知っていますか。「風疹・麻疹」というようにひとくくりにされることも多いですが、その違いがよく分からない人も多いでしょう。妊娠中に風疹にかかると、胎児への影響があることはよく知られています。今回は風疹の原因や症状、予防方法についてまとめました。

監修 : mamanoko 医師・専門家
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風疹の原因

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風疹ウイルスによる飛沫・接触感染

「風疹ウイルス」による飛沫・接触感染が原因になります。感染した人の咳やくしゃみなどにより、風疹ウイルスが他の人の口や鼻に入ることで感染します。潜伏期間が2~3週間といわれているため、本人が気づかぬ間に風疹ウイルスが身体の中に入っている場合もあります。

感染力が高いウイルスの一つです。1人の感染者から、感染していない5~7人に感染させる力をもっていると言われています。インフルエンザの感染力は1~2人とされているため、比較的高い感染力を持っていることがわかるでしょう。

4歳から10歳にかかりやすい

従来は集団生活が始まる1歳から9歳頃がかかりやすいとされていました。現在では風疹ワクチンの接種率が低く、免疫のない人が比較的多い20〜40代がかかる場合があります。子育て世代と重なるため、妊婦や子どもへの感染を防ぐためにも気をつける必要があります。

風疹の具体的な症状

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リンパ節の腫れ

風疹に感染すると、一般的には最初に「リンパ節の腫れ」が起こります。特に耳や首などのリンパ節が腫れ、痛みを伴う場合もあります。

小さな発疹

リンパ節の腫れから数日経過すると「小さな発疹」が現れます。発疹は顔から始まり体幹、四肢へと広がることが多く、淡いピンク色をしています。次第に全身に広がり、3日前後で発疹は消えます。

発熱

発疹と同じぐらいに時期に発熱する場合があります。37~38度前後の軽い発熱が2~3日続きます。発熱するかしないかは、半々くらいだそうです。

その他の症状

その他の症状として、目の充血や関節の痛み、風邪の症状に似た喉の痛みや咳、頭痛などを感じる方もいます。

まれに合併症を引き起こすことも

まれに「急性脳炎」や「血小板減少性紫斑病」などの重い合併症を引き起こす場合があり、入院が必要になることもあります。

症状が出ないこともある

風疹ウイルスに感染していても、症状が出ない人も多くいます。自覚症状がないため、本人が気づかぬ間に他の人に感染させてしまう恐れがあります。

風疹と麻疹の違い

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風疹と麻疹はひとくくりにされていることが多く、それぞれどんな病気で、症状や完治までの日数などの違いがよく分からない人も多いのではないでしょうか。風疹と麻疹はどちらも発熱と発疹を伴う病気ですが、原因となるウイルスが異なります。

完治までの日数

風疹はリンパ節の腫れが起こり、小さな発疹が体中に現れると約半数ぐらいの人が38度ぐらいの発熱を伴います。発疹と発熱は3日ほどで治まりますが、リンパ節の腫れは少し長引きます。麻疹は38度ぐらいの発熱・咳・くしゃみ・鼻水などの風邪に似た症状と、目ヤニ・目の充血などが起こります。その後、一度熱が下がってもまたしばらくすると高熱になり、その頃にはじめて鮮やかな赤い色をした小さな発疹が体中に現れます。これらの症状は10日~2週間程度で治まります。

発熱と発疹という似た症状がでる二つの病気ですが、風疹は発祥とほぼ同時に発疹が出現し、症状が消失するまで約3日程度、それに対して麻疹は発症後数日たってから発心が出現し、症状消失するまで10日~2週間程度と完治までの日数が異なります。

口の中にできる麻疹特有の症状

麻疹特有の症状として口の中に「コプリック斑」という白い口内炎のようなブツブツができるようです。

風疹の治療について

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風疹ウイルスには特効薬がなく、自然治癒を待つことになります。対処療法として、発熱時に解熱剤を使う場合があります。

風疹になった場合の家庭でのケア

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冷たいタオルで冷やす

発疹により、かゆみを感じる場合があります。汗をかくとかゆみが増すため、汗を拭きとってあげたり、こまめに着替えさせたりしましょう。また、かゆみがある部分を冷たいタオルで冷やすのも、さっぱりとして効果的です。

こまめな水分補給

特に熱が高い際には、こまめに水分補給をさせて脱水症状を起こさないように気をつけましょう。

発疹が消えるまでは外出NG

風疹は感染力の比較的強い感染症です。発疹が消えるまでは外出せず、家の中で安静に過ごさせましょう。

風疹ワクチンを接種しましょう

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子どもの定期接種を忘れずに

風疹にかからないためには、風疹ワクチンの接種が一番効果的です。子どもの定期接種は忘れずに、欠かさず受けさせましょう。接種は2回必要となります。1期は1歳になったらすぐ、2期は5歳以上7歳未満のあいだで、小学校入学前には済ませておきましょう。

妊婦さんの風疹ワクチンの必要性 

風疹は3日程度で症状も治まり自然治癒しますが、妊娠中の人が風疹にかかることが一番心配です。風疹ウイルスは胎盤を通じてお腹の赤ちゃんに感染し、「先天性風疹症候群(CRS)」を引き起こす可能性があるからです。妊娠しているママ自身に大きな影響はありません。

先天性風疹症候群の主な症状には、先天性心疾患・視覚障害・聴覚障害・精神や身体の発達の遅れなどがあります。お腹の赤ちゃんを守るためにも、自分に風疹の抗体があるのかどうかを事前に確認し、抗体がなければ風疹ワクチンを受けることが大切です。

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風疹から子どもを守ろう

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風疹はワクチン接種で予防することができる病気です。子どもには必ず風疹ワクチンを受けさせましょう。「大人も風疹にかかるリスクを抱えている」ということも忘れてはいけません。お腹の赤ちゃんを守るためにも、自分もパートナーも風疹抗体を持っているかを確認しましょう。

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