更新日:2018年11月09日

3歳・4歳で夜泣きがひどい原因は?対処法や予防法を解説!

3歳・4歳には子どもの心も身体も急激に成長していますが、この時期にも子どもの夜泣きに悩まされるママは多いようです。赤ちゃん期は本能的なものであった夜泣きも、3歳・4歳になるとまた一味違ってきます。ここでは、意外と手ごわい3歳・4歳児の夜泣きの原因や対処法、予防法について解説します。

監修 : ままのて 医師・専門家
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3歳・4歳児になっても夜泣きをするの?

多くの人は、夜泣きとは新生児~1歳前後の子どもがするものという認識を持っていることでしょう。ところが、3歳・4歳児になっても毎日のように夜泣きをしている子どもは意外といるものです。それまでは睡眠リズムが安定していたのに、3歳・4歳頃に突然夜泣きが始まることもあります。

一般的に子どもの睡眠サイクルは大人に比べて短く、3歳・4歳では浅い眠りと深い眠りを小刻みに繰り返しています。浅い眠りのタイミングでそのまま目覚めてしまって自力で入眠できず、夜泣きとしてパパやママにSOSを出していると考えられるでしょう。浅い眠りのタイミングのたびに目覚めてしまい、何度も夜泣きを繰り返すこともあるようです。

3歳・4歳の夜泣きの原因は?

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日中の強い刺激

日中に強い刺激を受けた場合、夜泣きに影響をもたらすといわれています。強い刺激は、悪いことばかりではなく、楽しい経験から得ることもあります。

たとえば、遊園地などの行楽地へ連れて行く、お友だちといつも以上に遊ばせるなどした日は、夜泣きをしやすい子どもが多いようです。我を忘れて興奮しすぎてしまうと、夜になってもクールダウンできずに眠りが浅くなるのでしょう。

緊張や不安などの精神的な負荷も夜泣きの原因になることがあります。ダメ出しをされ続ける、好きな遊びを我慢させられるなど、過度なストレスは精神的な負荷の代表です。情緒が不安定になることで、夜泣きを誘発してしまうこともあります。

環境の変化によるストレス

幼稚園生活がスタートするということもあり、3歳・4歳はちょうど生活に変化が起こりやすい時期です。習いごとを始める子どももいるかもしれませんね。社会と関わりを持ち始めることで、それまでは家族が中心だった子どもの世界は一気に広がります。こうした戸惑いが、ときに夜泣きとなって現れるのでしょう。

引っ越しやきょうだいの誕生でストレスを感じる子どももいます。そうして生じたひずみが、赤ちゃん返りや夜泣きとなることもあるでしょう。変化した環境に子どもが慣れるまでは、心のケアにも力を入れていきたいですね。

運動不足

3歳・4歳の子どもはとにかく元気いっぱいで、底なしのスタミナでパパやママをびっくりさせるかもしれません。元気盛りの3歳・4歳児は、運動不足が原因で眠りが浅くなっていることがあります。

3歳・4歳の子どもなら、1日に2~3時間は身体を動かすようにすると深い眠りに入りやすいようです。遊び相手が見つからない日は、親子で長めのお散歩に出かけても良いでしょう。

お昼寝のしすぎ

3歳・4歳になると子どもは体力がついてくるため、昼寝が長すぎると睡眠リズムがうまく整わないことがあるようです。特に保育園児は園でしっかりとお昼寝をするため、子どもによっては夜になかなか寝つけず、夜泣きにつながることがあるかもしれません。15時までには起きる、2時間以内の昼寝は夜の睡眠に影響を与えずらいと言われています。

成長痛や体調不良

3歳・4歳になるとおしゃべりがぐんと上手になります。しかし、まだ自分の身体の状態を完璧に伝えられるわけではありません。もしかすると、上手く表現できない身体の不調を泣くことで訴えているのかもしれません。

急激に成長する時期でもあることから、膝やすねの成長痛に苦しむ子どももいます。成長痛は夜の静かな時間に感じることが多いので、特に夜泣きと間違われやすいようです。

睡眠環境が整っていない

寝室が明るかったり、隣の部屋からテレビの音などが聞こえてきたりすると子どもの目が覚めてしまい、夜泣きにつながることがあるでしょう。冬の寒さや夏の暑さが寝苦しさにつながることもあります。

テレビやスマホから出る強い光「ブルーライト」には、脳を興奮させる働きがあるといわれています。そのため、寝る前にテレビやスマホを見ることは、夜泣きにつながりやすいと考えられます。寝る前1時間はテレビやスマホは控え、部屋を暗く静かに保つなど、寝るための環境を整えましょう。

3歳・4歳の夜泣きへの対処法や予防対策は?

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生活リズムを整える

体内時計のずれによって眠りが浅くなっている場合、まずは生活リズムを規則正しく整えることから始めましょう。朝は7~9時ごろに起こし、夜は19~21時に寝かせ、眠るべき時間に子どもの心の準備ができるように習慣付けましょう。

お昼寝の時間は30分~2時間までに抑えて夕方までに済ませるようにし、夜にしっかり寝てもらうように習慣付けてみてください。3歳・4歳児ではお昼寝をしない子も増えてきます。日中に眠そうにする様子がない場合は、思い切ってお昼寝をやめてみるのも良いかもしれません。

お風呂の時間を早めてみる

入浴直後のほてった身体は、入眠には適しません。人が眠くなる時間はお風呂に入って温まった身体が「冷めてきたとき」といわれているので、そのタイミングに寝かしつけをするのがベストです。就寝の1~2時間前に入浴を済ませておきましょう。

気持ち良く眠れる環境を整える

寝室を薄暗く静かに保つなど、気持ち良く眠れる環境を提供しましょう。寝室に行くのが楽しくなるよう、子ども用寝具を新調しても良いですね。シーツの手触りや保温性は悪くないか、枕が高すぎないかなど、子どもが快適に眠れる環境かどうかをチェックしてみましょう。

寝る前に強い刺激を与えないようにする

テレビやスマホから発せられる光であるブルーライトは、目に焼き付いて脳を覚醒させ、夜泣きの原因になる可能性があるといわれています。寝る1時間前からテレビやスマホの使用を控えておきましょう。

寝かしつけの絵本の内容にも要注意です。怖い話や不気味な登場人物が出てくるような話は避けた方が良いでしょう。

心のケアを心がける

子どもの満たされない気持ちが、赤ちゃん返りや夜泣きやとして現れることはしばしばあります。寝かしつけにスキンシップを取り入れる、親子でゆっくりおしゃべりをするなどの方法で子どもの満足感を満たしましょう。寝かしつけが親子の濃厚なコミュニケーションの時間となれば、子どもも幸せな気持ちに包まれて眠りにつけるでしょう。

身体をさすってあげる

寝かしつけでパパやママが子どもの身体を優しくさすってあげるのもおすすめです。「手当て」という言葉の通り、手を当てられた部分はほんのり温まります。このぬくもりが成長痛などの痛みを和らげ、子どもを精神的にも安定させることから、夜泣きの改善につながるそうです。

様子を見ながら放置してみる

夜泣きをしても、ときに様子を見ながら放置してみるのも良いでしょう。夜泣きではなく、寝言で泣いているだけの「夜言泣き」の可能性もあります。夜言泣きの場合は、放っておけばそのまま寝てしまうことがほとんどです。寝かしつけようと声を掛けるとかえって起こしてしまうこともあるので、様子を見てみましょう。

アロマやハーブティー、宇津救命丸を試してみる

夜泣き対策として、アロマやハーブティーを取り入れてみても良いでしょう。アロマやハーブと夜泣き改善に医学的根拠はありませんが、リラックス効果の高いカモミールティーや寝るときによく使われるラベンダーなどの香りが、安眠をもたらしてくれるかもしれません。

宇津救命丸(うづきゅうめいがん)という漢方薬が夜泣きに効果があったという体験談もあります。子どもの夜泣き・癇癪・胃腸虚弱などさまざまな症状に効くとされている宇津救命丸は、子どもにも使用可能な生薬から作られています。

漢方ということで即効性はありませんが、1ヶ月以上使用し続けることで緩やかに体質を改善していくそうです。漢方ということで副作用の心配も少ないので、気軽に試してみても良いですね。

3歳・4歳児が夜泣きをしながら暴れる!夜驚症の可能性も

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基本的に3歳・4歳児の夜泣きは一時的なもので、成長とともに睡眠リズムが安定し、改善していきます。しかし、奇行を伴うような夜泣きは睡眠障害の可能性もあります。

睡眠障害の一種である夜驚症(やきょうしょう)は、3歳~6歳頃の子どもに多く見られる睡眠障害です。睡眠時に突然悲鳴をあげ、怯える・暴れるなどの動作を示します。数分~数十分で落ち着くものの、子ども自身は何も覚えていないことも多く、それがよりいっそうパパやママの不安を増幅させるようです。

睡眠時遊行症(夢遊病)も子どもに見られる睡眠障害です。寝ているあいだに徘徊したり、話したりするなどの症状が見られ、夜驚症と同じくそのあいだの記憶がないという特徴があります。夜驚症の年齢より少し上の、年長くらいの子どもに見られることが多いようです。

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子どもの夜驚症とは?夜泣きや発達障害との違いは?原因と対処法

3歳・4歳の夜泣きで治療が必要なこともあるの?

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夜泣きには特別な治療は必要ないとされていますが、ただの夜泣きではなく睡眠障害による症状の場合は、医師の治療が必要なケースもあります。睡眠障害は身体の不調や、生活リズムの乱れ、発達障害などが原因として考えられています。基本的には発達に伴い自然に治るものとされているので、特別な治療は不要です。

しかし、ひどい夜泣きが1ヶ月以上、毎日のように続く場合は、子ども自身も重度の睡眠不足に陥っていることが考えられます。同じように熟睡できないパパやママのイライラやストレスも高じてしまうため、一度かかりつけ医に相談してみましょう。小児科に限らず、睡眠専門のクリニックなどでも大丈夫ですよ。

3歳・4歳の夜泣きは、心の成長の表れかも?

一概に夜泣きといっても、子どもの成長に応じて夜泣きの原因は変化していきます。この時期の夜泣きは精神的な成長が原因となっていることが多いようですね。

幼稚園の始まりなど、大きな一歩があるこの時期は、身体だけでなく心の成長がめざましいときです。家族以外の他人と過ごす難しさと楽しさを学ぶ中で、ときに夜泣きとして発散させ、心のバランスをとっているのかもしれません。「心の成長の証」と考え、つらい夜泣きを温かい目で見守れると良いですね。

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