女性ホルモンとは?ホルモンバランスを整えて美しく健康な女性になろう!

女性ホルモンにはどのような働きがあるかご存じですか。女性ホルモンは、女性の妊娠に大切な働きをすることに加え、女性の美しさや健康を保つためにもなくてはならない物質です。今回は、女性ホルモンの働きや分泌量の変化、ホルモンバランスを整える方法などを解説します。

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目次

  1. 女性ホルモンとは?
  2. 卵胞ホルモン(エストロゲン)の働き
  3. 黄体ホルモン(プロゲステロン)の働き
  4. 女性ホルモンの分泌量はどう変化する?
  5. ホルモンバランスが乱れると、どんなことが起こる?
  6. 歳をとると女性ホルモンは減少する?更年期との関係は?
  7. 女性ホルモンを増やすには?
  8. ホルモンバランスを整えるには?
  9. 女性ホルモンと上手に付き合って、健康な毎日を
  10. あわせて読みたい

女性ホルモンとは?

女性ホルモンとは、女性の美しさや健康、妊娠に重要な役割を持つ情報伝達物質の総称で、女性の心身に大きな影響を与えます。主な女性ホルモンとしては、「卵胞ホルモン(エストロゲン)」と「黄体ホルモン(プロゲステロン)」の2種類があります。

卵胞ホルモン(エストロゲン)の働き

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女性らしい身体をつくり、妊娠に備える

卵胞ホルモンには、妊娠に備えるために女性らしい体型をつくったり、子宮内膜を厚くして受精卵が着床しやすくしたりする働きがあります。

女性の美しさをつかさどる

卵胞ホルモンは、女性の美しさにも大きくかかわっているため、「美のホルモン」とも呼ばれています。肌に潤いやハリを与えたり、髪の成長を促したりしてくれます。

健康な身体を維持する

卵胞ホルモンには、妊娠や女性らしさにかかわるもの働きに加え、血管や骨を丈夫にする、自律神経を整える、記憶力や集中力を向上させる、といった健康な身体を維持するために大切な働きがあります。そのため、卵胞ホルモンの分泌量が多い時期(=卵胞期)は体調が良好に保たれやすくなります。

また、新陳代謝を高める効果もあるため、卵胞期にダイエットをすると効果が出やすいといわれています。

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黄体ホルモン(プロゲステロン)の働き

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基礎体温を上昇させる

黄体ホルモンには、基礎体温を上昇させる働きがあります。そのため、排卵後、黄体ホルモンの分泌量が多い時期は基礎体温が高くなり、生理が始まるまで高体温の状態が続きます。

着床しやすい子宮内膜をつくる

黄体ホルモンには、卵胞ホルモンによって厚くなった子宮内膜をより厚くしたりやわらかくしたりする働きがあります。その働きによって子宮内膜の内側の血行が良くなり、栄養が届きやすくなるため、受精卵が着床しやすくなります。

妊娠状態を維持する

黄体ホルモンは、妊娠が成立した場合には、妊娠を維持するために子宮を安定した状態に保ちます。妊娠初期は黄体ホルモンが分泌され続けるため、基礎体温が高くなります。

その他の働き

黄体ホルモンには、出産後に備えて乳腺を発達させたり水分を保ちやすくしたりする働きもあります。

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女性ホルモンの分泌量はどう変化する?

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生理周期は、女性ホルモンの働きによってつくられています。生理周期において、女性ホルモンの量はどのように変化していくのでしょうか。

1.卵胞期

生理が終わると、次の生理の準備をするために卵巣内の卵胞が育ち始めます。卵胞が育っていくと、卵胞ホルモンが分泌され、子宮内膜が厚くなっていきます。この期間は卵胞期と呼ばれ、卵胞ホルモンの分泌量が多いため、心身の状態が安定しやすい時期であるといわれています。

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2.排卵期

卵胞期を終えると、卵胞から卵子が飛び出します。これを排卵といい、排卵される日のことを排卵日、排卵日と排卵日の前後およそ2日間を合わせた5日間のことを排卵期と呼びます。排卵期は、生理周期のおおよそ中間にあたります。

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3.黄体期

卵子が飛び出したあと、卵胞は黄体という組織に変化し、黄体ホルモンを分泌します。黄体ホルモンは、受精卵が着床できるように子宮内膜をやわらかくしてくれます。この期間は黄体期と呼ばれ、黄体ホルモンの働きで基礎体温が上昇します。

黄体ホルモンの分泌量が多すぎたり、卵胞ホルモンとのバランスがとれなかったりすると、眠気や腹痛、イライラ、胸の張りなど、生理前特有の症状があらわれる場合があります。

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4.月経期

黄体ホルモンが減少すると、妊娠するために準備されていた子宮内膜がはがれて経血として体外に流れ出ます。この期間のことを月経期と呼びます。子宮の出入り口はとても小さく、経血が少しずつ出てくるため、通常3日~7日ほど続きます。

なお、生理が始まってから排卵するまでの期間は体温が低く(低温期)、排卵後、次の生理が始まるまでの期間は、黄体ホルモンの働きで体温が高くなります(高温期)。

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ホルモンバランスが乱れると、どんなことが起こる?

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女性の身体が健康に保たれるためには、卵胞ホルモンと黄体ホルモンがバランスよく分泌されることが大切です。では、ホルモンバランスが乱れてしまうと、どのようなことが起こるのでしょうか。

生理不順(月経不順)になる

ホルモンバランスが乱れると、生理不順になる可能性があります。生理不順には、生理周期が39日以上と長くなる「稀発月経(きはつげっけい)」や、24日以下と短くなる「頻発月経(ひんぱつげっけい)」、経血量が多くなる「過多月経」や、逆に少なくなる「過少月経」などの種類があります。生理不順は、不妊につながる場合もあるため注意が必要です。

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月経前症候群(PMS)になる

生理になる前に、イライラや抑うつ状態、情緒不安定、乳房のハリや痛み、腰痛、頭痛、むくみ、肌荒れなどを経験したことはないでしょうか。これらの精神的・身体的な不調は「月経前症候群(PMS)」と呼ばれ、生理前のホルモンバランスの乱れによって起こると考えられています。

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月経困難症になる

ホルモンバランスの乱れは、生理中の身体にも影響をおよぼすことがあります。生理中に起き上がれないほどお腹が痛くなったり、下痢や吐き気が続いたりして日常生活に支障が出ることを「月経困難症」と呼び、ホルモンバランスの乱れが原因のひとつであると考えられています。

不正出血が起こる

黄体ホルモンには子宮内膜を維持する働きがあるため、黄体ホルモンの分泌量が少なすぎる場合には、生理前でも出血してしまう「不正出血」が起こる可能性があります。生理が早く来たと勘違いしてしまう恐れがあるため、注意しましょう。

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歳をとると女性ホルモンは減少する?更年期との関係は?

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女性の身体が成熟し終わると、年齢を重ねるごとに卵巣の機能が低下し、卵巣ホルモンの量が減少していきます。閉経前後の5年間、おおよそ45歳~55歳のあいだは「更年期」と呼ばれ、卵巣の機能の衰えがはっきりとあらわれるようになります。

更年期になり卵胞ホルモンが減少すると、自律神経が乱れ、のぼせやほてり、発汗、イライラや抑うつ状態などの症状があらわれることがあります(更年期障害)。

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女性ホルモンを増やすには?

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美しくなるためにも、妊娠するためにも大切な女性ホルモン。どうすれば増やすことができるのでしょうか。

卵胞ホルモン(エストロゲン)と似た効果を持つ成分を摂取する

大豆イソフラボンや、ザクロに含まれる成分、マカという植物に含まれる成分などは、女性らしさをつかさどるエストロゲンと似た効果を発揮するといわれています。これらを摂取することで、エストロゲンの不足を補うことができる可能性があります。食事で摂取することが難しい場合は、サプリメントを飲むと良いでしょう。

増やすことよりもバランスを大切に

ただし、女性ホルモンは、ただ増やせば良いというわけではありません。女性ホルモンが減らないようにしたり、少ない場合は補ったりしながら、バランスをとることがもっとも大切です。

ホルモンバランスを整えるには?

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栄養バランスの良い食事をとる

ホルモンバランスを整えるためには、バランス良くさまざまな栄養をとることが大切です。肉や魚、大豆に多く含まれるたんぱく質や、野菜に多く含まれるビタミンやミネラル、炭水化物、適度な脂質をバランス良く摂取し、暴飲暴食、無理なダイエットなどは控えましょう。

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規則正しい生活をする

生活リズムの乱れはホルモンバランスに影響を与えます。睡眠をしっかりとり、規則正しい生活を送りましょう。規則正しい生活をすることは、さまざまな生活習慣病の予防にもなります。夜ふかしのしすぎには注意しましょう。

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身体を温める

子宮や卵巣の機能を健康に保つためには、身体を温めて血行を促進することが大切です。普段から温かい飲み物を飲むように気を付けたり、薄着をしないようにしたりして、身体を温めましょう。

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ストレスをためすぎない

ストレスをためすぎると脳や神経に負荷がかかり、ホルモンの分泌量が減ったり、ホルモンバランスが不安定になったりすることがあります。普段からストレスをためすぎないように心がけ、疲れたときには無理をしないようにしましょう。

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適度な運動をする

運動すると、血行が促進されて体温が上昇するのはもちろんのこと、適度な運動を続けることで筋肉がつくため、血行がより促進されます。簡単にできるストレッチや筋肉トレーニングやウォーキングなどから始めてみましょう。

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過度な飲酒を控える

お酒を飲みすぎると、自律神経の乱れなどにより、ホルモンバランスが乱れてしまうことがあります。飲み過ぎは控えましょう。

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禁煙する

タバコを吸うとニコチンの作用により血流が悪くなるため、子宮や卵巣の機能に悪影響を与える可能性があります。また、妊娠中の場合には胎児にも影響し、流産や死産のリスクが高くなります。受動喫煙の危険もあるため、家族やパートナーには禁煙してもらうか、外で喫煙してもらうと良いでしょう。

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女性ホルモンと上手に付き合って、健康な毎日を

女性ホルモンは、女性の妊娠にとって重要な役割を果たすとともに、健康や美しさを保つためにも大切な物質です。ホルモンバランスを乱してしまうと、心身にさまざまな影響がでてしまいます。

生活リズムや睡眠、食事、運動など、毎日の生活の基本となる部分から少しずつ改善していきましょう。

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