低温期が短い原因は更年期のせい?排卵や妊娠への影響は?

生理後から排卵期までの期間にあたる基礎体温の「低温期」が短い場合、病気やホルモンの乱れ、更年期などが原因である可能性はあるのでしょうか。排卵・生理・妊娠に影響があるのかも気になりますよね。ここでは、低温期が短い場合の原因、更年期障害との関連、妊娠への影響について解説します。

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目次

  1. 基礎体温の低温期とは?グラフはどうなる?
  2. 低温期が短くなるのはどんなとき?
  3. 低温期が短い原因は?妊娠への影響や改善法は?
  4. 基礎体温の低温期が短いのは更年期のせい?
  5. 生活習慣の乱れ・ストレスなどにも気をつけて
  6. 気になることがあれば、我慢せずに婦人科の受診を
  7. あわせて読みたい

基礎体温の低温期とは?グラフはどうなる?

基礎体温とは安静な状態で口の中の舌下で計測した体温のことです。一般的な体温とは異なり、1℃未満の体温の変化から女性ホルモンの動きを捉えることを目的としたものです。基礎体温は、避妊や妊娠にとって大切な排卵日や生理日の予測に活用ができます。また、継続的に記録することで、生理前後の心身の変化を理解する際にも利用できます。

生理期に入ると基礎体温は下降します。次の排卵期に排卵のサインとして基礎体温が上昇するまで続く、基礎体温が低い状態を「低温期(低温相)」と呼びます。基礎体温が高い状態は「高温期(高温相)」と呼びます。正常な排卵が行われている場合には、基礎体温は排卵前後を境に低温期と高温期の二相にわかれます。継続して記録した基礎体温値をグラフ化すると、低温期と高温期の変化がわかりやすくなりますよ。

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低温期が短くなるのはどんなとき?

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低温期がない場合は妊娠の可能性が

今まであった低温期がなくなり高温期が16日以上続く、生理がこないなどの症状がある場合には妊娠の可能性があります。微熱や胸が張るなどの妊娠初期症状に当てはまるものがないか確認し、妊娠の可能性が高い場合は市販の妊娠検査薬で検査をすると良いでしょう。妊娠検査薬が陽性するなどを試しても良いでしょう。妊娠の可能性が高いようであれば、病院できちんと確認してくださいね。

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低温期・高温期の高低差が少ない場合は無排卵の可能性も

低温期と高温期の温度差が0.3℃以下である、高低差がはっきりしない場合には「無排卵」である可能性があります。無排卵は初経から数年の卵巣機能が未熟な思春期、卵巣機能が低下しつつある更年期に発生するケースが多いようです。

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低温期が短い原因は?妊娠への影響や改善法は?

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低温期・高温期の差が少ない場合には「無排卵周期症」である可能性があります。視床下部・下垂体・卵巣などの異常により正常に排卵できていない場合、月経異常や不妊を引き起こす可能性があります。排卵障害の原因はさまざまであるため、クロミッドなどを用いた排卵の誘発など、原因により治療法は異なります。

月経異常により、生理期と排卵期のあいだの卵胞期が短くなっている可能性もあります。「卵胞期の短縮」などの月経異常は比較的高齢の不妊患者に見られる場合があるケースです。加齢に伴う卵巣機能の低下はまだ不明点も多いようです。いずれにしても、気になる点があれば、自己判断せずに専門医へ相談しましょう。

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基礎体温の低温期が短いのは更年期のせい?

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女性ホルモンの減少により閉経前後に更年期症状が現れる

生理がなくなる閉経前後の約5年間を更年期と呼びます。更年期に現れるさまざまな症状のうち、他の病気を伴わないものを更年期症状、日常生活に支障をきたすものを更年期障害と呼びます。女性ホルモン分泌が急激に減少することでバランスが乱れ、火照りや発汗などの体調変化や不調を感じる場合があります。更年期の症状には個人差がありますが、閉経後の一定期間を過ぎると症状が落ち着くことがわかっています。

更年期の身体的・心理的症状の出方は人それぞれ

更年期の症状は、卵巣機能の低下だけでなく環境や性格などの影響も受けるため、人によって異なります。火照り・胸痛・疲労感などの「自律神経失調症状」、情緒不安定・イライラ・抑うつ気分などの「精神的症状」、腰痛・吐き気・湿疹などの「その他症状」などがあります。

更年期の症状は多彩で個人差が大きいため、自分で判断するのは難しいかもしれません。思い当たる症状があれば一度受診し、専門医に自分の症状に合った対策を相談すると良いでしょう。

更年期の初期症状は生理周期の乱れ

更年期の初期症状としては、卵巣機能の低下と共に生理周期が乱れることがあります。低温期である卵胞期が短くなり生理間隔が短くなる場合、黄体機能不全のように低温期がなくなり排卵後の高温期が短くなる・なくなる場合などがあります。

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更年期に入ると次第に低温相が続くようになる

更年期に入ると基礎体温の高低差が減り、閉経すると低温期が続くようになります。更年期が気になり始めたら、生理と基礎体温をチェックすると良いでしょう。また、ホルモンの変化の影響で閉経後は骨粗鬆症や高血圧を引き起こしやすくなるため、早めの段階から骨量や血圧にも気を配ると良いでしょう。

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生活習慣の乱れ・ストレスなどにも気をつけて

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基礎体温は卵胞の変化と女性ホルモンの分泌を受けて変動します。低温期が短いだけでなく、基礎体温表のグラフが全体的に安定していない・二相になっていない場合には、ホルモンバランスが乱れている可能性があるかもしれません。

脳の視床下部・下垂体からの指示を受けて、女性ホルモンは卵巣から分泌されます。視床下部は、心の負荷の影響を受けやすい場所です。ストレスや過度の疲労がホルモンバランスを乱し、基礎体温が不安定になる・生理不順になるといった状態を引き起こしているかもしれませんよ。また、女性ホルモンは身体の栄養状態にも影響を受けるため、無理なダイエットなどもホルモンバランスを乱す原因のひとつになる場合があります。

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気になることがあれば、我慢せずに婦人科の受診を

基礎体温がいつもと違う動きをしている場合、自分の身体にもいつもと違うことが起きている可能性があります。基礎体温を継続的に記録することで、普段との違いを比較することができるため、無理せずできる範囲で基礎体温表をつけていきましょう。気になる点があれば、自己判断せずに早めに専門医に相談をしましょう。

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